この日記は全てノンフィクションであり、登場する人物・団体名などは全て実在のものです。
2月
2月28日(土)晴れJohnny Cash
今日はずっと「シューポート」さんで商品の撮影。お昼は店長の光田さんと女性スタッフと「あじさわ」でお好み焼きを食べた。そこで趣味の話になったが、光田さんの趣味はバレエ(踊るほうね)。かなり情熱を傾けている様子だった。なんとも素敵な趣味だなぁと思った。
考えてみるとワシのまわりの人たちは素敵な趣味を持った人が多い。
ヘアーショップ ムーヴ」のボスは薔薇を育てるのこと。薔薇ですよ!なんと素敵な趣味だろう。(ボスの薔薇日記
雷山千如寺」の和尚さんはオーディオ。いい音ってどこまででも追いかけてみたくなるのはすごくよくわかる。
浮岳茶寮」の女将さんは茶道。こちらは仕事にも関係してるが、その造詣の深さには脱帽するのみ。
やひめ」の橋本社長はウッドベース。そして職場でも車でもいつもジャズを聞いてる。実にダンディなんだな。
マツノデザイン店舗建築」のセガールしゃちょーは書道。絵がうまい人って書もうまい人が多いような気がする。
「粕屋のお客さん」の社長御夫妻はミュージカル鑑賞。ミュージカル好きな人っていいなと思う。
さて、ではワシはなんだろう?古書の収集?登山?食べ歩き?どれも中途半端だな。どれか一つだけ徹底的に凝ってみるかな。
 
つくしだろうか?ふきのとうだろうか?野でなにかを摘んでいる人をあちこちで見た。ついに春来たりだ。新しい人生での初めての春だ。
 
「春」
 
春きたり 野辺で菜をつむ 背中かな
 
2月27日(金)曇り時々雨The Brian Setzer Orchestra
ブライアン・セッツァーのロカビリーにかける情熱は実に素晴らしい。
 
久しぶりに「質みよし」さんで着物の撮影。社員さんの入社・退社で女性スタッフの顔ぶれがかなり変わった。そして皆さんワシより年上の方ばかりになった。そこでワシが何歳なのかが話題になった。
 
Aさん:「しんぐさんはきっと私たちよりかなり下ですよ」
ワシ:「いえいえ、結構いってますよ」
Aさん:「東京オリンピックを知っちゃあですか?」
Bさん:「それがポイントですね(笑)」
ワシ:「東京オリンピックは196・・・」
Aさん:「1964年です。私高校生でした」
ワシ:「そうですか・・・」
Bさん:「じゃぁ、柳家金語楼知ってますか?これでだいたいわかりますね」
ワシ:「いいえ、知りません」
Aさん:「柳家金語楼知らんですか?NHKの”ジェスチャー”っていう番組に出てた・・・」
ワシ:「知りません。東京オリンピックの時は・・・生まれてません(笑)」
Aさん:
Bさん:
「え〜!!!」

ワシっていくつになっても老けて見られる。
 
「年齢」
 
我未だ 見た目年齢 おいつけず
 
2月25日(水)曇り時々雨Eddie Cochran
「当世源氏物語」(谷崎潤一郎訳 源氏物語風)
 
大野峠
 
けふは「新郷商会」様、「ブライダルミュージアム ビッビ」様、「三開発」様、「太田自動車鈑金」様、「戸次染工場」様、「粕屋のお客」様とまわらせていただきました。
霧雨にしっとりと濡れる街中をいと赤き車にて走っておりましてもあまり寒さを覚えることはございませんでした。
水曜日は飯塚の里に参る日でございます。いつも大野峠を越えて参りますが、毎年如月にはこの峠が凍結して飯塚の里に参れませぬ日があるものですが、今年はそのやうな日もなく春を迎えようとしております。これも温暖化の影響でしょうか。
 
 
空腹
 
三開発」様にお伺いした時のことでした。女御のとしこ様がパソコンのことでなにやらお悩みのご様子でした。
「CORINSのオンライン登録をしなければなりませぬが、どのやうにすればよろしいものかと・・・」
「そのやうなことでしたらお任せ下さい。わたくしが登録いたしませう」
「まぁ、なんと頼もしいこと。ありがたいことでございます」
としこ様が御礼を言われたその時でした。ゴゴゴゴゴ・・・っと雷のやうないと恐ろしき音が響きましてございます。わたくし思わず周りを見回したほどでございます。その音はとしこ様のお腹の音でございました。
「ち、違います、違います、わたくしではございませぬ、今のは神宮様でございます・・・」
慌てて取り繕うとしこ様の姿が大変不憫でございました。
 
常日頃 しとやかなりし 人なれど
空腹時には 雷の音
 
 
家系
 
わたくしのお客様でございます箱崎の戸次様は大変な御先祖をお持ちでございます。柳川藩の藩祖で、生涯不敗、豊臣秀吉をして西日本一の武将と言わしめた立花宗茂の義父にあたります戸次鑑連の血を引いているということでございます。わたくしのやうな下賤なものが出入りするなぞ、畏れ多い家系であります。
御先祖といいますとわたくし以前、中国の毛利家の子孫の方と酒席をともにさせていただいたことがございます。「雷山千如寺」の御住職の喜多村様の御先祖は筑前黒田家の譜代の家臣であったさうでございます。「マツノデザイン店舗建築」のセガール社長の帝は大友宗麟の血をひいているそうでございます。世が世ならばおもてをあげることもできない方々でございます。まして日記におもしろおかしく書くなどまことに畏れ多いことでございます。
 
 
「家系」
 
世が世なら 顔も上げえぬ 人々と
まじわりをもつ ありがたさかな
 
2月24日(火)曇りIgor Fyodorovitch Stravinsky
「当世源氏物語」(谷崎潤一郎訳 源氏物語風)
 
バナナ
 
ウイルホーム」様にお伺いした時のことでした。太田社長の帝が御車の中よりバナナを見出だされて大変喜んでおられました。
「車の中よりバナナを見出だすとは、なんとめでたきことよ」
帝がそう仰せられるのを聞かれた太田の后様はいささかご不満がおありのご様子でした。
「帝はかのバナナが無くなりし折、『后が食べたのであろう、正直に申すがよい』とお疑いになっておられましたが、これでわたくしの潔白が証されました。なにか仰せになることがあるのではありませぬか?」
太田の后様は帝をお責めになりますが、帝は「車の中でバナナの匂いがするゆえ不思議に思っていたがやはりそうであったか。いやめでたいめでたい」とバナナに夢中で意にも介されませんでした。
「このやうなバナナごときで喧嘩をするなど、まことに恥ずかしゅうございます」
と太田の后様はため息まじりに申されておりました。

かほどまで 帝の心 奪いしは
ただ一本の バナナなりけり
 

夫婦
 
住まいのイシダ」様にお伺いしたときのことでした。女官のF井は得意げにこう申しておりました。
「わたくし、あることに気付きましてございます」
それを聞かれた社長の帝の北の方であります店長の后様がお尋ねになりました。
「それはいかなることでございましょうや」
「社長の帝は、わたくしを冷たくあしらわれる時には店長の后様におやさしく、わたくしにおやさしい時には店長の后様を冷たくあしらっておいでになります」
店長の后様は強く否定されて、
「心外な。わたくしが帝に冷たくされるのではなく、わたくしが帝に冷たくするのです」
と仰せられました。わたくしはそばで聞いておりまして笑いをこらえておりました。
女官のF井は続けてこう申しました。
「それにいたしましても月曜日はことに疲れをおぼえまする。かねてより不思議に感じておりましたが近頃その理由がわかりました。日曜日に社長の帝に終日ひっついていなければならないからでございます」
店長の后様それを聞いて、
「それでは一生ひっついていなければならないわたくしはどうなるのでございます!」
とツッコミを入れておいでになりました。それに対し一言も返せないF井でございました。
 
