この日記は全てノンフィクションであり、登場する人物・団体名などは全て実在のものです。
2月
2月29日(金)雨billy Joel
今月から始めた「えしぇ蔵文学修行の旅」は順調に進んでる。旅といってもただ全集を読んでいくだけだが、やはりそれなりに鍛錬にはなる。ただ全集には代表作が入っているので既に読んでいるものが多いのは事実。一つも読んでない作品がなかった人もいた。それでも解説や月報は全部読んだ。これが大いに勉強になったかもしれない。
 
買って来た時に既に持っていたもの。
 
「正宗白鳥」・「近松秋江」・「高浜虚子/長塚節/伊藤左千夫」・「谷崎潤一郎集(1)」・「谷崎潤一郎集(2)」・「有島武郎」・「滝井孝作/尾崎一雄」・「中野重治」・「平林たい子」・「佐多稲子」・「阿部知二/芹沢光良」・「高見順」・「堀辰夫」・「井上靖」
 
今月終わったもの。
 
「坪内逍遥/二葉亭四迷」・「尾崎紅葉/泉鏡花」・「幸田露伴/樋口一葉」・「森鴎外集(1)」・「森鴎外集(2)」・「徳富蘆花」・「田山花袋」・「徳田秋声」・「山本有三」・「横光利一」
 
あと64冊。3年もかからないかも。
 
今日もいつものとおり「システムハウス」さん、「Rプランニング」さん、「質みよし」さんとまわった。「Rプランニング」さんにはFさんという事務の女性の方がいて、この人はエクセルVBAを操るというツワモノ。今日はどうしてもうまくうごかない部分があって相談された。こういう原因を探る作業って結構好きかも。かなり複雑な作業をされてたのでなかなか苦戦したが、見事に解決した時はスッキリ。この快感がプログラマーの醍醐味なのかも。
 
最近は「質みよし」さんで休憩タイムがあるのが助かる。いつも社長がお菓子を買って来てくれる。今日はバームクーヘンだった。
 
Kさん:「バームクーヘンにマーガリンつけて食べたりします?」
ワシ:「ええ!マーガリンですか?いいえ」
Kさん:「私ですね、前に勤めてた会社で教わったんです。『いいけん、食べてみてん、おいしいけん』とか言われて」
ワシ:

「おいしいんですか?」

Kさん:「いいえ(笑)。でもその会社ではみんなそうして食べてたんです」
ワシ:「へー。なんか味の想像がつかんすね」
 
これってどーなんだろう?
 
「武者修行」
 
残されし
道を歩みて
武者修行
文学われに
なにをあたへん
 
2月28日(木)晴れbilly Joel

ヘアーショップ ムーヴ」さん、「ブライダルミュージアム ビッビ」さん、「アルファホーム」さん、「小笠原」さんとまわって、最後は「雷山千如寺」さんへ。和尚さんが昔なつかしオープンリールのテープレコーダーを出してきて何やらごそごそやっていた。

ワシ:「お!すごいすね。どうしたんですか?」
和尚さん:「亡くなったうちの父が電器屋さんに貰ってたのが出て来たんですよ」
ワシ:「これいいですねぇ」
和尚さん:「いいでしょ?前原で最初の電器屋さん、たしか昭和二十何年に始められたんじゃなかったかな?そこのおやじさんがね、店を閉める時に『お世話になったから』ってうちの父にくれたんですよ」
ワシ:「へー」
和尚さん:「ところがしんぐさん、これ使い方がわかんないのよ。ちょっと一緒に考えて」
ワシ:「おもしろいすね。やってみましょう」
和尚さん:「まずテープをここにつけるよね。でもここはどうやって通すんだろ?」
ワシ:「ここを通らないと音出ませんよね?」
和尚さん:「出ないよね。でもこんなに大変かな?」
ワシ:「そんなわけないですよね。このツマミはなんですかね?」
和尚さん:「なんだろうね」
ワシ:「とりあえず動かしてみますか」
和尚さん:「動かしてみましょう・・・あ!動いた」
ワシ:「動きましたね!すごいすごい」
和尚さん:「いやー、よかった。まだ使えるね」

なんともノスタルジックな逸品だった。今度音を聞かせてもらおう。
 

 
「名品」
 
名品は
ただそこにありても
語るなり
 
2月27日(水)晴れWolfgang Amadeus Mozart
「新郷商会」さん、「三開発」さん、「オアシス珈琲」さんとまわった後、ホームページの打ち合わせで「ル・フラマンローズ」さんへ。今日は弓削さんが「EPI」のカメラマンさんを連れて料理などの撮影をされてた。ワシもホームページ用の写真を撮影するので勉強のために見学させてもらった。撮った写真を見たらワシが撮るものなんかてんで話にならないくらいの圧倒的なクオリティ。う〜ん、やっぱ本職はすごいな。
 
