この日記は全てノンフィクションであり、登場する人物・団体名などは全て実在のものです。
9月
9月29日(火)曇り時々雨
先週、「ウイルホーム」さんで奥さんにネタを頂いたので書いておこう。
 
ワシ:「今日、携帯忘れたんですよ」
奥さん:「すんごい不安でしょ?(笑)」
ワシ:「不安ですねぇ・・・」
奥さん:「私一回携帯なくした時、冷凍庫から出てきたことありましたよ。冷たーくなってました」
ワシ:「(笑)なんで冷凍庫ですか?」
奥さん:「買物してなんかを冷凍庫に入れた時にいっしょに入れたんでしょうね」
ワシ:「なるほど」
奥さん:「自分の携帯に電話かけたら、どこかでかすかに鳴ってるんですよ」
ワシ:「あはははは!」
奥さん:「どうも冷蔵庫のほうから聞こえる・・・って冷蔵庫開けてもないし。まさか冷凍庫とは思いませんでした」
ワシ:「そりゃかすかにしか聞こえんでしょうね(笑)」
奥さん:「はい。鍵をなくした時は野菜室からでてきました」

そういえばかつて奥さんは熱いお茶をなぜか冷蔵庫に忘れて冷たーくなってたという話をされてたっけな。まぁとにかく何かなくなれば冷蔵庫を探せばいいわけだ。
 
一方、我が家ではまた偉大なるソラミミストがやってくれた。
 
ワシ:「今日ね、那珂川で安いスタンド見つけたよ。これから贔屓にしちゃろうかなて思う」
姫:野菜スタンド?
ワシ:「・・・・・・またやってくれたね。もういやや・・・・・・」
姫:「今、おばちゃんが野菜売ってる絵が浮かんだ」
ワシ:「なんで俺が野菜買ってこないけんとよ」
姫:「うきゃきゃきゃ」
ワシ:「スタンドいうたらガソリンスタンドたいね」

ゴトー先生、これ↑どうでしょう?
 
「野菜スタンド」
 
すいません キャベツ満タン 現金で
 
9月28日(月)雨
中国鍼灸院」さんでの会話。
 
呉先生:「えしぇ蔵は何してる時が一番楽しい?」
ワシ:「本読んでる時ですかね」
呉先生:「うん。毛沢東も本読むの好きだったヨ」
ワシ:「そうですか」
呉先生:「あの人は本読むだけじゃなくて本の中にたくさん感想を書いたヨ」
ワシ:「へー」
呉先生:「ある日ネ、家族の人が友達から借りてきた本を読んで、たくさん感想書いてしまったヨ」
ワシ:「あはははは!」
呉先生:「家族の人は返す時にとても恥ずかしかったヨ。でも多分その本は今ではすごい価値あるヨ」
ワシ:「でしょうねー」

今頃は家宝になってるだろうな。
 
今日は3件。早めに帰宅してデスクワーク。
新しいお客さんの「松島商店」さんのワインショップが10月からスタートする。現在最終調整中。作業しながら説明文とか読んでると勉強になる。そういえばワインが恋しい季節だな・・・。
 
「彼岸花」
 
那珂川に しのつく雨や 彼岸花
 
9月27日(日)晴れ
連休の余波をもろに受けて日記も書けない忙しさ。もう何日とばしたかいな?
朝からずっと机にかじりついてる。脳みそフル回転。
夕方、気分転換に長谷ダムへ走りに行った。なんだか身体が重い。それにしても9月が終わるというのに日中のこの暑さはなんだ?蝉が「まだワシは引退せんぞ」と言いたげに一所懸命に鳴いてる。
大したネタもないな。松本清張の「西海道談綺」4巻目に入った。読みやすくて面白いがさすがに長いので矛盾をたくさん見つけてしまった。こういう意地悪な読み方は作家泣かせやな。
 
「蝉」
 
昼は蝉 夜は鈴虫 ワシ作務衣
 
9月23日(水)曇りのち晴れ
さすがに疲れて一日ゴロゴロしてた。だが姫は早朝から「ベジキッチン」へ。今日は「福岡マルシェ」の店番ということだったので閉店前にワシもちょいと覗きに行った。思ったよりこじんまりとしたマルシェだった。もちっとたくさん店呼んで派手にやろーぜと言いたかった。なんか拍子抜け。それに仮にもマルシェなんだから素材系の店を増やそうぜとも言いたかった。
あぁ思い出すなぁ・・・姫とフランスのボーヌで見たマルシェ。ああいうのをやればいいのに。
 