 
卓球
 
東部ハウジング」様にお伺いしたときのことでした。右大臣のA貞様より卓球倶楽部設立のお話を伺いました。なんでもメタボ対策ということで、市民体育館なる場所でされるそうでございます。所属されますのは太政大臣のN嶋様、右大臣のA貞様、左中弁のO様、少納言のK様とのことでございました。わたくしが、「どちらの方が長(おさ)となられますでしょうか」と問いましたところ、左中弁のO様というご返事でした。その理由は唐より渡りしもの(中国人)であるからということでございました。なんと短絡的な発想でございますことか。
 
 
延長料金
 
ランドリー・キッチン」様にお伺いしたときのことでした。酉の刻になり5や中納言様が大変あわてて帰り支度をなさっておいででしたのでわたくし尋ねてみました。
「なにゆえにそれほどまで急がれるのでしょう」
「まもなく保育園のお迎えの時間が終わるのでこのやうにあわてているのでございます。遅れると延長料金が必要となるのでございます。決して遅れるわけにはまいりませぬ」
そしてご自分の机のゴミを入れるべく、ビニール袋を取りに行かれましたが、「ち!小さすぎまする!」とまた取り替えに行かれて、今度は「破れておりまする!」とまた取り替えに行かれておりました。急いでいる時ほどさういうものでございます。そしてわたくしは、「神宮様、これを持っていてくださいませぬか」と大きなビニール袋を渡され、ゴミ入れを手伝わされたのであります。
5や中納言様は大きな足音とともに帰ってゆかれました。なんとも賑やかな方でございます。
 
 
「つとめ」
 
けふもまた 彼方此方で 笑わされ
かくも楽しき わがつとめかな
 

2月23日(月)曇りYes
コスモ不動産」さん、「システムハウス」さん、「ユーキハウス」さんとまわった後、「雷山千如寺」さんへ。今日は仕事が終わった後に和尚さんが快気祝いをして下さるということで「金助」へ。そして今日はもう一人スペシャルゲスト。「和白バプテスト教会」の黄先生!ワシの快気祝いというよりも和尚さんと牧師さんによる宗教対談となった。
黄先生は「金助」の料理がお気に召したようだった。うまい料理とうまい酒を楽しみつつ、いろんな話に花が咲いた。キリスト教と仏教という組合せなのでどこかで意見の衝突が起こると思いきや、全くそんなことはなく逆に非常に意見があってお二人とも非常に楽しそうだった。かなり高度な宗教的、倫理的、学術的な意見が飛び交う中、ワシはアホづらさげてただ聞くばかりだった。
非常に楽しく有意義な夜にして頂いたお二人に感謝。
(和尚さん、黄先生、ありがとうございました。)
 
「平和の礎」
 
宗教の 境を越えて 語り合う
今ここにこそ 平和の礎
 
2月22日(日)雨なし
お昼に両親と姉夫婦ともえちゃんと食事に行った。バイキングだったからまた食べすぎてしまった。どうもバイキングってのはうまく量が調節できない。
午後から雨が結構ひどくなった。飛行機大丈夫かいな?と思いつつ、両親に別れを告げて姉夫婦ともえちゃんと空港へ。案の定福岡からの便が視界不良のために着陸に手こずって、予定より出発時間が遅れていた。こりゃぁ福岡に帰ってしまうかな?そうなるともう一泊だから夜はまた義兄さんと飲めるかな?と内心思っていたがなんとか着陸に成功。思わず出発ロビーに歓声が上がった。その時の義兄の顔が若干残念そうだったのはおそらくワシと同じ企みがあったのだろう。
 
飛行機を待ってる間、姉がまたもえちゃんの小ネタをくれた。
 
姉:「もえってね、小さい時からほんと楽しませてくれるとよ」
ワシ:「うん(笑)」(←もう話す前からおかしい)
姉:「まだもえが3才くらいの頃かな?私が服を買いに行った時にね、試着室で着替えて出てきたらもえがおらんとよ」
ワシ:「うん」
姉:「あれ?どこ行ったちゃろうか?って探して、もしや?と思って試着室のカーテンを開けたらズボンを途中まで脱ぎよるもえちゃんと目があったと(笑)
ワシ:「あはははは!『え?何か?』って感じで?(笑)」
姉:「そうそう。『そうじゃなかった?』みたいな顔で。多分そこでは着替えをせないけんと思ったみたいなんよ」
ワシ:「あはははは!」
 
二泊三日の帰省中に三か月分くらい笑ったかもしれない。
 
母が作ってくれた弁当と、もえちゃんが作ってくれたクッキーと、もろもろお土産を持って機上の人に。揺れることを覚悟していたが全く問題なしのフライトで無事福岡空港へ。
夜は母の弁当を一人で食べた。いくつになっても、どんな美味を経験しても、これに勝るものはない。
 
主よ、我が対馬の家族、金沢の家族を守りたまえ。
 
「もえちゃん」
 
芸人も もえちゃんしのぐ ネタはなし
 
2月21日(土)晴れなし
(えしぇ蔵日記をご覧の皆様、お待たせいたしました。我が家系が生んだ至高の天然コメディアン、もえちゃんの爆笑ネタです。どうぞごゆっくりお楽しみ下さい。)
 
買物のついでに両親と3人で姉の家に寄った。
 
ワシ:「もえちゃん、部屋見せてよ」
もえちゃん:「いいよ」
ワシ:「おぉ、かわいいねぇ。この写真は?」
もえちゃん:「それ体育祭で優勝した時みんなで撮ったと。真ん中がもえこ」
ワシ:「ふーん」
もえちゃん:「この隣がスカート忘れた子。ちょっと天然やちゃ」
ワシ:「こっちの写真も真ん中におるね。いつも真ん中やん」
もえちゃん:「ちがうと。もえこが撮りよったらみんなが寄ってくると」
ワシ:「ふーん」
もえちゃん:「そしてこの子がスカート忘れた子」
 (その女の子に関する情報は”スカートを忘れた”ということ以外提供されなかった。)
ワシ:「ねぇもえちゃん、ことわざのテストで書いた、なんとかの白身ってなんやったっけ?」
もえちゃん:「身から出た白身(1)」
ワシ:「あ、そうそうそれそれ(笑)。書くとき間違っとるかもしれんて考えんかったと?」
もえちゃん:「それ書いた時はなんかピンときたちゃ。絶対これや!もえこ天才や!って」
ワシ:「ふーん(笑)」
もえちゃん:「テスト見せようか?ちょっと待ってね」
 (そして出て来た珍回答に埋め尽くされたテスト用紙)
ワシ:「面白すぎるよ(笑)。先生もこれ見て怒らんのがいいよね」
もえちゃん:「うん。『もえちゃん、今日もいいねぇ〜』て言われるよ」
ワシ: 「”二兎追うものは三兎追う(2)”、”情けは大事(3)”、”案ずるより案じれ(4)”。最高やね(笑)」
もえちゃん:「やろ?」
ワシ:「”雨降ってかさをさす(5)”に一回○がしてあって、その後取り消してあるよ。これ思わずつられたんやろうね。あ、違う違うって」
もえちゃん:「それ先生やなくて隣の子が採点するけんね」
ワシ:「”一を聞いて二を聞かず(6)”、”当たらずとも当たる時がある(7)”、”えびでしっぽを調理する(8)”、”聞くは一時の恥、聞くのはよい(9)”」
 (横で姉、義兄、両親は大爆笑中)
ワシ:「”三人寄れば四人集まる(10)”・・・いいねぇ。どういう意味?」
もえちゃん:「三人おったらもう一人ぐらい来るかなぁ思うて。『なになに?』みたいな感じで」
ワシ:「なんしようと?みたいな感じで?」
もえちゃん:「そうそう」
ワシ:「”どんぐりの帽子(11)”ってなんね?そこに含まれる教訓を知りたいね」
もえちゃん:「それはなんとなく。あとね、”桃栗3年柿8年”てあるやろ?」
ワシ:「うん。なんて書いたと?」
もえちゃん:「”桃栗3年栗8年”」
ワシ:「栗は1回登場しとるやんか」
もえちゃん:「うん。そうなんやけど」
ワシ:「”絵に書いたびょうぶ(12)”、”河童の頭は皿(13)”、”灯台から見る景色は美しい(14)”・・・はぁ〜もう傑作やぁ〜(笑)」

