この日記は全てノンフィクションであり、登場する人物・団体名などは全て実在のものです。
6月
6月29日(月)曇り時々雨なし
中国鍼灸院」の呉先生が先週出した漢字クイズの答えは「秋」。
赤で風が好きで水が嫌いなのは火。
青で水が好きで虫が嫌いなのは植物。
つまり火の横に植物を意味する部首を持ってくればいいというわけで、のぎへんがそれ。のぎへんは稲のように穀物を意味する。
 
呉先生:「先週の問題は正解の人いた?」
ワシ:「あ、一人いましたよ」
呉先生:「今週はこれネ。熟語の問題ヨ」

一葉障目、
不見○○。
両豆塞耳、
不聞○○。

呉先生:「これは中国のことわざネ。○○に入る熟語を当てる問題ネ」
ワシ:「この詩の意味はなんですか?」
呉先生:「要するに、小さいことにこだわっていたら全体が見えなくなるという意味ネ。日本にも似たことわざある?」
ワシ:「それなら”木を見て森を見ず”ですね」

(これはちょっと難しいので、似たような意味なら正解ということにして、今週も回答を募集します!わかった人はメール下さい。esezo@s-harvest.com
 
 
防疲歌
 
呉 炳宇
 
久立骨傷、(久しく立ちて骨傷み、)
久行筋疲、(久しく行きて筋疲れ、)
久座血凝、(久しく座して血凝し、)
久臥氣滞、(久しく臥して氣滞り、)
久欲神離。(久しく欲して神離れる。)
未久交代、(久しからずして交代し、)
回而後始、(回して後を始めとすれば、)
防疲無憂。(疲れ防ぎて憂い無し。)
 
ずっと立ってれば骨が傷み、
ずっと歩いてれば筋が疲れ、
ずっと座ってれば凝血し、
ずっと寝てれば氣が滞り、
ずっと欲しがってれば神が離れる。
長くなるまえに交代し、
後が始めとなるように回していけば、
疲れを防ぐことができ憂いはなくなる。
 
(訳:えしぇ蔵)
 
ずっと同じ状態でいたり、同じことばかりしているのではなく、交互にいろんなことをしていけば疲れにくいということだな。
 
「かたつむり」
 
言葉なく あじさい這いて かたつむり
 
6月28日(日)曇りのち雨U2
マツノデザイン店舗建築」さんへ。
 
セガールしゃちょー:「しんぐさんにコーヒーいれちゃろう」
ワシ:「ありがとうございます」
セガールしゃちょー:「あ〜なたぁ〜♪」
ワシ:「始まった(笑)」
セガールしゃちょー:「あ〜なたぁ〜♪」
ワシ:「・・・・・・」
セガールしゃちょー:「あ〜なたぁ〜♪」
ワシ:「・・・・・・」
セガールしゃちょー:「あ〜なたぁ〜♪」
ワシ:「・・・・・・」
セガールしゃちょー:「あ〜なたぁ〜♪」
ワシ:「しゃちょー、続きはないんですか?」
セガールしゃちょー:「忘れたったい(笑)。なんやったかいな?あ〜なたぁ〜♪」
ワシ:「誰の曲ですか?」
セガールしゃちょー:「それも忘れたったい(笑)。誰やったかいな?あ〜なたぁ〜♪」
ワシ:「・・・・・・」
セガールしゃちょー:「あ〜なたぁ〜にぃ♪あ!そうやった!そうそう!あなたにぃやった」
ワシ:「その次は?」
セガールしゃちょー:「あ〜なたぁ〜にぃ・・・♪」
ワシ:「・・・・・・」
セガールしゃちょー:「あ〜なたぁ〜にぃ・・・♪」
ワシ:「・・・・・・」
 
結局、「あ〜なたぁ〜にぃ」から進まなかった。
今日はしゃちょーに水彩画のコツを教わったことから、水彩画教室をやりましょうよ!という話になり、しゃちょーも乗り気になっていた。名付けて「せがーる水彩画教室」。マジでやりましょー!やりましょー!
 