〜 ル・フラマン・ローズさんからのお知らせ 〜
 
・3月16日(日) 14時00分〜15時30分
 第1回ワイン教室 テーマ「ブルゴーニュワイン」
 費用:3,675円(税込)
 
・3月30日(日) 14時00分〜16時30分
 ワイン試飲会 テーマ「シャンパーニュ RMの可能性を探る」
 費用:6,300円(税込)
 
お申込みはえしぇ蔵まで。 esezo@s-harvest.com
 
「春を待つ」
 
春を待つ
心は老いて
しみじみと
 
2月26日(火)雨Mozart

昨日、懐かしい人から電話があった。かつてワシがパソコンの講師をしていた「ネットビジネス学院」の生徒さんが今新宮駅前でエステのお店を経営されてて、パソコンのトラブルで助けて欲しいとのことだった。今日の夕方、いつものお客さんが終わってからお邪魔して久々の再会。あぁ、あの頃毎日三苫まで通ってたなぁ。思えばM島さんもじゃび子も深見さんもレタスさんもそこの卒業生だった。アメリカに行ってしまったあんぱんまふ、独立したえせ次郎、保育園を始めた堺先生、簿記の中村先生・・・懐かしきかなだ。みんなどうしてるだろう・・・まさに”さよならだけが人生だ。”
 
おっと、そう言えば今日は2月26日だ。72年前、陸軍青年将校たちが決起し帝都を覆う雪を血に染めた日だな。あぁ当時の若き血は今の日本を見てどう思うだろう?安心するだろうか?絶望するだろうか?
こういう歴史的事件を調査しなおすような仕事とかしてみたいなぁ。松本清張みたいに。
 
「時の流れ」
 
楽しきも
血も苦しみも
悲しみも
過ぎ行く時間(とき)は
意にもかいさず
 

2月25日(月)晴れClaude Debussy
(徳富蘆花風)
 
まだ暗いうちから床を抜け出し、誰一人おらぬ大浴場で湯につかり徐々に明けゆく空を見上げるはまた格別。あぁまた始まるや有り難き一日。温泉宿で養った鋭気いかにふるわん。
朝食の前のひととき、姫を連れてしばしの散策。草おおう霜踏みしめ、その音になぜか郷愁を感じた。吐く息は白けれど空には一片の雲なき晴天。もはやなんの不足もなし。
朝食をしたため、仕度を終えた二人宿を後にした。寄り道もせず帰路を急ぎ正午前には帰宅。我、姫と荷物を下ろし、姫の「無理せんねー」という不可思議な言葉に送られて仕事へ。3社のお客様をめぐりて7時半に帰宅。
姫の療養とはいえ我も心身ともに癒され、また一つ思ひ出の模様を織り込みし週末、生きる喜びを感ぜすにはおられない。
 
思ひ出は
湯の中きみの
笑みの中
 
2月24日(日)雪のち晴れなし
(徳富蘆花風)
 