すさまじいボケっぷり。”河童の川流れ”が”河童の頭は皿”になるってのがすごいな。河童の頭が皿であるということになんの教訓も含まれてないし。

抱腹絶倒のひととき。
一応正解も書いておこう。
 
(1)身から出た錆
(2)二兎追うものは一兎も得ず
(3)情けは人のためならず
(4)案ずるより産むが易し
(5)雨降って地固まる
(6)一を聞いて十を知る
(7)当たらずとも遠からず
(8)えびで鯛を釣る
(9)聞くは一時の恥、聞かざるは一生の恥
(10)三人寄れば文殊の知恵
(11)どんぐりの背比べ
(12)絵に描いた餅
(13)河童の川流れ
(14)灯台もと暗し
 
そんなもえちゃんだが、ボケたおしてばかりいるわけではない。これではどこかのピン芸人かと間違われそうなのでフォローもしておこう。もえちゃんは字がうまい。それも半端じゃなく。書の道に進むという手もあるのでは?と思ってしまうほど。ピアノも姉仕込でかなりの腕があるので、もともと芸術肌なのかもしれない。
 

 
バラエティの方面にも”無限の可能性”を感じるが・・・。(落款に注目)
 
夜はすき焼でまたたらふく飲んで食った。ふぅ〜もう食えん〜っていうこの感覚は久しぶりだ。また義兄さんと焼酎を飲んだが、今日はちゃっかり風呂まで入ってきてた。姉の目が光っていた。どこの夫婦も同じだなと思った。

「もえちゃん」
 
ボケたおす もえちゃんもうすぐ 高校生
名を中学の 歴史に残して
 

2月20日(金)曇りなし

今日は4社まわった後空港へ。夕方の便で対馬に帰った。ようやく両親に手術の成功を報告できる。自分のことのように憂い案じていた両親を最初に安心させるべきなのに最後になってしまった。強風で揺れる飛行機にビビリつつも無事に到着。迎えに来てくれた義兄の車で帰宅。さすがにワシの顔を見た時の両親の表情は嬉しそうに緩んでいた。母は開口一番、「どっち側やった?」S先生の技術のすごさを証明する一言だった。父はよほど苦にしていたようで、「それにしてもよかったよかった」ばかり何度も繰り返していた。
晩餐は信じられないくらいうまいイカの刺身と対馬の鍋「いり焼き」。みんながさっさと食事を終わらせる横で酒好きな義兄とビールと焼酎飲みまくり。帰省するとリミッターが外れていかんな。なんぼで飲める気がする。
またしてもうちの家系が生んだ最高のコメディアン、もえちゃんの武勇談をいろいろと聞かせてもらった。そもそもなんでこんな傑作な女の子がうちの家系に登場したかを考えてみた。もえちゃんの両親であるワシの姉も義兄もどちらかというと大人しく、ウケを狙いにいくタイプではない(もっとも、もえちゃんもウケを狙っているわけではないのだが)。では誰に似たのかとみんなで考えてみると結論は一つ。おばあちゃん(ワシの母)しかいないということになった。思えばうちのおっかさんの武勇伝も華々しい。バンブーダンスのショーを見た時に「どなたかチャレンジしたい人いますかー?」の呼びかけに何百人もの観客の中で「はーい!」と一番に手を上げてステージに上がったり、海外では街角で休憩してるパントマイマーに芸を催促したり、言葉もわからないのに一人でハワイの動物園に行ったり、ハーレーに乗った警察官に後ろに乗せろと頼んだりと枚挙に暇がない。母のDNAはしっかりともえちゃんに受け継がれているようだ。
あぁもえちゃんも春から高校生か。はやいもんだ。こないだまで首がすわってなかったのに。
 
「家族愛」
 
幸せは いりやき焼酎 家族愛
 

2月18日(水)晴れThe Who
駅前のYさんとの会話。
 
Yさん:「最近は朝起ききらんようになった」
ワシ:「夜は何時に寝るんですか?」
Yさん:「1時かな」
ワシ:「遅いすね」
Yさん:「昔仕事しよった頃は3時間しか寝よらんかったよ」
ワシ:「3時間ですか!」
Yさん:「なんかでね、ナポレオンは3時間しか寝らんかったて聞いてから、3時間でいいんやな思うてそれからずっと3時間よ。忙しい頃やったけんね、仕事がはかどるはかどる」
ワシ:「すごい体力ですね。なんかスポーツされてたんですか?」
Yさん:「いや、若い頃は女遊びば〜っかしよった」
ワシ:「あははは!」
Yさん:「休みごとに違う女ば連れてね。そして時々は女を全部集めてダンスパーティーばしよったよ」
ワシ:「へーしゃれてますね」
Yさん:「いろんなとがおったよ。学校の先生もおりゃあパンちゃん(進駐軍相手の娼婦)もおったよ。パンちゃんが来たら嫌がるともおったばってん、あれたちは好きでしよるわけじゃないけんね。生活のためにしよるんやけん、みんな平等にせないけんいうて呼びよったよ」
ワシ:「へー」
Yさん:「そしたらくさ、あたしがあんまり遊ぶもんやけん、親戚が全部集まって仕事せれ言うて説教されたよ」
ワシ:「あははは!」
Yさん:「それからは仕事一筋や。女遊びはぴたーっとやめた」
ワシ:「すごいすね」
Yさん:「人間はね、そういう時期がいるとよ。世の中の裏も表も知ってね、初めて強くなれると。あたしゃそう思うよ」
ワシ:「なるほど」
Yさん:「結婚してからは仕事一筋やったばってん、年に一回はかあちゃんば外国に連れて行ったもんね。そしてかあちゃんが死ぬ時、『あたしは幸せやった』て言うてくれたとが一番の慰めやね」
ワシ:「そうですか・・・・・・」
Yさん:「今頃くしゃみしよろうよ。ははは」
 
「想い」
 

あとさきに しばし住む世は 違えども
胸に抱きし 想い変わらず
 
2月17日(火)曇りU2
(谷崎潤一郎訳 源氏物語風 F井の物語)
 
住まいのイシダ」様にお伺いしたときのことでした。女官のF井はなにやら憂いを帯びた様子でわたくしに言いました。
「神宮様、わたくしは最近ある人に餌付けされておりまする」
「餌付けとはさても不思議なことを申されるものよ。いかなる意味でありましょうや」
「お菓子や御飯をただで頂くわけでございまする」
「それはそのお方があなたのことを好いておられるということではありますまいか」
「いいえ、ただ餌を与えられるだけでございます。わたくし先日、N谷の宮様より『家畜』と言われてしまいました。その言葉がいたく心に残りましてございます」
「家畜とはまたN谷の宮様も愉快なことを申されることよ」
 
請わずとも ただめしあたふ ひとあるは
おんな盛りの あかしなりけり
 
ただ飯にありつけるうちが花でございます。
 
豪快無比な女官のF井は社長の帝より、「この書状を未の刻までにしたためおくやうに」とのお達しがあったにも関らず、帝に対し、「諸々のつとめをかかへており、そのやうな仕事はできませぬ」と不平を洩らしておりました。帝に対し奉りそのやうなことが言へるのは女官のF井だけでございます。さても元気な女官でございます。
 