夜は姫同伴であるパーティーに招待された。料理もワインもうまいパーティーで至福のひと時を過ごした。
アーティストのギター弾き語りもあった。パーティーのホスト夫妻に捧げるという歌を夫妻は手をつないで聴いていたが、奥さんはそれまでのご苦労を思い起こされたのか、感極まって泣いていた。その光景に人間の、夫婦の、本当の幸せを見たような気がした。幸福は思いがけないところで一瞬だけ形になる。今日はそれを見れたことがワシにとっては幸せだった。
主よ、このご夫婦を守りたまえ・・・・・・。
 
「幸せ」
 
いづこにか いづこにかある 幸せを
探すことこれ 人の一生
 
6月27日(土)晴れ10CC
http://www.youtube.com/watch?v=JqdY6APJH7A
 
I'm not in love   
So don't forget it  
It's just a silly phase I'm going through
And just because I call you up
Don't get me wrong
Don't think you've got it made
I'm not in love
no no
 
10CCの「I'm not in love」。なんてせつない曲だろう・・・。
なんか疲労しきった精神状態に染み通ってくる感じがする。
 
あぁどうしたいんだ?どっちに行けばいいんだ?なにが欲しいんだ?
わからん。いよいよ自分の存在意義がわからん。わからんことばっかりだ。やっぱり藤村操は正しかった。
 
萬有の真相は唯だ一言にして悉す、曰く「不可解」。
 
もっかワシはこの恨を懐いて煩悶中ってとこか。
 
誰か全部かわりにやってくれ。ワシは小説を書くよ。どうもそこしかなさそうだ。
 
「筆」
 
筆をもて 思いの丈を その先に
 
6月26日(金)晴れMichael Jackson
Michael Jacksonが死んだ!なんてこった!80年代型のPOP MUSIC の時代がこれで終わったのかもしれんな。思えば火付け役もこの人だったわけで、人生そのまま音楽に捧げた感があるな。しかし50歳は早すぎる。
思えばワシの一番好きなロックの時代は60〜70年代だから、当時活躍した人たちはだいたい60歳超えている。そうなるとこれからちょくちょく好きなアーティストの訃報を聞くわけだ。いやだねぇ。ただでさえロックアーティストは早死にが多いのに。
 
あぁ今日も暑かった。今確か梅雨だよな?最後の「シューポート」さんが終わる頃には結構ふらふらだった。
今夜もリニューアル作業かよ。泣きそうだぁ。誰が800店も集めたんだよまったく・・・。(>_<)
 
「星」
 
偉大なる 星またひとつ 消えゆきて
 
6月25日(木)晴れ10CC
ワシは福岡南部の不動産会社のお客さんが多い。「アルファホーム」さんにいる時に「センチュリー21 小笠原」さんの営業の人が来たり、「センチュリー21 小笠原」さんにいる時に「大新住宅」さんの営業の人が来たり、「大新住宅」さんにいる時に「センチュリー21 小笠原」さんの営業の人が来たり、「ウイルホーム」さんにいる時に「ユーキハウス」の社長が来たり、「住まいのイシダ」さんにいる時に「ウイルホーム」さんから電話がかかったり、「コスモ不動産」さんにいる時に「アルファホーム」さんから電話がかかったり・・・ってな調子。いっそ活動拠点を那珂川か大野城あたりに置いたほうがいいんじゃなかろうか?と何度思ったことか。今後は福岡西部の不動産会社のお客さんも増やして行かないと。
ところでもっか宅建の勉強中だがまだ自信がつかない。今年はパスして来年受けようかな。
 
「用途地域」
 
準住居 1種低層 2種低層
近隣商業 準工業かな
 
6月23日(火)曇り時々雨Creedence Clearwater Revival
東部ハウジング」さんでの会話。
 
A貞さん:「しんぐさん、バックアップは何でとったらいいですかね?MOですか?」
ワシ:「MO!もうそれは死語ですよ。やっぱフラッシュメモリですよ」
A貞さん:「いくらぐらいですか?」
ワシ:「今めちゃめちゃ安いですから8GBとか16GBとか買ったらいいですよ」
A貞さん:「じゃぁ全員に一つづつ持たせますか」
Oさん:「僕、持ってますよ」
A貞さん:「なんで持っとぉと?」
Oさん:「学校卒業した時に記念に全員貰いました」
N嶋さん:「それ、シャーペンの芯が入っとぉちゃないと?」
ワシ:「あはははは!」(←めっちゃツボにはまった)
A貞さん:「そういえばほとんど同じ大きさやし(笑)」

ムラオ商事やひめ」さんに行くと社長が歌舞伎の話題をふってきた。どうもワシと同じで今回初めて見てはまった口らしい。素人2人で大いに歌舞伎を語り合った。社長は9月に東京に見に行くらしい。あ〜ワシも早くみたいな。能ってのは結構頻繁にやってるけど、歌舞伎はなかなかチャンスがない。時々チェックしとかんといけんな。
 
