この日記は全てノンフィクションであり、登場する人物・団体名などは全て実在のものです。
8月
8月28日(日)晴れ
夕べは特に意味もなく姫と外食。ぶらぶらと歩いて「ニャーモ」へ。前菜もパスタもピザも申し分なし。ワインもうまくて満足の夜。

今日は予定のない日曜日。午後から久しぶりにジムへ……と行ってみたらなんと、臨時休業。今までいろんな飲食店の臨時休業に行き合わせたが、ついにジムまで。
仕方ないので家で筋トレ。最近は姫も筋トレに真面目に取り組んでる。太らない身体を作るには筋肉をつけないと。

ワシは最近、アメリカで主流になりつつあるクロスフィットに興味を持ってる。トレーニング方法に取り入れようかと検討中。クロスフィットとは日常生活で行う動作をベースにした運動を年齢や体力に合わせてメニューを組んで行うというトレーニング方法で、心肺機能、スタミナ、筋力、柔軟性、パワー、スピード、コーディネーション、俊敏性、バランス、正確性の10個の運動能力全てを鍛えることができる。実に理にかなった方法なので、これから日本でも普及するだろうと思う。

「結果」

半袖の きつい袖口 いい感じ

8月21日(日)晴れ

今年の3月に不動産の仕事のための会社「トータルフロート」を設立し、5月に不動産免許を申請して、今月ようやく免許が下りた。そしてお盆明けから営業を開始した。長い準備期間だった。今までの人生でこんなにたくさんの手続きをしたのは初めてだ。免許番号貰った時にはさすがにちょっと感動した。

今まで個人事業だったので法人設立も初めての
上に不動産業の免許申請だから営業開始までのやらなければならないことが山積みで、一つ一つこなしながらもいつ開業できるんだろうと溜息が出ることもあった。世の中の不動産業の社長さんたちはこの道を歩いたんだと思うと尊敬してしまう。

まぁとにかく開業したからにはがんばらないといけない。いつまで続くかわからんが、やれるだけやってみよう。

株式会社トータルフロート
福岡県知事(1)18172
福岡市中央区大宮1-7-17 ミヤウィング102
TEL:092-534-5553
http://www.totalfloat.co.jp/







「運命」

おもへども ならざるものの ありけるに
おもはざれども なるものもあり

8月14日(日)晴れ
呼子のイカを現地で食べたことがなかった(と思う)ので、この休みにひとつトライしてみるかということで、姫を連れていざ呼子へ。

さすがに連休の渋滞で予定通りとはいかなかったが、なんとかお昼頃に「萬坊」に到着。ところがそこで驚きの現実!なんと2時間待ち。せっかく来たのでそれでも食べようということで、とりあえず番号札はもらって、近くの弁天島に遊びに行った。



弁天島までの遊歩道は散策にちょうどよかった。だがこの暑さ!あまりに海がきれいなので飛び込んでみたくなるほどだった。
2時間待った後にやっといか三昧。刺身、シュウマイ、天ぷら。しっかり堪能した。



その後は歴史好きにはたまらないスポット。名護屋城跡へ。言わずと知れた文禄・慶長の役の時の前線基地。ここに日本中の武将が集まったのだから、当時の様子を想像すると感動すら覚える。各武将の陣地図を見ると、いるわいるわ、錚々たるツワモノども。そして大阪城に次ぐ規模だったという名護屋城の威容もその城址を歩いて肌で感じることができた。名護屋城博物館も見学して、大いに満足。








(クリックで拡大)


あまりに暑いのでかき氷を食べてから帰路についた。そして御用達の「富士の苑」で汗を流して帰宅。たっぷり遊んでたっぷり暑かった一日だった。

「太閤秀吉」

打ち寄せる 波濤の先に 血と涙
惜しむべきかな 晩節の汚点

8月12日(金)晴れ
午前中だけ仕事した。
午後から姫と九州国立博物館へ。「東山魁夷」を見に行った。いやいや、あまりの素晴らしさに絶句してしまった。光を帯びた刺繍のようなタッチ、優しく淡いグラデーション、感動の連続だった。特に唐招提寺の襖絵には圧倒されて言葉も出なかった。
芸術は何でもそうだと思うが、画集を100回見るより本物を1回だ。今日の感動は一生の宝だ。
いずれまた奈良に行って、唐招提寺であの襖絵に再会するという楽しみが一つできた。

