アメリカ旅行記
「Oh ! my ! 天ぷら粉」
 ハロ〜。行ってきましたよ。アメリカに。しかもこの物騒な時に。無謀としか言えませんな。でも飛行機代安いは、日本人少ないわでそれなりにメリットはあってですね、え〜いくそ、落ちる時は落ちるたい!と開き直ってしまえば、結構お得な旅なわけです。
 いろんな経験をしてきましたが、思い出しながら書いてみますんで、暇な時に読んで見て下さい。
出発
 出発は日本時間で12月15日。午後の便で一路関西国際空港へ。なんとたったの50分で着いた。こんなに早かったかいなとちょっとびっくり。機内はがらがら。航空会社は大丈夫なんやろか?
 ダラス・フォートワース行きが出るまでの間、関空で時間を潰した。最後の日本食ということで空港にあったお好み焼屋へ入ったがまずかった...いやな後味を最後に残してしまった。
 それにしても納得いかんのはあの”空港使用料”というやつ。なんそれ一体?飛行機代払うのはわかるけど、空港使うのに金払うと?何それ?絶対納得いかん。しかもめちゃ高い。ぼったくりもいーとこ。ちきしょーむかつくー。
 出発の時間になって飛行機に乗ってびっくり。げげ!ジャンボじゃない!今までの海外旅行みんなジャンボだったのに、太平洋を渡るというのに中型機になってた。おーこれもテロの影響か?客が激減してるらしいからジャンボじゃ採算とれんのかいなとかいろいろ憶測してしまう。
 気のせいか、中型機だからか、結構揺れた。嬉しかったのは映画が座席ごとにある小さいスクリーンで見れたこと。これはなんかビジネスクラスみたいでよかった。しかも4本の映画を違うチャンネルで何度も繰り返しやるから、始まる時間を気にしなくてもいいし。まぁでも行きはワシはなんと5時間も寝てたので1本しか見なかったけど。
 まぁそれにしても相変わらず機内食はまずい。匂いだけで気持ち悪くなる。でも食べないと体もたんので、なんか食えそうなものだけちょっとづつ拾って食べる。あぁこれだけは地獄や。
 追い風に乗るからなのか?行きは帰りより4時間以上早い。9時間半くらいでダラス・フォートワース空港に着いた。映画1本見て5時間寝てたからワシにとっては、え?もうアメリカ?って感じだった。
 ダラスの空港はでかい。とにかくでかい。もう半端じゃない。一体日本の空港何個分よって感じ。空港内はやはりテロの影響か警備がすごい。州兵が完全に武装してあちこちに立ってる。めっちゃでかい自動小銃持って。あんなんで撃たれたら一発で致命傷やろなと思った。しかも体でかいやつばっか。ちっとやそっとのテロリストじゃねじふせられそう。こわかー。
 ここで乗り換えて、ワシらはジャックとバーバラの待つオースチンへ向かった。
1日目
 現地時間で15日の夜にオースチンへ到着した。この辺が不思議なとこだ。土曜の夜に出発したのに着いたのがまた土曜の夜。うーん、タイムマシンに乗ったような感じ。実際日本とは15時間の時差がある。幸いワシはあまり時差ぼけはなかったが、姫がどうも時差ボケしてた様子。でも普段からボケてるからそれが時差のせいかどうかがわからない。
 空港にはジャックとバーバラが迎えに来てくれてた。二人はキリスト教の宣教師で福岡で活動してたが、今はオフでアメリカに帰ってる。もう孫がいる年齢なのにワシらと同年代の友人のようにつきあってくれる。嬉しい話だ。
 まずは腹ごしらえとジャックの車でイタリアンのレストランへ向かう。おぉやっとまともなものが食える。味はまずまずだった。量は半端じゃない。日本の大盛りより多い。それで普通。よーまー食べるわアメリカ人は。太ってる人多いもんなー。カロリー高すぎるよ。でもおいしいから結構食べたけど。ワシがアメリカにいたら絶対太るなーと思った。
 食事が終わってジャックとバーバラの家へ向かった。なんて素敵な家だ!どーしてこうアメリカ人てセンスいいんだろ?広くておしゃれで快適で、空間の使い方がうまい。それでいて1000万円くらいで買えるんだからやっぱアメリカはいいわ。普通に働いても日本よりリッチに暮らせる。はぁアメリカはいいわやっぱ。あんまりいいんで家の中あちこち写真撮ってきた。
 日本語が使えるパソコンがあったので借りてメールチェックとえせグルメの掲示板を見た。ワシの留守をいいことに次郎がいたづらしてた。秘蔵ビデオとか言って逆えせ会の時のワシの酔いちくれた姿を公開してた。くそー油断もすきもない。
2日目

 日曜は教会へ。アメリカではジャックはいろんな教会に行って説教をする。この日は車で2時間くらいの田舎の方の教会へ。天気は雨だったが教会に着いた頃にはあがってた。ここで姫がなんと”証し”を英語でした。”証し”というのは、なぜクリスチャンになったかとか、普段どういうふうにキリスト教に接してるかとかを話すことで、これも一つの布教になる。姫は発音がいまいちなので正しく通じるかとちょっと不安だったが、問題なかったようでみんな感動してた。バーバラなんて泣いてた。
 お昼はその教会の牧師さん宅にまねかれた。ここでもイタリアンが出た。デザートにこの土地の名物のアイスクリームが出てきた。感想を聞かれたワシは、こういう時にお世辞がぱっと出ないのでちょっと困ったが思った通りに、
「just icecream(ただのアイスクリームだ。)」
