この日記は全てノンフィクションであり、登場する人物・団体名などは全て実在のものです。
8月
8月31日(土)雨
今日は台風なので休みにしたが、夜中に温帯低気圧に変わっていた。だが午前中は時々すごい雨が降ってた。この2日の雨量はかなりなものだろう。
というわけで今日はデスクワークが異常にはかどった。デスクワークとは言っても実際は小説の手直し。まぁまぁいい感じに仕上がって来た。まぁこれがワシの限界だろうと思う。これでスベるならワシの才能もしょーもないというこった。
とは言いつつ、もう次に書きたいもののアイディアが浮かんできてしまった。また性懲りもなく書くか?

あ、今日で8月終わりだ。あぁ夏も終わりか。今年はきつい夏だっただけに秋の到来が余計嬉しい。

「台風」

台風の 過ぎて残すや 淡い空

8月30日(金)雨
台風来たる。でもまた弱いから大丈夫だろうとたかをくくってたら雨がすごい。一日トータルすると結構降ったのではないか?この夏あまり降らなかった分を先週と今週の週末で取り返した感じだ。
 
森村誠一を読んでしまった。今まで推理小説を読んで面白いと思ったことは何度もあったが、感動までしたのは今回が初めてだった。構成から文章、メッセージ性まで完璧に仕上がっている。尊敬すべき作家だ。ワシにとってこの上ない模範になる。
ワシの小説は一応完成したが、読み返すとやはり修正が必要な部分がかなりある。まだ時間はあるからじっくりやるべし。森村誠一を読んだ後だと自分のがしょーもなく見えるけどまぁそれは仕方がない。ワシなりにやるしかない。
 
「作品」

筆持てば 人の作品 良く見える

8月27日(火)晴れ
高木彬光の作品を読んだ。それも傑作と呼ばれるものを。でも正直微妙。どうしてこれが傑作なのかわからない。ワシの価値観がずれてるのかなぁ。
今日から森村誠一を読む。まだほんのちょっとしか読んでないが既に魅了されつつある。ワシにはこっちのほうが性に合うってことかな。
万人に好かれる作品を書くのは不可能だと思う。要は本当のファンをどれだけ獲得するかだな。流行に踊らされて読む一過性の読者ではなく、真に理解して読んでくれるファンを獲得すること。
売れる部数ではなく、どういう人が読んでいるかが大事だ。
まぁその前に漫画やアニメが主流の現代において、いかに本を読ませるか?という難問が先にあるから、これからの時代の作家は楽じゃないわな。レベルの低い話だな。
 
「活字の文化」

ものかきの 悩む土台も ない時代
衰えゆくは 活字の文化

8月23日(金)曇り時々雨
今日は「星香園」の牛島さんご一家にわざわざ星野村から高宮までお越し頂いて「一期一会 ごえん」で酒宴を開いた。遠路はるばる来て頂くのにまずい店に連れていくわけにはいかない。だから絶対に喜んでもらえるこのお店にした。皆さん十分満足頂いた様子でホッとした。
おいしいものが食べれるならどこでも行くということで、また次回も福岡遠征されるそうな。次はどこにしようかな。「レキップ」か?「龍苑」か?「ガエターノ」か?



「客人」

まろうどの 顔ほころびて 箸をとる

8月19日(月)晴れ
熱中症予防のためにも「中国鍼灸院」の呉先生の鍼は欠かせない。

「心梗前兆」

呉炳宇

鼻上横紋冠脈阻、(鼻上の横紋は冠脈を阻む)

耳垂皺紋心血虚。(耳垂の皺紋は心血を虚しくす)
舌紫肥大必鬱血、(舌紫に肥大すれば必ず鬱血す)
早医救心先化鬱。(早医心先に欝と化すを救う)

(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)

鼻の上に横の皺がでけたら血の流れが悪かと
耳たぶに皺がでけたら心臓が調子悪かと
舌が紫に腫れたら鬱血しとると
早めに医者行けば心筋梗塞ば防げるばい

 
最初の三行は心筋梗塞になる前の特徴らしい。前兆というものを知っていれば救える命は多いと思う。先人の知恵には耳を傾けるべきだ。

「心梗前兆」

心梗の 前兆皺にありときく
鼻上然り 耳たぶ然り

8月18日(日)晴れ
金、土と働いてまた今日は休み。新車テンちゃんに乗りたくてしょうがない二人はまたしてもドライブへ。今日は大好きなうきはへ。かなり久しぶり。
まずは「庄山」で定食を食べた。あぁやはりここの豚肉はうまい。量も多くてしっかり食べた。
次は「耳納の里」で買い物。さすがうきはの里は果物の天国だ。時期的に種類も豊富でよかった。
そしてそのまま山の斜面を登って「日月窯」へ。ここもかなり久しぶり。2階がカフェになってから来るのは初めてなのでその変化にびっくり。あの素晴らしい景色を見ながらお茶できるのは最高だ。
その後は田主丸方面へ移動して「工房正島」へ。ここもまた久しぶり。相変わらずいい仕事をされてる。すっかり有名になってしまってお目当てのものがなくて姫はちょっとがっかりの様子。でもいい感じの器を2つゲット。
最後は「ハトマメ屋」に寄って豆買って帰宅。