夜は姫の料理で久しぶりのワイン。プーリア州のI Muriはやっぱりうまい。

「魁夷」

観るものの ことば奪ひて 魁夷かな

8月11日(木)晴れ
今年から「山の日」という休日ができた。そうなると天気もいいことだしこりゃ山に登るしかないなということで、今回は関門海峡を見下ろす「風頭山」、「風師山」、「矢筈山」の縦走。それほど高くないので登りのつらさはあまりなかったが、さすがにこの暑さ!流した汗の量は半端じゃない。だがここは木陰の多い山なので暑かったのも最初の登りだけ。縦走の時は風も通って快適に歩けた。

最初の「風頭山」の見晴らしは素晴らしかった。関門海峡を全て見渡せた。巌流島も関門大橋もくっきり。もしもここで花火大会を見れたらどんなにすごいだろう(だが夜に登る勇気はさすがにない)。
源平の壇ノ浦の合戦の時に、平時子が幼い安徳帝を抱いて「浪の下にも都の候ぞ」と言って入水したのはどのへんだろうか?



「風師山」で買って来た「サイラー」のパンでランチ。この暑さでは弁当はちと危険だ。パンが無難だ。なんだか夏の登山に「サイラー」のパンは定番になりつつある。



最後の「矢筈山」には旧陸軍の要塞跡が残っている。その威容に気圧されつつ中に入ると、冷房が入っているように涼しかった。今でも時々戦争映画のロケに使われるらしい。珍しいものが見れてちょっといい経験ができた。
ここはキャンプ場にもなってて家族連れがたくさんいた。ぶらんこがあったので年甲斐もなく遊んだでみた。







下山してきて、「小森江子供の森公園」で誰もいないのをいいことに橇で遊んだ。
今回は姫と二人、子どもの頃の夏休みに帰ったような一日だった。



「下関」

波の上も 今や都の 下関

8月9日(火)晴れ
今日は毎年恒例の「雷山千如寺」さんの夏の行事「千日観音際」。昼間暑かったからどうなることかと思ったが、夕方から雷山は涼しくなった。だが御堂の中はいつもと同じ蒸し風呂状態。かなりの汗をかきつつ撮影した。
最近はデジカメと並行してスマホでも撮影するようにしてる。状況によってはその方がきれいに撮れたりするからだ。御堂のような暗い所ではスマホの方がきれいに撮れる。 色鮮やかさは出せないが、行事の状況を記録するにはこれで十分だ。スマホの進歩には本当に驚かされる。
ワシも長いことこの「千日観音際」を取材しているが、おそらく今年は今までで最も参拝客が多かったのではないだろうか?御堂に入りきれない人がかなりいた。和尚さんたちの努力の賜物だろう。
それにしても参拝客の熱心な信仰心には本当に感心させられる。宗教が生活の一部となっている地域というのは心の支えを得ているという意味で、より平和な雰囲気を感じる。
狂信的ではなく自然体での宗教との共存は本当に素晴らしいものだ。







「夏の背中」

御堂出て 去りゆく夏の 背中かな

8月8日(月)晴れ
映画面白かったから原作読んでみようシリーズ。今回はノエル・カレフの「死刑台のエレベーター」。ふらりと寄った古本屋で見つけた。これでお盆休みの楽しみができた。古本にしては高かった。もったいないからゆっくり読もう。



「貧乏性」

本代を 日数で割る 貧乏性

8月2日(火)晴れ
梅雨明けしてからの暑さはすごい。だがこれが夏だ。夏は夏らしく。

以前も書いたが、小説を元にした映画が非常に面白かった場合、小説はそれより更に面白いというのはほぼ間違いなく言えることではないかと思う。最近読んだ中では、

映画「ブレードランナー」 原作フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
映画「ソラリス」 原作スタニスワフ・レム「ソラリスの陽のもとに」
映画「死の接吻」 原作アイラ・レヴィン「死の接吻」
映画「鷲は舞い降りた」 原作ジャック・ヒギンズ「鷲は舞い降りた」

・・・などがそうだった。そして今回読んだのは、

映画「ジャッカルの日」 原作フレデリック・フォーサイス「ジャッカルの日」

映画も非常に面白かったが、原作はやはりさらに面白かった。追うもの、追われるものの知恵比べ。大統領暗殺を阻止できるかどうかのギリギリの攻防。ストーリーはわかっていても夢中で読んだ。もし映画を知らなくてこれを読んだらどれほど感動したことだろう。

映像も感動するが、やはり人間の感性には、文字を通して自分で頭の中に描いたイメージの方がより心を動かすのではないだろうか?

「ものかきの夢」

ただ一冊 人うならせば それでよし
ものかきの夢 そこに極まる