この日記は全てノンフィクションであり、登場する人物・団体名などは全て実在のものです。
10月
10月31日(金)曇りLed Zeppelin

 
システムハウス」さんのあるお客さんが新築のマンションを新しく買って、それを自分の好きなようにリノベーションして住んでるという話を聞いて、こだわりのある人のすることは違うなぁと妙に感心した。かなり大胆な改装だったのに、なんと180万円ぐらいでできたというからオドロキ!(ここで見れます)ちなみに他社の見積りは2倍以上したらしい。ワシも写真見た限りでは安くて300万円くらいかなと思ったがまさかそんなに安いとは。お客さんは大喜びだったらしい。長野社長やっぱいい仕事するなぁ。
 
えしぇ蔵文学修行の旅は9ヶ月経過。今月終わったのは以下の8冊。
 
「岡本かの子」、「円地文子」、「壷井栄/芝木好子」、「野間宏」、「椎名麟三/梅崎春生」、「武田泰淳」、「中村真一郎/福永武彦」、「三島由紀夫」
 
83冊終了、あと5冊。さぁ、いよいよゴールが見えてきたゾ!11月には間違いなく終われそうだ。
 
「万葉の歌」
 
万葉の
歌われの歌
並びおき
思い知るかな
先人の技
 
10月30日(木)Led Zeppelin
 
Since I've been lovin' you
I'm about to lose
My worried mind
 
あぁ、Zeppelinなしでは生きられない・・・。
たそがれの淡い陽を横目に、「Since I've been lovin' you」を聴きながら高速を走る時は一種の恍惚状態に入ってしまうな。なんともせつない気分にさせられる。
「Since I've been lovin' you」を聞くたびに思うこと。これは演歌だなと。人生の悲哀や、人を想うことのせつなさを日本風に歌いあげるとすれば演歌になり、Zepがやればこうなるということだろう。表現形式の違いだな。だからどっちもある程度人生経験を積んだ上で聞くとより心に響く。ジミーのギターは泣いてるし、プラントのボーカルは嘆き訴えている。30代以上の人々よ、今こそこの曲を聞くべし。
 

 
最近よく街中で自分で自分の写真を撮ってる人を見る。あれは間違いなくブログに載せるためだな。よく撮れるなぁ。ちょっと恥ずかしいもんがあるけどな。でもそうやって自分の顔が載せれるなんてうらやましい限りだ。あぁブログに載せれる顔になりたい・・・手術に成功したら載せるか?対して変わらんか。失敗したら永久に封印だな。料理人は料理の前に出ず、もの書きは文章の前に出ず、か?
 
「晩秋の風」
 
晩秋の
風はせつなく
今一枚
重ねて着たし
わがこころかな
 
10月29日(水)Frank Zappa
ガソリンが安くなってきた。でも地域でかなりバラつきがある。あちこちうろうろするから一番安いところで入れようと思うが、きまって飯塚がいつも安い。それもワシの行動範囲の中では「緒方石油店」さんが一番安い。今日なんかレギュラー138円だったから速攻満タンにしてもらった。今日はさおり専務は不在だったがともちゃんがいた。ともちゃんがさおり専務にそっくりになってたからビックリした。やっぱ姉妹やねぇ。「緒方姉妹石油店」に名前変えたらいいかも?
 
太田自動車鈑金」さんでの会話。
 
奥さん:「商工会の女の子がですね、『京子ちゃん、イノシシにぶつけられたん?』て言うけん、『なんで知っとぉとね?』て言うたら『日記にかいてあった』げな言いよったですよ(笑)」
ワシ:「あはははは!」
奥さん:「『あんたたち、インターネットばっかして仕事しよらんちゃないと?』て言うときました」
ワシ:「まだ読んでくれてるんですね」
奥さん:「『いいこと書いちゃぁですね』て言いよったですよ。しんぐさんも大変ですね。読む人おるけん、頑張って書かないけんですね」
ワシ:「はい。サボられんとです」
奥さん:「『今度うちの前に赤い車が止まっとぉ時に遊びにおいで』て言うときました」
 
どげな人たちやろう?会ってみたいやね。
 
「コスモス」
 
たそがれに
道行く人の
足止むる
秋桜の花
冬の入口
 
10月28日(火)Frank Zappa
というわけで今日は誕生日。仕事を終えて帰宅してから、姫主催で外食へ。隠れ家的雰囲気の肉料理のお店だった。鶏肉のすき焼をつつきながら王録を飲むなんて最高やな。プレゼントは岩波書店版の万葉集とFrank ZappaのCD。うれしかー。でもこの組合せはワシならではの奇妙さだな。あぁなんともいい夜だった。姫、ありがとー。おにぎりせんべい貰ったのはうそよー。
 
さて、まごうかたなきおっさんになってしまったわけだな。ジョン・レノンは40歳で死んだけど思えば短い人生だったんだな。まだ半分ってとこなのに。今までが前半戦とするなら、後半戦はおまけと考えて楽しみながら生きたいもんだが、まだしばらくは俗事が足に絡んでいそうだな。 まぁぼちぼち生きるさね。悪いことよりゃいいことのほうが多いやろ。
 
「今宵」
 
万葉の
ひびきこめたし
我が歌に
今宵のよろこび
いかにつたへん
 
10月27日(月)Claude Achille Debussy
画家の人のホームページを依頼された。「福岡大手門」さんの息子さん。画家のお客さんはかつて耀士さんのを作って以来だな。芸術家のホームページはその人のイメージを崩してしまう危険性があるからかなりプレッシャーがある。いいひらめきが来るのを待とう・・・。
 
戸次染工場」さんは既に年賀状の準備を始めている。毎年最後バタバタになるから今年こそということでこの余裕。またデザインを依頼されたのでバッチリいい仕事せんとね。
 
あ、思えば今日は30代最後の日だった。おぉついに乗るか大台に。がむしゃらに走った30代だったが、これからの10年は少し余裕を持って周りを見ながら歩いて行こう。様々な可能性を探っていこう。とにかく後悔だけは後に残さぬように。
 
