恐怖のゴミだしで一日が始まった。次郎に電話しても起きてこんので吉に手伝ってもらった。全部を運び出して、さぁ行こうかという時にのそぉぉぉ〜っと次郎が半分寝た状態で部屋から出てきた。「もう終わったけん、あんた寝ときぃ」と言って吉と車に乗り込んだら次郎がのそぉぉぉ〜っと後部座席に乗り込んできた。あんまりこ汚いバイトを人に見せたくなかったけどとりあえず連れて行った。3人でしたらすぐ終わった。
午後からESTAに行った。3月からルネサンスからESTAに変えることにした。今日はお試しということでただだった。ウェイトのトレーナーが来て「今日は追い込ませて頂きます」と言うから「お願いします」と言うと地獄のようなトレーニングが待っていた。限界の限界まで力を出し尽くすように言われて、本当に限界まで行った。死ぬかと思った。もうちょっとで気持ち悪くなるとこだった。頭洗うのに手が上がらないくらい筋肉疲れきっていた。
その後姫と「リールジャム」の石窯の窯開きに行った。参加者のほとんどはESEグルメファミリーだった。ワシらのほかには
えぼさん
HUNNYさん
れおんさん
MAYUMIさん
AKIKOさん
次郎
吉
．．．が参加していた。石窯で焼いたパンやら、「アイランド」の西田料理長の焼いたローストビーフやら、めっちゃうまかった。本葛ソフトクリームもあったし、近くのピザ屋のマスターがピザも持って来てくれた。もう幸せ。さすがに石窯で焼いたパンはうまい。ただでさえうまいのにやっぱ石窯は更にうまい。
最後は一緒に参加してたオペラ歌手の方が歌を披露してくれた。最後はなぜかみんなで「春が来た」を合唱した。

午後Y運輸に行った。奥さんがハワイで買ってきたでっかいマウスを使って作業をした。
先週訪問した時に奥さんがこのマウスを出してきて、
「こういうのを買ってきちょってです。仕事で使おう思うて。つないでみて下さい」
言われるままパソコンにつないで使ってみたら奥さんが聞いてきた。
「どうです？使い安いですか？」
「いいですね」
「ほんとにそう思うですか？」
［思いますよ」
「ほんとにですか？」
「はい」
「ほんとにほんとですか？」
「．．．はい」
「ほんとは使いにくいーとか思っちょってでしょ？」
「いえ、ほんとに使いやすいですよ」
「ほんとですか？」
「ほんとですよ」
そして奥さんはおもむろに全く同じマウスをもう一つ出してきて、
「実はもう1個買ってきちょってですよ。神宮さんにお土産に。気に入らんかったらいけん思うてちょっと試したですよ。わははは」
そういうわけでうちの事務所にも同じマウスがある。今はえせ吉専用マウスになってる。

今日は午後にY運輸を訪問した。例によって社長と奥さんと高山さんがワイワイやってた。高山さんがカレンダーをはがしながら言った。
「おくさーん！このカレンダーはいでいいですか？キッチンハイ〜ダ〜♪あ、こんなこと言いよったらまたえしぇ蔵日記にY運輸の高山がどうのこうのて書かれるっちゃんねぇ。」
そこで社長が奥さんに言った。
「えしぇ蔵日記て言うたらたい、お前（奥さん）と高山ばっか登場してから、俺はいっちょん登場せんっちゃんね〜。なんでかね〜」（←少しいじけてる。）
「わははははは！私もそう思っちょったばってん、かわいそうじゃけ言わんじゃった。わははははは！」
「あ〜こんなことならまた神宮さんの事務所に行って美少女カレンダーはいでこうかいな」
美少女カレンダーは我社の唯一の資産なのだ。これを持って行かれたらかなわんので慌ててフォローした。
「わかりました社長、今日の日記に登場しますから」

今日は夜は教会の友人のバースデーパーティーを家でやった。本人にはただ家に食事に来いと言っただけで、実は大勢で隠れてて本人が来たらびっくりさせるという”サプライズ”方式でやった。アメリカ人がよくやるやつ。本当に楽しいことを考えつくことにかけてはアメリカ人は天才だ。本人えらい喜んでた。

朝からえせ吉がなんか事務所でごそごそやってた。ワシは午前中「マツノデザイン」さんに行った。社長が３ＤのＣＡＤソフトで遊んでた。簡単に間取りから建材から内装まで選べてあっという間に家一軒のパースができるというものだった。
「ね？簡単かろ？部屋の間取りも簡単に変えれるし。」
「おーすごいすね。」
「壁紙とかタイルも選べるとよ。よしじゃぁここはテラコッタにしよう、とかね」
「テラコッタてなんですか？」
「タイルの種類よ。これくらいの大きさのね。なんてらこった！」
「しゃちょー、絶対言うと思いましたよ」
このソフトはバーチャルリアリティーのような感じに設計した家の中に入っていくことができる。マウスで右向いたり左向いたりして、家の中を自由に歩ける。
「あれ？俺今どこにおるっちゃろ？」
「えらい狭いとこにいますね」
「あ、俺床下におる。上にあがらな．．．お、あったあった玄関があった」
「しゃちょー、もうちょっと右ですよ」
「え、もうちょっと？」
「もうちょっと、もうちょっと、しゃちょー、ぶつかるぶつかる！」
「え？え？え？うまくいかんちゃもん」
「あー！ぶつかるー！ぶつかったー！．．．．おー！壁通り抜けましたね。」
いづれにしろしゃちょーがこれをマスターするのにはもう少し時間が必要と思われる。
午後からは「オアシス珈琲」さんと「太田板金」さんをまわった。お昼は「大八うどん」のカツ丼を食べた。うまかったー！オアシスのコーヒーはいつもながらうまかった。メルマガで社長のこと書いたらサンプルとオーダーがかなり来てたそうで、社長は喜んでた。今度社長もメルマガを発行するらしい。コーヒー業界の真実や日頃の奮闘を連載するらしい。めっちゃ楽しみ。

今日は次郎にやられた。今日のＭ社長の訪問は社長が留守でキャンセルになってたのを次郎が電話で受けてて、ワシに伝えるのを忘れていた。ワシは一人シャッターの閉まったＭ社長の事務所の前で社長の帰りを待っていた。おかしいと思って電話したらそういうことだった。次郎に電話して問い詰めた。
「あんた何かワシに伝え忘れたことがあるっちゃない？」
「え？いいえ。ないすよ」（←伝え忘れたことすら気づいてない）
「Ｍ社長は今日はキャンセルやったちゃろーもん。」
「え．．．あー！」
「あーじゃない。」
「でも俺言いませんでした？」
「言うてない！」
「え〜言いましたよぉ〜．．．」（←自信ないふう）
「．．．言うてないて。」（←ワシもちょっと自信が揺らいでる）
「そうですか．．．．そしたらスイマセン。」
「そしたらスイマセンてなんか！あー寒かったー！一人で待ちぼうけ寒かったー！」
給料日だったけど給料減らしちゃろうかと思った。