姫の術後の療養のため、我ら二人粉雪舞う福岡を後にし、一泊の平山温泉の旅に出た。空は時に晴れ時に降る気まぐれ、全くの晴天にならざるを多少無念に思うも、向かう先は肥後の山里、ましてやそこで一句ひねるかという詩心あれば自然を相手にいかようにも楽しめようとさまで心にかけず車は南へ。
まずは久留米にて高速を下り、昼食をしたためた。「しのわ」にて化学調味料に頼らぬ自然な味のラーメンで胃を満たすと、次は「晴る」なる器屋へ。古いアパートの一室を品よく改装した店内には売る器と同じ柔らかい雰囲気を漂わす美しい女性店主一人。姫はここで気に入りの器買い求め、店主の勧める茶を喫してしばし憩いの一時。窓の外には並木越しに見える冬空時おり雲間に覗かせた青さは晴天のそれよりは淡いものの、優しく澄んでいた。
同じアパートの階下にあるカフェでもしばしの寄り道の後、3号線に入り一路平山へ。もはや高速は使わず下道を急がず焦らず。高速を使うと旅の半ばの印象が薄いもの。広い道と前後の車を眺めつつ気付けば目的地とひどく味気ないが、下を通れば道の際まで迫る民家に人の営みを感じ、自然のうつろいもより身近に見て旅の興趣はまた一際。
広川を過ぎる頃には空晴れ渡る清々しさ。八女、立花町を過ぎ、3号線を右に入りこんでしばらく行くと平山の温泉街。山に囲まれた小さな里に立ち並ぶ温泉宿、我らが向かうは「湯の蔵」。風情あるたたずまいに二人ご満悦。離れの部屋も広く個室露天風呂に沸く湯の音に頬は緩むばかり。あぁまさに求めたるものここにあり。
旅塵落とすべく湯に浸かりつつ桜の小枝越しに広がる冬空見上げて何思う?あぁここでならいいものが書ける、書かずにはおられない、逸る気持ち我をせき立てた。かの夏目漱石は草枕を一週間で書き上げた。我にもしなんの勤めもなき一週間あればと思うも本業の多忙それを許さず。せめてはこの紀行文にて気を紛らすのみ。
日は徐々に西に沈むを惜しまずにいられぬ心地よき夕べ、時おり里山眺めつつ膝上に開くは徳富蘆花。癒しの時は静かに過ぐ。
夕餉の美味に胃はしたたかに満足し、その後再び湯に浸かりて星を眺めた後は、ほてる体を座椅子にもたれて蘆花の名文に酔いつつ攻めよせるは心地よき睡魔。清潔なふとんにくるまれ夢の続きを追いつつ幕を閉じるは如月二十四日。
 
君つぎし
我かたむけし
美酒一献
 

 
夕日照山里
湯煙上冬空
君癒体病後
我読歌旅愁
 
2月23日(土)晴れのち曇り「テ・ジョヨン」のサントラ
太田鈑金」さんでのおかーさんとの会話。
 
ワシ:「銀行の非常ベル押したそうですね(笑)」
おかーさん:「そうやとです。誰から聞きました?三池社長?」
ワシ:「いいえ、三池社長の奥さんに」
おかーさん:「そうですか」
ワシ:「なんで押したんですか?(笑)」
おかーさん:「あれはですね、ATMの前に並んじょったら私の前の人がよぉーっと使い方わからんで困っちょって、私が『銀行の人呼びましょうか?』て言うて、ポッて押したら非常ベルが鳴って、両側から警備の人がすぐ走って来てビックリしました」
ワシ:「あはははは!」
おかーさん:「呼び出しのボタンは非常ベルの上にあったとです。もうほんと。いらん世話やったとです
 
おかーさん、これからもおとーさんともども、ネタよろしくお願いします。
 
オアシスコーヒー」さんが終わった後、久留米のあるお店を取材したくて急いで移動して、ランチの時間が終わるギリギリ前に駐車場に止めてさぁ店に入ろうかというところで・・・閉まってるし。張り紙見てみると営業時間がネットに書いてあるのと違うし。はぁまったくワシってなんでこんなかいな。あ〜あ、どこで飯食うべとふらふら歩いてるとすぐ近くによさげな店が!ええいと入ってみてこれが大正解。めちゃめちゃおいしかった!あぁこういうのも縁なのかもしれない。目的の店が開いてたら出会うことがなかった店。なんか運命的なものを感じる。今度夜にまた行こう。
 
尾道屋」さんでレシピ集の整理をしてから帰宅。1階では姫が韓国料理教室を開催中。ワシは2階でデスクワークの山を片付けた。
 
「非常ベル」
 
いらん世話
押してあげましょ
非常ベル
 
2月21日(木)晴れ「テ・ジョヨン」のサントラ
ヘアーショップ ムーヴ」さんの後、久しぶりに呼ばれて「大手門」さんへ。時間がとれなくなって「九州外語専門学校」さんに行かなくなってからこのへんをうろつくのは久しぶり。お濠に面したもと駐車場があった所にでっかいビルが建っててビックリした。あんなでっかいもんができるとは思わなかった。周辺にものすごい日陰を作ったろうな。
 
アルファホーム」さん、「小笠原」さんとまわって買物へ。今日はえしぇ蔵クッキング。近くのスーパーでレジ待ちしてるところを「ランドリー・キッチン」の5やさんに発見された。そーか、ここは5やさんのテリトリーか。油断したらいけんな。
 
