この日記は全てノンフィクションであり、登場する人物・団体名などは全て実在のものです。
11月
11月30日(水)晴れのち雨
ついにこの日が来た。宅建合格発表の日。ネットで自分の合否を調べることができるのでアクセスして自分の受験番号を入力してみると・・・・・・「合格」と表示された!は〜やったやった!受かった受かった!自己採点の結果で大丈夫だろうとは思っていたが、やはりホッとした。
努力して何か確かなものを得るというのは応えられない痛快さがあるものだ。勉強した結果が実って本当に嬉しい。
去年、惨敗した時に勉強の仕方を間違っていたことを痛感した。いくらテキストを勉強しても問題をたくさん解いていないと受からないとわかって、今回はとにかく問題ばかり解いた。1000問解けば受かるかなと、1000問解いてみたがそれでも不安だった。それで目標を2000問に上げて試験ギリギリまでトライした。最終的に解いた問題の数は2150問。これだけ解いていればたいがいの問題は大丈夫だろうと思う半面、もしこれでも落ちたならワシが救いようのないアホであることを証明することにもなるから逆に不安もあった。だから受かって本当にホッとしている。アホではなかったようだ。
夜は姫がお祝いの料理を作ってくれてワインで乾杯した。なんともいえない美酒だった。
 
「目標の地」
 
目標の 地に立つ思い 今ぞこれ
旅路の果ての 桃源郷かな
 
11月28日(月)晴れ
中国鍼灸院」さんにいる時にちょうど「戸次染工場」の戸次さんも来られた。戸次さんの肩少しはよくなったかな?
 
「捨得」

呉炳宇

捨得迷心事、(心迷う事捨てるを得れば、)
災去病自消。(災いは去り病自ずと消える。)
助人常為楽、(人助くるを常に楽しく為せば、)
徳厚福寿高。(徳厚くなり福寿高し。)
 
(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)

変にこだわっとるもんば思い切って捨ててみんしゃい
やおいかんこともなけりゃ病気にもならんくさ
いつも嫌がらんで人ん為になんかしちゃってん
人間でけてきて何でんよかごとなるくさ
 
ワシ「蕁麻疹とか湿疹ができた時はどのツボですか?」
呉先生「曲池ネ。ここ。肘を曲げたら皺ができるネ。その皺の一番最後の部分ヨ」
ワシ「ここですか?」
呉先生「そう。そこを押すときくネ。吐き気がする時にもきくヨ」
ワシ「へー」
呉先生「ここはいろんな症状に効くヨ。血圧が高い時や、血糖値が高い時にもいいネ」
ワシ「そうなんですか」
呉先生「そう。薬で下げると下げすぎてしまうことがあるネ。でも鍼ではちょうどいいところまでしか下がらない。余計に下げたりはしないネ」
ワシ「そこがすごいですよネ」
呉先生「西洋医学では解釈できない部分ネ」
ワシ「ここでしたよね。イテテ・・・」
呉先生「痛いんじゃないネ。それは信号が出てるから痺れる感じがするでしょ?」
ワシ「そうですね」
呉先生「身体に信号を出してるヨ」

ん〜やっぱり鍼灸の世界は深いなぁ。なんせ中国四千年のノウハウの集大成だからな。壮大な経験則だ。
 
「捨てる」
 
おもふこと 捨てるを得れば 身も軽し
 
11月25日(金)晴れ
この時期には街のあちこちで憂国忌の集会のポスターを見かけるので三島由紀夫のことを考えないわけにはいかない。去年のこの日の日記にも市ヶ谷のことを書いた記憶がある。今年もまたいろいろ調べてしまったが、三島由紀夫の自殺に大きく影響を与えた人がいたことを知った。江藤小三郎という人で、維新十傑の江藤新平の曾孫にあたる。彼も同じように国を憂えて、「覚醒書」という遺書を残して壮絶な焼身自殺をした。我が身を滅ぼして日本と日本国民に対して訴えた姿勢に三島由紀夫や森田必勝が強く動かされたというのは十分に納得できる。無私になれる人がこの頃まではいたわけだ。無私になるなんてもう日本人には無理なのではないだろうか?勇ましい昔話を聞く思いだ。
 