「除湿機」
 
除湿機や 梅雨に壊れて 粗大ごみ
 
6月22日(月)曇り時々雨Janis Joplin
中国鍼灸院」の呉先生は、「雷山千如寺」の住職に捧げる詩を作られたということで、見せてもらった。
 
「雷山千如寺」
 
呉 炳宇
 
深山千如寺、(深き山に千如寺あり)
林静泉有声。(林静なれど泉の声あり)
古道迎新客、(古道、新客を迎え)
願少事多成。(願い少なくして成る事多し)
 
深き山に千如寺はある
山は静かだがどこからか水の音がする
古き道はいつも新しい客を迎える
欲の少ない者の祈りはかなえられる
 
(訳:えしぇ蔵)
 
和尚さん喜ぶやろうなぁ。
 
呉先生:「今日は漢字のクイズをやるヨ」
ワシ:「クイズですか。いいですね」
呉先生:「漢字をあててみて。半分赤で、半分青」
ワシ:「はい」
呉先生:「赤いほうは風を喜ぶけど、水に弱い」
ワシ:「はい」
呉先生:「青いほうは水を喜ぶけど虫が嫌い」
ワシ:「う〜ん・・・・・・」
呉先生:「難しい?答えは『?』ヨ」
ワシ:「なるほど・・・」
呉先生:「日記見てる人わかるかどうか、答えを募集してみたらいいヨ」
ワシ:「面白いすネ。やってみましょうか」

というわけで、このクイズの答えがわかった人、メール下さい。(esezo@s-harvest.com)
ちょっと難しいかな?漢字はやさしいけどなかなか深い問題です。
 
「呉大人」
 
触れるもの 見るものすべて 詩とならん
呉大人の 背に学ぶ我
 
6月21日(日)雨のち曇りなし
かなり久しぶりに同人誌「午前」の例会に参加した。お互いの作品を批評しあうということだったが、やはり皆さん読みが深いのはさすがだ。ただ文字を読んでいるのではなく、作品の奥にまで入っていき本質を見極めようとする。いつかこういう人たちをうならせるものを書いてみたいやね。
 
我が家は今壁と屋根のメンテ中。「システムハウス」さんが足場を組んでいる。この足場を利用して庭木のハナミズキと月桂樹の剪定をやってしまうべしと、夕方からチョキチョキ。結構疲れたが足場のおかげで上のほうまで細かく剪定できた。
 
今、自分の過去の作品を書き直し中。ワシの作品は浅い。浅すぎる。今はそれがよくわかる。だがそれをすぐに深いものにできないのがもどかしい。読む修行はかなり積んだが、書く修行はまだ足りない。野坂昭如みたいに名作の書き写しでもするかな。
 
「目指すもの」
 
目指すもの 見えて届かぬ もどかしさ
 
6月20日(土)晴れAerosmith
本日は筑後day。早朝から既に暑い。八女では田植えが始まった。
 
江田建設」さんで専務と打ち合わせ。今日はどっさり仕事を頂いた。帰ってからがんばらにゃ!
今日も家を建てる時のいろんなノウハウを教わった。ほんとしみじみ思うけど家はハウスメーカーで建てるもんじゃないな。地場の工務店や大工さんに頼んでゆっくりじっくり作ってもらうのが一番。安いし安心できるものになるし。いい工務店と出会えるかどうかが勝負だな。「江田建設」さんで家を建てた人っていうのは幸運だったわけだ。でもそのことに気付いている人は少ないかも。
いい出会いは計り知れない副産物をもたらす。
 
 
星香園」さんにタケさんが来た。いつも陽気なタケさん。一緒にいる時間の9割は笑ってる。よく笑う人に悪い人はいないね。今日はタケさんが「星香園」さんのために作った詩を見せて頂いた。どうしてもワシに見せたいということで今日の訪問に間に合せて下さったそうな。(ありがとうございます!)
 

 
全て手作り。素晴らしいクオリティやね。一茶一笑ですよ。
(タケさん、載せましたよー!)
 