今日のえしぇ蔵クッキングは超かんたんだったからちと姫に申し訳ないな。来週はちゃんとやろう。
 
「梅」
 
梅の香を
かいで微笑む
年になり
 
2月20日(水)晴れなし
今日は「オアシスコーヒー」さんの販促作戦会議に「ドリームマーケティング」のワキタさんにも参加してもらった。日本初登場のグアテマラ ナチュラルの販売戦略の知恵をワキタさんに拝借できるとうまくいきそうな気がする。さてさて、歴戦のツワモノどんな作戦をたててくれるか楽しみだ。
 
ホテルぱれっと」のガルシアしゃちょー宅にお邪魔したらデンゼルがすごい格好で昼寝してたから思わず携帯で撮影。しかし無防備なやつだ。

 
仕事部屋にずらっと全集並べてるもんだからそれを見ると読みたくなってついつい文学の世界へ。でも仕事もあるからそう読んでばかりもいられないし、書くほうも急ぎたい。はぁなかなか両立は難しいもんだ。
それにしても徳富蘆花の文章の美しさは素晴らしい。
 
「昼寝」
 
家猫の
野生忘れて
昼寝かな
 
2月19日(火)晴れKing Crimson
日曜日に「ル・シュクル」さん行った帰りに「東部ハウジング」さんにお土産持って行ったらA貞さんがそのことを「こがっち」に書いてた。
 
A貞さん:「しんぐさん、こないだル・シュクルさんのケーキありがとうございました」
ワシ:「いえいえ」
A貞さん:「大事に家に持って帰って3等分して親子3人で分けて食べました」
ワシ:「絶対にウソですね。一口で全部食べたでしょ?」
A貞さん:「(笑)はい。一口で全部食べました」
 
A貞さんのお土産にはケーキ1個じゃ足らんな。
 
雷山千如寺」の和尚さんに「テ・ジョヨン」のサントラを貸して頂いた。和尚さんと奥さんは韓国ドラマすぐにはまるから面白い。奥さんはワシと「テ・ジョヨン」の話をしたそうだったが今日は時間がなくて断念。次回ゆっくりしましょう!
 
最近は快調に文学全集を読み進んで、森鴎外が終わってさて徳富蘆花に移るかという時に姫から待ったがかかった。「ちょっとこれ読んで」と渡されたのは瀬戸内寂聴の対談集。自分で読んでも意味がわからんからワシに読ませてその内容を説明させようというなんともあつかましい魂胆。そういうわけで今夜は全集を休憩してそれを読んだ。かつての錚々たる作家たちのエピソードが登場してなかなか面白かった。さて、これをどう姫に説明するか・・・。
 
「あの時代」
 
今は夢
文士が集ふ
あの時代
 
2月18日(月)晴れなし

早朝8時半には「コスモ不動産」さんにいた。昨日社長に「明日朝早く行っていいですか?」と聞いたら、「いいですよ。3時半以降なら何時でもいいですよ」と言われた。社長一体何時起き?
 
午後から「EPI」の弓削さんとワインレストラン「フラマンローズ」さんへ。ホームページのリニューアルの依頼を受け、その打ち合わせをした。今日はオーナーと3人で今後の方向性を決めた。ワシはまずは客としてお邪魔してイメージを膨らませんといけんな。
それにしても弓削さんといろいろ話ができて嬉しかった。ワシが唯一信用するグルメ雑誌の編集長だから、ワシの尊敬の対象になっている人。一体どれくらいの福岡の飲食店の情報を持ってあることか!雑誌は創刊するわ、自ら飲食店をプロデースするわ、八面六臂の活躍。大したもんだ。すごい人だ。そんな人と一緒に仕事ができるなんて幸せだ・・・。
 
今日は「粕屋のお客さん」で社長と奥さんとM田さんにやいのやいのとさんざんいじられた。社長が奥さんに「そんないじりよったらまた日記に書かれるゾ(笑)」と言ってたけど奥さんは「なんもいじるようなこと言ってないですよ。ねぇしんぐさん」と言ってた。はい、どうぞいじって下さい。なんかワシってからかわれる運命にあるのか?
そうそう、奥さんに頼まれた俳句作らないと!頑張らにゃ!
 