「旅路」
 
四十年
生きて何をか
つかまんと
思えば短し
この世の旅路
 
10月26日(日)なし
午後から姫と天神へ。たまには街の中も歩いてみんことにはな。ただでさえ世事に疎いのだから。
肉を使わないハンバーガーを食べたり、老舗の喫茶店でコーヒーを飲んだり、ふと見つけたチーズケーキ屋に寄ったりしていろいろ情報を仕入れた。やっぱ歩いてるといろんな発見があるな。車で通ってもわからんもんだ。
 
夜は姫がいないので自分でソーセージと野菜のスープ煮を作った。ソーセージは「燻香」で買ってきた。とんでもないものが検出される大手メーカーのソーセージなぞ、はなから使ってないわな。新聞のトップ記事になってから慌てるのではなく、あんなもの普段から無視していればいいのだ。口に入れるものを買う時に留意すべきはあくまで品質であって、知名度や値段やイメージではないのだ。
  
消費者の満足・安全<会社の利益・発展
 
↑こんなのばっかり。
 
消費者のために日々汗して力を尽くすお店や会社に目を向けよう!
 
「信頼」
 
消費者の
信頼無下に
捨ておいて
なんの利益や
なんの企業や
 
10月25日(土)Glenn Herbert Gould
土曜日だけど仕事を入れてしまった。でも「星香園」さんと「ル・シュクル」さんだけだから楽勝。ドライブ気分で出発。
 
高速を走っていると前方にやけに小さな車が走ってた。近づいて見てみると・・・ゲゲゲ!コスモスポーツだ!すかさず携帯で激写!そして窓を開けてエンジン音を聞く。おー、ロータリーって感じ。よく見るとその前方を走るのはRX-8だ!おー、ロータリーエンジンの歴史って感じ!きっとマツダのイベントかなにかやってんだろうな。
 

 
ワシ:「牛島さん、マツダのイベントに行ってRX-8試乗してきましたよ」
牛島さん:「どうでした?」
ワシ:「もうね、すっ飛んでいく感じですよ」
牛島さん:「わははは!」
ワシ:「そうそう、マツダと言えばここに来る途中でこういう車を見ましたよ」
 (携帯の写真を見せた)
牛島さん:「おお!これは!」
ワシ:「コスモですよ」
牛島さん:「ウルトラマン!」
ワシ:「そうです(笑)。RX-8も一緒に走ってました」
牛島さん:「RX-8買うとですか?」
ワシ:「いやぁ、イマイチ踏ん切りがつかないすね」
牛島さん:「わかるような気がする・・・俺やったらS2000かな」
ワシ:「やっぱS2000ですか。あれはスポーツカーとして完成されてますよね」
牛島さん:「完璧ですもん。外人があれ乗ったら絶対感動しますよ」
ワシ:「なんで日本人はこれに乗らんとやろぉ?って思いますよねきっと」
牛島さん:「思いますね。あの性能であの値段は外国じゃあり得んし」
ワシ:「S2000がもうちょっと派手やったらなぁ・・・」
牛島さん:「そうなんですよ。なんかちょっと地味なんですよ」
ワシ:「リカちゃんの後に乗るならリカちゃんよりもかっこいいのに乗りたいけど、なかなかないですもん」
牛島さん:「あれかっこいいすもんね。うちの息子しんぐさんの車がば好きですもん」
 
やっぱリカちゃん以上に美しくかっこいい車に出会うまで待つしかないか・・・。
 
山を越えてうきはに移動。「ル・シュクル」さんへ。今日撮影したケーキのうち、
 
「キャレマロン」を食うか・・・
 

 
「ラタフイラ」を食うか・・・
 

 
迷ってしまった。迷って迷って迷ったあげく・・・
 
ワシ:「キャレマロンにします」
奥さん:「キャレマロンでいいんですか?」
ワシ:「またそうやって迷わせるようなことを言う(笑)」
奥さん:「いえいえ、いいんですよ。でもこれ本当においしいですよ」
ワシ:「どっちが?」
奥さん:「ラタフイラ」
ワシ:「マジで?(笑)」
奥さん:「ええ。私ビックリしましたもん。食べて。あんまりおいしくて」
ワシ:「そうすか・・・」
奥さん:「でもいいんですよ。えしぇ蔵さんの食べたいほうで(笑)」
ワシ:「ラタフイラにします(笑)」
奥さん:「あはははは!」
 (一口食べてみて・・・)
ワシ:「うまい〜!!!なんすかこれ〜!!!」
奥さん:「おいしいでしょ?」
ワシ:「この上にのってるストローみたいなのはなんですか?」
奥さん:「ホワイトチョコです」
ワシ:「お〜、しゃれとぉ〜」
奥さん:「しゃれと〜げな(笑)」
ワシ:「なんか今の、”うきはのおばちゃん”て感じでしたね(笑)」
奥さん:「あはははは!」
ワシ:「それにしてもこれすごいすね。めっちゃうまいですよ」
奥さん:「なんででしょうね?このへんのイチジクがいいんですかね?」
ワシ:「奥さん、自分の旦那はすごいと思うでしょ?」
奥さん:「ふふふ・・・」
ワシ:「ね?思うでしょ?」
奥さん:「・・・たまに(笑)」

そら思うやろう。ワシの知る範囲内で言うなら林田さんは間違いなく福岡一のケーキ職人や。
あぁそれにしてもうまかった。これは絶品。(これを読んでるあなた!是非お試しを。感動の保証付です)
 