 
最後は「尾道屋」さん。Mさんが入れて下さった抹茶のアイスティーが妙においしかった。聞いたら星野村の抹茶らしい。どうりでうまいはずだ。
 
「田植え」
 
田植えする 人の背中の 丸さかな
 
6月19日(金)晴れMichael Jackson
マジで暑いがな。
 
Rプランニング」さんで、アサさんとぶーしさんが糸島の賃貸物件について何やら打ち合わせしていた。糸島と聞くと興味をそそられずにはいられないワシは、「それっていい物件ですか?」と割って入った。その瞬間!2人の目は営業モードに切り替わった!
「いいですよー!これ!」「オススメですよ〜!」「まだ新しいしネ!」「そうそう。ペットも飼えますよ」「自然がいっぱいだし」「デザインがすごくいいんですよ」「結構こだわって造ってありますもんね」・・・怒涛のように攻めてきた。そして「じゃ、予約入れときますね!」「オリコでお願いしまーす!」とどんどん進めていくし。おいおーい!
 
そうやってワイワイ盛り上がった後、二丈町役場に用事があるのに東区役所に電話しているアサさんの後姿に哀愁を感じた・・・。
 
 
シューポート」のみつださんとプラリバで商品撮影。この暑い時に熱い照明をつけるともはや我慢大会。手際よくさっさと撮影を進める。そしてパソコンで画像処理。途中からなぜかハードロックの話になり、ロックとくれば黙っていられないみつださんと誰がいいの、どの曲がいいの、と議論を戦わせた。ワシもまだまだ知らんアーティストが多すぎるな。ブックオフで大人買いするか。
 
「命」
 
知らぬまま 残す名曲 あまたなり
さてもはかなき 人の命か
 
6月18日(木)晴れAC/DC
暑いがな。
 
下の写真は「ヘアーショップ ムーヴ」さんでワカガシーラ坂本さんが撮影した”若手スタッフ身長比較”。
 

 
めっちゃわかりやすい。
 
 
暑いわ忙しいわで夜にはへとへとになったが、夜は夜で姫を連れてとあるお食事会に参加。へとへとでもアルコールが入れば俄然復活!楽しかったし、おいしかったし、そしてなにより勉強になった。
 
「空梅雨」
 
空梅雨の 暑さ詩想も 枯らすかな
 
6月17日(水)晴れIRON MAIDEN
雨降らんっちゃが。いいとやろうか?こんなことで。
 
三開発」さんで奥さんととしこさんがきゃっきゃ楽しそうに話しているのでなんの話題かと思えば、「ごっつええ感じ」のDVDが面白かったという話だった。懐かしい・・・ワシも毎週見てたなぁ。「アホアホマン」、「おかんとマー君」、「ミラクルエース」、「とかげのおっさん」、「Mr.Bater」、「月光猿軍団」・・・当然ワシもその話題に参加して一緒に盛り上がってしまった。
 
夕方、「リバティ」のガルシアしゃちょー宅にお伺いしたらプロのスカッシュ選手の矢野さんがやる気のないTシャツを着てたので思わず写真に撮らせてもらった。このTシャツに今日残ってたやる気は全部吸い取られた。
 

 
「お笑い」
 
お笑いの 話題未だに 無視できず
 
6月16日(火)晴れEmerson, Lake & Palmer
東部ハウジング」さんにいる時に思いっきりブレーカーが落ちて一騒動。ワシは自分のノートパソコンで作業中だったので助かったが(ノートパソコンはバッテリーがあるから)、他全員のパソコンの電源が切れた。ツイてない人はいるもので、その時Oさんはせっせとデータの入力中だった。「ぜ、ぜんぶ、きえたぁ・・・」と固まっていた。ご愁傷さまです・・・。
 
世の中には2種類の人間がいるのです。パソコンのデータが消えて、既に泣いた経験がある人と、それをこれから経験する人。
バックアップは偉大だ・・・。
 
「停電」
 
停電で パソコン切れて 早仕舞い
 
6月15日(月)晴れU2
というわけで月曜の朝は「中国鍼灸院」さん。今日の詩はこれ。
 
「Easy : 易」
 
呉 炳宇
 
十年植樹成林易、(十年樹植えれば林成り易く、)
一生画樹成材難。(一生樹画けば材成り難し。)
難中行易易更易、(難中に易行えば易更に易、)
捨易求難難上難。(易を捨て難求めれば難の上に難。)
画少天下樹仍緑、(画少なくとも天下の樹なお緑、)
樹尽人間生存難。(樹尽きれば人間生存し難し。)
 
十年樹を植え続ければ林に成りやすいけど、
一生樹の画を描いてばかりでは材に成りにくい。(計画をたてるばかりでは結果は残らない)
状況が難しくとも易しいところから取り組めば、どんどんうまくいくが、、
易しいところではなく難しい部分から取り組めば、余計に難しくなる。
画がなくても世の中の樹は緑のままだが、(計画がなくとも悪い状況にはならないが)
樹がなくなると人間は生きていけない。(結果がないと話にならない)
 
