この日記は全てノンフィクションであり、登場する人物・団体名などは全て実在のものです。
6月
6月30日(日)曇りのち晴れ
午前中は「マツノデザイン店舗建築」さんへ。 午後からはジムに行った。
ついに!ついに!チェストプレスの目標の104.6kgを上げることができた!年内に上げるのが目標だったので予定よりかなり早い。いやぁ嬉しい。ただそれだけのことなんだが妙に嬉しい。これぞ呉先生が言うところの日々の小さな夢かもしれない。
次の目標は107kg!100kgを突破してからまだ1年経過していない。この着実に進んでる感がたまらない。

そういうわけで夜は当然のごとく祝杯。ビールがうまかった。

「己」

ただ嬉し こぞとはちがふ おのれかな

6月29日(土)曇り
昨日、ディーラーに行って最終回答をしてきた。ついに買うことに決めた。
今回はMPVの買替であり、遊びで買うわけではないのであらゆる条件を満たす車でないといけなかった。だから車種の選定にかなり時間がかかった。

・デザインの悪い車には死んでも乗りたくないので是が非でもかっこよくないといけない。
・仕事でも乗るので燃費がよくないといけない。
・人を乗せることもあるので後部座席に大人がゆっくり座れないといけない。
・荷物もある程度運べるものでないといけない。
・趣味としても運転したいので走りが楽しめないといけない。
・予算があまりないので安くないといけない。

これらの条件を満たす車を探して調査検討した車種は20以上、試乗した車種は6

最後、奇跡的に1台だけ全ての条件を満たす車種が現れて、今日の運びとなった。 やれやれだ。
おそらくこの車とはいつぞやのセリカのように長い長いつきあいになるだろうと思う。

納車はお盆前後らしい。

「新車」

納車まで なぜか時計が 遅くなる

6月27日(木)曇り
小説を予定の半分まで書いた。ペース的には予想以上に順調だ。これなら書き上げた後に細かい表現にこだわる時間もできそうだ。

これを書きあげたらしばらくはゆっくりしたいと思うが、応募しようと思っている賞に毎年チャレンジするならすぐ次の構想を練らなければ間に合わない。気を抜いている暇はない。
思えば松本清張や横溝正史や栗本薫などの多作の人の頭ってのはどうなってたのかと不思議でしょうがない。ワシの頭など1年に1作がせいぜいだ。回転も遅いし記憶力も弱いんだろうな、多分。
まぁワシなりにやれるところまでやるだけだな。

「才」

子曰く 好きこそ才の はじめなり
されど心の 揺れは止まらず

6月24日(月)曇り
今週は「中国鍼灸院」さんから。

「禅」

呉炳宇

谷欠多時易病、(谷欠けること多き時病に易く)
衣単入静医疾。(衣ひとつにして静に入れば疾癒える)
感謝之家多楽、(感謝の家に楽多く)
笑顔之人祥吉。(笑顔の人は吉祥なり)

(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)


食べるもんがなけらな具合が悪うなるばい
質素に大人しゅうしときゃ病気も治るたい
感謝する道知っとる家はよかごとなると
いつも笑顔の人は幸せになると

最初の「谷」は穀物を意味するらしい。次の「欠」とつなげれば「欲」という字になる。つまり穀物が不足して欲が生まれるというわけだ。 二行目の「衣」と「単」もつなげれば「禅」になる。つまり服を一枚しか持たないような無欲な状態を心がけることから禅が始まるということだ。
今回も深い詩だ。