最後は「藤田」さんへ。これを読んでる飲食店のみなさーん!厨房の掃除は「藤田」さんにお任せ下さい。グリストラップの掃除をちゃんとしないと逆流して大変なことになりますよ〜。
 
「大業」
 
大業を
成す人の笑み
穏やかに
 

(「EPI」の弓削さんに捧げます)

2月17日(日)晴れQueen
13日は福岡でもちらほらと雪が降ったけど、北九州は5センチも積もるほどひどかったらしい。その時にM島さんは雪の小倉城を撮影するために朝から電車で小倉へと行ったそうな。風流なことされるなぁと思った。写真見せてもらったけど、見事に雪化粧した小倉城が撮れてた。ここで見れます。 → M島さんのブログ「きまま」
 
午後から「マツノデザイン店舗建築」さんへ。セガールしゃちょーは先週、店舗視察でラスベガスへ行って来られたそうな。視察だからかなりたくさん写真を撮って来られててそれを見ながらいろいろと説明してくれた。やっぱりケタの違うスケールには驚き。世界最高のエンターテイメントを提供しようという街だからそのへんはやっぱり半端じゃない。死ぬまでに一回は行ってみたいね。
 
帰ってからたまってるデスクワークをし、夕方は走りに行った。姫の入院やらなんやらでちょっとご無沙汰。寒いからとっとと走ってすぐ帰ってこようと思い、かなり飛ばしたから疲れた。腹も減ったけど今日は胃腸を休めるためにとおかゆだけの日だそうな。このおかゆがおいしくて、がつがつ食べてしまったら3杯目を要求したところで姫の待ったがかかった。うちの栄養士は厳しい。
 
「おかゆ」
 
うまくとも
ゆるすおかゆは
二杯まで
 
2月16日(土)晴れKing Crimson
どうしても「うめーや」のトンカツが食べたくなって、ランチに行った。いつもこそーっと行くのに必ず大将に見つかって挨拶される。忙しいのになんか気の毒。しかしいつ行っても高いクオリティはそのまま。もう既に認知されてるようで、行くたびにお客さんが増えてるような気がする。大変だろうけどここまでおいしいとんかつはもう滅多にないので是非これからも頑張って欲しいと思う。
 
今日は午後から八女方面へ。「江田建設」さんで純代さんと打ち合わせやら世間話をし、星野村へ移動して「星香園」さんで打ち合わせやら世間話をした。まぁだいたい打ち合わせ1の世間話9だけど。営業ってそんなもんやろう。
星香園」さんでは牛島さんとモータースポーツの話で盛り上がったけど、そう言えばもうすぐF1が始まる。今年は誰を応援しようか?やっぱハミルトンかな。あぁ日本人の優勝ってワシが生きてる間に見れるかなぁ・・・。
 
「のんびり」
 
たそがれに
ライトつけよか
どうしよか
星野の帰りの
気はのんびりと
 
2月14日(木)晴れDinu Lipatti
ヘアーショップ ムーヴ」さんにお邪魔した後、ソフトバンクのお店へ。機種変更した新しい携帯を取りに行った。しかしなぁ、買い換えるたびにどんどん進化していくのにはほんとに驚く。海外でも普通に使えるし、テレビ電話もできる。ワシがデジタルツーカーに勤めてた頃は無線機に毛が生えたくらいの機能しかなかったのに。全くすごいもんだ。
 
アルファホーム」さん、「小笠原」さんとまわって帰宅。今日はバレンタインデーなので姫の料理にいつもより気合が入ってた。神戸のローテローゼのワインを開けて嬉しき宴。パスタもポテトもスープもグリッシーニもうますぎ!プレゼントはチョコとKing CrimsonのDVDだった。やりー!

しかし・・・文学を志す者が日記に「うますぎ!」とか「やりー!」とか書いてたらなんか軽いな。永井荷風の「断腸亭日乗」あたりを参考にせんといかんな。 
  
「グリッシーニ」
 
愛情は
グリッシーニの
太さかな
 
2月13日(水)曇りClaude Debussy
駅前のYさんは3月にまた豪華客船の旅に出るけど、先月から既に準備に入ってる。早っ!
 
今朝は雪がちらほらしてたからリカちゃんではなく、ブイちゃんで出かけた。確か先週の水曜日もブイちゃんだったのを「新郷商会」の源太さんは覚えていた。
 
源太さん:「しんぐさん、確か先週もあれでしたよね?」
ワシ:「そうですそうです」
源太さん:「荷物運ぶけんって。あの荷物って本やったとでしょ?」
ワシ:「そうです(笑)。文学全集。ものすごい量でした。お店の人に運んでもらうのがなんか気の毒でした」
源太さん:「すごいすねぇ。しんぐさんの家って本かなりあるでしょ?500冊くらいあるんやないですか?」
ワシ:「500冊はどうですかねぇ?」
源太さん:「うちはマンガなら300冊くらいありますけどね」
ワシ:「すごいですね!どんなマンガですか?」
源太さん:「歴史ものが好きなんで、横山光輝の三国志とか・・・」
ワシ:「おー、いいですね」
 