「覚醒書」

混沌たる世界、暗雲立籠む皇国。自然科学におかされ地獄道に落ちし民族。
これを救う道、一事に極む。これ大自然に沿いし無私の心なり。無私の心、真我に通ず。真我集へば破るる事なし。国の大事、すべて無私より始まる。
ここに気付き行えばあとは康し。
一皇万民、天皇の許に真我が集う時、皇国毅然として興る。皇子皇民、一丸となり熱鉄玉を呑む勢いにて行えば世界万民を救う道をなすこと難くなし。我、神命により不生不滅の生を得む。ここに肉体を放棄し永遠の生命を得む。
我「建国の日」に魂魄となりて、民族の危機にあたるものなり。

昭和四十四年二月十一日


ワシが1歳の頃のことなんだな。もう42年も前の話か。
 
「無私」
 
尊きは 無私の心と おもふれど
我欲は阻む 憂国の道
 
11月23日(水)雨のち晴れ
今日は祝日だが午前中だけ仕事。帰宅してから姫と高宮駅前でランチ。ホークス優勝セールで800円の海鮮丼が500円になっていた!これを逃す手はない。この店は魚屋がやってるからとにかくネタが素晴しい。海鮮丼なんて最高だ。ホークスのおかげでうまいものにありつける。
他にもホークスの恩恵にあずかれないかと買物に繰り出した。ヨドバシでパソコンが安くなってたが、今ひとつ手が出ずに退散。姫はキャナルでこまごまとしたものを買って帰宅。

家の中のダンボールが徐々に減ってだんだん部屋が広くなる。ここはワシらの新しい家なんだなぁと少し感じ始めてきた。
 
「客気分」
 
新しき 住処は未だ 客気分
 
11月21日(月)晴れ
中国鍼灸院」の呉先生に腰と肩を治療して頂いた。腰はしばらく先生のところに行かないと痛みだしてくる。週1回行ってる時は自分が腰痛持ちというのを忘れてしまうが、しばらく行かないとそれを思い出す。どうも先生には死ぬまで世話にならないといけないようだ。
 
「学而賢明」

呉炳宇

雲随風而漂白、(雲風に随いて漂白し、)
山経水而変形。(山水を経て変形す。)
体勤練而強健、(体勤めて練すれば強健となり、)
脳常学而賢明。(脳常に学べば賢明となる。)
 
(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)

雲は風が吹いて流れていってくさ
山は雨降るけん形が変わると
いつも体鍛えときゃ丈夫になってくさ
いつも勉強しときゃ賢くなると
 
この詩においてポイントになるのは”時間”だそうな。いづれもすぐにはそうなるものではない。時間をかけて初めてそうなるということ。そうならないというのは十分に時間をかけていないということ。ゆっくり、じっくり、努力を続ければ何かを得られる。最近ワシはそれを筋トレで感じた。結果が出ればさらに続けたくなる。続ければまた前よりも結果が出る。そうなるとどこまで行くかやってみたくなる。一つのことをずっと続けるというのは面白いやね。
 
仕事が終わって帰宅する時、駐車場に車を入れてもまだ家に帰ってきたという感じはしない。気分的に落ち着くのはまだ先かな。
 
「時」
 
過ぎゆきて 時全てをば 成し遂げる
 
11月20日(日)晴れ
新居での初めての朝を迎えた。まずはもろもろ、片付け作業。コーヒーカップが見つからないということで紙コップでコーヒーを飲んだ。全てが定位置に収まるまではしばらくかかりそうだ。
近所を偵察がてら、お昼を食べに高宮駅へ。それにしてもいい街だ。かつて叔母が住んでいたので子どもの頃はよく遊びに来た。そのせいかどこか縁を感じる街だ。
 
夕方から歌舞伎を見に「博多座」へ。今回の演目は、「芦屋道満大内鑑」、「勧進帳」、「楊貴妃」。
「芦屋道満大内鑑」で芝雀が障子に和歌を書く場面は圧巻だった。下から上に書いたり、左右反転させて書いたり、左手が書いたり、口に筆を加えて書いたり、実に見事だった。
「勧進帳」はお馴染みの演目。富樫役の海老蔵の表情がよかった。そしてなんといっても團十郎の迫力の演技には脱帽。これぞプロの技というものだろう。どう賞賛していいかわからないほどだ。
「楊貴妃」はストーリー的に面白かった。音楽が雰囲気にあって効果的でよかった。
 
