この日記は全てノンフィクションであり、登場する人物・団体名などは全て実在のものです。
6月
6月30日(月)曇りSergey Vasilievich Rachmaninov
中国鍼灸院」さんの常連さんで、ワシのブログにも時々コメントを入れてくれるNAOさんはかなりの美人だと呉先生に聞いた。その話から今日は中国の歴史に登場する美女の話になった。
 
呉先生:「こういう人知ってる?」
ワシ:「妲己?いいえ」
呉先生:「彼女はね、昔の王様の妃ネ。とても美人だったヨ。でも全然笑わない人だったヨ」
ワシ:「へぇー」
呉先生:「王様は彼女を笑わせることができた者には褒美をやると言ったヨ。そしたら一人の男がアイディアを出したヨ」
ワシ:「ふーん」
呉先生:「昔は敵が来たらのろしを上げて知らせてたネ。のろしを見たらみんな兵隊が集まってくるネ。そこで敵が来てないのにのろしを上げてみたヨ。そしたらみんな集まったネ。それを見て彼女は笑ったヨ」
ワシ:「あははは!」
呉先生:「でもそれを何回もやってるうちにだんだん笑わなくなったヨ。みんなもだんだん疲れてきたヨ。そして本当に敵が来た時には誰も信用しなかったヨ。そしてその国は滅びたよ」
ワシ:「美女は国を傾けるて言いますよね」
呉先生:「本当は美女に惑わされる男のほうが駄目ネ。ちなみにその国を攻めて滅ぼしたのはいつか話した釣り針のない糸で釣りをしてたおじいさんの国ヨ」
ワシ:「あー!あの人ですか」
 
調べてみると中国の歴史に登場する悪女はたくさんいた。この妲己(BC12世紀頃)を筆頭に、褒じ(BC8世紀頃)、驪姫(BC7世紀頃)、西施(BC5世紀頃)、虞美人(BC3世紀頃)、お約束の楊貴妃(8世紀頃)、妹喜(BC18世紀頃)、夏姫(BC6世紀頃)・・・などなど。いつの時代も所詮男は色気にゃ勝てんわけで。
 
コスモ不動産」さん、「福岡大手門」さん、「粕屋のお客さん」とまわった。
「粕屋のお客さん」にいる時にちょうど「Mishima」の大将が遊びに来た。そして7月のイベントを宣伝してくれと頼まれた。以下のとおり。
 
(お知らせ)
志免の「Mishima」さんが7月の1ヶ月間だけ特別メニューで営業されます。かつてのコース料理などを復活させるそうです。7月中に是非食べに行きましょう!
 
えしぇ蔵文学修行の旅は5ヶ月経過。今月終わったのは以下の5冊。
 
「武田麟太郎/島木健作」、「宇野千代/中里恒子」、「三好達治/中原中也/伊東静雄」、「上林暁/木山捷平」、「外村繁/川崎長太郎」
 
57冊終了、あと31冊。

「美人」
 
美人傾大国
壮士敗小杯
 
6月28日(土)雨U2
雨の中、午後から「フラマンローズ」さんで打ち合わせ。「epi」の弓削さんも参加された。ホームページの話はさっさと終わって、その後の業界裏話が面白い。弓削さんは福岡の飲食業界の裏表に精通されてるからとにかく話が面白い。いつかじっくり対談してその会話を日記に載せてみたいな。
 
夜、久しぶりに兄貴から電話があった。新しい仕事も決まって平和に暮らしてるらしい。一安心というところか。何もしてやれなかったがここ数年背負ってた荷物の一つを降ろしたような気分。対馬も金沢も家族全員が幸せになってこそワシの本当の幸せはある。ワシもっと頑張らんとな。
 
今日ようやく「蔵書」の引越しが終わった。これからFC2版の「蔵書」に読者を誘導しないといけない。しかしなぁ、こんな誰も読みそうもないブログでもずっとやってれば少しづつ読者は増えてくるもんだ。その中から何人かでも日本文学に目覚めてもらえればワシとしては言うことなしだ。現在277作品。死ぬまで続けていく予定。
 