 
東部ハウジング」さんで隣に座ってるOさんに訊いてみた。
 
ワシ:「Oさん、”しっぽり”わかった?」
Oさん:「わかりました。しんぐさんは今日は誰としっぽりしますか?」
ワシ:「誰ともしません(笑)」
Oさん:「奥さんは?」
ワシ:「そうすね。奥さんとしっぽりしますか。Oさんは?」
Oさん:「ボクは今夜、59歳のおばあさんとしっぽりします」
ワシ:「おばあさんと?(笑)」
Oさん:「はい」
 
Oさんはクレーム対応らしい。お疲れ様です。
 
「紫の上」
 
朝夕に 源氏にはまる 我にとり
しっぽりしたきは 紫の上
 
2月16日(月)晴れSimon and Garfunkel
たまにはネクタイも締めてみるかと今日はスーツにしてみたが、慣れないことはするものじゃない。早朝に「ムラオ商事やひめ」さんにお邪魔したら冷やかし倒された。
 
橋本社長:「お?先生どうしたの?今日は結婚式?」
ワシ:「いえいえ」
村尾社長:「選挙よ、選挙」
ワシ:「選挙!(笑)」
梯さん:「何かあるんですか?」
ワシ:「なんもないですよ」
橋本社長:「あぁわかった。うちとは違うどこか格式の高い会社に行くんだよ」
梯さん:「あぁそうかそうか」
ワシ:「あははは」
橋本社長:「それで、先生、その後唇の痛みはどうなの?」
ワシ:「痛みは全然ないですよ。感覚はまだ戻ってないですけど」
橋本社長:「奥さんとちゅうした時は感じが違った?ん?どうだった?それを最初に試したろ?むふふふ!」

コスモ不動産」の社長は先週インフルエンザで休んでたそうな。最初に行った病院では単なる風邪と言われ、それでもどうも熱が下がらずに他の病院に行ったらインフルエンザと診断されたらしい。やっぱいい病院悪い病院関係なくセカンドオピニオンは大事だな。
 
ワシは入院中にお見舞いに来てもらったことがすごく嬉しかったので、誰かが入院したらワシもお見舞いに行こうと思っていたら、「ユーキハウス」の社長が怪我で入院されたと聞いたので今日早速花を買ってお見舞いに行った。まさかワシが見舞いに来るとは思ってなかったようでビックリしてあったがすごく喜んでもらえた。(社長、お大事に!)
 
ブライダルミュージアム ビッビ」さんに寄って仕事をもらってから帰宅し、車を置いてJRで箱崎へ。今日は姫が快気祝いをしてくれるということでフレンチの「山口」へ行った。家庭的な雰囲気の中でリラックスして食べれるフレンチはいいもんだ。味も申し分なく、ボリュームも満足。ワインのセレクトもよかった。大満足の夜になった。(姫、ありがとう。)
 
「赤ワイン」
 
美味なるは 妻のおごりの 赤ワイン
 
2月15日(日)晴れのち曇りなし
午前中はM島さんと箱崎のWさん。午後は「マツノデザイン店舗建築」さんへ。
 
セガールしゃちょー:「うわーほんときれいに治ったねー」
ワシ:「外側も切ったんですよ」
セガールしゃちょー:「え?外も切ったと?全然わからんよ」
ワシ:「どこから切ったかもわからんでしょ?」
セガールしゃちょー:「現代の医学はすごいねー」
ワシ:「すごいすね」
セガールしゃちょー:「なんかしんぐさん若返ったよ」
ワシ:「ははははは!」
 
今日も社長の歌声が事務所に響く。
 
セガールしゃちょー:「おてぇ〜もぉ〜やぁ〜ん♪」
ワシ:「きたきた」
セガールしゃちょー:「あんたこぉ〜のごぉろぉ〜嫁入りしたではないかいな♪」
ワシ:「・・・・・・」
セガールしゃちょー:「嫁入りしたこたしたばってん!ご亭どんがぐじゃっぺだるけん、まぁ〜だ盃ゃせんじゃった♪」
ワシ:「はい?」
セガールしゃちょー:「村役、鳶役、肝いり殿♪」
ワシ:「まだいきますか」
セガールしゃちょー:「あん人たちの居らすけんで、後はどうなっと、きゃ〜なろたい♪」
ワシ:「・・・・・・」
セガールしゃちょー:「川端町さん、きゃー巡ろい、春日、ぼうぶらどんたちゃ、尻ひっぴゃ〜で花盛り花盛り♪」
ワシ:「フルコーラスですか」
セガールしゃちょー:「ピーチクパーチクひばりの子、玄白なすびのいがいがどん♪」
ワシ:「はい?」

今日は珍しく正確にフルコーラス歌ったしゃちょーであった。
 
ワシがエクセルで図形を作っている時、他の図形と大きさをそろえるために目分量で拡大縮小していたらしゃちょーが横から「もうちょい小さい、もうちょうい、あ、いきすぎた、ちょい大きく」と指示するのでその通りにしていたら不思議とあわせようとしていた図形にピシャリあるから驚いた。
 
ワシ:「すごいすね!」
セガールしゃちょー:「料理人が同じ幅に包丁で切るのと同じよ。」
ワシ:「なるほど」
セガールしゃちょー:「すごかろ?日記に書いといてね(笑)」
ワシ:「了解です(笑)」

夕方ジムに行った。水曜日の筋肉痛がまだとれてないなんて情ない。かつてのレベルに復活するのに1年はかかりそうだな。
 
「意味不明」
 
意味不明 玄白なすびの いがいがどん
 
2月14日(土)晴れSimon and Garfunkel
今朝も隣のバカ犬は朝5時から吠えている。昼間も吠えている。夜もしかり。日がな一日吠えっぱなし。声から察するにどうもストレスで吠えているような感じがする。あんまりいい待遇を受けてないんだろう。そう思うとちょっと同情する。満足していればあんなにも吠えないだろう。愛情とマナーに欠けた状態でペットを飼うのは人間の驕りだ。
 
午前中は「シューポート」さんで商品の撮影。外の気温も高いのに照明が熱くて苦労した。もうなんかほんとに春みたいだな。
 
午後は「大丸別荘」へ移動して「太田自動車鈑金」の京子さんの結婚式へ。お招き頂き実に恐縮。「大丸別荘」を選ぶというのが京子さんらしいな。あの古さがいいやね。内庭からの眺めは伊藤伝衛門邸を連想した。うまい具合に古さと新しさが同居していて、かつ折り目正しい日本のおもてなしという筋が一本ぴーんと通っているのが実にいい。料理もまずまずおいしかった。ここは温泉もあるしちょいと泊まってみるのもいいかなと思った。
会場に案内されてテーブルについたらいきなり、「先生、お久しぶりです」と言われて驚いた。この会場に太田家の皆さんと粟納さん(旦那さん)以外に知り合いはいないはず・・・と思って見たら「緒方石油店」のおかーさんだった!いつもスタンドで働いているおかーさんしか見たことないので見違えてしまった。
ワシは京子さんのお友達のテーブルだったがワシ以外みんな女性。知ってる人はもちろんいない。わー今から何時間もワシどうしよう?と思っていたら、隣の二人の女性に「えしぇ蔵さんですか?」と尋ねられてビックリ!えしぇ蔵日記を読んでくれているらしい。「入院されてましたよね?」と近況はすべてご存知で話題が出来たので一気に緊張はほぐれた。思わぬ場所で読者に会えると嬉しいもんだ。
披露宴はえんえんと続く・・・いろんな余興が披露される。二人の結婚の披露ではなくてみんなの余興の披露宴だな。お酒も入ってえらい盛り上がった。ほのちゃんが歌うぽにょがめっちゃうまいので「うわ、ほのちゃんすごいやん!」と思ったら歌付きのCDだった。
太田家のある旧筑穂町は町全体が家族的な暖かい雰囲気に包まれているのでこういう会に集まる人も顔見知りばかりなのか非常に和気藹々として楽しそうだった。なんだか対馬の結婚式を思い出した。心から二人の幸せを祝っているという感じがした。京子さんはずっと泣いていた。
それにしても粟納さんはいい男だ。イケメンという意味もあるが人間的にも実にいい男だ。まぁ京子さんが選ぶわけだから変なわけないか。いい家にはいい人が集まるんだな。
心配しなくても二人は幸せになりそうだ。優しい女性と誠実な男の組合せ。なんの不足があろうか。
 
