この日記は全てノンフィクションであり、登場する人物・団体名などは全て実在のものです。
10月
10月31日(火)晴れ(バンコク)
最終日もビュッフェでたらふく食べてスタート。

今日は姫と義母は観光に行き、ワシは午前はプールサイドでのんびりして午後から仕事。 タイ料理には飽きたのでランチはホテル下のスタバで簡単に済ませた。

午後は現地の不動産会社の案内で、新築マンションのショールームと、中古マンションを3棟見せて貰った。いろんな話を聞かせてもらって、測り知れなく勉強になった。タイの不動産には日本にはない夢があると感じた。リスクを承知でタイの可能性に賭けてみるか?? そうなると仕事半分遊び半分で再度タイに来ることになるだろう。







夕方に姫と義母と合流して、「マンダリン・オリエンタル・ホテル」のレストランに食事に行った。さすがにゴージャスだった。川沿いの席で爽やかな風を感じながらの食事は最高だった。
あぁいつかここに泊まってみたい……。



タクシーで空港に向かい、深夜1時発の便でタイを後にした。

本当にいい旅だった。たっぷり遊べたし、たくさん学ぶことができた。やはりほんの少しでも仕事を絡ませると旅の意義が増して更なる充実感を得られる。今後はどの国に行くにも不動産の見学をする時間を設けようと思う。

ということでタイの旅は終了。

「チャオプラヤ」

いづれまた みなもにおもふ チャオプラヤ

10月30日(月)晴れ(バンコク)
またビュッフェの朝食で始まる一日。今日はうまく取ることができた。

3日目はバンコク観光のお約束の「王宮」と三大寺院巡り。三大寺院とは「ワット・プラケオ」、「ワット・ポー」、「ワット・アルン」のこと。
ボートに乗っていざ出発。

去年亡くなったラーマ9世の葬儀が昨日で終わり、今日から「王宮」は観光再開。そのせいかすごい数の観光客だった。 「王宮」の敷地の中は予想してたほど広くはなく、意外とスムーズに一通り見ることができた。

それにしても「ワット・プラケオ」の美しさには感動した。同じ仏教とはいってもこちらは日本の寺とは違って目もくらむような絢爛豪華さ。あまりの煌びやかさに歩みも遅くなるほど。





王宮を出てしばらく歩くと、バンコクで最も長い歴史を誇る「ワット・ポー」がある。ここには有名な金ピカの涅槃像がある。長さ46m、高さ15m。足の裏にある螺鈿細工がまた見事だった。





最後の「ワット・アルン」は川を隔てた対岸にある。最近の修復作業で白く塗られており、これが現地の人にはえらく不評らしい。 ここは三島由紀夫の「豊穣の海」の第3巻「暁の寺」に登場することでも有名。





タクシーでホテルに戻り、ラウンジで昼食を食べた後はプールサイドでのんびりした。これこれ。東南アジアの旅はこれがないと来た意味がない。久しぶりに泳げて気分は最高。



再びラウンジでお茶してから夕方に街へ。「サイアムパラゴン」で買い物し、「サイアムスクエア1」で食事してからホテルに戻った。 食事したカニのカレーの店「ソンブーン シーフード」はどの料理もうまかったが、正直一番うまかったのはスイカのジュースだった。

余談だが「サイアムパラゴン」の中になぜか高級車のディーラーが並んでた。ランボルギーニ、ポルシェ、ベントレー、マクラーレン、ロールスロイス……いい目の保養になった。

今日は王道のタイ観光とのんびりした時間と両方楽しめた。

タイの3日目はこんな感じ。

「暁の寺」

暁の 三島は知らぬ 白き寺

10月29日(日)晴れ(バンコク)
ホテルのビュッフェの朝食で2日目がスタートした。かなり充実してたのでまた取りすぎないように注意したんだが、結局また満腹になり過ぎて最後に食べようと思ってたものまでいかなかった。このリベンジは必ず明朝に。

今日は「水上マーケット」と「アユタヤ」見学の予定だが、送り迎え付きで更に日本語が話せるガイド付きというらくらくツアー。 たった3人なのに15人ぐらい乗れそうな大きなバンに乗って出発。
ガイドさんは日本語をタイにいながら5年ぐらい勉強しただけだというのに会話には全く困らない流暢さ。しかも何を質問しても即答で、おまけに細かい気配りも完璧で、本当に素晴らしいガイドさんだった。