「電話」
 
兄からの
電話声まで
ほころびて
新生活の
喜びを聞く
 
6月27日(金)晴れLed Zeppelin
Rプランニング」さんお引越し。「センチュリー21 小笠原」さんのすぐ近くの二階建ての家みたいなオフィスに移った。なんかさらにアットホームな雰囲気になった。今日は新事務所の写真をホームページに入れるということで、ちょうどオフィスにいた4人のR-GIRLSに被写体になってもらった。写真で見ると清楚なお姉さんたちという感じだが、実際は面白い人たちなんだなこれが。オフィスはいつもワイワイガヤガヤ。サークル状態。
 

 
質みよし」さんではNさんに実際に振袖を着てもらって撮影した。あぁやっぱり日本人の女性の和服姿ってのはいいもんだ。これぞ日本の美の象徴だなと思った。
それにしてもあっという間に着付けしてしまう社長の腕前はいつもながらに素晴らしい・・・。
 

 
「夏のささやき」
 
雲早き
夕日久しき
梅雨の暮れ
夏のささやき
風に聞こえず
 
6月26日(木)晴れなし
母の誕生日。ワシに命を与えてくれた人。母のためにもワシは生きてなにごとかを成す義務がある。太平洋戦争の頃、中国戦線で地獄を見た駅前のYさんによると、兵士たちの死ぬ間際の最後の言葉は「お母さん」が圧倒的に多いらしい。偉大なるものは母の愛だ。親父といっしょに想像を絶する苦労の人生を体験した母にはこれから先少しでも楽に暮らして今までの分を取り返して欲しいと思う。”花の命は結構長くて楽しいこともある”と思わせたい。
 
おっかさん、長生きして下さい。
  
たわむれに 母を背負ひて そのあまり 軽きに泣きて 三歩あゆまず  (石川啄木)

「母」
 
われ四十
今におもへば
なにひとつ
母よろこばす
旗は上げえず
 

 
「母」
 
長旅に
父と越えたり
幾山川
その生き様や
わがささへなり
 
6月25日(水)曇りLed Zeppelin
第2つくしの里 笑屋」さんのイベント情報。
 
「笑屋オープン1周年感謝祭」
6月27日(金)〜29日(日):道の駅うすい(嘉麻市)にて
6月28日(土)〜29日(日):とりたて市場 楽市(田川市)にて
 
お近くの方は是非どうぞ!
 
 
辞世の句を作っておこうと思う。といっても自殺するつもりはさらさらない。病気や事故でコロッと逝ってしまわないとも限らないので一応準備しておこうという意味。いいのができればその都度入れ替えればいいということで。さて、そうなると参考にしたいのが歴史上の人物の辞世の句。一番のお気に入りはこれ。
 
「浮き世をば今こそ渡れもののふの 名を高松の苔に残して」
 
かっこいい・・・秀吉に城を水攻めにされた際、自分の命とひきかえに味方全員の命を救った清水宗治の有名な句。こんな潔い最期を遂げて颯爽と彼岸に渡ってみたいやね。
 
「捨ててだにこの世のほかはなき物を いづくかつひのすみかなりけむ」
 
名文家斉藤道三の句。さすがやなぁ。こういう秀作だと人に覚えてもらうこともできるな。この人には他にも名文があるが、文学的才能はかなりのものだったらしい。
 
「つゆとをちつゆときへにしわがみかな なにわの事もゆめの又ゆめ」
 
ご存知秀吉。所詮この世は仮住まいってとこか。まったくだな。なんでもかんでもゆめの又ゆめだ。
 
「ちりぬべき時知りてこそ世の中の 花も花なれ人も人なれ」
 
お見事という感じ。細川ガラシャ夫人。散るべき時を知らんといかんなぁ。それにしてもなんと気高き人だろう。
 
それとも藤村操みたいに詩でもいいな。
 
「巌頭之感」
 
悠々たる哉天壤、
遼々たる哉古今、
五尺の小躯を以て比大をはからむとす、
ホレーショの哲學竟(つい)に何等のオーソリチィーを價するものぞ、
萬有の真相は唯だ一言にして悉す、曰く「不可解」。
我この恨を懐いて煩悶、終に死を決するに至る。
既に巌頭に立つに及んで、
胸中何等の不安あるなし。
始めて知る、
大いなる悲觀は大いなる樂觀に一致するを。
 