「林田さん」
 
林田さん
甘き感動の
匠かな
 
10月24日(金)Yes

 
Sharp-distance
How can the wind with so many around me
I feel lost in the city
 
あぁ、Yesなしでは生きられない・・・。
 
今日は3社(「ウイルホーム」さん、「江田建設」さん、「雷山千如寺」さん)だが移動距離はすごい。北は雷山から南は八女まで。
 
江田建設」さんで頼まれた書類をエクセルで作ってたらまた専務に盗撮された。今回はちと油断してしまった。専務は仕事殺到で忙殺されているらしい。いいことだ。こんなご時勢にそんなに忙しいというのは幸福なことです。
 
お寺には長い石段はつきもの。しかし足腰にハンデがある方や高齢者にはつらいものがある。そこで「雷山千如寺」の和尚さんはバリアフリー化の工事に取り組まれた。まもなく完成の様子。高齢者の参詣が多いお寺こそバリアフリー化に取り組むべきだよな。
火災が起こった際にポンプ車が池の近くまで来れるように裏の入り口も舗装工事されたそうな。こういうバリアフリーや防災対策における和尚さんの英断は早い。参詣者を労わる気持ち、お寺を守ろうとする気持ちが伝わってくる。

夜、「ヘアーショップ ムーヴ」さんに髪切りに行った。

ワカガシーラ坂本さん:「今回はどんなふうにしましょう?」
ワシ:「いつもどおりで」
ワカガシーラ坂本さん:「いつもどおり、モヒカンで」
ワシ:「やっぱりちょっと短めのモヒカンにしようかな」
ワカガシーラ坂本さん:「北斗の拳に出てくる悪党のような?」
ワシ:「そうすね。出てきてすぐ死ぬような」
ワカガシーラ坂本さん:「指でちょっと突かれただけで、あれ?あれ?とか言いながら死ぬような?」
ワシ:「そうそう(笑)。
ワカガシーラ坂本さん:「わかりました。耳はどうします?」
ワシ:「耳は切らないで下さい。聞こえなくなりますんで」
ワカガシーラ坂本さん:「わかりました」
ワシ:「この会話、毎月やってますよね」
ワカガシーラ坂本さん:「あはははは!もうお約束ですね」
ワシ:「ところで、ブログのアクセス増えてるみたいすね」
ワカガシーラ坂本さん:「増えてきましたね。でも同じ人ばっかりみたいです」
ワシ:「これからどんどん増えますよ」
ワカガシーラ坂本さん:「しんぐさんのブログってアクセスどれくらいなんですか?」
ワシ:「ブログだけだと・・・500とか、それくらい」
ワカガシーラ坂本さん:「500人も!?」
ワシ:「いえ、人数で言うと200人くらいかな。ESEグルメは人数で言うと1日1200人くらいかな」
ワカガシーラ坂本さん:「そんなに見てるんですか?!」
ワシ:「そうですよ。私が日記にワカガシーラがどーのこーのとか書いたのを1日1200人が見てるんですよ」
ワカガシーラ坂本さん:「あはははは!すげー」
ワシ:「ワカガシーラげな、どんな人やろー?って1200人が思ってるんですよ」
ワカガシーラ坂本さん:「身長2メートルって書いといて下さい」

「大楓」
 
くれないに
染まる日をまつ
大楓
もの悲しきは
時の流れか
 

10月23日(木)曇りのち雨Ludwig van Beethoven
本日は4社。「ヘアーショップ ムーヴ」さん、「あおば不動産」さん、「アルファホーム」さん、「センチュリー21 小笠原」さん。
 
アルファホーム」さんで舌を出したまま昼寝してるくーちゃんを携帯で激写!


今ワシの机の上に「センチュリー21 小笠原」さんと「Rプランニング」さんの合同忘年会のお知らせのチラシがある。
 
日時:11月○○日
場所:「○○」
テーマ:Passion(情熱)
・・・ 
 
テーマがあるところがさすがやな。情熱の忘年会になるのか・・・?
そして最後にビキニを着た豚の絵が描いてあって、「トマよぉ〜」て書いてある。これはT岩さんのことなのか?しかし愉快な会社だな。忘年会はきっとハチャメチャのノリだろうな。

今日は暦の上では霜降。そして今夜は「群英会」。ということで「中国鍼灸院」の呉先生が詩を作ってくれた。
 
「霜降」
 
呉 炳宇
 
青山換紅葉、
霜降変天寒。
英雄今聚会、
笑語記蔵傳。
 
青山は紅葉に換わり、
霜降りて天は寒に変わる。
英雄は今会に集いて
楽しい会話はえしぇ蔵が記録する。
 
今回は「浮岳茶寮」の女将さんが初参戦。他は「ウイルホーム」の太田社長、「粕屋のお客さん」のT社長、「中国鍼灸院」の呉先生、「東部ハウジング」のA貞さん。少人数だったのでこじんまりとしたスペースで和気藹々とした雰囲気だった。今日のMVPは「浮岳茶寮」の女将さん。すっかり持って行かれてしまった。さすが客商売。盛り上げ方がうまいね。
 
「群英会」というのがどうも参加者にいまいち不評なので、原点に帰って「えしぇ蔵日記の会」に戻そうかと思う。呉先生がせっかく命名してくれたので「群英会」というのは通称ということで。
 
「まつむらの技」
 
舌にしむ
和のもてなしや
まつむらの
技冴えわたる
群英の夜
 
10月22日(水)曇りThe Beatles
海の向こうでは未だにどこかでドンパチやってるわけだが日本はすっかり平和が常態となり、祖先が滅亡寸前になるまで他の国と戦ったことを教科書に載っている遠い昔の歴史上の出来事ぐらいにしか認識していない人が多くなってしまった。戦争経験者はかなり高齢化し、その体験を生の声で聞く機会は減りつつある。ましてや戦闘経験者ということになると更に少ないわけで、仮に昭和20年の時点で19歳で学徒出陣したと仮定するとその人は82歳になっている。当時最も若かった兵士(予科練を除く)でさえ82歳ということなら、日本の国から戦闘経験者が皆無になる日は遠くない。そうなったら当時のことを調べようにも記録に頼るしかなくなる。今までは先に行って落とし穴に落ちた人が、後から来る世代に落とし穴の位置を教えてくれたからよかったが、これからは誰も教えてくれないことになる。戦争・戦闘経験者とつながりのあるワシらの世代は、落とし穴の恐怖を知らない未来の日本のために警鐘になるものをなにか残すべきではないだろうか?そんなことをふと考えたので、今朝は駅前のYさんのところでちょっと相談してみた。
 