(訳:えしぇ蔵)
 
要は行動に移さなければ、どんな綿密な計画も意味がないということ。
今日は呉先生がこの詩を中国語で発音して下さったが、実にきれいな音だった。あ〜やっぱ漢詩は音も楽しまないとその魅力の全てに触れたことにはならないよな。中国語話せたら漢詩は楽しいだろうなぁ。
 
 
システムハウス」さんに家の屋根と外壁のメンテの見積りを出してもらい、今日打ち合わせしてきた。ハウスメーカーが出した見積りと比べると嘘のような安さ。しかも社長自ら担当してくださるというので恐縮千万恐悦至極・・・。リフォーム業者ほど良し悪しの見極めが難しい業種はないが、「システムハウス」さんと知り合えたことは本当に幸運だった。仕上がりが楽しみ・・・。
 
「自戒」
 
ことばなく 自戒の日々を 踏みしめて
いづこへ歩む 罪深きわれ
 

6月14日(日)晴れ

The Beatles
早朝からM島さんが庭木の剪定に来て下さった。M島さんはプロについてきちんと講習を受けてあるのでさすがに仕事がきっちりとして素晴らしい仕上がりだった。おかげで庭木が甦った感じがする。ワシは少しでもノウハウを盗もうと見学しながら手伝った。今日はうまいこと晴れてくれたが気温が高いのにはまいった。M島さんかなりお疲れになったろうと思う。(M島さん、本当にありがとうございました!)
 
昼から姫を迎えに行ったついでに箱崎の骨董市をのぞいてみた。思ったよりも店も多く結構楽しかった。毎月やってるそうだから時々行ってみるかな。
 
夕方からえしぇ蔵クッキングでバタバタ。今日は煮物の水の分量を間違えてえらいことになった。なんとか食えるレベルにまではなたが、評価の対象にはなりえない。昨日のフレンチに比べてこのざまだ。全く情けない・・・。
 
「剪定」
 
剪定後 よく見えしかな お隣さん
 
6月13日(土)晴れAerosmith
一人で「ターミネーター4」を見に行った。めっちゃ面白かった。芸術系の映画はもちろんだが、こういうエンターテイメント系の映画も好きだ。それに「ターミネーター」シリーズにはちょっと思い入れがある。高校の頃に友達と初めて借りて来たレンタルビデオが「ターミネーター」だった。あれから24年か。白髪も増えるわな。
 
最近、姫がフランス料理の教室に通ってる。そこで習ったのを今日復習するというから楽しみにしていたが、本人曰く失敗らしい。だがワシに言わせればめっちゃめちゃうまかった!これが失敗なら成功はどんなんよ?と言いたいくらい。求めるもののレベルが全然違う。えしぇ蔵クッキングなんざちゃんちゃらおかしいやね。
 
「舌肥えて」
 
舌肥えて わかる己の 腕のなさ
 
6月12日(金)曇りNirverna
ESEグルメのリニューアル作業で帰宅してからも忙しい。今は800店もあるがおそらくかなり減ることになりそう。閉店はもとより質の低下しているお店もありそうだし、コメント文が古過ぎて再調査必要な店もある。ここでいっちょ思い切ってスリム化するか。そして更に更に磨きをかけていこう。
 
「馬稷を切る」
 
10年の 月日で残る 800店
今こそ泣いて 馬稷を切らん
 
6月10日(水)晴れAC/DC
かつて経営者の集まりの会に参加していた際に知り合ったある人の会社が潰れた。当時は日の出の勢いで、インターネットへの取組みが早かったことが成功の理由だと経営の薀蓄をあちこちで披露していた。一度ワシにも一緒に仕事をしようと声がかかり、その時は直感的に「肌が合わない」と感じたので断ったが今思えば賢明な判断だった。ホームページで月に数百万円も売り上げがあることを自慢していたのに、今では自己破産のていたらく。栄枯盛衰か。ちょっと天狗になってたからな。驕れるものは久しからずだ。成功した人の多くが忘れがちなことは成功の中には必ず”たまたまそうなった”という運と”誰かのおかげ”という恩が含まれているということ。それを自分の力で成し遂げたと思うからこういうことになる。多少成功したくらいでセミナーの壇上で経営を語るなんてやめとけって。明日はどうなるかわからんのに。成功した時に必要なことは、それまで以上に気合を入れることと、あらゆる他力に感謝すること。驕慢、忘恩、豪奢などもってのほか。人間、必要以上の金や地位を持った時に本性が現れる。己を律することができるかどうかが問題だ。特に経営者は多くの人の人生を背負っているわけだからより人間を磨く必要がある。日々努力、日々反省、日々感謝。
 