と言ってしまった。一瞬あいたちょっとまずかったかいなと思ったが、なぜかみんなには大うけだった。でも実際なんのへんてつもない、森永かなんかと同じような味だったのは確かだ。
 夜は別の教会が主催したクリスマスコンサートに行った。今度の教会は規模がケタ違い。福岡で言うなら福岡国際センターくらいの規模はあるかいな。コンサートホールのような教会だった。座席数もかなりあって、全く劇場のように作られてた。こういうコンサート用に作られたものらしい。ここでミュージカル仕立てでクリスマスのメッセージを表現してた。それはもうすごかった。本当にみんな素人かいな?って感じ。演じるのはみんな教会のメンバーなのに、そのミュージカルの見事さには圧倒された。なんかこういうとこにアメリカの底力を感じたりもした。

3日目
 ジャックは仕事なのでバーバラと3人でオースチンのダウンタウンへ繰り出した。オースチンはテキサスの州都なので議会があるわけだが、その建物(キャピタル)をまず見に行った。古い建物で実に見事だった。ブッシュ大統領は元テキサス州知事なので、写真が飾ってあった。
 その後は歴史資料館みたいなとこに行った。テキサスの歴史のいい勉強になった。なんかアメリカの歴史を勉強したくなった。3Dシアターとかもあったけどこれもすごかった。迫力満点。日本のしょぼい歴史資料館とはえらい違い。
 夜は家でステーキ!さすがにでかい!草履みたいやった。それをしこたま食ってからまたおでかけ。今度は映画だ。当然ながら英語で見せられたわけだが、結構おもしろかった。
4日目
 バーバラと3人でフレデリックスバーグという昔のテキサスの面影を残す街へ買い物に出かけた。ここはいろんな雑貨の店が多い街で、姫は狂喜してた。クリスマスグッヅを買い漁ってた。お昼はジャーマンレストランで食べた。この辺はドイツ移民が多いらしい。
 帰りにリンドン・ジョンソンの牧場に寄った。資料館みたいなとこでビデオを見たが、ワシはケネディは大好きだけどジョンソンには興味ないのでずっと寝てた。
 夜はジャックとバーバラの長男のジョナサンが子供と奥さん連れて遊びに来たので一緒に食事に出かけた。今度はメキシカンレストラン。ここは結構うまかった。その後みんなで「Trail of Lights」というオースチンの公園を全部電飾した催しを見に行った。いろんな会社がいろんなアイディアで電飾を施してクリスマスをお祝いするというもの。なかなかに見事だった。
5日目
 また3人で一路サン・アントニオへ!ここはあの”アラモ砦”があるところ。まさにジョン・ウェインの世界。おぉなんかワクワクするなーっと思ったら着いてみたら当たり前だけどすっかり大都会なわけで、アラモ砦もそのごく一部がちょこーっと残ってるだけ。まぁしょうがないけど雰囲気だけは味わえた。
 お昼はジャックとバーバラの次男のベンジャミンが奥さんと子供二人連れてきて一緒にイタリアンレストランで食べた。それにしてもどーしてこうアメリカ人の子供ってかわいいのだろう???もうかわいくてかわいくてしょうがない。
 お昼の後は「River Walk」という、サン・アントニオの中心部にある水路を船でまわるという観光コースに参加した。これは楽しかった。船操ってる兄ちゃんのしゃべりがおもしろかった。
「前方に見えます赤い大きな建物(Big Red Building)をご覧下さい。」(←勿論英語で言ってる。)
「あれは赤い大きな建物(Big Red Building)と言います。」
兄ちゃんツボおさえとるやんけーと思った。
 その後は近くにある空軍基地に見学に行った。ベンジャミンはアメリカ空軍なのだ。かっくいー!いろんな飛行機を見せて貰った。ワシは結構飛行機好きだったりするのだ。その後基地内にあるベンジャミンの自宅にちょっと遊びに行ってから帰路に着いた。
 家ではジャックが料理して待ってた。結構おいしかった。ジャックもやるなーと思った。
6日目
 朝から夕方まで買い物。お土産やら何やら。ずーっとつきあわされた。ワシが買ったものといえばお土産にするお菓子と次郎にやるTシャツだけ。(このTシャツには、Sex Instructor,First Lesson Free と書いてある。)基本的に旅行に行ってお土産買うのはあんま好きじゃない。お土産が気になって旅行が楽しめないからだ。
 駐車場に戻ったら近くにあったものすごく汚い車に誰かが「Wash me!」と落書きしてた。うーんアメリカ人のこういうユーモアのセンス大好き。
 次の日はまだ暗い早朝のうちにジャックとバーバラの家を後にした。そしてまたダラス・フォートワース空港で乗り換えて日本への帰路についた。いやーいろいろ充実した旅行だった。英会話にもだいぶ自信がついたし、いろんなもの見れたし、収穫も多かった。やっぱたまには海外旅行は必要だ。
 だいたいがワシはアメリカ人の生き方や考え方が好きなので、あの食生活さえなんとかなれば住んでもいいなと思ってる。楽観的でかつプラス指向の物の考え方、子供の育て方、愛国心、仕事とプライベートをきちんと分けること、誰にでもフレンドリーなこと、クリスチャンが多いこと、どれをとってもワシ好み。あぁあの食生活だけなんとかなれば...。
 そういうわけで旅行記はこのへんで終わりとしましょう。God bless America !