ワシ:「Yさん、今度ゆっくりYさんの従軍記を聞かせて下さい」
Yさん:「なにを?」
ワシ:「従軍記。兵隊に行った時の話」
Yさん:「あぁ、兵隊に行った時のね」
ワシ:「私それを本にしたいんですよ。小説にね」
Yさん:「本に?はははは」
ワシ:「Yさんは召集令状が来て入隊したんですか?」
Yさん:「いや、召集令状ていうのは兵隊に行ったことがある人が貰うと。あたしたちは現役よ」
ワシ:「あぁ、義務で兵隊に行く年齢に達したから?」
Yさん:「そうそう。それで検査を受けてね。あたしは乙種合格やった」
ワシ:「へー」
Yさん:「それで10月に福岡の24連隊に入ったよ」
ワシ:「そこで訓練ですか?」
Yさん:「いや、一週間そこにおってすぐ現地よ」
ワシ:「いきなりですか?」
Yさん:「そう。現地で訓練よ」
ワシ:「うわー」
Yさん:「それで輸送船に乗って朝鮮に渡ったよ。あたしたちの前の船は敵の潜水艦にやられてね。あたしたちの船がそこ通った時は死体とかいろいろ浮いとったよ。ぷかぷかね」
ワシ:「浮いてたんですか・・・死体が・・・」
Yさん:「そう。それ見た時に、あぁこれが戦争やなぁて思うたね」
ワシ:「はぁ・・・」
Yさん:「あたしたちは山西省の陽泉ていうところに送られたよ。そこで訓練を受けたと」
ワシ:「へー」
Yさん:「他の隊でこういうことがあったよ。ちょうど大晦日の日やったね。上官がね、度胸を試すいうてね、新兵に一人づつ捕虜をあてがってね、銃剣で殺せて言うたとよ」
ワシ:「・・・・・・」
Yさん:「そん時はまだ戦闘経験なかったけんね。みんな殺しきらんたい。でも上官の命令は絶対やけね」
ワシ:「殺したんですか?」
Yさん:「殺しよったよ。銃剣で刺してね。翌日は元旦やったけ餅が出たけどね、その隊のもんは誰も餅食わんかったよ」
ワシ:「・・・・・・そうですか・・・・・・」
Yさん:「捕虜はね、殺される時誰も助けてくれて言わんとよ。じーっと睨んでね。あの目だけは忘れられんて言いよったね。あたしやったら助けてくれて言うやろうねぇ・・・」

本当はもっとすごい内容の話をうかがったがとてもここには書けない。人間はそこまで残虐になれるのか。戦争の恐ろしさは強制的に人間性を曲げてしまうことにある。混沌の中にあって怒りと恐怖によって内面が変化する人間自体にその恐ろしさは内包されている。環境によって人間はどんな状態にも変化し、どんなことでもしてしまうということをワシらは知っておかなければならない。平和な時代における人間性は一時的なものに過ぎないことを認識しておくべきなのだ。
それにしても貴重な話が聞けてよかった。Yさんは今年85歳。
 
今日は「新郷商会」さん、「三開発」さん、「太田自動車鈑金」さん、「粕屋のお客さん」、「ブライダルミュージアム ビッビ」さんとまわった。
 
みんなワシの日記を読んでるので、「新郷商会」さんでは源太さんに、「三開発」さんでは常務に、「次はRX-8ですか?」と聞かれた。いやいや、まだまだリカちゃんいけます。まだまだ先です。
 
太田自動車鈑金」さんにいる時に京子さんが来ていろいろくっちゃべって帰っていった。京子さんは先日、山道を運転中にイノシシに体当たりされて車をへこまされたそうな。そんな人珍しいよな。イノシシに車へこまされるとか。
 
「イノシシ」
 
イノシシと
事故って保険
何対何?
 
10月21日(火)晴れThe Beatles
最近アクセス多いからちょっと頑張って書こう。
 
火曜日はお馴染みの不動産day。「ウイルホーム」さん、「住まいのイシダ」さん、「東部ハウジング」さん。
ワシのお客さんの中で一番多い業種は不動産だが、中でも「住まいのイシダ」さんと「Rプランニング」さんは最近急激にアクセスが増えた。分析してみるとどちらもブログを頻繁に更新していることがプラスに働いていた。ブログを先に見てそれからホームページに流れてきている様子。ならば他のお客さんにもブログを開設してもらうようにしないと。
 
希望があるというのはいいものだ。心中の波は再び穏やかになってきた。とりあえずはこのまま維持できそうだが、手術が失敗したらまた暗黒の淵に滑り落ちそうだな。だがそういうことを考えていては始まらない。ここは覚悟のしどころ。もはや賽はふられたのだ。白装束で瞑目し神の裁きを待とう。
あぁこうして己の身一つのことで右に左に揺れ動くようではワシも一人前と呼ばれるにはほど遠いな。どんな状況においても平衡を失わない、強く穏やかな精神力を持ちたいもんだ。
 
竹影、階を掃って塵動ぜず。月、潭底(たんてい)を穿つも水に痕無し。
(竹の影がいくら階段を掃いても塵は動かない。月がいくら淵の底まで照らしても水にはなにも跡は残らない。)
 