まずは「水上マーケット」に行き、観光用のボートに乗って約1時間のツアーへ。 やたらとエンジンがでかいボートで、最後尾で女性のガイドさんがタイ語、英語、韓国語、日本語でいろいろと説明してくれたが、申し訳ないけどでかいエンジン音で全く聞こえなかった。



途中、ナマズにえさをあげることができるスポットに止まったが、あまりのナマズの多さに驚いた。えさを貰えることがわかってるのでボートが止まると一斉に集まる。おそらくボートから手で捕まえることができただろう。 どんな生き物でもそうだがあまり大量にいると気持ち悪いもんだ。

次は「アユタヤ」へ。かつて栄えたアユタヤ王朝の名残が、ビルマ軍によって破壊された無残な姿で残っている。首のない石仏が並ぶ姿はなんとも痛ましい。
「アユタヤ」で見たお寺は、「ワット・プラ・マハタート」、「ワット・プラシーサンペット」、「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」の3つ。

「ワット・プラ・マハタート」には切り落とされた仏像の首が長い年月の間に大木の中に埋め込まれた状態になったものが見れる。なんとも不思議な光景だった。信心深い人ならそこに未知の力の存在を感じるかもしれない。





「ワット・プラシーサンペット」では大きな塔が3つ並ぶ光景が美しかった。歴代の王の墓だそうな。





「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」には有名な涅槃像があった。そして中腹まで登れる塔もまた美しかった。 タイの古い寺の様式は、近隣のビルマ、カンボジア、バングラデシュのものもあって混在しているらしい。どれもそれぞれ美しい。



「アユタヤ」で寺院の見学の合間に象に乗ることができた。ゆらゆらと20分ほどの散歩。 だがあの像たちは当然やりたくてやっているのではない訳で、そう思うと象たちの眼を見るのがせつなかった。



そんなこんなで一日たっぷり遊んでホテルに戻ったのは夕方だった。

タイの2日目はこんな感じ。

「アユタヤ」

惨状も 時を隔てて 名所かな

10月28日(土)晴れ(バンコク)
今日から姫と義母と3人でタイ旅行。いつも海外には観光目的でしか行かないが、今回は不動産の見学も兼ねてる。

昼前の便で福岡を出発、5時間のフライトで行けるからありがたい。ちょっと寝て、本読んで、食事して、映画を1本観ればもう到着というこの距離感がいい。

到着してみるとやはり暑い。まるで夏に戻ったような不思議な感覚だった。 タクシーで滞在先のホテルに移動したが、噂に聞く大渋滞に巻き込まれることはなくスムーズに到着した。

ホテルは「ルブア アット ステート タワー」。部屋は56階。さすがに見晴らしは圧倒的だった。 バンコクの街は一見近代都市に見える。だがよく見ると高層ビルと汚ない建物が混在していた。今は過渡期なんだろう。



まずはラウンジで簡単なおつまみでワインを一杯飲んだ。シンガポールの「マンダリン・オリエンタル・ホテル」で海外のラウンジというものを初めて体験したが、その時の記憶があるので今回は今一つという感じだった。まぁそれが普通なんだろう。最初が良すぎた。

陽が落ちたところでホテルを出て無料のシャトルボートで「アジアティーク・ザ・リバー・フロント」へ。チャオプラヤ川は汚ないが夜景を眺めながらの水上の移動はなんとも心地良かった。



「アジアティーク・ザ・リバー・フロント」は倉庫街だったところをモールに改装したもので、たくさんの店が並び、大勢のそして様々な国の観光客で大賑わいだった。

トムヤムクンやパッタイなどの王道のタイ料理を食べ、ぶらぶらとショッピングしてからホテルに戻った。



タイの1日目はこんな感じ。

「タイ」

微笑みの 国というほど 微笑まず

10月27日(金)晴れ
新しい相棒の「ジャガ男君」にはメリディアンのスピーカーがついてる。メリディアンの評判は聞いたことがあったので、さて実際はどんなもんだろう?と思ってジャズ、クラシック、ロックをそれぞれ聞いてみた。