今日はドライブで疲れたけど、明日飲み会でトレーニングできないからがんばって上半身鍛えた。さすがに体力消耗してたのかいつもよりこたえた・・・。

ところで夕べ、DVDで「裏切りのサーカス」という映画を見たが、全然わからなかった・・・。
 
「うきは」

蝉しぐれ うきはの里に 過去の夢

8月15日(木)晴れ
午前中はベランダで読書・・・のつもりがほとんど寝てた。
午後からはジムへ。ちょっと気合い入れてとことん鍛えた。
今回、新たな目標を決めた。ワイドグリッププルアップ(両手の位置を広く横に広げた状態での懸垂)を20回できるようになること。今はまだ8回しかできない。これは通常の懸垂と違って両手を広げているので、より広背筋を酷使する。だから逆三角形の上半身を作るには効果的だが、かなりきつい。よほど鍛えないと20回は無理だろう。 でもやったるで!20回できるようになったるで!

夜は高宮の至高の居酒屋「一期一会 ごえん」に行った。ここはほんとに感動させてくれるお店だ。全ての料理が最高。大将まだ若いのに大したもんだな。

あーそれにしても今年ほどビールがうまい夏はない。



「一期多会」

店名は 一期一会と いうなれど
一会で済まぬ 大将の技

8月14日(水)晴れ
休み二日目。今日は午前中ずっと小説を書いていた。快調に進んで349枚に達した。99%完成という感じかな。後はじっくり書こうと思って残しておいた大事な会話を挿入して完成。だが大変なのはむしろこれから。始めから全部チェックして言葉や表現を改めたり、不要な部分を削除したりしなければいけない。これは締切ぎりぎりまでじっくり時間をかけてやろうと思う。

じっとできない夫婦は午後遅くに活動開始。まずは浄水通りの「ル・セルクル」でお茶。まったりと。
そしてKBCシネマへ。インド映画の「きっとうまくいく」(原題:3 Idiots)を観た。またまた素晴らしい映画に出会えた幸せ。泣いて笑って感動して、思い切り楽しませてもらった。おかげでインドの映画に興味を持つことができた。他も物色してみようと思う。
帰りに「ピース餃子」で餃子と坦々麺、そしてビール。今日もいい一日。

「きっとうまくいく」

人生の 壁を見たなら Aal Izz Well
インドの映画に 学ぶ夏の日

8月13日(火)晴れ
今日から夏季休暇。こんなに暑いんじゃ少しは休まんと身体もたんがな。
とは言いつつ、じっとしていられない夫婦はテンちゃんでの初ドライブということで七山へ。そばを食って帰って来た。
いやそれにしてもテンちゃんは快適だ。ずっと中古車ばかりだったから、最近の車のイタレリツクセリには驚く。このまま進化し続けると車はどうなっていくんだろうか?ワシが長生きしたとして、50年後の車を見れるとするなら、かなりすごいことになってるだろうな。

夜は買ってきたもので宴。この暑さ、ビール飲まずにおらりょうか。あ、川柳になってる。

「猛暑」

この暑さ ビール飲まずに おらりょうか

8月11日(日)晴れ


ついにきた。今日は新しい相棒の納車の日。 ワシが求める過酷な条件を唯一クリアしたつわものだ。

・デザインの悪い車には死んでも乗りたくないので是が非でもかっこよくないといけない。
・仕事でも乗るので燃費がよくないといけない。
・人を乗せることもあるので後部座席に大人がゆっくり座れないといけない。
・荷物もある程度運べるものでないといけない。
・趣味としても運転したいので走りが楽しめないといけない。
・予算があまりないので安くないといけない。

これらを満たした車はマツダの「アテンザ」だ。
午後から姫と迎えに行った。今時の新車は機能が多くてすぐには覚えきれないが、まぁこれからぼちぼち覚えていこう。長いつきあいになるだろうから。
姫は何にでも呼び名をつけたがるが、車もその例にもれない。今までも「セリカ→リカちゃん」、「スターレット→スタちゃん」、「RVR→ブイちゃん」、「MPV→ピブちゃん」など、代々命名されてきたが、今回も厳かに命名の儀が行われた。

命名 : テンちゃん

だそうだ。
夜は当然ながら歓迎の宴。

宴の後にDVDで映画「クラウド・アトラス」を見た。時代の違う6つの話を織り交ぜた壮大な人間ドラマ。これは本当にすごかった。それぞれに表現方法を変えた深いテーマ、一人何役もこなす俳優陣の演技力、サスペンス・歴史・SF・コメディなどあらゆる映画の魅力を盛り込んだ構成など、圧倒される完成度には的確な賞賛の言葉が見つからないほど。長いが全く飽きさせなかった。ウォシャウスキー兄弟やはり恐るべし!