呉先生: 「えしぇ蔵は夢あるネ」
ワシ: 「あります」
呉先生: 「今までも夢あったネ」
ワシ: 「ありましたね」
呉先生: 「例えば大学に受かりたいという夢があったネ」
ワシ: 「ありましたね」
呉先生: 「でも受かったらもうその夢は忘れてしまったネ」
ワシ: 「そうですね」
呉先生: 「人間は夢をかなえてしまうと、かなわない時よりも寂しさを感じるネ」
ワシ: 「なるほど」
呉先生: 「そしてまた次の夢を見るネ」
ワシ: 「見ますね」
呉先生: 「逆にあまりに遠い夢を持ちすぎるとかなわなくて元気なくなるネ」
ワシ: 「そうですね」
呉先生: 「人間はいつも自分の夢に振り回されるヨ。ではどうすればいいか?」
ワシ: 「どうしたらいいんですか?」
呉先生: 「毎日、その日にかなうような小さな夢を見ることネ」
ワシ: 「なるほど」
呉先生: 「大きな夢を持つことも大事。同時に毎日の小さな夢を持てば、毎日楽しいネ」
ワシ: 「おー!いいですね、その考え。小さい夢ですね」

よし。毎朝、その日の小さな夢を決めて行動しよう。

「禅の道」

欲を断つ 衣ひとつは 禅の道
いかに我が身に 難きことかな

6月23日(日)曇りのち雨
午前中は不動産の仕事。午後はまたディーラーに行って、夕方は筋トレ。
 
さぁ、どうする?車を買うのか?買わないのか?ピブちゃんの走行距離がまもなく10万キロに達する。10万キロを超えると車の査定はほんの気持ちだけの状態になる。来年は消費税も上がる。今はエコカーなら補助もある。
さぁ、どうする?明日には返事をしようと思う。う〜ん、決断の時!ガイウス・ユリウス・カエサルがルビコン川を渡る時の心境もかくあるや?
果たして明日、ワシは「賽は投げられた」と言ってルビコン川を渡るのであろうか?

「平家物語」は8巻目に突入した。ついに風雲急を告げてきた。富士川の合戦も終わって、そろそろ木曽の義仲の出番だ。ますます面白くなってきた。
人間というのは成功するまでは謙虚に努力するのに、成功した後は決まって傲慢になる。だからまた謙虚に努力する人にとって代わられるが、その人もまた成功すれば傲慢になる。その繰り返し。それが人間の歴史。
人間性に欠陥があるから傲慢になるのではない。誰でもそうなるのだ。人間の生態とは恐ろしいものだ。
「平家物語」を読みながらつくづくそれを感じた。

「決断」

決断は 己がくだすと 思いきや
多くは周囲の なせることなり

6月22日(土)曇り
車を買おうとここ最近、各メーカーのいろんな車種を試乗した。もうずっと車は中古でしか買ったことなくて最近のテクノロジーにはとんと疎くなっていたから、今時の車には「そこまでやってくれるのか!」「そんなことまできるのか!」と驚くことばかり。 そのうち、運転すら必要なくなるのではないだろうか?既にgoogleは無人運転に成功してるし、あながち遠い未来のものでもないかもしれない。
ワシが長生きしたとして、最後に買う車はどんな車だろうか?
 
で、何を買うのか?最後の決断の時は近い・・・。

「キャンペーン」

車屋さん なぜか行くたび キャンペーン

6月16日(日)晴れ
今日はマンションの管理組合の臨時総会。なんと理事会史上最速の15分で終わった!素晴らしい。会合は短いに限る。
午前中はそのために空けておいたのでちょいと時間ができた。こういう時は少しでも小説を進めておかないと。

小説を書くたびに日本語に関して新たな発見がいろいろとある。発見というか、自分が知らなかっただけの一般常識ばかりだが。
例えば話し言葉で誰でも使う「一番最初」という表現。何かの順番で「私が一番最初だった」と会話では普通に使うがこれは間違い。「一番」と「最初」は同じ意味なのでどちらか一方でいい。
「顔がにやける」という表現もよく使う。何か嬉しいことがあって思わず顔がほころぶ時などに使うがこれも間違い。「にやける」というのは「男が女のようになよなよしている」ことだ。
まぁこういう”本当は間違い”という表現を探していくときりがない。それに間違いのまま長年使われるとそれが正解とされるようになる場合もある。そんなこんなで日本語がちょっとずつ出来上がってきたというわけだな。
日本語は本当に面白い。日本語のことをもっと日本人に知って欲しいと思う。みんな外国語を学ばないといけないというが、じゃぁ日本語は知ってんのかい?と言いたい。まずは己を知ることだ。