「店番」
 
店番は ソラミミストや ベジキッチン
 
9月22日(火)曇り時々雨
ホテルの近くに日本一うまいパン屋があると姫が言うので朝から買いに行った。開店前にも関わらず既に行列。全商品すぐに売り切れるというからさすがの人気。結構たくさん買ってホテルでかじった。日本一かどうかはさておき、確かにうまいし、味も形も実に斬新なパンが多かった。なるほど。知識と修練で大関にはなれても、独自の発想の確立なしには横綱にはなれないということだろうな。
ホテルをチェックアウトしてからIKEAで買い物。遠くスエーデンから来たIKEA。洗練されたデザインは目に新しかったがやはり安いだけあってちと軽い。独身者か若夫婦向けという感じか。
買い物を終わってからは都市高速経由で山陽自動車道で帰路についた。毎回思うことだが中国地方というのはでかい。行けども行けども終わらないという感じがする。途中2度休憩して、帰宅は夜8時。広島から福岡までは結構車が多く、運転に神経を使ったので結構疲れた。
  
なかなかに充実のシルバーウィーク。明日はゆっくりする予定。
 
「旅」
 
人生は 思えば旅の 繰り返し
思い出ひろふ 今日も明日も
 
9月21日(月)晴れ
朝は姫のお母さんと三人連れで実家の近くの「ヤマト醤油味噌」に行った。醤油は全国どころか世界に名を馳せる名品で、フランスの三星レストランも御用達という筋金入りの老舗。かすかに甘みを含んでいることが特徴らしい。
古い蔵をモダンに改装した店内やホールはノスタルジーがうまく演出されており心地よい雰囲気に好感が持てた。ここで人気の醤油ソフトクリームをちゃっかり味わった。味はソフトクリームなんだが、かすかに醤油の感じがする。後口がまるで和風料理の後のようにさっぱりしている。
 

店を出た後、名残惜しくもお母さんに別れを告げてワシらは北陸道に乗った。一路大阪へ。
連休中なので大阪周辺の渋滞を予想していたが都市高速で少し混んだくらいでほとんどスムーズに宿まで到着できた。それにしても大阪の市内はやはり福岡のようにはいかない。なんせ規模が違うし、4車線もあるでかい道が一方通行だったりするから驚く。異郷を運転するのは疲れる。
チェックインした後、鶴橋で姫の買い物に付き合った。晩飯はなんばのお好み焼き屋「とんべえ」のぺっちゃん焼き。うまいうまいとつい食べすぎてしまった。
その後、姫の友達と待ち合わせてお茶してからホテルへ戻った。今日もたっぷりな一日。
それにしても心斎橋の人の多さには驚いた。大阪は初めてではないが、繁華街にはまだ足を踏み入れてなかったので新鮮な驚きだった。人の流れにうまく乗らないと歩きにくい。こういう時に都会人ではないということをしみじみ実感する。
 