この「巌頭之感」はあまりに素晴らしいから暗誦してしまった。これが弱冠17歳の作品なんだから驚くよなまったく。ワシなんて80歳になっても無理だ。
 
さて、ワシもとりあえずなんか作っておこう。
 
 
今日は八女の「江田建設」さんにお邪魔したが、またしても専務に写真撮られてしまった。ブログネタにされちまった。ん〜専務に隙を見せてはいけない。しかし専務のブログのアクセス数すごいな。 → 「大工工務店の専務日記

「霧」
 
山の端の
霧おぼろげに
われもまた
憂き胸のうち
晴れを待つかな
 
6月23日(月)曇りなし
久しぶりに朝時間が空いたので「中国鍼灸院」さんへ。
 
呉先生:「えしぇ蔵日記を見たという人が毎日来るよ」
ワシ:「ほんとですか」
呉先生:「昨日も3人来たヨ。みんな同じこと聞くヨ。えしぇ蔵さんてどんな人?」
ワシ:「なんて答えるんですか?」
呉先生:「とてもハンサムよと言っておいたヨ」
ワシ:「あははは!」
呉先生:「今日はね、この詩の話をするヨ」
  書竹良縁
家     門
蔵     前
萬     千
巻     根
書     竹
呉先生:「知ってる?」
ワシ:「いいえ」
呉先生:「昔よく勉強する真面目な青年がこの詩を作って門に貼ったヨ。青年の家の前には竹が生えていたヨ。家の中には本がたくさんあったヨ。本と竹は良い縁があるという意味の詩ネ」
ワシ:「へー」
呉先生:「でもその竹は隣の大金持ちの家のものだったよ。勝手に詩にされたから怒って竹を全部切っちゃったヨ」
ワシ:「ありゃりゃ」
呉先生:「そこで青年はこの詩に一字づつ足したヨ」
  書竹良縁
家     門
蔵     前
萬     千
巻     根
書     竹
長     短
呉先生:「竹は切っても少し残ってるから短い竹としたヨ。本のほうには長いとつけたヨ」
ワシ:「なるほど」
呉先生:「これ中国語ではちゃんと韻も踏んでるヨ。これを見た隣の大金持ちは感心したヨ。将来性のある青年と思ったヨ。それで青年を家に招待したヨ。そして自分のきれいな娘を青年にあげちゃったヨ」
ワシ:「へー!」
呉先生:「書と竹は良い縁だったということネ」
ワシ:「おもしろいすね!」
 
今日はこの後、先生が今凝ってるパン作りの話になってパンを見せてもらったり、中国語を習ったりして楽しかった。
 
ブライダルミュージアム ビッビ」さんにはOさんという天然キャラの女性の社員さんがいる。この人は生まれながらに人を笑わせる素質を持っているのか、そこにいるだけで面白い。こないだも「わたし、○万円も入れてた封筒落としたんです・・・」と落ち込んでいたが、全然落ち込んでいるようには見えなかった。これからきっとネタを提供してくれることになるだろう。
 
「鍼と文」
 
師癒病人鍼
我笑読者文
 
6月22日(日)雨賛美歌
乳白色とはこのことか。濃い霧は朝の新宮を覆っていた。母なる立花山はその麓から姿を消していた。まるで異郷の地を行く気分でM島さん宅へ。M島さんは来年のカレンダーの表紙を製作中だった。表紙に自作の短歌を入れるということだが、そのために作られた数編を読ませてもらった。いい歌を詠まれるなと思った。やはり長い人生の険路を歩んだ人のつくるものはどこか違う。40年生きたぐらいで及ぶ範囲ではない。
 

 
午後から姫と前原へ。数軒取材した後、「浮岳茶寮」さんへ写真撮影にお邪魔した。昭和21年築の純日本家屋はどこを撮っても絵になる。いいもんだ。古い日本家屋の中にいるとどこか故郷に帰ったような思いになるのはワシだけだろうか?それとも日本人ならみなそうか?
 