こんな心境に到達したいが果たしてこの人生のうちで間に合うものだろうか?「雷山千如寺」の和尚さんと「中国鍼灸院」の呉先生は既にこの境地に達しているようにワシには見える。生きたお手本。学ばずにはおれない。
 
「入り江のごとき」
 
風もなき
入り江のごとき
こころもて
憂き世の旅路
身の果つるまで
 
10月20日(月)晴れQueen
昨日の夕方の庭仕事のせいか腰が痛かったが、今朝「中国鍼灸院」さんで鍼をしてもらったらケロッと治った。
本日は「コスモ不動産」さん、「ライトアップ」さん、「システムハウス」さん、「ランドリー・キッチン」さんの4社。
「ライトアップ」さんで心霊体験の話を聞いた。怖かったけど同時に感動する話でもあった。そういう世界にもちょっと興味あるなぁ。科学では解明できない世界。でも100年後の未来あたりでは心霊現象の謎が明らかになってたりするのだろうか?
 
「見えぬもの」
 
見えぬもの
見たきは人の
性(さが)なりき
ままならぬこそ
美なる神秘や
 
10月19日(日)晴れなし
対馬の両親が帰る日だが、船の時間まで暇だというので秋月に連れて行った。今の時期の秋月は町自体が美しい。せせらぎのなかに背の低いコスモスが密生して花を咲かせている様子は日本の秋の美を象徴しているようだった。
ちょうど”時代市”という骨董市が開催中でお袋が手芸用の古布を買うことができて喜んでいた。最近ワシも骨董市の楽しさというのがなんとなくわかってきた。やはり基本的にワシは古いものが好きなんだな。
お昼は「ちきた」の蕎麦を食べたがこれがまた抜群のうまさで両親も大喜び。ワシも期待以上だったので嬉しかった。それにしても見事な職人芸。人気があるのもうなづけるな。
帰りに「みわせんべい」に寄って、せんべいをお土産に持たせて港まで両親を送った。
またのお越しをお待ちしております・・・。
 
「親の恩」
 
返すとも
返し尽くせぬ
親の恩
無駄に使えぬ
この命かな
 
10月18日(土)晴れGlenn Herbert Gould
今日も晴天。透き通るような秋の空は絵のごとし。
ウイルホーム」さん、「Rプランニング」さん、「尾道屋」さんとまわって帰宅は5時。夜は対馬の両親を交えて姫の料理を楽しむ。平和な一日。
なかなか土曜日を休みにするというのが難しい。月にせいぜい2回というところか。でも気分的には余裕ができるからまぁよしとしよう。
 
今日は実は町の健康診断の予定だったが、内容が去年までより悪くなったことと有料になったということを聞いてやめた。どっちみち手術を受けることだし今年はもういいかなと。来年どうしよう?どうせ有料なら病院できちんと受けたほうがいいかな。
 
「秋桜」
 
秋桜に
期せず視界を
奪われて
後ろの車の
クラクションかな
 
10月17日(金)晴れなし
今日は九大病院で治療方法を決める日。もうこうなったらどんな方法でも試そうという決心で挑んだ。今日は前回の先生に加えて、血管腫を何度も治療した経験のある先生が診てくれた。そして、今ならまだ外側を残したまま内側からの血管腫の摘出が可能でしょうという診断だった。100%元には戻らないが、今よりはかなり改善されるらしい。その言葉を聞いた時にワシの上には白い羽毛のような希望がひらひらと舞い降りてきた。今はこのかすかな希望に賭けようと思った。思い切ってこの身を神の手と九大病院に預けてみよう。うまくいけば今年中にこんな血管腫ともおさらばできるかもしれない。そうなったらワシの2009年はめちゃめちゃ明るいゾ。
 
久しぶりに対馬の両親が泊まりに来た。元気そうで安心した。お袋は「中国鍼灸院」の呉先生のところに通うようになってから前より元気になったのがわかる。二人とも長生きしてもらわにゃ困る。40代の10年でワシは新たな目標に挑む。その結果を見届けてもらわんといかんし。
土産話はもえちゃんネタだった。受験生のもえちゃんは書類の希望する学科の欄で「定時制」を選んだらしい。おそらく毎朝定時に始まるからそっちを選んだのではないか?自ら苦学生の道を選ぶかもえちゃんよ。それもまた良し。人生山あり谷あり。
 
「のぞみ」
 
うすばねの
白きのぞみの
舞い下りて
憂き世の岸に
命つながん
 
10月16日(木)晴れKing Crimson
今日は忙しかった。「ヘアーショップ ムーヴ」さん、「あおば不動産」さん、「アルファホーム」さん、「センチュリー21 小笠原」さん、「ライトアップ」さんで5社みっちり。帰宅は8時前。疲れた〜!あ〜!眠た〜い!砂利道でいいから横になりた〜い!(天竺鼠風)
 
あおば不動産」さんの甥にあたる山崎智さん(通称:畑でとれたコメディアン、笑いの兼業農家)は吉本興業の芸人で、現在TNCの「ぐるぐるアース」に出演中(毎週土曜日の夜6時半から放送中)。智さんは絵もうまい。今日は智さんが描いたマンガを見せて頂いた。温かみのある絵でシュールなギャグを飛ばす雰囲気がワシのツボにはまった。こういう世界好きだなぁ。ところで智さんはまだレッドカーペットからお呼びはかからないのだろうか?
 
ガソリンがどんどん下がるのはいいことだが、株価も下がってるな。株はやらないから対岸の火事だと思ってたがどうもは本当にやばいことになりそうな感じだな。大丈夫なのか?
 
