この日記は全てノンフィクションであり、登場する人物・団体名などは全て実在のものです。
3月
3月30日(日)曇り時々雨
せっかく満開の日曜なのに花見ができるような天気ではない。今年はタイミング悪かったな。

久しぶりにジムに行った。マシンでみっちり鍛えた後、時速11kmで5km走った。やはり自宅の筋トレよりもジムのマシンでやるほうがしっかり追い込むことができる。おそらく明日は全身筋肉痛だな。
 
夜、DVDで「エスター」を見た。ちょっとホラーっぽいサスペンスなんだが、かなり後に残る怖さだった。その夜の夢にまで出て来た。これだけ印象に残るということは傑作ということだろう。主演の子どもの演技力には本当に圧倒された。それに脚本の絶妙さ!完璧に仕上がっているという感じだった。ラストは衝撃的だったが、どうも別パターンもあるそうなのでそっちも見てみたい。

「桜」

惜し気なく 散りて動ぜぬ 桜かな

3月28日(金)晴れ
「日本の古本屋」のサイトで買った本が月曜日に届いた。「海の都の物語」全6巻。またしても塩野七生ワールドに帰ってきてしまった。今回はヴェネツィア共和国の一千年に渡る物語。どうもワシのイタリア熱はおさまりそうにない。

それにしても今日は暑かった!5月の陽気だったらしい。どうりで。
仕事終わって夕方から走ったが、大濠公園は平日にも関わらずすごい人だった。花見客も多かった。走るコース上にある桜はどこも満開。明日から雨なのでおそらくもう見納めだ。花見ランというのもいいもんだ。
走る時はもうTシャツと短パンで十分。先日まで寒さと戦いながら走ってたのが嘘のようだ。走るには最高の季節になった。しっかり距離を稼いでおこう。今月は今日で120km。

「走るおやじ」

花見客 横目に走る おやじかな

3月23日(日)晴れ
ネットで注文した本が来るまでの間、ブックオフで買ったジュール・ベルヌの「地底旅行」を読んでいる。また面白いんだなこれが。ジュール・ベルヌの作品は読みだすと止まらない。未知の世界を旅するものが多いので、次はどうなるか?何があるのか?と気になってやめられない。
それにしてもジュール・ベルヌの科学の知識には圧倒される。あらゆるジャンルに精通していたようだ。だからこそ他の人には書けないものが書けたんだろうな。

今日は最高の天気だったので大濠までのんびりと10kmラン。姫もついてきた。姫のペースに合わせると10kmも楽だ。あちこちで桜が咲き始めていた。
45回目の春が来た。

「六分咲き」

六分咲き 見上げる人の 薄着かな

3月19日(水)晴れ
ずっと探していた歌声に今日やっと再会できた。
大学の頃、ジャズを聴き始めた時にレンタルで借りてきたCDに入っていた「Manha de carnaval」。つま弾くギターにあわせて流れる、憂いを帯びていくぶんけだるさのある女性の声に魅了されて何度も何度も聴いた。
だが長い年月のうちに録音したテープは伸びてしまい、その声を聴くことができなくなった。
インターネットの時代になり、youtubeでどんな曲でも検索できるようになってから何度も「Manha de carnaval」で検索して彼女の声を探した。そして今日やっと見つけることができた。自分ひとりで今感動に浸っている。

彼女の名前は、Astrud Gilberto。ブラジル出身のボサノバ・ジャズの歌手。

早速、youtubeからダウンロードして保存した。もう手離したりしない。
http://www.youtube.com/watch?v=YeSBSLmumYc

「再会」

二十年 再びまみえし 歌声と
耳傾けし あの若き日と

3月17日(月)晴れ
中国鍼灸院」さんにて。

「助人為楽」

呉炳宇

白馬早退役、(白馬早く退役し)
王子心帰佛。(王子の心佛に帰る)
明日思更少、(明日を思えば更に少なく)
今多救人活。(今多く人を救えば活きる)
 
(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)
 
白馬にもはよぉから乗らんごとなって
お釈迦様は仏の道に進んだばい
明日んこつばいろいろ考えとってんつまらんと
今多くの人ば助けることで自分も生きてくるとじぇ


呉先生のおかげで左肩痛の原因がわかった。要するに肉体的、精神的に少し頑張りすぎで、心臓に負担がかかっているとのことだった。心筋の異常は左肩の痛みとなって現れるらしい。
トレーニングメニューに少し余裕を持つこと、そして精神的にリラックスすることが必要と言われた。言われて納得。
今月既に90km。後半は少しゆっくり休もう。