あまりに天気がいいので自転車で博多、天神と遊びに行った。
夜は最近癖になっている地ビール。そしてDVDで「Life of Pi」を見た。評価の高い映画だったが、さもありなん。でもこれ映画館で3Dで見たらさぞすごかったろう。

「日本語」

あはれなり 千年後には チョーかわいい
日本語いかに 変わりゆくかな


6月11日(火)晴れ
最近は不動産のほうも忙しい。物件を預かったので調査やら資料作りやら何やら。小説も早く書かないといけないし。
あー、コピーロボットが3体欲しい。一つは朝から晩までずっと不動産させる。一つは朝から晩までずっと小説書かせる。一つは今まで通りWEBの仕事をさせる。そしてワシはイタリアで遊ぶ。う〜ん、素晴らしい効率化だ。
コピーロボットがせっせと働く間、ワシはローマでカラバッジョの絵を見ぃ〜の、ナポリでピザ食べぇ〜の、ヴェネツィアでゴンドラ乗りぃ〜の、マラネロで試乗をしぃ〜の、たまらんだろうなぁ。

「夢」

夢を見て 夢から覚めて 仕事する

6月10日(月)曇り
昨日、力試しにジムに行ったが、まだ104.6kgは上がらなかった。だが少し手応えを感じた。この分なら年内には上がるかなという希望的観測。
そして今日は筋肉痛がひどい。自宅の筋トレではならないのにジムに行くとなる。これはジムのほうが効いてるということだな。やはりいつも同じウェイトで同じメニューをやってると身体が慣れてきて効果が薄れる。このへんでちょっとメニューの見直しが必要かな。
体脂肪率は相変わらず落ちないので、下半身のトレーニングの日はウォーキングに出るようにしようかと思う。車で仕事するワシは歩く量が足らないんだな。もっと歩かなければ。この夏は体脂肪を落とすべし。

「半袖」

半袖の 似合う身体に なりたくて
鍛えるうちに またも長袖

6月8日(土)曇り
今日は筑後巡回。「スマイルホーム」さん、「江田建設」さん、「星香園」さん。

江田建設」さんは長年続けてきたブログとフェイスブックによる営業活動が実を結ぶようになった。実に素晴らしいと思う。
どうもブログブームも去ったようで、今書いている人は本当に楽しんでいる人、明確な目的がある人に限られてきた感がある。やらされてるとか、よそがやってるからとか、本来そこに心がない人たちは大方やめたようだ。それでいいと思う。これが本来のあり方だろう。
江田さんは明確な目的もあるし、また自分自身楽しんでもいるのでその熱意は冷めない。冷めないから続けられる。続けているから反響があって商談に結び付く。極めて簡単な論理だ。だがこの簡単なことをできる人にはめったにお目にかからない。
要は今取り組んでいることをぶれないで続けるというただそれだけで、かなり得るものはあるのだ。いろいろ悩むのもいいが、それよりとにかくどれか一つやめないで続けるこったな。

小説ようやく100枚突破。なかなかきついが何がなんでも10月までに350枚書かなければいけない。投稿を勧めてくれた人への恩に報いるために死んでも書かなければいけない。

「峰の雲」

止まらねば いずれは見える 峰の雲

6月4日(火)晴れ
全盲のランナー柳川春巳さんの続報。昨日、「アルファーホーム」さんで聞いた話では、今回出場された世界ロングディスタンストライアスロン選手権で見事金メダルに輝いたそうな。一体どこまですごいのか!素晴らしいとしか言いようがない。

http://www.jtu.or.jp/news/2013/130602-1.html

いかんいかんいかん!ワシもがんばらにゃ!
 
