この日記は全てノンフィクションであり、登場する人物・団体名などは全て実在のものです。
6月
6月29日(金)土砂降りのち晴れ
仕事が終わった後、姫を拾って九州国立博物館へ。「至上の印象派展 ビュールレコレクション」を観に行った。
結論から言うと大満足。ここ数年の九州国立博物館の企画で一番良かったのではないだろうか?
ルノアールの「イレーヌ・カーン・ダンベル嬢」、セザンヌの「赤いチョッキの少年」、ゴッホの「日没を背に種まく人」
を筆頭に、傑作が目白押し!どの作品もそれぞれ1時間ぐらい眺めていたいほどだった。
アングル、ドラクロワ、モネ、マネ、ブラック、ピサロ、シスレー、ドガ、ゴーギャン、ロートレック、そしてピカソ……。静かに眺めてはいたが、頭の中は大興奮だった。
それにしてもこのビュールレという人。よくまぁ個人でこれだけの名画を集めたものだ。いったいどれだけ裕福だったのだろうか。お金がある人に確かな審美眼があればこんな素晴らしいコレクションができるということなのだろう。
いやはや天晴。大満足。

帰りに「フォーバック」でベトナム料理を食べて帰った。
今夜は夢に名画が出てきそう。





最近はインスタの影響か、撮影スポットが設けられるようになった。今回はルノアールの「イレーヌ・カーン・ダンベル嬢」と、モネの「睡蓮の池、緑の反映」だった。

「イレーヌ」

イレーヌの 睫毛が見えて 感無量

6月20日(水)雨のち晴れ
筋トレメニュー覚書。

ヒンズースクワット 100回

(スーパーセット法)
ダンベルカール 10回×3セット
ライイングダンベルトライセプスエクステンション 10回×3セット

ダンベルベンチプレス 10回×2セット
リバースプッシュアップ 20回×2セット
ディクラインナローハンドプッシュアップ 30回×1セット
ワンハンドローイング 左右各10回×2セット
フロントレイズ 10回×1セット
サイドレイズ 10回×1セット
ダンベルアップライトローイング 10回×1セット
プローンローリング 10回×3セット

変わったのは、最初にスクワットを取り入れたこと。下半身の筋肉をもっと増やすため。
それと、
スーパーセット法を始めた。これは上腕二頭筋と上腕三頭筋を同時に鍛えるメニューで、ライイングダンベルトライセプスエクステンションを10回やった後、すぐに起き上がってダンベルカールを10回やる。これを3セット行う。比較的軽いウェイトでもかなり効く。

しばらくはこれが基本メニュー。

「スクワット」

スクワット しすぎて転ぶ 齢かな

6月11日(月)雨
吉川英治の「私本太平記」全8巻を読み終わった。”太平記”と名のつく作品は、山岡荘八の「新太平記」と山崎正和の「太平記」を読んだが、どれも非常に面白かった。

ただ、この時代は敵味方がころころ変わるので、誰が書いてもスッキリとはしない。北条対朝廷だったのが、足利対朝廷となり、北朝対南朝になり、尊氏対直義になり、いつまでもいつまでも殺し合いを続ける。

本当にひどい時代だったんだなと思う。平家物語の頃は平家対源氏しかないし、戦国時代は大名の勝ち抜き戦、幕末は幕府対新政府と図式がわかりやすいが、この時代は本当に泥沼化している。
権力者の起す戦で命や財産を無くす庶民の苦しみはどれほどであったろうか……。

それだけに人間のエゴを描くには最も適した時代かもしれない。大義名分などいつのまにかそっちのけ。欲と怨恨に動かされていく人間の浅ましさはなんとも悲しいものがある。
ただこれもこの国の歴史の一部。学ぶことによって得るものは大いにあると思う。

「民の血」

梓弓 引きて名をなす もののふも
欲にすべりて 矢は民を射る

6月3日(日)晴れ
今日は久しぶりの歌舞伎。姫の知人のおかげでなんと前から二列目の席をゲットできた。いつも2階席、3階席からしか見たことないワシらにとってはまるで別世界だった。
今回は夜の部にした。演目は片岡仁左衛門による「俊寛」、松本白鸚・松本幸四郎の襲名披露の口上、松本白鸚による「魚屋宗五郎」、松本幸四郎による「春興鏡獅子」。
口上ではお父さんの松本幸四郎が二代目松本白鸚になって、息子の市川染五郎が十代目松本幸四郎になるとのこと。しばらくは間違えそうだ。 それにしても松本白鸚の存在感は群を抜いてた。たくさんいた中で一人だけ口上を噛まなかった。さすがだ。
前から二列目ともなると台詞もよく聞き取れるし、顔の細かい表情もよく見える。それになにより迫力が違う。なるほどこれなら多少チケットが高くても買うべきだなと思った。その価値は十分にある。
おかげでどの演目もたっぷり楽しめた。腹いっぱいという感じ。いい夜になった。



「舞台前」

拍子木も 耳に響くや 舞台前

6月1日(金)晴れ
いつも夜走る距離は10kmだが、今日はその同じコースを歩いてみた。かなり早歩きだったので1時間30分で戻ることができたが、走るよりもかなり疲れた。なぜだろう?走ると時間が短くてすむからだろうか?
そして疲れる部位も違った。走るとふくらはぎが張るが、歩くと腿が張る。ワシとしては腿を鍛えたいので歩く方がいいのかもしれない。体脂肪を減らすにも歩いた方がいいから、今月からウォーキングの回数を増やしてみようと思う。

最近、スクワットも始めた。よほどのことがない限り、毎日欠かさずやることにした。
スクワットはキングオブエクササイズと言われるだけあって非常に素晴らしいメニューだ。場所は選ばない、道具はいらない、時間はかからない、それでいて大腿四頭筋、ハムストリングス、大臀筋、脊柱起立筋、そして腹筋まで鍛えてくれて、体脂肪も効率的に燃焼してくれる。負荷をかけすぎなければ毎日やっても構わない。
こんないいメニューをやらない手はない。新しい日課にしよう。

「スクワット」

下半身 なにはなくとも スクワット