夜は「雷山千如寺」さんへ。結婚式の格好のままお邪魔したので和尚さんに「おぉしんぐさん、今日は決まってるねぇ」と言われた。こういう時じゃないとネクタイも締めないからそれだけでも新鮮に見えるらしい。
 
「高砂の君」
 
行く末を ことほぐ笑みに つつまれし
高砂の君 幸を纏わん
 

(京子さんに捧げます。)
2月13日(金)雨The Beatles

ウイルホーム」さんで奥さんのお父様の本を貸して頂いた。前から読みたかった「非戦闘の中の戦闘」。いわゆるお父様の従軍記。めっちゃ面白いらしい。これからじっくり読ませて頂こう。
 

 
今日は九大病院で術後の経過を診てもらう日。「ウイルホーム」さんと「Rプランニング」さんを訪問した後、九大病院へ。外来に診察に行く前に病棟に寄ってナースセンターにお土産持参で挨拶にお邪魔した。ちょうど担当の看護師さんがいて話ができてよかった。「きれいに治りましたねぇ」と言われた。ほんとにおかげさまさまです。
外来に行って外来担当の美人女医のK先生に再会。「うわぁだいぶ印象違いますねぇ」と喜んでくれた。「ちょっと他の先生も呼んできますね」と言って連れて来たN先生も「おぉ!きれいですねぇ。さすがS先生ですね」と言われてた。この「さすがS先生」というセリフを何度聞いたことだろう。よほどその腕は確かな実績を重ねてきたんだろうな。おそらくワシのようにS先生に対して感謝してもしきれないという人はたくさんいることだろう。S先生にとってワシは今まで治してきた患者の一人にすぎないわけだ。日々、誰かに希望を与えているわけだ。なんと素晴らしい生き方だろう。今日は残念ながらS先生は不在だったが、次回はお会いできるということなのでその時にはワシの最大限の敬意と誠意をもって感謝の意を表そう。
帰りがけにK先生が「嬉しいなぁ。治った患者さん見るのが一番嬉しいです。今日はほんと嬉しいなぁ」と言われた時は、本当にふるえるような感動を覚えた。
新しい人生を下さってありがとうございます。
 
夜は「粕屋のお客さん」と快気祝いということでお食事。(社長、ありがとうございます。次回は倍返し致します・・・)今日はいつもより爆笑な話をたくさん聞かせて頂いた。
 
「はれる心」
 
憂鬱も ともに道連れ 血管腫
いまやはれるは 心なりけり
 

2月12日(木)晴れAndre-Nicolas Navarra
今月は28日しかない上に祝日もあったり、結婚式があったり、里帰りもしたりで働く日数が少ない。それだけにスケジュールが異常に過密になる。今日は「ヘアーショップ ムーヴ」さん、「あおば不動産」さん、「アルファホーム」さん、「センチュリー21 小笠原」さん、「大新住宅」さん、「ギャルソン」さんの6ヶ所。どうだ!って感じ。今月はずっとこんな調子。働け働けぇ。
 
日本語は面白い。一昨日、「東部ハウジング」の皆さんと飲みに行った時に、”しっぽり”という表現をOさんにどう説明するかでみんな頭を抱えた。「おいしいお店できれいな女性としっぽりと・・・」という感覚がなかなか表現できなかった。そこで辞書で調べてみたら、
 
1 ぬれて十分に湿りけを含むさま。「春雨に―(と)ぬれる」
2 男女の情愛のこまやかなさま。「―(と)語りあかす」
3 落ち着いて静かなさま。しみじみ。
 
・・・だそうな。なるほど。(Oさん、わかった?)
 
それにしても今日は妙に暖かい。春みたいだ。これ書きながらストーブつけてないし。しかし春には早すぎるゾ。
 
「如月の風」
 
如月の 風はぬるんで 勇み足
 
2月11日(水)曇り時々雨Frank Zappa
天気予報ってあたらんなぁ。せっかく山に登ろうと思ったのに。
 
かなり久しぶりにジムに行った。もうどれくらい行ってないかな?ジムには必ず大きな鏡がある。そこに自分の醜い顔が映るのが嫌で行くのをやめてしまったが、今はもう気にならない。また足繁く通うとしよう。しかしかなりのブランクがあるので筋肉もなにも落ちてしまった。チェストプレスに座ってかつて自分が上げていた重さの目盛を見てみる。とんでもない重さだ。今じゃとても上げれない。身体も硬くなってしまった。今から出直しだ。新しい人生、新しい筋肉だ。また鍛えなおすとしよう。
 
「古き友」
 
古き友 筋肉疲労と プロテイン
 
2月10日(火)晴れなし
ウイルホーム」さんでの会話。社長は外出中。
 
S田さん:「こないだ社長が裏で、うまいなぁ〜うまいなぁ〜て言いながらなんか食べてるんで何食べてるんかな?て見てみたらバナナでした」
ワシ:「あははは」
S田さん:「毎日なんか笑わせてくれますからね」
ワシ:「社長てなんかバナナ似合いますよね」
S田さん:「しんぐさん、それはしんぐさんだから言えることですよ。僕たちはとても言えません。バナナが似合うとか(笑)」

とは言いつつ、営業のS田さんは社長を人間性の面においてかなり尊敬しているという話もされてた。社員に尊敬される社長というのは今の時代極めて珍しいかもしれない。さすが社長やな。
 
(谷崎潤一郎訳 源氏物語風 F井の物語)
 
住まいのイシダ」様にお伺いしたときのことでした。わたくしがとても古いぱそこんのお手当てをいたしておりましたところ、急に起動しなくなりました。そこへあの女官のF井が参りまして、わたくしのことをあしざまに申します。
「あぁ、神宮様がぱそこんを壊しなされた、神宮様がぱそこんを壊しなされた、」
たいへんむかつく女官でございます。なんとか復旧できましたものの、休むまもなく次は、
「神宮様、ぶろぐを書いて下さいませぬか。わたくしどもたいへんいそがしくしておりまして、ぶろぐまで手がまわりませぬ」
と申されます。
「これはすたっふが書くものではありませぬか。わたくしが書いたのでは都合が悪く思います」
「いいえ、わたくしどもは神宮様のことをすたっふと思っておりますので、問題はありませぬ」
女官はひどくわたくしをいじめるのでございます。しかたなくぶろぐを書きましたが、次回はいかなる課題が待っておりますことやら。
 
東部ハウジング」さんでは税理士さんがワシの机の前で一生懸命作業されてた。その方は西南出身でワシの後輩だった。学籍番号を聞いてショック。ワシより10期も前だった。バリバリの税理士の人が10年も後輩だなんて・・・。
 
やひめ」さんにお邪魔して退院のご報告。
 
T尾さん:「先生、どこ手術したんですか?」
ワシ:「わからんでしょ?ここです」
T尾さん:「全然わからんすね!」
橋本社長:「どれどれ、うん?うんうん」
ワシ:「なんですか(笑)。うんうんって」
橋本社長:「先生、俺、御見舞いに行こうと思ったんだよ。そしたらさ、東京出張になっちゃってさ、それで御見舞いじゃなくてお土産買って来たよ」
ワシ:「おお!虎屋の羊羹!ありがとうございます」
橋本社長:「それで?もう再発はしないの?」
ワシ:「どうでしょう?しないんじゃないでしょうか・・・」

