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| つれづれなるまゝに、ひぐらし(みんみん)、ぱそこむにむかひて、心に移りゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
はらほれひれはれ。 |
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| えせ姫といふものあり。えしぇ蔵の妻にしてえせぐるめの影の支配者なりけり。舌の肥たることいみじかりけり。ただ箸の持ち方を心得ず、ものをこぼすこと多かりき。誕生日によだれかけを贈ると言いければ、「それはぷれぜんとにあらず」と逆切れしけり。 料理の腕はすぐれたり。あらゆるものを作りけり。材料に体に悪いものを使うことなし。ただ細かいところの詰め甘し。たくあんはつながりて、一つをつかめば全てい出きたり。 |
| 第二段(えせ次郎) |
| えせ次郎といふものあり。あしたより夕べにいたるまでぱそこむにむかひて、ほーむぺーじをつくりけり。若きおなごを好み、いんたーねっとで相手をつのりけれど、こたふるものなし。いとむなし。 じゃがりこを好みけり。こんびに御用達なりければ、えせぐるめのめんばーとは思えず。 おおぼけをかましたること多かりき。客先に必要書類をもたずにいくこと少なからず。何度も注意すれどなおらず。猿にも劣りたるところあり。 |
| 第三段(えしぇ蔵の一日) |
| 六時半に起き、七時に朝食を食べ、八時半までめーると掲示板を確認しけり。終わりければ学校へむかひたり。学校にてぱそこんを教えけり。いとたのし。たまにむずかしき質問するひとありければ、死んだふりをしたりけり。夕べに学校終わりたるのちは、出張指導にむかひけり。そののち、週に三度はるねさんすにむかひけり。たいりょくてすと六になりければ、いとうれし。八時半頃帰宅いたしけり。けーぶるてれびを見つつ、えせぐるめをいじりけり。十二時頃に眠くなること、電源を落とすに似たり。あほな夢を見ること少なからず。玄関で「靴がなくなりけり」とどらえもんのまねをしていへば、うしろから大山のぶよ出で来たりて「ここにあるよ」といいしに、驚くこといみじかりけり。かかる夢を見ること多かりき。 |
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第四段(ぱそこむ)
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いと腹立たしきものなり。えしぇ蔵日記を書きためしのちに、保存の直前に固まりしは、えしぇ蔵狂わんばかりに憤りを感じたり。強制終了の画面を見ずして仕事する日なし。たれかこのいとむかつきしものをつくりしか。性能良きものよりも固まらぬぱそこむがありければ、倍の値段にても買いたし。 |
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第五段(出張指導)
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| 出張指導はいとをかし。家庭を訪問すること多ければ、をかしき体験も多けり。ある家庭でぱそこむを修理し時に、3才ほどのわらべ横に立ちて、「それは僕のパソコンだ。触るな。」と怒りけり。いかでなだめんと迷いしが、そのわらべ一人で怒りながらしゃべりけり。「僕は広島から越してきたんだ....」母親来たるまで身の上話を聞かされしことあり。昔のことなれどいとをかしきことにて忘れがたし。 |
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第六段(調査)
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掲載候補店の調査に行くこといと楽し。週に2店は開拓しけり。良きお店見出したる時にはいと嬉しけれど、はずしたる時にはまことにつらき思いをいたしけり。遠き店なればなおくやしかりけり。いとまずきもの食すためにはるばる来たる己を思い、暇なやつよと自嘲いたしけり。食べながらメモを取ること多ければ、不審なやつと思われけり。そのお店掲載するに値すると思われし時はいと嬉しかりけり。お店の人にえしぇ蔵名刺を渡して静かに去りにけり。 |
| 第七段(イノ) |
| イノといふものあり。えしぇ蔵給料人の頃より親しき後輩なり。をかしきこといふをつとめとしけれど、そのくだらぬことはなはだしき。「しんぐさん、○○より電話ありけり」といひしに、「かかることは早く申すべし」といひしところ、「しんぐさん○○より電話ありけり!」と早口でいひけり。かくのごときことのみいひけり。飲み会にて麦酒を手渡すときに「これをまわせたまへ」といひければ、イノそれを受けとりてその場でくるくるまわしけり。 いとつきあひがたし男なり。 |
| 第八段(るねさんす) |
| るねさんすといふところあり。あまたの人々あつまりて体をきたへしところなり。人々の中には筋肉美を誇示せんと来たるなるしすとも多し。えあろびくすなるめにゅうありけり。人々を導きたるいんすとらくたぁと呼ばれし者の笑いたる顔はいとしらじらし。不自然極まりなし。たまにむかつきを覚えることあり。あろまりらっくすなるめにゅうもあり。ただ寝るだけのめにゅうなり。いと楽し。最も気に入りたるめにゅうなり。会費は高し。来年は他のくらぶを検討すること間違いなし。 |
| 第九段(まふ) |
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まふというおなごありけり。ねっとびじねす学院なるところにつとめ、ぱそこむを教えけり。えしぇ蔵の推薦にて入りけることを忘れ、日々えしぇ蔵に反抗しけり。言語道断なり。いと太き体をしけり。けーきを好み、五個以上を軽くくらひたる。いとおそろし。あんぱんまんのごとき顔をしけり。食欲を恋人とおもひしに、婚期を逃すこと間違いなし。この段を読まれし時はえしぇ蔵の命危うし。いとおそろし。 |
| 第十段(九州外語専門学校) |
| 都の中央区なるところに「九州外語専門学校」といふものありけり。あまたの若人集いて異国の言葉を習いけり。異国の教師も多けり。自営村なるものいといけめんなれば女人の人気さらいけり。魔亜珍なるものいと良き人なりければ多くのものに好かれけり。事務所なるところに未酢田伊藤なるものありけり。いとあやしかりけり。仕事さばけしものなれば、学校の運営に欠かせぬ存在なり。美しき女人を好みけり。やんきいの流れをくむ女人を特に好みけるは、かつて己もやんきいでありけることによりけり。数多の生徒はいとさわがし。保育園のごとき喧騒なりけり。おのおの個性を持つこといとをかし。手はかかるものどもなれど、いとかわいい存在なり。委託生なるもの入りしことあり。かかる時は未酢田伊藤いと喜びけり。異国の教師も喜びけり。自営村なるものはなはだ表情変わりけり。巣立つもの、ある者は就職、ある者は勉学を選びけり。巣立つ日はいと寂しけり。数多のどらまありていと楽しき毎日なり |