「メッキ」
 
持たぬもの 持って剥がれる メッキかな
 
6月8日(月)晴れKISS
なんだか毎週月曜日の朝に「中国鍼灸院」さんに詩を習いに行ってるような状態になっていることにふと気付いた。
 
「敗因」
 
呉 炳宇
 
守株待兎勿笑、(株を守りて兎を待つことを笑うなかれ)
縁木求魚不少。(木に魚を求める縁は少なからず)
敗者本非欠智、(敗者本より智に欠けるにあらず)
利令智昏失巧。(利に令され智に昏くなり巧を失う)
 
切り株に兎がぶつかるのを待つ人を笑ってはいけない、
木に登って魚をとろうとしている人は少なくないのだ。
敗者は智恵がないから負けるのではない、
利益に捕らわれるから智恵がくもって失敗するのだ。
 
(訳:えしぇ蔵)
 
こういう詩を呉先生は裏紙とかに筆ペンで書いてくれるが、これが非常に見事な手跡だから余計にすごい詩に見える。
 
 
「活」
 
呉 炳宇
 
水昇湧泉肌嫩、(湧泉より水昇れば肌嫩り)
火降宮肢体暖。(宮より火降れば肢体暖なり)
舌下水甜添活力、(舌下に水甜ければ活力を添え)
氣功健身家密傳。(氣功で身健やかなるは家の密傳なり)
 
湧泉というツボ(足の裏にある)から水が昇れば肌は若返る。、
宮というツボ(手のひらにある)へ火が降れば体は暖まる。
舌下の水が甘ければ活力を得ることができる。
氣功で健康を保つことは家の秘伝である。
 
 (訳:えしぇ蔵)
 
呉先生:「呼吸する時に湧泉というツボから体の中を水が昇ってくるようにイメージする」
ワシ:「はい」
呉先生:「そして今度は宮というツボに体の熱が下りていくようにイメージする」
ワシ:「はい」
呉先生:「舌の下にある水が甘く感じられると元気が出るヨ」
ワシ:「へー」
呉先生:「人間、水が足らないと枯れてしまうけど、多すぎてもだめネ。熱も高すぎても低すぎてもだめ。鍼を使って氣を流し、この水と火を調整すれば、病気は治るヨ」
ワシ:「なるほど」
呉先生:「それと食事が大事。普通の薬は飲まないで食事で治す。食事は薬と同じネ。昔は医学と食事は同じと考えられていたヨ」
ワシ:「医食同源ですね?」
呉先生:「そう。食事はとても大事」

今日は小説に関するアドバイスも頂いた。
 
呉先生:「誰かに何かを伝える時に、人は例えば・・・の話をするネ」
ワシ:「はい」
呉先生:「小説も同じネ。自分の言いたいことをそのまま書いても誰も読んでくれないけど、物語にするとおもしろいからみんな読むネ。その中に自分の言いたいことを隠しておくヨ」
ワシ:「そうですね」
呉先生:「そして全部説明しないで終わること。後は読む人に考えさせる。わかる人にはわかるし、わからない人にはわからない。それでいいヨ」
ワシ:「はい。そう思います。ありがとうございます」
 
いつも呉先生のところにいるのはわずか30分足らずだが、この短い時間に学ぶことは非常に多い。もう完全にワシの人生の師だな。「子曰く・・・」で先生の言行録を作るといいかもしれない。
 
「兎待つ者」
 
切株を 守りて兎待つ者の
少なからずや この国の今
 
6月7日(日)曇りなし
姫が梅酒を作るということで、「ベジキッチン」のゴトー先生の実家へ梅を頂きに行った。姫と猿のように木にしがみついてとるわとるわ。どっさり頂いたのにその後お茶までご馳走になった。そーとーあつかましいな。
 
曇天の下、終の棲家を探しに不動産屋さんと糸島郡をうろうろした。不動産屋さんの車に乗せてもらってある物件を見た後にたまたま行ってみたいパン屋の看板を見つけ、姫が「すいません!ちょっとパン屋に寄ってもらっていいですか?」と足代わりにつかってしまった。そーとーあつかましいな。
 