 
「グリコの看板」
 
ミーハーと 嘲らるると 知りつつも
撮らずにおれぬ グリコの看板
 
9月20日(日)晴れ
今日はみんなで黒部峡谷のトロッコ電車に乗ろうということになった。姫は20年ほど前に家族揃って乗ったらしいがなぜか誰も何も記憶していないらしい。それって実は行ってないのでは?と思ったが写真はあるらしい。不思議な家族だ。
トロッコ電車の旅は宇奈月温泉から始まる。車の中でしきりに姫が頭を上下に動かしているから、「ははぁ、宇奈月にかけてうなづいてるわけやね」と思ったが無視した。
車両にいくつか種類があるがワシらが往路で乗ったのは窓がないタイプでまさにトロッコそのもの。椅子に背もたれもなかった。風がまともにあたるのでこのタイプがおそらく最も臨場感が味わえる。
出発前に、「不審な物を見つけた方はすぐに係員に・・・」とアナウンスがあったのを天下のソラミミストがまた「死んだものを見つけたらてどういう意味?」とタワケたことを言っていたが無視した。
美しくもあり勇壮でもある渓谷の眺めは筆舌に尽くしがたし。様々な緑の競演、エメラルドグリーンに輝くダムの水、ワシは思いがけぬ感動に心を震わせ、この喜びを姫と共有しようと横を見ると・・・寝てた。あんた通勤電車のサラリーマンじゃあるまいし。まったく。
上に到着してすぐに山菜そばでお昼。お腹ができた後は付近を散策した。渓谷に道を設けて川の近くを歩けるようになっている。猿が飛んで渡る猿渡という所は確かに狭く、両側の断崖から木々が枝を延ばしあっていたが果たして本当に跳べるだろうか。
ちなみにトロッコ電車から猿用の吊橋が見えるがこれはしばしば利用されているらしい。
渓谷を眺めながら姫のお母さんのぼたもちを食べた。さすがにうまかった。姫にとっては人生で最初の料理の師匠であるお母さん。食を真剣に考えるお母さんあっての今の姫だ。その恩恵にあずかるワシとしては感謝あるのみ。
マイナスイオンを十分に吸収した後はまたトロッコの旅。峡谷の美しさの中には厳しさもうかがえるせいか、その魅力の中には視覚的なもの以外から訴えてくるものもあった。ワシは我を忘れて写真を撮るのに夢中だったが、ふと横を見ると姫は・・・また寝てた。おまけに姫の家族もみんな寝てた。なるほど。誰も前回の記憶がない理由がわかった。
話には聞いていた黒部峡谷のトロッコ電車がこんなに楽しいものとは思わなかった。いい思い出が作れた。
夜はみんなで近江町市場の上にできた飲食街の中華を食べに行った。久しぶりの近江町市場だったが、どうやって工事したのか、市場の店はそのままの状態で、その上に実に巧みに構築されて通路から下の市場が見下ろされるようになっていた。便利さは追求しても市場の雰囲気は残そうという姿勢には非常に好感が持てる。
中華は結構おいしくて家族との最後の宴も楽しく過ごせた。みんな元気そうで安心した。姫にとっては900キロの東、まさに”遠きにありておもふ”故郷。お互いの心配は尽きせぬものだろう。心配になる人がいる、心配してくれる人がいる、これは人間が自覚しない幸福の一つだろうな。
 
黒部の車窓から」(動画)
 
 
「黒部峡谷」
 
秋の日に 水と緑の きそひあふ
黒部に残す 家族の思い出
 
9月19日(土)晴れ
北陸は金沢から嫁を貰うと帰省が一大イベントになる。しかも今回は高速道路1000円を利用しない手はないということで、三回目の車での帰省ということになった。ただ今回は連休なのでゴールデンウイークなみの渋滞が予測されていた。そこでワシらは深夜2時の出発という荒業に出た。
夜中に起きだしてこそこそと荷物を積んで出発する時は、なるほど夜逃げとはこんな気分かと思った。九州自動車道は少し車もいたが、中国自動車道はほとんど無人の野を行くがごとし。姫はすぐに寝たのでワシは月のない夜空に威勢を誇るオリオン座を道連れに漆黒の中国道をひた走った。
5時くらいから東の空が白み始めた。吉和で休憩した時は寒いぐらいの気温で霧が出始めていた。起きた姫は霧に包まれる中国道をデジカメで撮影していた。谷あいの町の上に吹き流しのように霧がたなびき、淡い朝陽に白さを返す光景はえもいわれぬほど文学的だった。
加西で朝飯を食べたのが7時。陽が昇ると途端に気温は上がり、車内は暑いほどだった。大阪周辺の渋滞を回避するために吉川ジャンクションから舞鶴若狭自動車道へ入った。小浜西インターを降りたところで迎えてくれるのは若狭湾。秋の陽に輝く海を左手に見ながら北陸道方面へ一般道を走った。姫が「若狭湾の名物はわかさぎ」とたわけたことを言っていたが無視した。
田は豊かに実って黄金の海だった。早くも刈り入れをしている光景も見られた。甘い金木犀の香りが風に乗ってきた。
敦賀から北陸自動車道に入った後は一挙に金沢へ。高速を降りたのが午後2時。およそ12時間の旅。距離は約900キロ。まだまだワシらも若いか?
遅いランチは回転寿司へ。金沢は回転寿司発祥の地。ネタがいいので十分にうまい。姫の実家で一息ついた後、旧市街にあるブックカフェでしばしまったり。
夜は姫の家族と金沢の海の幸で宴。運転で疲れていたせいかあまり酒は進まなかった。早く寝ようと床についたが夜中にお腹を壊してまたも寝不足・・・。
 
「北陸の風」
 
北陸の風やかすかに 金木犀
 
9月16日(水)晴れ
飯塚に行く時に今年初めて彼岸花を見た。去年の同じ頃は精神的に落ち込んでたから花の色もよくわからなかったが、今年は畦に散見する赤がとてもきれいに見える。見る側の精神状態によって物の美しさの加減というのは変わるものなのかもしれない。だが去年までの経験があったおかげで、花の色を見ただけでも生きている喜びを感じるようになったと思えば、やはりあれは良き試練だったわけだ。
 