ワシはマンガはジョジョしか読まない。また新宮のネットカフェに行って続き読んでこよう。
 
結局は雪は大したことなく無事に大野峠を越えて「三開発」さんへ。
 
奥さん:「しんぐさん、私こないだの『太田鈑金』さんのお父さんの話が大うけでしばらく笑ってました」
ワシ:「そうですか(笑)」
奥さん:「あれを葬式でされたらもう私絶対こらえきれんです」
ワシ:「たまらんすよね」
としこさん:「またあの後に別のネタが出てましたよ」
奥さん:「え?どんなの?」
としこさん:「お父さんが京子さんのフリフリのついた肌着を間違えて着たっていう話」
奥さん:「あはははは!」
ワシ:「お父さんかなり面白いですよね。本人が恥ずかしがらないできょとんとしてるからなおさら」
奥さん:「そう!全然動じないでしょ?お母さんの話は知ってます?」
ワシ:「え?お母さんもやらかしたんですか?」
としこさん:「え?なになに?」
奥さん:「あれあれ、銀行のATMの・・・」
としこさん:「あはははは!」
ワシ:「ATMがどうしたんですか?」
奥さん:「ATMって使い方わからん時とか銀行の人呼ぶために電話がついちょうでしょ?お母さんがですね、あれの受話器をとってですね、なぜか非常ベルの赤いボタンば押しちょうとですよ」
ワシ:「あはははは!」
奥さん:「いきなりジリリリリリ!!!ってベルが鳴ってお母さんビックリ(笑)」
 
まさにおしどり夫婦。
 
オアシス珈琲」さんで社長と「マイネット」のKさんと「グアテマラ ナチュラル」の宣伝に関する打ち合わせ。さて、どんな作戦を展開するか。今年の超目玉商品だから気合いれてやらんといかん。
 
「梅の花」
 
如月の
夜寒案じて
梅の花
 
2月12日(火)曇りなし
今日から仕事も通常モードに復帰。「ウイルホーム」さん、「住まいのイシダ」さん、「東部ハウジング」さん、「ムラオ商事やひめ」さんとまわった。「東部ハウジング」さんではA貞さんの過去の罪が明らかになったが、かわいそうだから載せるのはやめてあげよう。
 
最近、「ドリームマーケティング」のワキタさんの紹介であるお寿司屋さんのホームページを作ってる。ここはたまたまESEグルメでも紹介してたおいしいお店だったので、自ずと腕がなる。話を聞いたらロボットが握る寿司屋にお客さんをとられているそうな。冗談じゃない。一生懸命職人さんが握ってるお店がロボットの店に客とられてたまるかい。絶対お客さん奪い返しちゃらな!と思った。燃えてきた〜!
 
「匠の技」
 
知るべしは
ひたむきなりし
味の店
匠の技は
真心の技
 
2月11日(月)晴れなし
今日の午前中は対馬の両親を連れて「中国鍼灸院」さんへ。
 
呉先生:「えしぇ蔵日記見てる人が来てネ、えしぇ蔵さんのサインが欲しいと言ってたヨ」
ワシ:「えー!サインですか?」
呉先生:「そう。写真の裏にサインして今度持って来て」
ワシ:「マジですか。うわーどうしよう」
 
15年くらい前ならまだしも、今はもうひどい顔になっちゃったから写真は勘弁してもらおう。サインだけ持って行くか。
先生は今日は楊貴妃の話をしてくれた。
 
呉先生:「歴史にはネ、表の歴史と裏の歴史と二つある」
ワシ:「そうですね」
呉先生:「唐の時代にいた楊貴妃はとてもきれいだったヨ。あまりきれいで、皇帝に仕える他の3,000人の女性がみんな色気がなくなったと歴史に書いてあるヨ」
ワシ:「へー」
呉先生:「こんなことも書いてあるヨ。王様があまりに楊貴妃に夢中になって、それまでは毎朝起きたらすぐ仕事してたのに、しなくなったヨ」
ワシ:「あはははは!」
呉先生:「そして国が乱れたことがあったヨ。家来たちは皇帝が楊貴妃に夢中になって仕事しなくなったから国が乱れたので、楊貴妃を殺すように皇帝に訴えるヨ」
ワシ:「へー」
呉先生:「皇帝は一晩考えさせてくれというヨ。そして次の日、楊貴妃は殺されるヨ。これが表の歴史ネ。でも裏の歴史は違う。その時たまたま日本から留学生が来てたヨ。その人が皇帝に言ったヨ。楊貴妃を助けるためにこっそり日本に連れて行って、かわりに誰か他の人に楊貴妃の服を着せて殺せばいいと」
ワシ:「へー」
呉先生:「そして次の日、楊貴妃の服着た女性に、顔がわからないように頭巾をかぶせて殺したヨ。家来たちはそれで納得したヨ」
ワシ:「で?楊貴妃は日本に?」
呉先生:「そう。日本に楊貴妃の墓というのが残ってるヨ。ほんとかどうかわからないけどネ」
ワシ:「マジですか!」
 