「夢」

夢を追う 背はなほとおく 去りゆきぬ

6月3日(月)晴れ
中国鍼灸院」さんにて。今日の漢詩はこれ。

「時勢造英雄」

呉炳宇

鳥語花香通幽境、(鳥語り花香れば幽境に通ず)
朝陽正我体内鐘。(朝陽正に我が体内の鐘))
願少易成得天助、(願少なければ成り易く天助を得る)
静観時勢造英雄。(静観すれば時勢英雄を造る)

(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)

鳥が鳴いて花が香るけん世界は素晴らしいとじぇ
朝陽は身体の時計になりよるとじぇ
願いが小さかったら天の助けば得て叶いやすかとじぇ
よぉっと考えてんやい 世の中が英雄ば造りよるとじぇ


先日、DVDで見た「98時間リベンジ」の中での一番最後の格闘シーンが、また呉先生に習った武術太極拳の動きそのままだったので驚いた。そのことを先生に話したらまた動きを教えてくれた。
武術太極拳による格闘は相手の動き次第で千変万化。こう来るならこうする、だめならこうする、それでもだめならこうする・・・と永久に動きのパターンがある。川が流れるように終わりがない。実に面白い。
 
それにしても先生はすごい。ワシがどこから攻撃しても簡単に投げ飛ばすことができる。どういう攻撃にも反射的に対応できる。先生の動きを全てマスターしたらかなり強くなれると思う。
武術太極拳恐るべし。

「天助」

人なれば 天助を得たき こともあり
時にすがるも 禁忌にあらず

6月2日(日)曇り
早朝からまた風呂へ。今度は川辺まで降りれる露天風呂にしたがこれが実に最高だった。川とほぼ高さが変わらないので水量が多い日は入れなくなるが、今日は大丈夫だった。せせらぎはすぐ耳の横。頭上には新緑。遠くに霧。そんな状態を独り占めとは、最高と言わずして何と言う?
朝食はいろんな惣菜がずらりと並んだビュッフェスタイル。こういうのはほんのちょっとずつ取らないと満腹になりすぎるからかなりセーブしながら取ったつもりなのに、食べ終わったらやはりすごい満腹感。どうもうまく調節できない。
宿を出た後、ランチ用のパンを買いに「そらいろのたね」へ。ここのパンはえらく評判がいいとのことでわざわざ寄り道した。その後、移動中に見つけたドイツのハム・ソーセージのお店「デュッセル」へ。ドイツでマイスターの資格をとったオーナーさんの手作りとのことでこちらも期待大。
その後も買い物しながら帰って、高速の基山インターで「そらいろのたね」のパンでお昼。評判通りのおいしさだったからここは再訪の価値あり。
1泊2日、渋滞もトラブルもなく無事に帰宅。夜は萌ちゃんも呼んで姫のイタリアンで晩餐。

また一つ両親との思い出を増やせたことの幸せ。感謝あるのみだ。

「新緑」

ひとつまた 老いたる親の おもひでを
てらすは里の 清き新緑

6月1日(土)雨
対馬の両親を迎えて今日から1泊2日の温泉旅行。今回は黒川ならぬ白川温泉郷にある「藤もと」。周囲を完全なる緑に囲まれた秘境で、雨に濡れる新緑が実に美しかった。
部屋は普通の部屋とバリアフリータイプの部屋を予約。親父の足元がおぼつかないことを予め伝えておいたので、宿の人が何かとよく気をきかせてくれた。
ワシは親父と家族風呂に入った。部屋数が少ないのに4つも家族風呂があるので結構選べる。ワシらが入ろうとした時も3つ空いてた。ワシらは川を見下ろせるこじんまりとした風呂にした。黒川温泉以来、久しぶりに親父の背中を流した。すっかり痩せてたが、まだ体重はワシと同じくらいだし顔色もいいのでちょっと安心。
食事もワシらだけテーブル席にしてもらった。なかなかに満足のいく料理だったが、特に山菜の天ぷらがよかった。ワシはおそらくここ数年でも経験したことがないほどの満腹感。
かなりスローペースになった親父とは裏腹におふくろは全然元気。まだまだ意気盛んだ。
寝る前に今度は一人で家族風呂に入った。なんとも贅沢な時間だ。温泉は本当に身体を根本的に癒してくれる。やっぱり時々行かないといけない。

「背中」

荷をおろす頃には 狭き 背中かな