朝は「新郷商会」さん、その後は飯塚方面巡回で3社まわり、最後は「粕屋のお客さん」にお邪魔して夜はそのまま社長と「夢や」に飲みに行った。今日は団体さんが入ってて賑やかだった。静かな店でしんみり飲みたい時もあるが、こういうよその喧騒の中で人の話を聞きながら飲むのも楽しいもんだ。
 
帰りに雇った代行のおじちゃんが面白い人だった。かなりの高齢なので初めは「リカちゃん運転できるかな?」と思ったがとんでもない!なんとオート三輪の時代からありとあらゆる車を運転してきたというベテラン中のベテランだった。帰りは昭和20年代から現在に至るまでの様々な車体験を聞かせてもらって楽しかった。
要するに一つでいいわけだ。何か一つだけ人生をかけて極めることができれば、有意義な人生と言えるのではないだろうか?
 
「彼岸花」
 
心晴れて 去年(こぞ)より赤き 彼岸花
 
9月15日(火)晴れ
すっかり秋だな。夜は少し冷える。ヤフオクで落とした「西海道談綺」が届いた。しばらくは秋の夜長の友だな。4巻で結構長いし。
 
今日は3社だがみっちり忙しかった。だが5時半に帰宅してから長谷ダムへ走りに行った。後から姫も来てコースの途中ですれ違ったが、猛烈な勢いで追いつかれた。あんた元気過ぎ。
しかしなぁ・・・・・・類稀なるソラミミストだとはわかっていたがまさかここまでとは・・・・・・今日また強烈なのを「ベジキッチン」でかましてきたらしい。どこをどう間違えれば”西日本新聞””シリコン新聞”に聞こえるのだろうか。やはり並のタワケではない。
 
「シリコン新聞」
 
わが妻は シリコン新聞 購読者
 
9月13日(日)晴れ
今日は姫が帰って来る。朝から何かと忙しい。洗濯したり、風呂の掃除したり。M島さん宅と「ブライダルミュージアム ビッビ」さんに行った後はお買物。帰宅して昼飯食った後、ちょっと仕事。それから長谷ダムに走りに行って、帰ってからは料理の下ごしらえ。シャワーを浴びてから姫のお迎え。妙な漢方のニオイのする姫を連れて帰ってからはまた料理。今日は秋刀魚の塩焼きと焼き茄子のみそ汁。それと昨日の肉じゃがの残り。なんだかんだバタバタしてたらあっという間の一日だった。
 
働き者のリカちゃんがついに20万キロ突破!
 

 
人間で言えば米寿ぐらいか?いやいやほんとによく頑張ってくれる。「太田自動車鈑金」の太田さんには感謝感謝!
 
「リカちゃん」
 
苦も楽も ともに走りて リカちゃん号
 
9月12日(土)雨
久しぶりの雨。今日は4件。午前中は新しいお客さんの「不動産のトーカイ」さん。午後から星野村の「星香園」さん、久留米の「尾道屋」さんとまわり、福岡に戻って「住まいのイシダ」さんにお邪魔して終了。帰宅は7時。それから自分の晩飯をせっせと作って食べた。けなげやなぁ。
 
The Beatlesのデジタルリマスター版が出た。めっちゃ欲しい。「雷山千如寺」の和尚さんは絶対買うに違いないと思ったが、昨日お邪魔した時に「しんぐさん、買いましたよ〜」と言って見せてくれた。やっぱりね。ちょいと聞かせてもらったがやはり音の広がりが全然違う。初めて聞いた時の感動を思い出したほど、全身にビビッとくるものがあった。でもなぁ、ワシがあれ買ってもその良さを再現できるオーディオ機材がないからなぁ・・・。
 
「ビートルズ」
 
聞きすぎて 疲れた耳に ビートルズ
 
9月10日(木)晴れ
昨日は弁当がなかったので久しぶりに「うめーや」にとんかつ食べに行った。とんかつのうまい店ってめったにないからここは貴重だ。大将、いつもながらいいお仕事をなさっておりますなぁ。実に素晴らしいです。街にありふれてるフランチャイズ系のとんかつ屋に言いたいね。「お前らちょっとここに並べ!二列縦隊で飯塚まで駆け足!『うめーや』のとんかつ食って各自感想を述べよ!」とね。人間の口に入るものを作るという仕事の在り方をここで学んで欲しいね。
 