これまたおもろい伝説だ。調べてみたら山口県長門市に楊貴妃のお墓があるそうな。阿倍仲麻呂とともに日本に逃れて来たという説があるらしい。歴史の浪漫だねぇ。
 
呉先生のもとを辞してから両親とランチして、午後は姫の買物につきあった。姫はだいぶ元気になったけど、まだ重いものを持ったりするのはきつそう。それにしても思い出すのは手術が終わって麻酔からさめたばかりの意識もおぼろげな姫の姿・・・大したことではないと知りつつも酸素マスクをした痛々しい姿を見ると自然と涙が出てくる。何かを訴えたいのか口がかすかにぱくぱくと動いているので、「なんね?痛いと?大丈夫?」と訊くと姫はかすかな声で答えた・・・「お・・・おなか・・・すいた・・・」ワシの涙はその一言でひいた。
 
姫の手術の日に作った俳句。
 
「麻酔さめ はや戻り来し 君のえみ」
「えみ残し 君入るなり 手術室」
「廊下にて 待つ身はつらき 手術室」
 
2月9日(土)曇り

Mozart

ようやく明日は姫が帰って来る。めでたしめでたし。ということで今夜は一人で酒盛り。適当につまみをこしらえて熱燗つけてテレビを相手にちびりちびり・・・気付けば5合6合・・・誓って言うがこういうほろ酔い状態の時こそ芸術に対する感性は鋭くなっている。すかさずクラシックを聞く。モーツアルト、バッハ、メンデルスゾーン・・・う〜ん、響くねぇ。こんなにいい曲やったかいな?それとも演奏者の技術かいな?脳みその奥のほうに届くような気がする。あぁいいもんだ。ちょいと飲みすぎたかな?
 
賢者不誇智
勇士不驕武
名医癒万病
心誠大吉出
 

(医学と武術に秀で、しかもそれを誇ることなく静かに質素に暮らす呉先生にこの詩を捧げます。)

2月8日(金)晴れKing Crimson
今週は訪問したお客さんの数は少ないけど、他のことで忙しい。心労もあったせいか痩せてた。気付けばもう金曜日。早いもんだ。
 
昨日、「ヘアーショップ ムーヴ」さんでワカガシーラ坂本さんに髪切ってもらってる時に、「太田鈑金」さんのお父さんのリモコン事件のことを話したら髪を切る手を止めてまで爆笑してた。あのネタは結構反響があったので、京子さんに他にもネタはないですか?と尋ねたらメールで送ってくれた。今日はそれを尾崎紅葉風に書いてみよう。
 
我が日記に太田鈑金の御父様の御葬式における抱腹絶倒のふるまひを記したくだりは、数多の人の笑いをさそひたり。かくもおもしろき人、他にも隠したる話あるは必定、我すぐに京子殿に尋ねければ、送られ来たるは以下のごとく。
御父様風呂より出でて、シャツを巻き上げし背を御母様に向けて曰く、「我、背のかゆきこと、かゆきこと、はやこのメンソレータムを塗りたまひそ」振り向きし御母様、ただ笑ひ転げて言葉も出でぬ有様。げにそれほど笑ひたまふやら。御母様息も絶え絶えに曰く、「そのシャツは京子のものにござります」御父様、京子殿のフリフリのつきし肌着身につけ、気付かざるはこれ不思議。当世、得難きはかくも面白き御父様なり。誠に愉快愉快。
 
こんな感じかな?
 