帰ってきてテレビをつけるとホークスがリードしてるし!そのまま優勝の瞬間までテレビの前にいた。いやー、やっと優勝できた。8年は長かった。強かったのにCSの犠牲者となってもう何年だろう?やっと頂点に立つことができた。よかったよかった。
 
新居第1日目に歌舞伎を見て、しかもホークスも優勝したのでずっと思い出になることだろう。
 
「高宮の風」
 
故郷より 流れ流れて 西東
今吹き過ぎる 高宮の風
 
11月19日(土)雨
ついに引越しの日が来た。那珂川のマンション生活はわずか1年だったのでそれほど名残惜しいものはない。大方の箱詰めは終わって業者を待つばかりという状態でワシは仕事へ。あとは万端姫の采配に任せた。
そして夕方、姫と合流して引越し祝いに「増田家」にうなぎを食べに行った。引越し作業で疲れた姫に栄養をつけさせた。あぁやっぱりここのうなぎはうまい。最後の食事にはなかなかいい選択だった。
食事が終わっていざ新居へ。部屋に入るとまだ人の家に遊びに来た感じはするが、詰まれたダンボールを見て「あぁ引越したんだなぁ」と思った。
さてさて、新生活はどんなものになるだろうか?
 
「鰻」
 
街を去る 最後の夜の 鰻かな
 
11月18日(金)雨
今日はちょっと所用があって福岡南警察署の署長室に入った。こんな経験は一生に一度あるかないかだろうな。用事があって行くにしても、捕まって行くにしても、署長室というものには入らないからな。貴重な経験だ。署長にご挨拶させて頂いた。やっぱ緊張するもんだな。思わず「ごめんなさい。もうしません」と言ってしまいそうになった。
 
今日は一日雨。鬱陶しい。雷山も雨だった。今年の紅葉は駄目だ。赤く染まりきれずに終わりそうだ。まぁ去年が良かったから二年連続というわけにはいかんだろうな。
まぁそんなこんなで気付いたら11月も後半に入っていた!クリスマスの雰囲気を感じる。もたもたしてたら1年が終わってしまう!
 
「警察署」
 
警察署 口に出かかる 「もうしません」
 
11月17日(木)曇りのち雨
帰宅してからなぜか携帯の電源が入らなくなった。最後に真っ白い画面を一瞬だけちらっと見せて息絶えた。それからは何度呼んでも返事がない。ついに逝ってしまったか。こき使ったからなぁ。明日ソフトバンクショップで復活してもらおう。
 
ワシがあちこち飛び回ってる間に、姫は着々と荷造りを進めている。帰るたびに家の中の空間が増えていく。ワシはほとんど何もしてなかったが、今日は本とCDを詰めた。去年も同じことを考えたが、本棚って結構本が入るもんだな。ダンボール箱はどんどん増えていった。新居にはまだ本棚がないのでほとんどはダンボール箱のまま待機になる。慌てる必要はないしな。仕事ができる状態さえできればそれでよし。
 
流れ流れて西東。どこに住もうが関係ない。今やるべきことを一つ一つこなすのみ。
 
「浮き草」
 
浮き草の 我や何処に 流れゆく
 
11月16日(水)晴れ
講義2日目。今日はfacebookでどんどん遊んでもらおうと思ったが、やはり回線に負担がかかりすぎるのかついに4名ぐらいの人が登録できずじまいだった。だが他の人はお互いに友達登録して結構遊んでもらえたので、facebookがどういうものであるかという感触はつかんでもらえたかなと思う。facebookの講座はまだ少ないので貴重な体験にはなったのではないだろうか?
そういったわけで一応、全4回のワシの出番は終了。名残惜しい教室を後にした。いやぁ本当に楽しい人たちだった。今回はワシも結構疲れたけど、それ以上に楽しかったので全然苦にはならなかった。いい思い出になった。
(生徒の皆さん、N津さん、お世話になりました。ありがとうございました。)
 
夕方の便で帰福。姫の迎えの車で帰宅して、夜はギネスビールで二人で打ち上げ。
これで一つ大きな山は越したが、まだまだ今月はやることが山ほどある。まだまだほっとすることはできないのだ。
 