昨日も仕事終わってから家の近所を走った。まだまだ身体はだらだらしている。次は日曜日まで走れない。なんとか週に2日は走りたいもんだ。大会まではストイックに。
 
今日、早朝に姫が釜山へ旅立った。修行と取材と買出しの旅。頑張れよ。料理の写メはいらんでぇ〜。
 
「注意事項」
 
冷蔵庫 扉に留守の 注意事項
 
9月8日(火)晴れ
本日は我が家の”ナチュラルボーン・コメディアン”姫様のお誕生日ということで仕事が終わってから前原の「風の邱」へ。以前、フレンチのほうには来たことがあって、いろんな意味でのハイクオリティに感心したが、今回は韓国焼肉料理の方へ。こちらも肉質から接客から非常に満足。雰囲気もいいし、姫にも喜んでもらえた様子。よかったよかった。
それにしてもすごい設備投資だろうな。それなのにそんなに値段が高いとも感じないし、採算は大丈夫なのだろうか?
 
「齢」
 
ひとつまた 齢重ねし わが妻の
ボケはいよいよ 冴えにけるかな
 
9月7日(月)晴れ
中国鍼灸院」さんで昨日のマラソンの疲れを癒した。
 
ワシ:「鍼ってなんで効くんですか?」
呉先生:「なぜ効くか?それは誰にもわからない。中国の医学は説明できないことが多いネ。こういうふうにすると治った、こういうふうにするとよくない、それの積み重ね」
ワシ:「なるほど」
呉先生:「身体の具合が悪い人はバランスがとれてないということ。中国の医学はそのバランスをとることを目的としているネ」
ワシ:「へー」
呉先生:「バランスボールの上に座っても、バランスとれないと落ちるネ。それと同じ」
ワシ:「はい」
呉先生:「ご飯を炊く時は、火の強さ、水の量、米の量、全部がバランスとれてないと、焦げたりお粥になってしまったりするネ」
ワシ:「なるほど」
呉先生:「全てバランスがとれればおいしいご飯になる。中国の医学もそれと同じ。バランスの調節をしているネ」
ワシ:「バランスですか」
呉先生:「例えば、血圧を上げるツボと下げるツボは同じヨ」
ワシ:「え?同じなんですか?」
呉先生:「そう。そこに鍼すると、低い人は上がる、高い人は下がる、ちょうどいい人は何もしない、つまり調節しているネ」
ワシ:「へー!そうなんですか」

健康もバランスか。仕事もそうだし、人間関係もそうだな。
 
今日は仕事が早く終わったので長谷ダムに走りに行った。考えてみると10月の大会までにあまり走れる日がない。ということでちょっとの時間でも走っておこうと、昨日の今日なのに頑張ってしまった。おかげで今筋肉痛。
 
「筋肉痛」
 
痛くとも 懐かしきかな 筋肉痛
 
9月6日(日)晴れ
午前中はM島さん宅を訪問。今日はM島さんに「google moon」を見せた。月の表面が見れるんだからすごい世の中になってきたもんだ。宇宙船が着陸した際のルートをたどるツアーもある。今までの膨大なNASAのデータによって作られたんだろうけど、よくまぁ作ったもんだ。10年後はどうなってんだろう?月面のストリートビューがあるかも?
 
午後からは杷木方面探索と「ル・シュクル」の商品撮影。
帰る途中で長谷ダムに寄ってひとっ走り。志賀島マラソンに向けて身体つくっておかないと。もう長いこと走ってない。思えば長谷ダムを走るのは腫瘍が治ってから初めてだ。身体もなまりきってるだろうから1周6キロもきついだろうなと思っていたが、案外走れたから自分でもビックリ。よし、この調子で走りこんでいこう。それにしてもまだ日差しがきついな。

「月世界」
 
静かなる 軒の向こうの 月世界
未知なるがこそ 募る浪漫や
 
9月5日(土)晴れ
シューポート」さんで靴の撮影をしている時の会話。
 
ワシ:「この靴の説明文はどうします?」
光田さん:「え〜っと・・・カジュアルで、ワラビーっぽく・・・」
ワシ:「わらび?」
光田さん:「そう」
ワシ:「あの・・・春先に山に摘みに行こうかみたいな?」
光田さん:「あはははは!」
ワシ:「先がくるくるっと・・・」
光田さん:「それは蕨!蕨じゃなくてワラビー」」
ワシ:「わらびー」
光田さん:「ワラビー」
ワシ:「わらびー」
光田さん:「ワラビー」
ワシ:「それ、みんな知ってますか?」
光田さん:「う〜ん・・・知る人ぞ知るって感じかな?」
ワシ:「じゃぁ私が知らなくても恥ではないと?」
光田さん:「恥ではないですよ(笑)」
 