……たまげた。こんなにすごいとは思わなかった。臨場感が半端じゃない。車全体から音に包まれる感じがする。それに今まで聞こえなかった微妙な音まで再現して、楽器間のつながりも自然だ。それになんといっても奥行がすごい。まるでアナログ音源のように縦の広がりがある。どの曲を聞いてもついつい聞き惚れてしまった。

Led Zeppelinの「Stairway to heaven」を再生すると、いきなり助手席でジミー・ペイジがアコースティックギターを弾き始めた。続いて右側からリコーダーが。ロバートプラントは頭の上で歌い出した。エレキギターは左右の前方から。ボンゾのドラムはそれぞれのパーツが別の方角から聞こえる。ジョンジーはずっと後部座席でベースを弾いてる。
なんと素晴らしい!今までのスピーカーではバンドはワシの前で演奏しているという感じだったが、これではまるでワシを囲んで演奏しているみたいだった。

クラシックもしかり。バッハの「無伴奏チェロ」を聞いたらチェロの上を指が動くかすかな音まで聞こえて驚いた。グールドの「ゴールドベルグ組曲」はピアノの音が冴えわたって耳に心地いい。交響曲はコンサートホールにいるみたいだった。

「この曲はどう聞こえる?」と次から次に試して、感動の連続だった。
宅建の試験を受けることを決めた頃から車の中は勉強する空間になり、音楽はほとんど聞かなくなったが、このスピーカーのおかげでまたいろいろと聞きたくなった。
メリディアンとの出会いに感謝。

「メリディアン」

名曲の 縁をたぐるや メリディアン

10月14日(土)曇り
今日は「雷山千如寺」さんで「秘鍵大師お待ち受け紫燈大護摩法要」が行われた。これは剣を持った弘法大師像を迎えて、護摩を焚いて法要を行い、最後に参拝者全員で火渡りをするというもの。
いつもの行事と違い、剣や弓矢を用いて邪気を払う儀式などがあり、なんとも勇壮なものを感じた。火渡りをする人々の手を合わせて歩く神妙な列がくすぶる煙に包まれる様子は、 まるで神聖な力が邪気から守ろうとするかのようだった。
怪しかった天気もなんとか持ちこたえて、無事に終わった。
素晴らしい儀式だった。

















「紫燈護摩」

目にしみる 煙も清き 紫燈護摩

10月10日(火)晴れ
朝一番に福大病院へ。術後の経過観察。先生によれば順調に回復しているらしい。次は1月に診察して、3回目の手術の日程を決めるということになった。
先生はワシの左頬に笑い皺が戻ったことを喜んでいた。腫れが引いていくのをワシよりも喜んでいるかもしれない。
もう今はマスクは着用しなくなったが、腫れが完全にひいたわけではないし、色も少し残ってる。これが3回目の手術で解消できれば完璧だ。楽しみにその時を待とう。

「笑い皺」

久方の 再会 左の笑い皺

10月8日(日)晴れ
新しい相棒が我が家にやってきた。これから仕事やプライベートを共にするネコ科の動物。
我が家では相棒が変わる度に命名するのは姫の役目だったが、今回は「ジャガ男くん」で決まりらしい。珍しく今回は姫もやる気満々なので練習させないといけない。

「田舎者」

田舎者 晴れにワイパー 恥ずかしき

10月5日(木)晴れのち曇りのち雨
自動車免許の更新に行った。受付で間違えて宅建の免許証を出してしまい、受付の人も平然とそれを受け取って一瞬二人とも固まってから爆笑。幸先のいいスタートだった。

視力検査をなんとか裸眼でパス。次回はやばいかな?視力を鍛えないといかん。
5年間無事故無違反を達成したので、やっと念願のゴールドになる。だから講習はわずか30分。あっという間に終わった。

そして貰ったゴールドの免許証。ようやく会えたという感動。思い起こせば若い頃はいろんな違反をした。スピード違反、駐車違反、一時停止違反……。ゴールドなんて夢の夢と思っていた。
歳のせいか車のせいか、運転が大人しくなった。免許更新の通知でゴールドになることがわかってからの数週間は特に運転が慎重になってた。

もう歳だから落ち着いた運転しないと逆にみっともない。ゴールドを維持できるように気を付けよう。

「ゴールド講習」

ヤンキーの いない講習 三十分