「ふるさとの日々」
 
変わらぬは 人育みし 山と空
心せつなき ふるさとの日々
 
11月15日(火)晴れ
というわけで講義1日目。今日は前回やり残したブログの続きとfacebook・・・・・・の予定が、またまたネットがパンクして思うように進まない。まぁADSLじゃしょうがないか。大まかな機能説明とネット以外の内容でつないだ後、facebookの登録までして今日は終了。
教室は今日もみんなワイワイと楽しそうだった。こんなに楽しいクラスならワシも生徒になりたいと思った。
みんなそれぞれいい就職先が見つかるといいやね。
 
夜は姉貴と義兄さんともえちゃんも交えてまた宴。もえちゃんは今受験勉強でギリギリのところまで頑張ってる様子。先生の力の入れようも半端じゃないらしい。どうか受かりますように・・・。
あぁそれにしてももえちゃんももう高校卒業か。数々の伝説を残していくわけやな。もえちゃんが大学に行き、社会に出た時はどんなことになるのだろう?おそらくあちこちで新たな伝説を生むんだろうな。なんであんなに底なしに面白いのだろうか?誰に似たんだろうか?
 
「姪」
 
伝説の 姪は何処で 旗上げる
 
11月14日(月)晴れ
夕方の便で再び対馬へ。明日から2日間、またパソコンの指導をする。今回は前回の続きとfacebookをやる。ワシにとっても初めてのfacebookの指導なのでここしばらくは集中して勉強した。おかげで一気に知識を蓄えることができた。教えるというのは覚えるのに最善の方法かもしれない。
 
実家では例の如くお袋の手料理で酒宴。母の味というのはいいもんだ。身にしみるうまさとでも言うべきか。それをつまみに飲む酒はたまらん。なんぼでも飲めてしまうが、翌日にそなえてセーブ。
親父もお袋もまだまだ元気そうでよかった。親は子の顔を見るのが楽しみだが、子も親の顔を見ると元気を貰えるものだ。ワシももっと頑張ろうと思った。
 
それにしても対馬は寒い!前回は暑く感じることもあったが今度は一気に冬を感じた。やっぱり福岡より寒いなぁとしみじみ。
 
「母の愛」
 
まだ食べろ まだまだ食べろと 母の愛
 
11月13日(日)晴れのち曇り
午前中は「ギャルソン」さんで、午後は「コンフォルタ」さんでパソコンのメンテナンスをしてきた。今回はどちらもなかなか手強かった。結局帰宅は4時を過ぎていた。それからデスクワークをしていたらあっという間に日曜も終わり。そして明日の夕方から再び対馬へ。火曜、水曜はパソコンの講師を務めて水曜の夕方に戻る予定。そしてバタバタと片付けをして土曜は引越しだ。
慌しい人生だまったく。

ワシ:「夕べ、ついにフェラーリを買うっていう夢を見ましたよ」
ワカガシーラ坂本さん:「おぉ!」
ワシ:「プラモデルのね」
ワカガシーラ坂本さん:「あはははは!」
ワシ:「別に趣味でもないのに一所懸命プラモデル組み立ててるんですよ。そして『よし!あとは電池入れたら完成や』て言ってるんです(笑)」
ワカガシーラ坂本さん:「電池!(笑)」
ワシ:「そう。なぜか電池なんですよ。そして『電池ないー?ねー、電池ないー?』て誰かに叫んでるんです。わっけわかりません」
ワカガシーラ坂本さん:「夢てわけわかりませんよね。俺も一所懸命飛行機組み立ててる夢見たことあるんすけど、それがいつのまにか自転車になってるんです」
ワシ:「あはははは!」
ワカガシーラ坂本さん:「そしてそれを別に不思議に思ってないんすよね。『よし!出来た』みたいな感じで」
ワシ:「辻褄が合ってないんすよね」
ワカガシーラ坂本さん:「そうそう」
ワシ:「あと、布団が重いから思うように走れない夢見ません?」
ワカガシーラ坂本さん:「なんか動きにくいんですよね」
ワシ:「そう。走りにくいんですよ。でも後ろ向きだったらなぜか早く走れるんです」
ワカガシーラ坂本さん:「あはははは!」