虎屋の羊羹大好きなんだな。(社長、ありがとうございます。)
 
帰宅後、JRで古賀駅まで移動して再び「東部ハウジング」さんへ。N嶋さん、A貞さん、Oさんと宗像の「和膳屋 吉田」に飲みに行った。常にハイレベルの技を保つこのお店は何回行っても感動させられる。今日も旬の素材を使った様々な美味にみんな感動していた。Oさんは中国人だから京風の味はどうかな?とちょっと不安だったが、うまいうまいと夢中で食べてた。Oさんは味覚も言葉もすっかり日本人になってしまった。
仕事の話から下ネタまでいろんな話題が出たが、Oさんの入社後の急激な成長も話題になった。Oさんは”あいうえお”しかわからない状態で6年前に日本に来たそうな。
「空港に着いた時、どうしたらいいかわからなくて、お母さんにすぐ電話しました。『どうしたらいいですか?』って。そしたらお母さんが『好きにしなさい』って(笑)」
それが今や不動産会社で普通に営業やってて宅建の試験にトライしているんだから大したもんだよなぁ。
今日みたいな比較的若い飲み会もまた楽しい。みんなで温泉に1泊してだらだら飲みたいねぇという話が出た。いいねぇいいねぇ、実現したいねぇ。
 
「宗像の月」
 
宗像の 月また赤く 酔い心地
 
2月9日(月)雨The Rolling Stones
中国鍼灸院」さんでの話。
 
呉先生:「今日は王義之の話ネ。王義之知ってる?」
ワシ:「いいえ」
呉先生:「この人は書の父と言われてる人ネ。中国では書聖というヨ。今の書道の基礎を作った人ネ」
ワシ:「へ〜」
呉先生:「面白い話があるヨ。この人は鵞鳥が好きだったヨ」
ワシ:「鵞鳥?」
呉先生:「そう。ある人が王義之に字を書いてもらいたいと思ったけど、王義之はなかなか人に書いてあげることしなかったネ。お金払ってもなかなか書いて貰えなかった。それでこの人は立派な鵞鳥を集めて毎日毎日王義之の家の前をうろうろしたヨ」
ワシ:「あはははは!」
呉先生:「それを見た王義之が鵞鳥売ってくれと何度も頼んだけどその人はお金じゃダメと断ったヨ」
ワシ:「それで交渉したわけですね?字を書いてくれと。なるほど」
呉先生:「それとこういう話もあるヨ。王義之は息子も字が上手だったヨ。ある日息子が字を書いたけど、点を一つ忘れてたヨ。それを王義之が見て、点を書き足したヨ。その後、王義之の奥さんが息子の字を見て、なかなかお父さんの字にはなれないけど、この点だけはお父さんに負けないくらいよく書けてると言ったヨ」
ワシ:「あはははは!」
呉先生:「これは歴史に書かれてる話ヨ」
 
それにしても呉先生はいろんな話知ってるなぁ。小説のネタに困ったら呉先生に訊けばいいか。

コスモ不動産」さんで作業してると、社長が入って来るなりワシの顔を覗きこんで、「お!しんぐさん治っとる!いい男になっとる!さすが九大やねぇ〜」と驚いていた。ちなみにワシが入院してた時に社長も別の病院に検査入院してた。でも社長は個室。お金持ちは違うなぁと思ったら、病室で仕事するために個室にしたらしい。よぉ働くなぁ。
 
午後は「システムハウス」さん、「ユーキハウス」さん。夕方は「雷山千如寺」さんへ。
 
ワシ:「こんばんはー」
和尚さん:「はーい、どうぞどうぞ。ではお顔を拝見・・・えええ!!」
ワシ:「すごいでしょ?」
和尚さん:「すごいねぇ!きれいに治ったねぇ〜」
ワシ:「ですね。自分でもビックリしてます」
和尚さん:「いやぁ現代の医学はすごいね」
ワシ:「すごいすねぇ」
 
和尚さんと奥さんがワシの回復を本当に喜んでくれて、またしても感謝感激の思いにうるうる・・・。しかも和尚さんは快気祝いの予定もたててくれているとのことでもう〜なんというか恐縮しまくり。
 
それにしてもみんなワシの顔見てあまりの変わりようにビックリする。まだ一巡してないからしばらくは誰かを驚かす日々が続きそう。
 
「雨後の晴れ間」
 
憂いなし
こころは雨後の
晴れ間かな
 
2月8日(日)晴れBilly Joel
午前中はヨドバシでもろもろお買物。終わってすぐに星野村へ移動。「星香園」さんへ。
 
牛島さん:「どれどれ、おー!」
ワシ:「治ったでしょ?」
牛島さん:「よか男になって」
ワシ:「わはははは」
牛島さん:「手術はどげんやったですか?」
ワシ:「6時間かかりましたよ」
牛島さん:「おぉすごい手術やったんですねぇ」
ワシ:「まぁ私は全身麻酔ですからあっという間ですけど」
牛島さん:「全身麻酔ですか」
ワシ:「はい。したことあります?」
牛島さん:「ありますよ。俺も手術した時は全身麻酔でした」
ワシ:「あれすごいですよね?」
牛島さん:「すごいすね。数を数えて下さいって言われて1って言った後、2って言った記憶がないです(笑)」
ワシ:「私も意識ある間は返事して下さいって言われて1回しか返事してないです(笑)」
牛島さん:「あっという間ですよね」
ワシ:「それと尿道管にはまいりました」
牛島さん:「あれでしょー!?いやですよねー。抜く時のなんともいえん痛さ!」
ワシ:「うぐぅぅぅぅ〜!!!って感じですよね」
牛島さん:「わはははは!」

手術体験談で盛り上がる二人・・・。
 
山越えしてうきはへ。「ル・シュクル」さんは今日も盛況。新商品の撮影をしたが、その中でこれ↓を食べた。
 

 
カシスオレンジ。これがあ〜た、め〜〜っちゃめちゃうまいんだな!この感動を誰かに表現したいと見回すけどみんな接客で忙しそうにしてるので感動のやり場がない。うぅ〜と1人で悶えているところを奥さんが見てゲラゲラ笑ってた。
バレンタイン用のチョコが並んでた。はぁ・・・うまそー・・・。
 





 
「誘惑」
 
誘惑は
悪女のごとし
チョコレート
 
2月7日(土)晴れDream Theater
今月より契約復活の「シューポート」さん。今後のネット販売の展開に関する打ち合わせ。靴もネットで買う時代になってきたのかな。っていうかなんでもネットで買うのが主流か。ワシこういう仕事してるくせに商売は対面が一番だと思ってる超アナログ派だったりする。
 
日栄」さんではお客さんの古い畳の中から初代が作った畳が出てきたそうな。実に80年も前の作品。初代が売りにしていた、”蓑縫い”という方法で作られたもので今ではめったに見ることができないものだそうな。通常の畳と違い、藁が斜めに走っている。この方法で作ると一日に一枚しか作れないらしい。
 

 
昔は通常の畳でも一日十二枚くらいしか作れなかったらしい。それが今では工場で1時間に15枚は作れるというからこの80年の技術革新っていうのはすさまじいものがあるな。「日栄」さんの工場の設備は最新式で、ここまでのものを有している工場はほとんどないという話。この工場を初代が見たらどんな顔するだろう・・・?
 