一つ利口になった。
 
今夜は自宅でパーティー。姫が腕をふるって料理を用意して皆様をお迎え。グルメな方々が揃ったから姫も疲れたろう。今日のメンバーの中で4人は10月の志賀島マラソンに出る予定。そのうち2人は姫とワシ。いつのまにかワシもエントリーされてしまっていた。はぁ〜まったく疲れる人生や。明日から急ピッチで身体つくっていかんといけん。また忙しくなる・・・。

「志賀島」
 
鍛錬の 道に戻るか 志賀島
 
9月4日(金)晴れ
やっと見れた。「阿修羅展」。すさまじいほどの人気。夏休み明けの平日を狙ったというのに入場まで1時間半待ちという長蛇の列。20年くらい前に行ったディズニーランドを思い出した。だが入場してからは思ったよりも自由に見れた。やはり阿修羅の周りの人垣はすごかった。360度見れるので係員の誘導でみんな10歩づつ廻りながら見る。興福寺では見れない背面をじっくり見てきた。どの像もじっくり見ることができたので待った甲斐はあった。平日でこれだから土日の混雑はいかばかりか。今から見に行く人は日差しを防ぐ帽子、途中で補給する水分、退屈しのぎの本は必須。平日で1時間半だから土日は2時間は越すだろう。でも絶対に見るべし!
それにしても古い仏教芸術とはなぜあれほどまでに魅力的なのだろう?悠久の時を知る貫禄か?阿修羅像は794年生まれ。ワシは1968年生まれ。こっちゃせいぜいがんばって80年だが向こうさんは既に1215年もこの世に存在している。その間に膨大な数の人をあの美しさで魅了してきたわけだ。そしておそらくこれからもずっと。時を越えてきた美は無敵だ。

「阿修羅像」
 
こと問わず 自戒の瞳 われにむけ
なにをかいわん 阿修羅像かな
 
9月2日(水)晴れ
久しぶりに「オアシスコーヒー」さんにお邪魔した。いやぁなんとも懐かしい感じ。ちょうど1年ぶりくらいかな。「マイネット」のKさんもいた。システムのメンテをしながら飲むアイスコーヒーは相変わらずうまかった。新しいホームページも軌道に乗ってるようで安心した。
 
飯塚からの帰りに久しぶりに八木山バイパスを通ったらETCが使えるようになってた!まだカードを挿入する必要があるが、それでも小銭の用意をしないですむので便利だ。・・・っていうかその前に520円って高すぎ。でたらめや。
 
ESEグルメをリニューアルして以来、「蔵書」のほうもアクセスが上がってきたので非常に嬉しい。これを読んで「よし、この作品読んでみよう」なんて思ってくれる人がいれば本望だ。今はマンガ、テレビ、映画、ネットなど、すでに完成されたイメージを楽しむ人が多いが、本というのは読む人が頭の中でイメージを作るので同じものを読んでもそれぞれ違う世界を思い描いていることになる。本は筆者の提供する文章と読む人の想像力が一緒になって初めて完成される芸術だ。
先人が残してくれた膨大な数の名作群がみんなの想像力と一つになることを待っている。みんな本を読むべし!
 
「名作」
 
名作は 国の宝と おぼえけり
 
9月1日(火)晴れ
どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいかりんも吹きとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう
 
 谷川の岸に小さな学校がありました。
 教室はたった一つでしたが生徒は三年生がないだけで、あとは一年から六年までみんなありました。運動場もテニスコートのくらいでしたが、すぐうしろは栗(くり)の木のあるきれいな草の山でしたし、運動場のすみにはごぼごぼつめたい水を噴(ふ)く岩穴もあったのです。
 さわやかな九月一日の朝でした。青ぞらで風がどうと鳴り、日光は運動場いっぱいでした。 ・・・・・・
 
毎年9月1日に必ず読むのが宮沢賢治の「風の又三郎」。これを読むと、秋がはっきりと始まるような気がする。こういう年齢を問わず心に残る作品を書いてみたいもんだ。
 
「又三郎」
 
里の秋 二百十日の 又三郎
今はいづこの 空にまふかな