「一人旅」
 
秋空の
さそふ心の
一人旅
 
10月15日(水)晴れLed Zeppelin
実に平和な水曜日。天気もいいし。秋晴れの空ほど目に心地よいものがあろうか。
 
「粕屋のお客さん」の自宅で、社長といろいろ話してる時に中国の話題が出た。その時の社長の言葉が印象に残った。
「僕たちの世代(60代)はね、若い頃は命がけで仕事してましたよ。今の人はそういうことしないでしょ?ところが中国に行ってみて下さい。13億という人間が若い頃の僕たちみたいに頑張ってますよ。日本なんてそのうち飲み込まれてしまうよ」
ん〜耳が痛い。ワシも命がけで仕事したという感覚は持ったことがない。やはり時勢に甘えている証拠だな。社長たちの世代が汗と涙で築いた宮殿の中でワシらの世代はただ優雅にお茶を飲んでるだけだ。そしてその茶がうまいのまずいのと小さい議論をしつつも、宮殿を築いた人々への感謝は微塵も感じていない。そんなことでは確かに他国に蹴飛ばされても不思議ではないな。
 
血管腫のことを日記に書いたことでいろんな人から励まされ、新たな力を得た。生きるべし、生きるべし。
 
君看双眼色
不語似無愁

君看よや双眼の色
語らざれば愁いなきに似たり
 
今まではこういう心境だったが、語るもまた可なり かもしれない。(励ましてくれた皆さん、ありがとうございました。)
 
汝がそれでないならば それであるように振舞え
 
「歩け」
 
歩けないなら杖をつけ
杖がないなら這っていけ
 
10月13日(月)晴れなし
10月の休みが爽やかな秋晴れとくりゃぁ、山に登るべし。しかしお疲れ気味の姫のために近場ということで、篠栗の若杉山へ。頂上付近まで車で登れるといういわゆる”興醒めの山”の一つ。ワシらは敢えて一番下から登ることにした。しかし山道らしい山道は少なく、階段や車道、コンクリートで固めた道など、固いところが多かったので足が予想以上に疲れた。
 
途中のキャンプ場からの見晴らしは実に素晴らしかった。

 

 

 

 
大和の大杉。これには圧倒された。

 
下山した後、レイクサイド久山で温泉につかって汗と疲れを流して帰宅。あぁまだ足が痛い・・・。
 
「若杉山」
 
若杉の
樹間に香の
ただよひて
行きかう人の
手を合わすかな
 
10月12日(日)晴れKing Crimson

M島さんが製作中の日本の城の音楽付アルバムは着々とできつつある。月別に季節感を含んだ城の写真をBGMをバックに、途中城の説明文も入れながら紹介していく。自作の短歌も入れたりされてて、完成したらこれは結構すごいものになる。ネットで売れるかも?
 
和白教会」に行った後、マリンメッセで開催中のマツダのフェアに行った。赤のRX-8を試乗させてもらった。非常にいい感じ。なんといってもあの音がいい。それに加速。たまらんねぇ。しかしまだまだリカちゃん走れるしピカピカだし、乗い替えにはまだ早いな。
 
和尚さんからの緊急出動要請で「雷山千如寺」さんへ。パソコンのメンテにお邪魔した。物理的な故障なので代替機を貸して、修理に出すようにアドバイスした。お寺はツアーの団体さんが来てて忙しそうだった。あぁそういえばそろそろ紅葉情報の準備に入らないとな。
 
たそがれの空にひろがるうろこ雲が見事だった。ずっとずっと西の空まで続いていた。あぁなんと美しい。こんな空をこれからまだまだ何回も見たいもんだ。日記に悩みを書くといろんな人が励ましてくれるから本当にありがたい。今日は「九州外語専門学校」時代の教え子から励ましのメールが来た。こういう時には、あぁワシは一人じゃないなぁと胸にじーんとくる。励ましてくれた人たちのためにもワシは意地でもこれを治すぞ。ちきしょーめ。もうこうなったら整形手術だ。それならついでに顔全部変えてイケメンにしてもらうか。
 
「うろこ雲」
 
うろこ雲
たそがれ満たす
西の空
われ明日もまた
生きんとおもふ
 

10月10日(金)曇りのち雨なし
ウイルホーム」さん、「Rプランニング」さんとまわった後、三信会原病院でMRIの検査。この結果をみて来週また九大で診察。そこで治療法を決める。決定打はないが、いくつか方法はあるらしい。いづれにしろどれか試すつもり。もう本当に限界だ。人は自分をごまかして生きる時、その背には必ず不安の荷を負っている。永遠に背負えるものではない。いつかどこかで下ろさないと。できれば現世で下ろしたいもんだ。もし九大の治療で進展がなかったら・・・・・あぁ考えたくないが、もしその時は誰にも会わずにすむように山にでもこもるか。俗世を捨て、草木を友に、山霧に身を浸して主の御使いの来迎を待つか・・・・・・。
 
「希望」
 
すがりたし
されど儚き
希望かな
 
10月9日(木)晴れLed Zeppelin

センチュリー21 小笠原」さんの凄腕営業マンのS田さんは元走り屋だったので、車の話になると目が変わる。今日はワシがS2000とRX-8のことを持ち出すと、真剣に答えてくれた。S田さんはS2000派だったが、「まぁセリカから乗り換えるならRX-8が正解でしょうね」と言ってた。ワシが週末のマツダのフェアがマリンメッセであることを教えてあげたら、「ロードスターもありますよね?俺も行こうかなぁ。しんぐさん、一緒に行かん?」と誘われた。ここにもスポーツカー史上主義の人がいた。
 
知ってる人、知らない人、いろんな人からメールをもらうが、今日は匿名の方から詩を頂いた。なんとまぁ、美しい心情というか、清い魂というか、情趣ある気配りというか、そういう細やかなものを解する御仁がいらっしゃるというのだから平成の日本もまだまだ可能性を残していそうで嬉しくなる。本当に心が丸くなり、上に薄く積もった埃をふっと払いのけてくれるような優しさを感じた。ありがたいなぁ。この恩いかに伝うべけんや。
 