 
江田建設」さんにお邪魔して回復のご報告。専務は見舞いに来られる予定だったそうな。(ありがとうございます。)いろんな人の話を聞いてるとどうもみんな手術がある週を避けて翌週に見舞いに来る予定だったみたいで、ワシが5日も早く退院したからそれが果たせなかったらしい。もうちょいゆっくりしてればよかったかも??
専務は数回心霊体験があるらしい。屋根から落ちて生死の境をさまよった時、死んだ友人に三途の川の手前で身体をどんと押し戻されて、気付いたら病院の集中治療室にいたらしい。そういう話って結構好きなんだな。死後の世界の不思議とか恐怖とかそういう観点から興味があるのではなく、生前深いつながりがあった人と死後もなんらかの絆で通いあうものがあると信じるとなにか暖かいものが感じられてくるから。時間がある時にもっとゆっくり専務の心霊体験の話を聞いてみたい。
 

 
今日の最後はお久しぶりの「村田運送」さん。こうして忘れずに時々呼んで頂けるのは嬉しいかぎりだ。「村田運送」さんともおつきあい長いな。10年近いかも?(いつもありがとうございます。)
 
「たより」
 
先立ちて
彼岸にくらす
ひとびとに
せめてたよりの
すべもありせば
 
2月6日(金)晴れQueen
ウイルホーム」さんのホームページに物件の動画を掲載しているが、容量を軽くするためにサイズをおとしている。そのためにどうしても画質が粗くなってしまうのでそのことを社長に説明した。
 
社長:「画質が粗くてさ、なんか昔のブルーフィルムを見よるみたいや」
ワシ:「ブルーフィルム!(笑)」
Sさん:「なんすか?ブルーフィルムて」
ワシ:「社長、ブルーフィルムって死語ですよ」
社長:「むかーしのやらしい映画よ」
Sさん:「へー。ブルーレイなら知ってますけど」
社長:「部屋をくらーくして、『おーい、みんな集まれー』言うてさ、友達と上映会しよったよ。くらーい中でみんなでじーっと見よったよ。それがなんべんもダビングしたような粗い画質でね」
ワシ:「あはははは!」
 
しかしなんでブルーなんだろう?っと調べてみたら、その昔アメリカではポルノの8mmのフィルムは法律の関係でブルーに着色されていたんだそうな。へー。
 
Rプランニング」さんにお邪魔して山のような課題をこなした後、「戸次染工場」さんへ。息子さんがipodの使い方を知りたいということでお邪魔した。
 
戸次さん:「今、これに曲が入ったんですか?」
ワシ:「はい」
戸次さん:「もう聞けるとですか?」
ワシ:「聞けますよ」
戸次さん:「なんか嘘みたいですよねぇ。私らの頃とかレコードからテープに録音しよったですけどね」
ワシ:「してましたねー(笑)」
戸次さん:「針が古くなって替えないけんとか言うてね」
ワシ:「そうですそうです。レコードに埃がついたらきれいに拭いてね」
戸次さん:「そうそう(笑)。テープに録音した後、早送りとかして聞きたい曲を探すとが大変やった」
ワシ:「頭だし機能とかありましたよね(笑)」
戸次さん:「そうそう(笑)」
ワシ:「あんまり早送りとか巻き戻しとかしよったらテープが伸びたりして」
戸次さん:「それで何回も聞くようなとはメタルテープにせないけんとかね」
ワシ:「TDKのテープの種類とか覚えとったですよね」
戸次さん:「ノーマルとメタルの間にクロームとかありましたよね」
ワシ:「ありましたありました(笑)」

なんかカセットテープで盛り上がってしまった。あぁ今やipodか。あんなちっこいのに何千曲も入るんだからな。すごい進歩だな。
 
粕屋のお客さんにお邪魔したら、社長御夫妻と事務のMさんがワシの回復を喜んでくれた。
 
Mさん:「治ってよかったですねー」
ワシ:「はい」
奥さん:「二枚目に戻って、またモテるやないですか」
ワシ:「あはははは!腫瘍ができてる間に年取ったからだめですよ」
Mさん:「早く手術すればよかったですね」
ワシ:「ほんとですよ。4年回り道しました」
社長:「治ったけん言える話やけど、しんぐさんはいい経験になったと思うよ。これでまたいいのが書けるね」
ワシ:「いえいえいえ、それはどうかわかりません」
社長:「僕はね、腫瘍ができても気にしてないふうやったけ、しんぐさんは大したもんやなぁって思いよったとよ。でも去年の後半ぐらいから日記にも書くようになったけん、あぁやっぱつらかったんやねぇてわかったんよ」
ワシ:「いつか治るやろうっていう希望がある時は気にならんかったですけどね。いろいろ試してどれもダメってわかった時に初めて焦り始めましたね」
社長:「いやー、よかったよかった」
奥さん:「お祝いせないけんですねぇ」

粕屋のお客さんとも約10年のお付き合い。しょーもないワシを長年ずっと励まして下さり、飯が食える商売人にまで育てて下さった御恩は一生忘れられるものではない。あぁここにまた大恩の人々・・・。
 
「カセットテープ」
 
青春は
カセットテープの
ノイズかな
 
2月5日(木)曇りテ・ジョヨンのサントラ
ヘアーショップ ムーヴ」さん、「あおば不動産」さん、「アルファホーム」さん、「センチュリー21 小笠原」さん、「大新住宅」さんとまわった。この心地よい忙しさ!感謝だねぇ。みつをだねぇ。
 
今月から忙しさは更にアップ。新規のお客さんが1社、再契約のお客さんが2社。今年は新しい顔でちょいと気張るかね。ちったぁ銭もためんとな。自営だからな。
 
手術の顛末を行く先々で説明するが、その度に同じようなコメントが返ってくる。「九大の口腔外科はすごいって言いますもんね」なんだみんな知ってたのか?知らんのはワシだけ?
ワシの腫瘍の件はいづれ手術前と手術後の写真入りで日記に記録しておくつもり。同じ症状で悩む人の参考のために。
 
「光と水」
 
我が命
地に投げられし
種ならば
主は光なり
君は水なり
 
2月4日(水)晴れJule Emile Frederic Massenet
朝、目が覚めたらすぐに唇を触る。元に戻ってないか確かめる。きれいに治ったことがまだ信じられない。
 
駅前のYさんはまだ具合が本調子ではないのでパソコンは休むけど話がしたいので遊びに来てと言われ、のこのこと茶飲みに出かけるワシ。たまにはそんな暢気な時間もいとをかし。(いつもか?)
 
「新郷商会」さんでは社長と源太さんがワシの回復を喜んでくれた。経過は日記で毎日チェックしてくれてたそうな。「新郷商会」さんとももう10年のつきあい。家族のような親しみを感じる。ありがたい話だ。
源太さんの子どもさんが所属する野球チームの協賛として気持ちだけ協力させて頂くことにした。一回応援に行かんといけんなぁ。
 
三開発」さん、「太田自動車鈑金」さんとまわって、「ヘアーショップ ムーヴ」さんで髪を切った。
 
ワカガシーラ坂本さん:「すっきりしましたね。手術したって全然わかりませんよ」
ワシ:「でしょ?すごいですよね」
ワカガシーラ坂本さん:「日記見ましたけど、食事がまずかったみたいで」
ワシ:「ええ。あれは強制ダイエットですね」
ワカガシーラ坂本さん:「俺も入院したことあるんですよ」
ワシ:「へー、なんでですか?」
ワカガシーラ坂本さん:「検査入院で福大病院に。カテーテルしたんですけどね、ずーっと動けんのがつらかったです」
ワシ:「あ!私もしたんですよ、カテーテル。6時間安静で腰が痛くてつらかったです」
ワカガシーラ坂本さん:「俺も動けんでつらかったのはなんとなく覚えてます」
ワシ:「膝曲げても寝返りうってもダメですからね。つらかったですよ。6時間たってようやく開放されてホッとした時に看護師さんに『きつかったですね。足が片方しか曲げれないですからね』って言われたんですよ」
ワカガシーラ坂本さん:「あははははは!(爆笑)」
ワシ:片方は曲げてよかったんかい!って言いたかったです。横で姫がケラケラ笑ってました」
ワカガシーラ坂本さん:「はよ言わんかいって(爆笑)」
ワシ:「ほんとですよ。あれには参ったですね」