「赤い彗星」

高宮の 赤い彗星 納車なり
人生の旅 しばし道連れ

8月10日(土)晴れ
筑後巡回の日で久留米の「スマイルホーム」さん、八女の「江田建設」さん、星野村の「星香園」さんを訪問。

今日はここ数日でも一番暑いから最高気温はかなりいったろうと思ったら37度ということだった。だが場所によっては絶対にもっと高かったはず。これがまだ一週間は続くんだからとんでもない話だ。

ついに吉川英治の「平家物語」全16巻を読み終えた。3ヶ月かかった。感無量。とてつもなく素晴らしい大作だった。
「保元物語」「平治物語」「義経記」「玉葉」「吾妻鏡」「源平盛衰記」などをもとに、平清盛の若年期から源頼朝の死までの約70年間を描いた超大作。連載は7年に及んだらしい。
天下の覇権を争って、天皇を中心に源氏と平家は凌ぎ合い、その後ろで公卿は暗躍し、僧侶は武を誇る。そして常に矢風の下で苦しめられるのは名もない無辜の民。
思えばこの図式は源氏と平家が複数の国家に変わっただけで今も同じだ。800年前から何も進化していない。
武力で起つことよりも、自重して戦乱を避けることの方がどれだけ勇気がいることか、平和を維持することのほうがどれだけ尊い試みかを読者に教えて死んでいく義経の姿には万民を納得させる教えがあるように思う。
今の時代に、国境を越えてより多くの人に、読まれるべき傑作だと思う。



祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
たけき者もつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。
 

「塵」

民の血を流し 束の間 得る天下
ひとへに風の前の塵かな

8月9日(金)晴れ
今日は「雷山千如寺」さんの夏のイベント「千日観音祭」の日。例によってワシは写真係。夕方早めに行って弁当を御馳走になり、7時から法要を取材。この日は朝から何度も法要があるが、ワシがいつも取材するのは7時からの一番メインの法要のみ。今年もたくさんの人が参拝した。
僧侶の人たちの声明を聞いていると、グレゴリアンチャントに響きが似ているので驚く。どちらも荘厳で清浄で畏れ多い。心が洗われるのも同じだ。
汗だく
になっての撮影が終わって観音堂から出た時は山の夜気が気持ちよかった。ちょうちんと灯籠の灯りは幻想的でありながら優しかった。毎年この瞬間に夏の峠にいることを感じる。ここから夏は後半に入る。





「提灯」

雷山の 提灯揺らして 過ぎる夏

8月7日(水)晴れ
今月に入ってから個人へのパソコン出張修理を再開したが、相場よりかなり安く修理するのでえらい喜ばれる。「本当に助かりました」なんて言われるとめっちゃ役に立った感があって嬉しい。充実感というか達成感というか、今日ワシいい仕事したぞ的な気持ちで一日を終われる。実にいい感じだ。
これからどんどん個人客を増やしていこう。

しかし暑いな。でもなぜか今年はこの暑さにも関わらず極めて体調がいい。寝る部屋を和室に替えたからかもしれない。朝までノンストップで眠れるようになった。これが多分大きいな。

「平家物語」はついに最後の16巻に突入。
小説は現在318枚。


「油蝉」

ベランダに 今はの際の 油蝉
なにをおもひて ゆく命かな

8月5日(月)曇り時々雨
久しぶりに過ごしやすい一日だった。だがこれもつかの間の憩いかな。

ということで本日の「中国鍼灸院」の呉先生の漢詩はこちら。

「茅塞頓開」

呉炳宇

百思不得一解
、(百思一解を得ず)
一拭茅塞頓開。(一拭して茅塞頓開す)
疑深有手難動、(疑深く有れば手動き難し)
辯多無時実行。(弁多ければ実行の時無し)
疑辯常掴足手、(疑弁常に足手を掴む)
空論耗尽終生。(空論終生を耗尽す)


(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)

考えてばっかりおってんなんも得られんばい
ちょっと触ってみりゃ扉は開くとたい
疑ってばっかりおったら手が動かんと
言い訳ばっかりしよったらなんもでけんと
疑いやら言い訳は身体を動かんごとするばい
あーだこーだ言うだけやったらすぐ人生は終わるばい


そうだ。そういうことだ。実行に移さなければ何も始まらないのだ。
憧れるだけならそれは夢ではない。憧れてそして具体的にその方向に動き始めてこそ夢だ。

「茅塞頓開」

子曰く 百思一解 導かず
ただの一拭 塞開くなり

8月1日(木)晴れ
今日はお客様を2人お迎えして我が家で大濠花火大会を見ながら宴。高宮からだと花火は小さいけど、心なしか去年より大きく見えてなかなか見応えがあった。だが音は如何ともし難いのが残念。花火は音が大事だ。
カヴァ、ビール、日本酒を飲みながらつまみ料理で楽しく飲んだ。

パソコン出張修理の広告をパコラに出したら今日だけで3件も問合せがあった。やっぱり需要はあるな。これからあちこち入れてみるかな。

「あの頃」

駆け出しの頃 おもひだす 個人宅