「人を救う」

明日おもふ ことなく人を 救うこと
凡なるわれの 道標かな

3月14日(金)雨
筋トレの何かが間違ってるらしい。ここ最近ずっと左肩が痛い。腕立て?バタフライ?ダンベルプレス?ワンハンドローイング?おそらくどれかのフォームが間違ってるのだろうと思う。トレーナーがついてないとこういうことになるから注意しないといけない。自分のフォームが正しいかどうかのチェックは難しいからな。でかい鏡でもないことには。
とりあえずメニューを軽くして様子を見ている。あとは呉先生の鍼だな。

既に春の入口にあるというのに今日は寒かった!明日は晴れるそうだから朝ランの予定。

「齢」

しみじみと 齢重ねて 春恋し

3月7日(金)晴れ
吉川英治の「宮本武蔵」を夢中で読んでる。まぁ〜これが強い強い。小説だから面白く誇張して書かれているわけだが、実際はどれくらい強かったのだろう?60回以上の決闘に全て勝ったそうだが、初勝利はなんと13歳。30代以降にはあまり決闘をしていないらしい。何か思うところがあったのだろうか?生年がはっきりしないが60代までは生きている。60年以上の人生のうち、命を賭けた真剣勝負のほとんどは若い頃のほんの16年ぐらいの間にやったことになる。そんな短い期間で剣の道で名を日本中に広めたわけだから、やはりよほど強かったということだろう。
関ヶ原から江戸時代の初めにかけて本当にこんな強い人がいて、腕に自信がある剣客をばっさばっさと斬っていたわけだ。思えばすごい話だ。

「剣」

剣で知る 二天道楽 己が道

3月3日(月)晴れ
中国鍼灸院」さんにて。

「活貝」

呉炳宇

波去急潜砂底蔵身、(波去りて急ぎ砂底に潜りて身をかくし)
防天敵。(天敵を防がん)
潮来速出砂面現形、(潮来りて速く砂面に出で形を現し)
捉美食。(美食を捉える)
活貝従大海長大、(活貝は大海に従いて長大なり)
死貝任自己磨小。(死貝は自己を磨かれるに任せ小なり)
 
(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)

貝はくさ、波がひいたらさっと砂に潜るやろ
鳥とかの天敵に食われんようにするためたい
また潮が来たらすぐ出てくるやろ
えさを食べるためたい
生きとる貝は海に従って成長すると
死んだ貝はどんどん削られて小さくなるだけたい


ワシ: 「おかげさまで足の甲の傷みはとれました」
呉先生: 「よかった」
ワシ: 「何が原因だったんでしょうね」
呉先生: 「人間の身体のことで原因がはっきりわかることは実は少ないヨ」
ワシ: 「はい」
呉先生: 「中国の医学はなぜそうなったかではなく、こうしたら治ったという知識ネ」
ワシ: 「なるほど」
呉先生: 「人間の病気は一つの原因でなることはないヨ。必ずいくつかの原因が重なってなるネ」
ワシ: 「そうですね」
呉先生: 「おそらくこれから何十年、何百年たっても、人間にはいろんな症状のしくみを正確に知ることは無理と思う」

なんだかワシのパソコンメンテの仕事と同じだなと思った。とにかく大事なのは治し方。なぜそうなったかはわからずに終わることが多い。人間が作ったパソコンですら人間は正確に把握できていないわけだから、人体のしくみなんてとても無理な話だな。

「貝」
 
貝とても 今生きてこそ 身を肥やす
死んでいかなる ものとならんや

3月1日(土)曇り
久しぶりの朝ラン。すっかり気温が高くなったせいか、前回と比べて大濠公園を走る人が格段に増えた。
いやしかし朝ランは気持ちいい。帰ってシャワーを浴びると通常の朝より全然爽快感が違う。
ということで今月も張り切って100kmランスタート。

今夜は一人飯だったので牛丼を作って食べたがイマイチだった。丼はもうちょっと濃い味付けにしないといけない。

「朝ラン」

朝ランや 一人梅の香に つつまれて