「夢」

情けなや わけのわからぬ 夢一夜
 
11月12日(土)曇り
今年の気候はよくわからない。やっと寒くなってきたかと思えば今日はまた日中暑かった。「雷山千如寺」さんの紅葉もどうも今年は今ひとつらしい。

明日は日曜日なのか。普通に仕事が入ってるからわかりゃしない。どうせ年末の休みまではゆっくりはできない身だ。もうこうなったらなんでも持って来いだ。過労死しない程度まで行ってみるか。
 
来週はまた帰省して2回目のパソコンの指導がある。今度はFacebookを説明する予定だが、どうもネットワークの状況があまり改善していないらしい。また途中で繋がらなくなったら生徒の人もワシも時間の無駄になる。今回はネットを使わないネタをたくさん持っていこう。最悪の場合、Facebookというのはこういうものだという雰囲気だけでも伝わればいいかな。

なんだかんだバタバタしてる間に那珂川生活もあと1週間になった。まさかわずか1年で終わるとは思いもしなかった。人生どう展開するかわからんもんだ。わからんからどんな状況になろうと生きていかなければならんのだな。下ったら上るのだ。暮れたら明けるのだ。沈んだら浮かぶのだ。先がわからんのなら成り行きに任せるしかないではないか。とにかく生きよう。そういうこった。簡単なこった。
 
「一合半」
 
北陸の 蟹をつまみの 一合半
酩酊我の 詩作を阻む
 
11月10日(木)曇り
毎日走り回ってるうちにすぐに一週間が終わる。気付けばもう木曜日。日記を3日も書いてなかった。
引越しが近いがワシの頭の中はやらないといけない仕事のことでいっぱいで、なかなか引越しモードになれない。そうやってる間に姫はせっせと片付けしている。家の中のものがだんだんなくなっていく。
前回の引越しの時にかなりいらない物を捨てたつもりだが、今回も捨てるものがかなりある。いかにいらない物に囲まれて生活してるかがしみじみわかった。
思えば高校まで対馬の田舎で暮らし、大学で福岡に来て早良区の曙、荒江とちょっとは都会っぽいところに住んだにしてもその後は就職で埼玉の田舎、福岡に戻って来て東区の香住ヶ丘、家建てて新宮町、去年の引越しで那珂川町・・・と都会で生活したことはなかったワシだったが、今度は南区の高宮でなかなかに都会だ。初の都会生活だ。なんか似合わない感じがしないでもない。
 
「違う道」
 
夢追いて 気付けば違う 道の涯
人の生きるは かくあるものか
 
11月7日(月)晴れ
今月は2回も出張があるのでスケジュールがかなりきつい。昨日も日曜なのに仕事。今日も「ホームクリエイト悠」さん、「スマイルホーム」さん、「アルファホーム」さん、「コスモ不動産」さん、「リバティ」さんとまわってへとへと。
 
リバティ」さんのマスコット猫のデンゼル君が行方不明になった。見かけた方、ご一報を。こんな↓やつです。



これじゃわからんか。

「デンゼル君」
 
あの月を いずこで見るや デンゼル君
 
11月5日(土)雨のち晴れ
講習2日目。今日は実際にブログにどんどん投稿してもらい、お互いのブログを見てコメントを入れたりリンクを張ったりしようと思っていたのだが・・・・・・なんと予想もしなかったトラブルが発生!インターネットの授業なのにインターネットに繋がらなくなってしまった。業者まで呼んでもらって急いで対応してもらったが間に合わない。さてどうする・・・?
せっかくの時間を無駄にするわけにはいかない。是非この機会に何か身につくものを持って帰って欲しいと思ったので、ネットを使わずにできるパソコンのちょっとしたテクニックや、メンテナンスの仕方などを急遽説明した。バタバタと思いつきでやったのだがこれのほうがウケがよかった(笑)。
結局、復旧は間に合わず、ブログの続きは次回に持ち越しとなった。次回は今月の15日と16日で、また帰郷する予定。今度はうまくネットが繋がってくれるといいのだが・・・。
 
授業はそんな感じでカリキュラム通りにいかなかったが、クラスの雰囲気は今日もいたってアットホーム。ムードメーカーが何人もいてすぐにあちこちで笑いが起る。実に平和な光景だ。対馬の光景だな。次回の指導も楽しみだ。
 