帰りも数軒取材してから帰宅。霧と霧雨に包まれた一日は幻想的だったのでちょいと日記も文学的に書いてみた。
 
「まぼろし」
 
霧雨の
おおふましろき
野の末に
うかぶまぼろし
いにしえの怡土
 
6月21日(土)雨Yes

とにかくすごい雨だった。高速で星野村に向かう途中、50km以下にスピードを落としても不安なくらいまったく前が見えない時があった。ワイパーは全然追いついていなかった。しばらく路肩に止めようかと思ったくらい。それにしても今年はよく降る。
 
星香園」さんの今年の復刻和紅茶が完成した。7月1日から販売開始。今日試飲させてもらったが明らかに去年よりもおいしくなってた。今年は「やぶきた」と「ごこう」の二種類。それにティーバッグもある。日本生まれの日本の紅茶、日本人の感性に合わないはずがない。しかしまだ数が多く作れないので今年も数量限定。
(飲んでみたい方は予約したほうがいいですよ!えしぇ蔵が承ります。esezo@s-harvest.com
 

 
ひろみ屋」さんも新商品を7月1日より販売開始する。二代目が作った「創作明太子」と、二代目が厳選した「うまいもん」。創作明太子のらっきょめんたいを試食させてもらった。あぁ・・・これだけで二合飲める・・・。
 

 
この仕事の魅力を実感する一日だった。役得ってやつだな。
 
「和紅茶」
 
和紅茶や
かほりの語る
星野かな
 

6月20日(金)雨なし
今日の「質みよし」さんの撮影は疲れた・・・いつも疲れるが今日はなぜかひとしお。終わってから帰宅の前に「ギャルソン」さんに寄って無線LANのメンテ。そして帰宅してからは姫がいないので自分の夕食を自分で作って食べて、その後は明日のえしぇ蔵クッキングのカレーの仕込み。今回のカレーは結構こだわって作ったから大変だった。その後はデスクワーク。まったく疲れる人生だ。
 
「雨」
 
街の埃
ひたすら雨の
洗い去る
憂きこころまた
消えゆかんかな
 
6月18日(水)晴れLed Zeppelin

最近、「三開発」さんでの常務ととしこさんの会話が面白い。

常務:「しんぐさんはミヤマキリシマは見に行かんと?」
ワシ:「あぁ、ミヤマキリシマですね。行きたいですねぇ。九重に登ればまだ咲いてますかね?」
常務:「いやぁ、もうちょっと遅かろう」
としこさん:「あれは?見に行かないんですか?あれ、ミズバショウ。どこかきれいなとこありましたよね」
常務:「北陸か東北か、どっかあのへんにあるね、きれいなとこが」
としこさん:「ほら、あの、歌になってるとこ。なつがくぅ〜れば・・・♪」
常務:「歌うなて!食事前に(笑)」
としこさん:「なんでですか!(笑)」
ワシ:「あはははは!ご飯がまずくなる?」
常務:「そうそう。もうとしこちゃんの歌だけは聞かれんけん」
ワシ:「どんな歌でしたっけ?」
としこさん:「なつがくぅ〜れば・・・♪」
常務:「歌うなって!(笑)」
ワシ:「たいがいひどい扱いですね(笑)」
としこさん:「でしょー?もう常務ひどいんです」

今日の最後のお客さん、「粕屋のお客さん」が終わってから、「ヘアーショップ ムーヴ」さんに寄って髪を切ってもらった。ワカガシーラは最近畑作りや料理に凝ってるらしい。パエリアとか作るらしい。すごいすごい。ワシもいつかパエリアに挑戦してみようかな。
 