今日見た中でなかなかいい物件もあったが、理想に一致するものはそう容易には見つからない。いかにそれに近づけるかが問題だな。仕事が続けられること、自然の恵み豊かな地であること、広い土地が確保できること・・・もろもろの条件を満たす地はやはり西の方角ということになるかもしれない。さて、どうなることか。いよいよ動き出したぞ・・・。
 
「青梅」
 
老木の しなひて実る 青梅かな
 
6月6日(土)曇りQueen
これも寄る年波か、ここ数年は日本人に生まれた喜びをしみじみ感じる。日本の自然、歴史、文化、味覚・・・そういうものをあらためて楽しんでいきたいと思う自分がいる。伝統芸能である歌舞伎も以前から興味はあったが、なかなか実際に観賞する機会がなかった。仮にも日本人の物書きとして何がしかの足跡を残したいと思う者が歌舞伎を知らないでは話にならない。今回姫のおかげで初めて観賞の機会を得たので喜び勇んで出かけた。
博多座は多くのファンで埋めつくさんばかり。艶やかな着物姿の人も多い。あぁなんと風情ある趣向だろうか。着物で歌舞伎観賞。いい趣味の人もいる所にはいるんだな。 
ホールの中は3階になっているが以外に狭い。ワシのような図体には席が狭いのがちょいと難点。今回のワシらの席は2階の中央寄り。なかなかにいい感じ。
幕が上がってからはのっけから感動の渦に放り込まれ、翻弄された。役者の演技、美しい衣裳と舞台、心地よい邦楽の調べ、絶妙の間合い、盛り上げる掛け声・・・全ての要素が調和して大きな芸術を形作っていた。なんという素晴らしい世界だろうか。完全に魅了されてしまった。
特に芝居や音楽、そして大向うの掛け声などの絶妙な間合いには言葉もない。まさに間の芸術だ。一瞬も目が放せない。決してだらだらと見るものではないと思った。役者も真剣なら客も真剣。
視覚と聴覚から客を感動に引き込み、帰りにはそれぞれの胸のうちに感動のおき火を残して再来を促す。日本の伝統が形作った芸術は底知れない魅力を持っていた。
歌舞伎の魅力に捉えられてしまったワシは早速次の公演の日程を調べてしまった・・・。
 
「歌舞伎」
 
大見得を 切られてはまる 歌舞伎かな
 
6月4日(木)曇りThe Chieftains
木曜日は忙しいけど充実してるからあっという間に終わる気がする。密度の濃い一日だ。夜の7時までミッチリ。ワシは忙しい一日よりダラダラしてる一日のほうが疲れるから、逆に忙しいほうがいい。疲労というのはそれに伴う充実感があれば減殺されるのかもしれない。
 
日は東から西へ。ワシは若輩から老練へ。
何が変わるというのだろうか?
事故か病気で死んだとして、10年も経過すれば誰も覚えていないようなこの人生。それでもなにか意味があるのだろうか?
あるんだろうな。生きていて欲しいという人が一人でもいるなら意味があるんだろうな。
とりあえず自然に死ぬまでは生きていかなければいけないのだ。それが義務なのだ。
いくら考えてもわからないことは、もはや神託に委ねる他はない。浮かばれようが落ちぶれようが、どうぞ好きにして下さい。
逆らう力がないなら流されるしかないやね。人間一人に何ができるというのか。
まともに生きて、人の役にたって、己の存在意義が見つかる。そんな人生にしたいやね。
 
「ポン族」
 
ポン族と 大きいポン族 我が命
 
6月3日(水)雨なし
昨日書いた”なぜ魚は立てて焼くほうがうまいのか?”の疑問を「三開発」さんにお邪魔した時に常務が解決してくれた。
 
ワシ:「釣はしてますか?」
常務:「しょっちゅうしてます(笑)」
ワシ:「フライでしたっけ?」
常務:「いや、鮎の友釣りです」
ワシ:「あ〜そうでしたね!友釣りする人って少ないでしょ?」
常務:「いえいえ、日田の方の川に行ったらいっぱおりますよ」
ワシ:「あ!そうだ、質問なんですが、魚は立てて焼いたほうがうまいんですか?」
常務:「そうです。頭を下にしてね」
ワシ:「頭を下にして?へーやっぱそうなんですね。なんでですか?」
常務:「脂が口から落ちるからです」
ワシ:「横にしたら落ちないんですか?」
常務:「皮があるけんですね」
ワシ:「あ、そうか。じゃあ川魚に限らず立てて焼いたほうがいいんですね」
常務:「そうです」
ワシ:「釣ってきた鮎は自分でさばくんですか?」
常務:「いいえ。鮎は苔しか食わんけ、さばかんでいいとです。苔も一緒に食うとです」
ワシ:「じゃあ釣って帰ってきて串を刺して焼くだけ?」
常務:「そうです」
ワシ:「楽ですね」
常務:「あとは丸かじりです」
ワシ:「そして日本酒を飲むと」
常務:「そうです!そうです!(笑)だから日本酒党やとです」