「詩」
 
一遍の
詩にうるおいて
我がこころ
 

10月8日(水)晴れFrank zappa
朝一番は駅前のYさん。春以来かな?久しぶりにお会いしたが、以前より元気になられたような印象を受けた。恐るべしYさん。絶対に100歳は越すね。
 
「新郷商会」さんが新事務所に移転。以前の場所の近くだが、今度の事務所は古い日本家屋を改装した、なかなかに味のある造り。なんでも築年が判明しないほど古いとか。おそらく100年は経過しているのでは?という話。もしそうならきっと福岡で最も古い運送会社の事務所の建物ということになるかもしれない。
 
三開発」さん、「太田鈑金」さんとまわった後、少し時間があったのでマツダのお店にRX-8のカタログを貰いに行った。対応してくれたのはおねーさんだった。おいおい、スポーツカーのことわかんのかよと思っていたらとんでもない!ワシなんかよりはるかにスポーツカー至上主義。なにせ入社の動機が「父親が乗ってたコスモスポーツに魅せられたから」ときた。いいねぇ、いいねぇ、気合入ってるねぇ、とそこからは俄然盛り上がって、二人してスポーツカー礼賛。やっぱマニュアルですよね?色は赤ですよね?それしかないですよね?とおねーさんも仕事そっちのけの熱弁。思いがけず楽しい時間を過ごせた。
 
ブライダルミュージアム ビッビ」さんに寄ってから帰宅。夕方は「梶原歯科医院」へ。一応今日で通院終わり。はぁまずは一安心。
 
「マニュアル車」
 
誰が買う?
ワシが買います
マニュアル車
じっとできない
左足かな
 
10月7日(火)曇りQueen
火曜日は「ウイルホーム」さん、「住まいのイシダ」さん、「東部ハウジング」さんの不動産三社詣で。
東部ハウジング」のN嶋さんはいろんな分野に造詣が深いが、こと車のことになると修理工場で働く人そっちのけノウハウを持っている。車1台分解してまた全て組み立てることは難しくないらしい。かつては走り屋だったそうで、今日はワシとスポーツカーの話で盛り上がった。リカちゃんの走行距離がタクシーなみになって、いつどこでその寿命を終えてもおかしくないような状態になりつつある。今のうちに後継車種を物色しないといけないが、今の日本にはお手頃価格のスポーツカーは新車では極めて少ない。そのことを二人して嘆いた。スポーツカーがブームになるのは景気のいい頃だ。今の状態ではほど遠いものがある。また「太田自動車鈑金」の太田さんに頼んで中古車を探してもらうかな。
 
「金木犀」
 
金木犀
香りて花は
いづこやら
 
10月6日(月)晴れPink Floyd
中国鍼灸院」の呉先生はブログに悩みを書くことはストレスの軽減になるからいいと言ってた。書いてもストレスは減らないが、書かずにはおれんもんな。3年は長すぎる。もううんざりだ。
それぐらい大したことないとか、もっと悪い状態と比べればましだとか、そういう励ましをよく受けるが、苦悩は他と比較するものではない。そんな理論は全く意味をなさない。馘を負う本人にとっては治る治らないの二つしかないのだ。
あぁ今欲しいのはただ一つ。希望だ。治るかもしれないという希望だ。今はそれすらない。
 
今日は「住まいのイシダ」さんのご紹介のお客さん「ライトアップ」さんにお邪魔した。今月から契約開始。照明器具やランプの販売とそれに付帯する工事を行う会社。また違った業界なので未知の世界を学べそう。
 
夕方、歯医者へ。「梶原歯科医院」さんは親切丁寧でいい歯医者さんだと思う。一人一人の応対もいいしシステムがきちんと完成されている。スムーズにことが運んでノーストレスだし。新宮町、東区の人にはオススメ。
 
「希望の花」
 
つかめども
逃れゆくかな
ひとひらの
希望の花の
つれなきことよ
 
10月5日(日)曇りのち雨賛美歌
円地文子の文章には惹かれる。美しくて品があり、わかりやすくてかつ知性が香っている。どうもこの辺に何かヒントがありそうだ。
 
今朝、M島さん宅で今年初めての柿を味わい、庭で今年初めて金木犀の香りに触れた。一年で一番好きな月。金木犀風に香りて神無月か。
 
和白教会」に行った後、「マツノデザイン店舗建築」さんへ。セガールしゃちょーのパソコンのメンテナンス。フォトショの調子が悪いというのでいじってみた。
 
セガールしゃちょー:「フォトショップちょっといじってみてよ」
ワシ:「じゃぁなんか、サンプル画像で・・・このシマウマの写真でいきますか」
セガールしゃちょー:「シマウマの写真どーすると?」
ワシ:「この写真をグレースケールにしてみましょう」
セガールしゃちょー:「しんぐさん、シマウマは白と黒やけん、グレースケールにしてもかわらんやろーもん。ぐふふふふ!」
ワシ:「あ、そうか」
セガールしゃちょー:「ぐふふふふ!これ、日記に書くちゃろー?ね?これ日記に書くちゃろー?」
ワシ:「わはははは!」

別に遊びに行ってるわけではない。ちゃんと修理完了したのだ。
 
雨がひどくなったが、姫を連れて買物へ。「ワイン屋」さんへワインを仕入れに行った。う〜ん、いい店だな。御用達にしよう。
夜は久しぶりにパスタマシンの出番。二人で協力して作るパスタの味はまた格別。ワインもうまかったしついつい食べ過ぎた!
 
相変わらず小説が書けない。困ったもんだ。名作に親しみすぎるのも考えものか。でも今まで蓄積してきたものをなんとか活かしたいもんだ。今月で40歳になるから多少の焦りはある。40代の10年。この10年が勝負だ。驥は一日にして千里なるも、駑馬も十駕すれば即ちまたこれに及ぶ。才能の欠如は努力で補うに如かずだ。教養の礎を組め!技巧の刃を研げ!
 