「対馬の夏」
 
わが胸に
夏が導く
思ひでは
尾瀬にはあらず
対馬なりけり
 

6月17日(火)曇り時々雨Robert Alexander Schumann
東部ハウジング」のA貞さんは今度は「坂の上の雲」にチャレンジするそうな。全8巻。これめっちゃ面白い。でもいつも世間がこの作品を話題にする時は賛否両論に分かれる。ワシはもちろん賛のほうだが、否の側の意見もわからんこともない。なんせあの乃木大将を無能呼ばわりしてるからなぁ。でも児玉源太郎のすごさをアピールした点は評価されるべきだと思う。
 
ムラオ商事やひめ」さんにお邪魔した時に橋本社長にオフロードバイクの耐久レースに出場した時の話を聞いた。想像を絶する凄まじい世界だった。400台出場して完走が25台だったそうな。社長は13時間で完走したそうな。ひたすら山の中を走るらしいが、体力の限界にまで達するらしい。すごいやねぇ。それにしてもいろんな経験をしてる人だ。
 
「坂の上の雲」
 
坂の上に
明治の男が
見た雲は
心貧しき
国にはあらず
 
6月16日(月)曇り時々雨Police
質みよし」さん行きーの。「戸次染工場」さん行きーの。「コスモ不動産」さん行きーの。「藤田」さん行きーの、トツギーノ。
(基本的にこの手の笑いに弱い。↑はバカリズムのネタ)
 
最近あんまりいいことないなと思ってたら夕方いいことがあった。新しいお客さんの紹介。ちゃーんとバランスとれるようになってるもんだ。悪い時期が永久に続くことは絶対にない。波の下と上は一生交互に巡ってくるのだ。
 
時間を見つけてはせっせとgooブログで始めた「蔵書」をFC2へ引越ししてる。gooは有料プランでないとエクスポート機能が使えないからこつこつと記事のコピペをしないといけない。はぁまったくたくさん書きやがってと自分に愚痴る。275作品げな。ふぅ。でも新しいFC2版での「蔵書」は作家別にカテゴリーを分けてるから格段に見やすくなってる。でも引越し完了まであと10日はかかりそう。
 
「戯れ歌」
 
戯れ歌は
余計に難し
五七五
 
6月14日(土)晴れなし
聞いた話。YahooやGoogleがいわゆるSEO対策をしたサイトではなく、本当に内容のいいサイトが上位にくるような技術を開発中だとか。まさに待ってましたという感じ。だいたいこのSEO対策という言葉がワシは好きになれない。みんな口を揃えて「SEO対策しましょう」と言う。仕事だから頼まれればやるが、SEOの理屈だと例えば全然内容がしょうもないサイトでもSEO対策ができてれば上位に表示されることになる。そしてこういうことはきまって悪徳業者ほど上手で、本当にいいサイトは下に押しやられる。仕組み自体おかしいからワシは常に不満を持っていたけど、この話を聞いて愁眉を開く思いだ。ホームページは見る人に情報を与え、見る人を楽しませ、見る人のためになってこそ存在意義がある。小手先ばかりのSEO対策が早く過去のものになることを祈るばかり。
 
「夕映え」
 
夕映えや
梅雨は休みて
風はよし
 
6月13日(金)晴れRobert Alexander Schumann
三好達治の詩は今ひとつ響かないけど、中原中也の詩は身体の隅々にまで吸い込まれていくような気がする。これがワシの感性なのかな。でも三好達治の詩がすごいというのはわかるつもり。
 
Rプランニング」さんでは今日もくまさんがお昼にラーメンとご飯と餃子のセットを食べて、「おやつが足りない」ときのこの山とたけのこの里を買って事務所に戻ってきた。さすがやな。
ぶーしさんはいつも真面目に静かに仕事してる。良識があって優しくて、「Rプランニング」の拠り所という感じ。でも最近徐々にRカラーに染まりつつあるような気がする・・・。
 