「ともし火のきみ」
 
われを待つ
暗き窓辺の
冷たさよ
はや戻りませ
ともし火のきみ
 
2月6日(水)晴れなし
ここ数日の煩悶についに終止符を打った。今日、飯塚の「古本センター」さんに行って買って来た!集英社の日本文学全集88冊買って来た!未だ興奮冷めやらずという感じ。しかし88冊の運搬はきつかった。持って帰って来て全部拭いて、2階に上げて本棚に並べるのに一苦労。しかしこうして見ると、う〜ん、壮観だ。
 

 
今日からワシの文学修行が始まるのだ。既に14冊は読んでるし、名作はかなり読んでるので88冊まるまる読むわけではないが、それでも読み終わるには3年はかかるかな?でもこれを全て読んだら自分なりに一つの自信にはなると思う。自分で本を買うと、作家を選ばずまんべんなく読んでるつもりでも、後で本棚を見ると好きな作家の作品が多いのに気付く。だが全集なら文学史に名を残す大物はもれなく読むことになる。ワシにはいい勉強になると思う。たかが集英社の全集読んで何がわかると言われそうだけど、読まないよりは確実に何かを得ることができるだろうし、創作における参考には大いになると思う。
さぁ旅の始まりだ。まずは1冊目「坪内逍遥・二葉亭四迷」集から。
  
「文学の旅」
 
全集を
眺めてはやる
わがこころ
いまや踏み出す
文学の旅
 
2月5日(火)晴れなし

訳あって昨日から一週間また自炊生活。食事作るのは楽しいから苦にならない。逆に今日は何にしよう?明日は何にしよう?なんて考えるのが楽しい。だが食べる時は寂しい。やっぱ二人で食べたいやね。
 
ネタがないけど数日書かないとみんなが心配するので一応これだけでも書いておこう。
 
「箸」
 
寂しきは
食卓に置く
箸一つ
 

2月3日(日)雨のち晴れ賛美歌
今、悩み中・・・。昨日行った飯塚の古本センターで集英社の日本文学全集がなんと88冊揃いでめっちゃ安かった。うーん、どうしよう・・・置く場所の問題もあったし、少しづつ集める楽しみというのも捨てがたいので一挙に買うのはやめとこうと思ったけど、しかしえらい安いから・・・うーん。状態が悪いのかなと実際に中を見せて貰ったけど全然問題なかった。あー思い切って買うかなぁ。読んでしまうのに3年はかかるかな。
 
午前中は「和白教会」へ。夕方は姫と5キロ走った。体重が64キロを切ろうとしてる。なんでかいな?呉先生にヨーグルトを1日300g以上食べなさいと言われて実行してからあんまり太らんような気がする。
 
「全集」
 
うず高く
全集積みて
暮らしたし
 
2月2日(土)曇り時々雨仲道郁代
太田鈑金」さんでおかーさんと京子さんが何やらゲラゲラ笑いながら話してた。
 
ワシ:「どうしたんですか?」
おかーさん:「こないだですね、お葬式があったとですよ、そして私とおとーさんが行ったとですけどね、私が『あ、携帯ばマナーモードにしとかな』て操作しよったらですね、おとーさんが『俺もしとこう』てポケットから出したらこれ↓やったとですよ(爆笑)」
 
ワシ:「(爆笑)なんですか?これ」
京子さん:「ステップボーイていうエクササイズマシンのリモコンです」
ワシ:「あははははは!」
おかーさん:「おとーさんが、『は?俺なんば持って来たっちゃろーか?』て。私もう笑いが止まらんでですね。でもお葬式やけん笑われんけん、ハンカチで目をおさえて一生懸命我慢したとですよ。もうたまらんかったけんちょっと会場ば出ようかなて思うたとですけど、もう始まりよったけ出れんでですね、ずーっと俯いてこらえとったとですよ。多分みんな『この人はもう泣きよる』て思うたでしょうね」
京子さん:「うちのおとーさん傑作なんです」
おかーさん:「こないだもですね、ゴミ捨てに行くとに左手にゴミ箱持って、右手になんでかポットを持っとるとですよ。なんで右手にポットがあるか自分でもわかってないとです(笑)」

あーしこたま笑った。
 
オアシス珈琲」さん、「質みよし」さんとまわってから、バイパス沿いにある「古本センター」に行った。ここの在庫にはちょっと驚いた。とても1回では見きれないと思ったのでまた寄ろうと思った。ちょっといい店見つけたかなという感じ。骨董もたくさんあった。
 
午後から変則で「東部ハウジング」さんへ。そして「ヘアーショップ ムーヴ」さんに寄って、その後「ランドリー・キッチン」の5やさんの壊れたパソコンに引導を渡して(笑)、帰宅。
夜は待望のケジャン鍋!感動もののうまさだった!
 
「リモコン」
 
おとーさん
リモコン持って
お葬式
マナーモードに
かえるすべなし
 

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