「金木犀」
 
金木犀
風に香りて
神無月
 
10月4日(土)晴れなし

 
診てもらった先生の数はのべ7人ときた。誰も治せない。現代医学は良性腫瘍一つ治せんのだから癌が治せるわけないよな。あぁどこかにブラックジャックみたいな先生おらんかいな。治してくれるならなんぼ高くても払うのに。
 
今日は休みだ!しかし誰も遊んでくれんので一人で遊ぶ。とりあえず午前中は「ギャルソン」さんに行ってシステムのメンテをして、その後「コネット」でパンを買って薬王寺の水辺公園まで写真撮りに行った。ワカガシーラ坂本さんに負けてはいられない。
コネット」でパンを買ってる時にブルジョアおばさんが店員を振りまわして困らせてた。まったくどうして余分に金持ってる連中というのはわがままなんだろう?まぁどーでもいいけど。Watch your step だ。お前ら、滅びにいたる道は広いぞ。
 
薬王寺の水辺公園は密かにお気に入りの場所。他に人の影はなかった。我一人山水に遊ぶか。パンを食べた後、散策しながら撮影。
 


孤影悄然。
 

 
孤影寥寥。
 

 
歩いてきた道・・・
 

 
歩いてゆく道・・・
 

 
「 萬有の真相は唯だ一言にして悉す、曰く 不可解。 」(藤村操)
 

 
まさに、不可解・・・
 


「蝶」
 
蝶に訊く
あぁなにゆえに
飛びたもう
人魅するほど
儚き羽で
 
10月3日(金)晴れなし
秋風は心地良いが日差しはきつい。朝夕と昼とでは季節が交替しているようだ。欝気味のワシに秋の空は余計ため息を強いる。
 
ウイルホーム」さんで鬼のように物件登録。何件したろうか?さすがに疲れた。
 
Rプランニング」さんではアサさんが背骨の痛みが未だに治らないというので「中国鍼灸院」の呉先生を紹介した。先生、またいっちょ治してあげておくんなさい。
 
Macの貰い手が決まった。サラリーマン時代の先輩のH川さん。今日待ち合わせして引渡し。思い起こせば8年くらい世話になったわけで、実に重宝したシロモノだった。H川さん宅で第二の人生を全うしてくれたまえ。
それにしても8年も前のMacなのに未だにそれほど古さを感じないのはなぜだろう?さくさく動くし。Windowsなんて3年前でも見れたもんじゃないのに。本来、テレビくらいは長持ちして欲しいもんだよな。あぁいつまでマイクロソフトのデタラメ商法に付き合わないといけないのだろうか。
 
久しぶりに「藤田」さんに寄ってから帰宅。今日は早かった。
 
「ため息」
 
ため息と
ともにつとめを
果たし終え
今日も暮れゆく
西の空かな
 
10月2日(木)晴れPink Floyd
欝は続く・・・
何をするにもやる気が半減する。残りの人生この顔のままというのはとても耐えられない。こんなツラさらして生きていくくらいならもういっそ、と考えることが週に1回はある。でもそれはやるべきことを全てやってからだ。まぁそうやってるうちになんかいいこともあるやろう。
 
新作の構想が出来たのでいざ書き始めようと思ったが、なぜか書き出しが出てこない。最近優れた作品を読みすぎたせいかな。新刊本の店で今時の本を立ち読みすると、「よし、ワシもいっちょがんばるか」と思えるが、昭和中期くらいまでの大家の傑作を読むと、草野球のレベルでプロの入団テストを受けに行くようなとんでもない格差を感じて萎縮してしまう。最近は岡本かの子の前に跪いて靴を舐めている。どんな勉強すればあんな文章が書けるのだろう?まぁそこに到るプロセスがわかれば誰でも大家になれるわけだが。
 
ヘアーショップ ムーヴ」さんの若頭、ワカガシーラ坂本さんがカメラに凝り始めて、ついに自分のブログを立ち上げた。その腕前やいかに?とくとご覧あれ。
 
「ワカガシ〜ラの写真撮り放題♪ 」

「神無月」
 
熱燗か
冷か迷った
神無月
 
10月1日(水)晴れなし
朝から九大病院へ。あぁまったく憂鬱だ。3年前から口唇にできた血管腫で悩み続け、あらゆる治療法を試したが効果なし。ついに万策尽き果て、精神的にも限界に達し、メスを入れる決心をした。いきつけの歯医者「梶原歯科医院」の梶原先生の紹介で九大で診てもらうことになった。
それにしても九大病院はでかいやね。でかいとなんか緊張してしまう。受付を済ませて治療室へ移動。エレベーターを見上げる。5階顎口腔外科か・・・生きてりゃいろいろあるわな。座って順番を待つ。テレビでやってる料理番組に思わず見入って、「あ、これ今度作ってみよう」とか思ったりして携帯にメモしたりしてワシゃ主婦かい!「しんぐさーん」と呼ばれて診察室へ・・・ってなんで美人女医なん!こっ恥ずかしいったりゃありゃしない。普通の人でいいのに・・・。その後、男性の先生も診に来て、更に年配の先生も診に来て、なんとも処置に困った様子。思った通りの展開や。とりあえずもろもろ検査してから治療法を決めることにして、今日はエコーだけ撮った。もうここまできたらなら俎上の鯉。どーにでも好きにしてくだせぇ。
 
昼過ぎには終わって失意のまま帰宅。弁当食べてちょっと休憩してから「ブライダルミュージアム ビッビ」さんと「ランドリー・キッチン」さんに行った。
あ〜なんか決定的な治療法ないかいな・・・。
 
「ため息」
 
鏡見て
ため息ふたつ
みっつかな
 

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