夕方の便で帰るため空港に行った時にちょっとしたハプニング。ラウンジで飛行機を待ちながらゆっくり本を読もうと思ったら1階のロビーまで呼び出しをくらった。行ってみると、「これはお客様のお荷物ですか?」と聞かれた。まさしくワシのだった。「中で何か音がしてます」と言われて聞いてみると確かに「ブ〜ン」と鳴ってる。中を開けて、おふくろが詰め込んだ大根やら椎茸やら木耳やら芋やらひじきやらを取り出して調べてみると・・・・・・髭剃りのスイッチが入っていた。なんじゃいな。衆人環視の中、また一人で大根やら椎茸やら木耳やら芋やらひじきやらを詰め込む情けなさ・・・。
それにしても空港の職員はビビッたろうな。これがアメリカならワシは間違いなくテロリスト扱いだ。

「テロリスト」
 
髭剃りで あわやえしぇ蔵 テロリスト
 
11月4日(金)晴れ
4日、5日と対馬の職業訓練のクラスでインターネットに関する授業をすることになったので、3日の夕方の便で帰った。
初日の今日は、パソコンの歴史、インターネットの歴史、WEBのしくみなどを説明して、ブログの登録申込みまで進んだ。こういう職業訓練の生徒さんはみんな”聞く態勢”が出来てるから教えるほうもやりやすい。ほぼ全員登録に成功して無事に終わった。
ワシも今までいろんなところでいろんな生徒さんを指導してきたが、今回の生徒さんはまた特徴的だった。対馬の人の温和な人間性のなせる技か、全体が家族か親戚の集りかのように家庭的な雰囲気があり、非常に仲が良かった。見てる側も心和むものがあった。これだけ楽しく日々学べるならおそらく卒業の時に別れがつらいのではないだろうか?
最近はセミナーの講師の依頼はあっても教師としての指導は久しぶりだったのでワシにとってもいい勉強になった。昔の資料は使えないだろうと思い今回作りなおした。この業界、資料がすぐに役に立たなくなるから苦労する。
さて、明日はいよいよブログに投稿だ。
 
いやそれにしても故郷の活気のなさには驚く。道はきれいに整備されているがそこを通る車は少なく、人通りはない。みんなどこにいるのだろうか?これじゃどんな商売も売上はひどいもんだろう。ワシも対馬でビジネスをする自信は全くない。こりゃなんとかせんといかんよなぁ

たまたま今日は”いのこ”の日だった。”いのこ”とは、子どもたちがその地域の家をまわって、木の棒みたいなものを家の前でつきながらその家の幸福を祈る歌をうたう風習だ。対馬に限らず全国至るところに残っているが、地域によって歌詞も違えば家の前でつく物も異なる。
我家にも来たのでお袋とワシで出迎えた。歌は子どもの頃に聞いた歌詞と同じだった。あぁちゃんと伝わってるんだなぁと思った。風習とはいいもんだ。しかも子どもたちが各家庭の幸福を祈るなんて、なんと素晴しい風習だろう。

「過疎」
 
ふるさとの 道広がりて 人はなし
 
11月2日(水)晴れ
雷山千如寺」さんで恒例の紅葉情報が始まった。去年は見事だったが今年はどうだろうか?
 
今月は殺人的スケジュールなのであっという間に終わるだろうと思う。そうなるともう12月突入。また年末でバタバタして気付いたら大晦日ってことになるだろう。慌しい人生だまったく。
 
宅建が終わって読書解禁ということですぐにユーゴーの「レ・ミゼラブル」(岩波文庫 全4巻)を読み始めた。ワシは思い込みでてっきりこの作品はこの時代の名作にありがちのサクセスストーリー的、あるいは勧善懲悪的物語だろうと認識していたのだがちょっと違った。確かに物語も進行するがそれはこの作品の半面でしかなく、あとの半面は長大な論文だった。様々なことを細かに分析して論じている。こんな作品だったとは知らなかった。子どもの頃にみんなが読む「あぁ、無情」は物語の部分のみ抜粋してあるのだと初めて知った。ある意味非常に勉強になる論文だからこれはこれで面白いが、辟易する人も多いかもしれない。
 
さて、明日の夕方から対馬に帰る。今回は里帰りではなくパソコンの講師の仕事のため。久しぶりの講師だがうまくいくかいな。
 
「布団」
 
いづこにか 雪は降りしと 聞く朝に
嫁のけとばす 布団をかける