今日は帰宅しても姫は留守。久しぶりにビールでも飲みながら大リーグでも見ようかなとチャンネルを合わせたらちょうど松井の打席で、しかも満塁ホームランを打ってくれた!なんかすごいお得感!すごい偶然!あぁこれって「松井も頑張ってんだからお前も頑張れよ」ってことかいな。
 
「水田」
 
稲と水
あぁ今にしも
夏は来ぬ
 
6月12日(木)晴れSLAVA
あおば不動産」さんの社長の旦那さんは、小説も詩も書く文学の人だった。かつて出された詩集は福岡市文学賞を受賞されたそうな。まったく出会いというのは人生に思いがけないスパイスを与えるものだ。是非是非今後教えを請いたいと思った。さらには息子さんはパリ大学を卒業されてフランス文学の翻訳をされたことがあって、今日その本を一冊頂いた。あぁなんかすごい文学一家だな。また大事にしたいつながりが一つできた。
 
「紫陽花」
 
たおやかな
あじさいの花
藍色に
我が心また
染まりけるかな
 
6月11日(水)雨Led Zeppelin
それにしてもよく降ったな。梅雨らしくていいな。
今月は久しぶりに「日本伝統俳句協会」に投句した。これって自分の句を評価してもらうには他の人のを評価しないといけないからまた1000ぐらいある人の俳句を全部見ないといけない。はぁちょっと大変だ。でも1000もあるとさすがに「おぉ!」というのがいくつかある。そうとう長年やってるのか天才なのか、すごい人はいるもんだ。でも正直全然だめじゃん的なものも多い。
与謝蕪村とか松尾芭蕉とかの俳句を見て、本当に「すごい!」と感じるにはそれだけ見てても駄目だと思う。秀作も駄作も山ほど見て、そしてまた戻ってきて、「春の海 終日のたりのたり哉 」とか、「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」なんて読むと、「ぬぬぬ・・・」という感じで圧倒される。歴史に残る名作はそういう底力を秘めているものだろうと思う。
 
「かわず」
 
雨音に
和してかわずの
笑い声
 
6月10日(火)晴れなし
朝8時の新幹線で福山出張。今日は客先に納品したシステムの現場での実験の日。実験の前にもろもろ仕様変更したり改造したり、そして実験してからさらに修正があったりで1日脳みそフル回転。終わったのが夜8時。それから新幹線で帰って来て10時帰宅。
明日から本格稼動に入るが無事に動いてくれることを祈るのみ。今回のシステム開発は大変だったけどそれだけ達成感が大きい。役に立ってる、生きてるという感じがした。
  
「夢の羽音」
 
いづこにか
去りにし夢の
羽音さへ
今は遠くに
こだまするかな
 
6月9日(月)晴れDinu Lipatti
藤田」さん、「コスモ不動産」さん、「住まいのイシダ」さん、「粕屋のお客」さん、「東部ハウジング」さん、「ランドリー・キッチン」さんとまわったこの忙しさ!欝にも病気にもなる暇ないわな。
 
最近はリカちゃんを封印してる。さすがにガソリン高騰に抗しきれず、ハイオクのリカちゃんの出番を減らさざるをえない。もっぱらブイちゃんで行動してる。しかしオートマの車って楽だな。
 
「多々良川」
 
もののふの
血を洗いしか
多々良川
遠く聞こゆる
鬨の声かな
 
6月8日(日)晴れなし
午前中はデスクワーク、午後から「マツノデザイン店舗建築」さんへ。セガールしゃちょーがまた何やらおもしろいことを企画中で、ワシもおもしろそうだから参加させてもらうことにした。これは成功するとかなりおもしろいことになりそう。社会貢献にもなるし、頑張りがいがある。久々燃えてきた。(詳細は後日発表)
 