今思えば、あのカテーテルの前に呉先生に鍼をうって貰ってればあんなにつらい思いをすることもなかったかなと。ちょいと知恵が足らなかった。
 
「しののめに」
 
しののめに
すべて夢かと
くちびるを
なぞりてひとり
胸なでおろす
 
2月3日(火)雨Yes
ウイルホーム」さんで奥さんに「父が心配しておりましたので、無事成功してよか男になって帰ってきんしゃったよと伝えておきました」と言われた。恐縮の至り。お父様とゆっくり文学談義したいなぁ。
 
住まいのイシダ」さんではF井さんが「わー!違う人みたいー!」と騒いでた。ワシよっぽど変な顔の男と思われとったんやな。
F井さんのキャラメールコーンに関する話を源氏物語風に・・・。
 
(谷崎潤一郎訳 源氏物語風 F井の物語)
 
住まいのイシダ」様にお伺いしたときのことでした。F井という女官がおりまして、日頃から「嫁行きてぇ、嫁行きてぇ」とこぼしておられるような大変愉快な人でございました。近頃大変粒の大きなキャラメルコーンを買われ、そのことをブログに書いておられたのをお見受けしましたものですから、
「そのような粒の大きなキャラメルコーンを買われてどうなさいます。あれは粒が小さいからよいのではないですか」
とわたくしが言いますと、
「はい。わたくしも後悔しております。あれは口の中を怪我してしまいます」
と少し嘆いておられました。
 
さてそこに いかなる意味を 見出ださん
キャラメルコーンの 粒の大きさ
 
たべものには適度な大きさがあるということを学ばれたことと思います。
 
 
東部ハウジング」さんの面々と来週飲みに行く約束をした。N嶋さんに「しんぐさんのおごりで快気祝いをしましょう」と言われた。古賀には不思議な風習があるものだ。
 
福岡国際高等学院」さんでホームページの打ち合わせをした後、駅前のYさんに退院の報告にお邪魔した。
 
Yさん:「心配したぁ・・・」
ワシ:「すいません」
Yさん:「もう大丈夫と?」
ワシ:「はい。全然大丈夫です」
Yさん:「あぁ治っとるねぇ」
ワシ:「はい」
Yさん:「御見舞い行こうと思っとったと。そしたら自分が具合悪うなってからくさ、行けんかったと」
ワシ:「いえいえいえ、そんなお気遣いなく。具合はよくなったですか?」
Yさん:「今日はいいごたあるね」
 
琴の先生にも報告に行かなければ。あぁ報告したい人が多すぎる・・・。
 
「日々の幸せ」
 
いかにせば
あまたの恩に
報いんと
おもひわずらふ
日々の幸せ
 
2月2日(月)晴れJohann Sebastian Bach
中国鍼灸院」さんでの会話。
 
ワシ:「先生、漢詩を勉強するにはまず誰の詩から始めたらいいですか?」
呉先生:「昔は古いものから勉強してたけど、そんな必要はないヨ。自分が読んで一番いいと思ったものから勉強するといい」
ワシ:「はい」
呉先生:「料理作る時はその時食べたいものを作るでしょ?その季節で一番おいしいものを作るでしょ?それと同じ」
ワシ:「なるほど」
呉先生:「自分がいいと思ったものから始めて、だんだん広げていけばいい」
ワシ:「はい」
呉先生:「そして上手下手関係なくどんどん作ること。一度作ったものも何度も作り直せばいい。何度も何度も作りなおして、どこも変えるところがなくなった時、それは李白の詩になるヨ」
ワシ:「なるほど!(笑)」
 
今日も先生に詩を頂いた。
 
「無我最易成功」
 
呉 炳宇
 
世間冷暖笑納、
人生六十返童。
遇事避繁就簡、
無我最易成功。
 
世間の冷たさ暖かさを笑って受け入れ、
人生六十にして童にかえる。
事にあって難しく対処することなく、
我を捨てれば成功することも容易である。
 
(訳:えしぇ蔵)
 
人としてかくありたしだな。呉先生って仙人みたいやな。
 
コスモ不動産」さんの事務のIさんはワシの手術の件を殊の外心配してくれていたということを人伝に聞いたので、今朝はいの一番にご報告したらすごく喜んでくれた。ワシの気付いてないところでワシのことを心配してくれた人がいることを決して忘れないようにしないといけない。感謝の毎日だ。
 
「ユーキハウス」さんの後、「ランドリー・キッチン」さんへ。
 
ワシ:「こんにちは」
部長:「あ!おめでとうございます!」
ワシ:「ありがとうございます。初めましてって感じですね」
Yべさん:「おめでとうございます」
ワシ:「ありがとうございます」
5やさん:「あらしんぐさん、色男になっちゃって」
ワシ:「これでまた5やさんが惚れなおすかなと」
5やさん:「絶対それ言うと思った!」
部長:「あはははは!」
 
最期に「田中木材」さんを訪問。社長はワシの訪問を楽しみに待っていてくれたそうな。入院中もお花を頂いたりしたので御礼ということでお邪魔してことの顛末をご報告した。社長と奥さんはワシの回復を本当に喜んで下さって感謝感激。帰りにお土産また頂いて全く何をしに行ったやら。あつかましいワシ。
田中社長は文学と車と食べ歩きが好きなので、ワシと話が合わないはずがない。今度一緒に飲みに行く約束をした。
それにしても相変わらずダンディな社長。ワシは今までにかなりの数の”社長”と言われる人に出会ったが、「あぁ、ワシがこの人のようなルックスだったら俳優になったろうなぁ」と思った社長が二人いる。それが「シーサイドリアルエステート」の和田社長と、「田中木材」の田中社長。男としてお二人のような年のとり方ができれば理想やな。本当の二枚目ってのは自分の見た目に無頓着なもので二人ともその口だが、それだけに自然なかっこよさが醸し出されるのだろうな。かっこつけずにかっこいいってのがホンモノだな。
 
「なさけ」
 
われひとり
おもひなやむに
あらざると
人のなさけに
ふれてこそ知る
 
2月1日(日)曇り賛美歌
じゃび子がM島さんの城カレンダーの出来に驚いていた話をM島さんに伝えた。じゃび子に「教えた人がここまで出来るようになったら先生も嬉しいでしょ?」と言われたが、まさにその通り。そこに教えることの喜びがある。M島さんと香椎の中野さんの画像処理の技術はかなりのレベルにまで達している。自分のレベルが上がるよりはるかに嬉しいもんだ。
 
和白バプティスト教会」での礼拝が終わった時、ワシの唇の手術のことでずっと祈っててくれたS田さんがワシの横に座って、「よかったぁぁぁ・・・」と言いながらぼろぼろ泣き始めた。そんなにまで心配してくれていたんだと、ワシも貰い泣きしそうになった。こんなワシごときのために涙を流して・・・あぁその涙の輝き、心に刻むべし。そして弱き自分の戒めとすべし。表現し尽くせない感謝の想い、自らの筆のつたなさがもどかしい。(S田さん、本当にありがとう。)
他の人たちも次々にワシの顔を見に来て祝福してくれた。あとかたもなくきれいになってるのでみんなビックリしていた。(主イエスに祈って下さった皆さんのおかげです。ありがとうございます。)
 
午後、姫と宗像方面の取材へ。カフェ1軒、喫茶店1軒、ケーキ屋1軒、すべて合格。どれもいい店だった。
 
「祈り」
 
癒えて知る
人の祈りの
力かな
 

☆★
トップページへ戻る ☆★