おかげさまでスッキリ解決!A貞さん、読んでますかー?
 
「鮎」
 
あこがれは 囲炉裏で鮎と 日本酒と
 
6月2日(火)曇りPolice
住まいのイシダ」さんでの会話をここしばらくは「源氏物語」風にして書いてきてそれを社員の人たちも読まれていたが、その影響からなのか、社員の人の普段の会話まで源氏物語風になってきた。F井さんは「社長の帝が私のファイル削除したぁ!もうお暇させていただきまする」と愚痴をこぼしているのを聞いて店長が「大丈夫。うちでやっていければどこの会社でもやっていけるぞよ」となだめている。横で聞いてて笑ってしまった。
 
東部ハウジング」さんでA貞さんが気になることを言われていた。「川魚は立てて焼くのと横にして焼くのでは味が変わるのか?」という疑問。なんでも立てて焼くほうがおいしくなるらしい。そうなんだろうか?囲炉裏があったら実験してみたいところだ。
 
「雅な会話」
 
職場にて 雅な会話 また一興
 
6月1日(月)晴れBlack Sabbath

肩と背中に疲れがたまっているので「中国鍼灸院」さんへ。例によって今日も2首。
 
「天機」
 
呉 炳宇
 
見人下菜家戸暁、(人を見て菜を下すこと家戸は知り、)
量体裁衣人皆知。(体量りて衣を裁つこと人皆知る。)
主観若随現実変、(もし現実の変わるに主観随えば、)
将軍常勝得天機。(天機を得て将軍常に勝つ。)
 
その人を見てどういう食事を出すかはどの家庭でも知っており、
体を測ってから服を作ることは誰でも知っている。
もし自分の主観を変化する現実にあわせることができれば、
天機を得て将軍はどんな勝負においても勝つことができる。
 
(訳:えしぇ蔵)
 
人を見て菜を下す、体量りて衣を裁つ・・・か。うまいねぇ。さすが呉先生だ。
 
 
氣功密傳(3)
 
呉 炳宇
 
嘘舒肝胆目更明、
呵医心狭血暢行、
宣肺腑防流感、
吹保腎腰補髄精、
呼温脾胃守中土、
通三焦身太平、
淡食少欲体常動、
健康為宝事乃成。

呉先生:「これはどんな呼吸法がどんなことに効くかを表してるネ」
ワシ:「はい」
呉先生:「最初の文字に口がついてるでしょ?この字の発音が呼吸の音を意味するネ」
ワシ:「はい」
呉先生:「嘘は、シューと発音する。この呼吸法だと肝臓が静かになって目が良く見えるようになる」
ワシ:「シュー!」
呉先生:「呵は、クゥーと発音する。狭心症を治し、血行をよくする」
ワシ:「クゥー!」
呉先生:は、シーと発音する。肺腑の奥まで届いて流感にかからなくなるネ」
ワシ:「シー!」
呉先生:「吹は、ツィーと発音する。腎臓を守って髄液を補う」
ワシ:「ツィー!」
呉先生:「呼は、フーと発音する。胃や脾臓を温かくして体の中心を守るネ」
ワシ:「フー!」
呉先生:は、シィと発音する。三焦を通して体を安らかにする。中国では体を3つの部分に分けて表現するネ。鳩尾より上の部分と、鳩尾からへその部分と、へそから下の3つ。これを三焦というヨ」
ワシ:「シィ!」」
呉先生:「食事は薄味にして、欲を少なくして、常に体を動かすことが大事」
ワシ:「はい」
呉先生:「健康を宝と考えれば、どんなことでもできる」
ワシ:「なるほど!」

この呼吸法には動きもあって、それも教わったがとても1回じゃ覚えられない。次回もまた習うとしよう。
 
「氣功」
 
先人が 四千年の 積み重ね
敬いて知る 氣功の奥義
 


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