今日はえしぇ蔵クッキング。日曜なのでゆっくり買物して4時くらいからゆっくり作り始めた。2時間近く煮込みたい料理だったので仕込みをしてから鍋を火にかけ、本を読みながら待った。まずまずの仕上がり。姫にもほめられた。酢の物とみそ汁もうまくいった。やっぱ手間隙かけるといいものになるもんだな。
 
ワシが唯一テレビの前に座るのは「テ・ジョヨン」を見る時。ついに110話まできた。あと24話か。ぼちぼちクライマックスだな。
 
「光るもの」
 
われを呼ぶ
荒野の先に
光るもの
とどかぬまでも
歩むは可なり
 
6月7日(土)晴れDinu Lipatti
最近ちょっと欝ぎみかも。お前がかよ、笑わせるな、と言われそう。自分の存在が社会に必要ないんじゃないかと考えてしまうのはちょっとやばいな。芥川龍之介じゃないけど、「ぼんやりとした不安」をちょっと感じる。うーん、いかんいかん。
 
ワシの小説は浅いな。うん。まぁあと10作品ぐらい書けば少しはいいものができるかもしれん。川端康成にも太宰治にも駄作はある。松本清張に到ってはわんさかある。駄作をたくさん書いて練習しないとな。ロバート・フリップは言った。「成功をやりとおせ。失敗をやりとおせ」。
 
午後から久留米の「尾道屋」さんを訪問。社長がつばきの絵を描いてた。こんな絵が描けたら楽しいやろうな。画才のある人がうらやましい。
耳納百景ブログ
 
夕方は「雷山千如寺」さんへ。和尚さんはまた大役を任されてその準備に大忙しだった。和尚さんは仕事がきちんとしてる上に人がいいからいろんな会で役を持たされる。またそれを断れないからいつも忙しい。自分の面倒見るだけで疲れるワシから見ると尊敬せずにはいられない。
 
「ため息」
 
かはたれの
居心地のよき
千如寺に
ため息のこす
われ一人かな
 
6月6日(金)晴れSLAVA
システムハウス」さん、「Rプランニング」さん、「質みよし」さんとまわる金曜定番コース。
 
Rプランニング」のくまさんは外人っぽい顔立ちの瞳のきれいなスタイルのいい美人さん。だがその食欲は凄まじい。今までにも大食いの美人さんというのには何人か会ったことがあるが、要するに新陳代謝がいいということだろうな。
 
くまさん:「大変!お腹空いてきた!お昼食べなきゃ」
ぶーしさん:「私今から買いに行きますよ。買ってきましょうか?」
くまさん:「え、いいんですか?」
ぶーしさん:「いいですよ。なにがいいですか?」
くまさん:「じゃぁ今かなりお腹が空いてるのでぇ、なんかこう、具がみっしり!みたいな・・・」
ワシ:「くまさんて、ラーメン屋に行ってラーメンと一緒に餃子とご飯も注文する人ですか?」
くまさん:「しますね!セットとかあったら最高です」
ワシ:「でもまさかそれに替え玉はしないでしょ?」
くまさん:「いや、しようと思えばできますよ。替え玉いるひとー?とか聞かれたらはい!っていいますね」
ワシ:「すごいですね!私はラーメンに餃子はつけますけど、ご飯はもう無理です」
くまさん:「私はご飯も食べます。なんというかこの・・・炭水化物同士が奏でるハーモニーといいますか・・・」
ワシ:「炭水化物のハーモニー!(笑)」
くまさん:「そうです(笑)。でも私、いつもそんなにたくさん食べるわけじゃないんですよ。波があります」
ワシ:「どういう時に大食いになるんですか?」
くまさん:「季節の変わり目とか・・・」
ワシ:「季節の変わり目!(笑)」
 
くまさんワケわからん。どんなんやろう?炭水化物同士が奏でるハーモニー♪
 
「ハーモニー」
 
くまさんの
食欲満たす
ハーモニー
ラーメン替え玉
ご飯に餃子
 
6月5日(木)晴れなし
毎朝姫は庭仕事、太極拳、糠床を混ぜることを欠かさない。胡弓の音と糠床の馨しい香りで我が家の朝は始まる。
 
千の灯火」の連載をFC2ブログで始めた。全50回だから週に2回でも年を越してしまうな。かなりペース上げないと。秋口くらいに終わらせたいとこだ。その後の連載用のものを書き始めないといかんな。
 
昨日も今日も早朝7時から活動を開始。まずは「ランドリー・キッチン」さんでみんなが来る前にメンテしようとごそごそやってると、奥から「うぃ〜」と言いながら親分が出て来た。ひぇぇ、もっと早い人がいた。しかし親分、そんな働いてたら過労死しますよ。
 
次は「ヘアーショップ ムーヴ」さん。今日は近くに献血の車が来たのでボスは朝から献血へ。社会貢献ということで全員義務にしてるらしい。ボスは体格いいからちょっとやそっと血を抜かれてもビクともせんやろうな。ワシも大学時代までしてたけど、今は輸血して欲しいくらいや。
 
あおば不動産」さんのホームページには東区青葉周辺のリンク集があるが、オススメの飲食店情報をESEグルメから持って来た。いい店ばっかりやなぁと自画自賛。
 
アルファホーム」さん、「小笠原」さん、「ブライダルミュージアム ビッビ」さんとまわって帰宅。今日はデスクワークも多い。あぁ小説書く時間が欲しい・・・。
 
「我が家の朝」
 
かぐわしき
糠床香る
夜明けかな
 
6月4日(水)晴れNirvana
なんだかすごい忙しい。肉体的にも精神的にもお疲れぎみ。沖縄にでも行って、沖縄料理食べながら泡盛飲んで、死んだように眠ってみたい。あぁ〜ねむたいぃ〜(天竺鼠風。最近ハマってる)
 
今日は小倉の「行徳クリニック」さんにもお邪魔した。今日はレーザー治療。ほんとにお世話になりっぱなし。ワシの御用達クリニック。先生の患者さんはリピーターの人が多いらしい。それっていいクリニックの証だな。フリーペーパーには山ほどクリニックの広告があるけど、誠意ある対応をしてくれるかどうかは行ってみらんとわからんから選ぶのは難しいやね。北九州の人は「行徳クリニック」さんに行くべし!福岡の人も新幹線で行くべし!
 
「衣替え」
 
麦は去り
稲は来たりて
衣替え
 
6月1日(日)晴れなし
午前中はM島さん宅と「やひめ」の橋本社長宅と訪問。午後から姫をリカちゃんに乗っけて糸島へ。姫が行きたいという器のお店に行った。まぁこのへんの詳細は「ぽごしっぽよ」でどうぞ。
 
その後、「浮岳茶寮」さんへランチを食べに行った。前から食べたかったタンシチューをようやく食べれた。うぅん、聞きしに勝る美味。洋食も手がこんでるなぁ。今日はコーヒー飲みながら小林さんともゆっくりお話ができた。あらゆることに造詣の深い小林さんと話すと勉強になることがたくさんある。料理が上手な人は必ずその才能や知識の幅が料理だけにはとどまっていない。料理は文化の一部だからきわめていくと当然そうなるんだろうな。
 
夕方は久しぶりに映画を見に行った。チケットを買った後、売店のメニューを眺めてた時の姫との会話。
 
姫:「なんか食べる?おごっちゃるよ」
ワシ:「お、いいと?」
姫:「そんくらいおごらせてよ。なんがいい?なんでも好きなもの食べていいよ。ポップコーンの塩のSにしようか」
ワシ:「全然選択権ないし」
 姫は一人でケラケラ笑ってる。
ワシ:「結局自分の好きなものやんか」
 
うちはいつもこんな感じ。結局姫がしたいようになる。夕食後のおやつの時も、「何飲む?お茶?コーヒー?紅茶」と聞かれて、「コーヒー」と言うと、「え〜お茶にしようよぉ」と言われる。そんなら最初から黙ってお茶いれんかい!
 
「選択権」
 
採用に
ならねばいらぬ
選択権
 

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