この日記は全てノンフィクションであり、登場する人物・団体名などは全て実在のものです。
1月
1月30日(土)晴れのち曇りのち雨

午前中1件、午後2件のゆるいスケジュール。夜は飲み会。夕方から夜にかけて雨。

小説の構想を練る。今年は書かなければ。いいもまずいも関係ない。とにかく書く。構想だけで作品化していないものがいくつかあるのでそれらをどんどん形にしていこう。長いのも短いのも。まだまだワシの作品は浅い。自分でわかるだけに余計つらい。井本さんが「まとまりすぎてる。若いんだからもっとめちゃくちゃやっていいよ」と言ってたがまさにワシが思ってた通りの批評だった。ワシの作品は大人しい。こういうのはもっと歳とってから書けばいい。今はもっと破天荒なものにチャレンジしないと。
 
日本の文学はどこへ行くのだろう?くだらないもの、浅いものが売れ筋商品として店頭に並んでいる。そう、文学は商材になってしまった。売れそうかどうかできまる。おそらく日本中で、極めて優れた素人の作品が陽の目を見ることなく消えていっているのだろう。まずい料理を巧みな宣伝でカバーする店が幅をきかせ、本当においしい店が閉店していく飲食店業界と似通ったものがある。要するに本当にいいものの見分けがつかない国民性なのだ。芸術を解さない国などと言われたくないものだ。
 
「文学」
 
文学の 暗き前途に 捧げたし
つたなき才と 残された時
 

1月29日(金)晴れ
今、ワシの机の上にあるのは夏目漱石の「こころ」。これを今から読もうと思う。なぜ今になって「こころ」?ワシは今まであらゆる小説を読んできた。自分の中で遠くはるばる文学の旅をしてきた。その一番はじめのきっかけになったのがこの作品なのだ。思い起こせば27年前。友達が志賀直哉の「暗夜行路」を読んでるのを見て、「え?こいつこんな難しそうな本読んでる。すごいやつだ」と思い、自分もそういうものを一つ読んでみようかと選んだのが「こころ」だった。それまで読んできた本はいわゆる子ども向けの域を出ていなかったので、初めて読む”大人の本”という感じがした。当時のワシにしてみれば文章も難しく、読みづらいものがあったがなんとか頑張って読み進み、そして最後の衝撃的な展開に強烈なショックを受けたのを覚えている。そして小説の面白さにはまってしまった。
今ここでワシはまた「こころ」を読み返すことにより、原点に帰ろうかなと思ったのだ。あらゆるパターンを読みすぎて書くときに自分のスタイルや方向性が見えなくなってしまった今、必要なのは初心に帰ることかなと。そんなこんな考えた末の決断なのだ。決断というほどのものでもないけど。
それともう一つ理由がある。ワシは夏目漱石の作品は大学までで論文以外は全作品読破してしまった。これはある意味早すぎたと自分では思う。人生経験の浅い時期に夏目漱石を読んだところで一体何ほどのものを得るだろうか?おそらく取りこぼしのほうが多いのではないかと思う。それで40代の今読むことでそれらを拾っていこうというわけなのだ。
さてさて、懐かしい世界へ入っていこう。
 
「文学の道」
 
若かりし頃に「こころ」を ひもときて
知らず旅立つ 文学の道
 
1月28日(木)晴れ



http://www.youtube.com/watch?v=9r2pEdc1_lI

「Only you」 The Platters
 
Only you can do make all this world seem right
Only you can do make the darkness bright
Only you and you alone
Can thrill me like you do
And fill my heart with love for only you

Only you can do make all this change in me
For it’s true You are my destiny
When you hold my hand I understand
The magic that you do
You’re my dream come true
My one and only you

Only you can do make all this change in me
For it’s true You are my destiny
When you hold my hand I understand
The magic that you do
You’re my dream come true
My one and only you


(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)
 
「あんただけが」
 
あんただけが この世界をよくするとばい
あんただけが 闇を光に変えるとたい
あんただけが あたしばどきどきさせてからくさ
あたしの心ばあんたへの愛でいっぱいにするとたい

あんただけが あたしばこげん変えるとばい
ほんなこつ あんたはあたしの運命ばい
あんたの手ばつかんだ時 あんたがかけた魔法がわかったばい
あんたはあたしの実現した夢たい
あたしの あたしだけのあんたたい
 
あんただけが あたしばこげん変えるとばい
ほんなこつ あんたはあたしの運命ばい
あんたの手ばつかんだ時 あんたがかけた魔法がわかったばい
あんたはあたしの実現した夢たい
あたしの あたしだけのあんたたい


「名曲」
 
名曲は 時に埋もれず 流されず
 

1月26日(火)晴れ
日曜から3日間、ビートルズのボックスに聞き惚れている。以前、「雷山千如寺」の和尚さんのところで聞かせて頂いた時にはあまりにクリアなサウンドに驚いたが、それは和尚さんのオーディオ機器の性能によるものだと思っていたが、うちのショボいコンポでも十分再現してくれて、感動しまくり。こいつはまさに宝物だ。
だが、その昔小遣いをためてレコード屋に走り、心浮き立つ思いで抱いて帰ってターンテーブルに乗せ、ドキドキしながらレコード針を落とした瞬間のあの喜びはもう味わえない。まぁしょうがないわけだが。
 
「音」
 
レコードの ノイズも今や 懐かしき
あぁアナログの やはらかき音
 
1月25日(月)雨のち曇り
今日は久しぶりの九大病院での検診。口唇の血管腫の手術を受けて丸1年が経過した。今日は執刀して頂いたS先生にも診て頂いた。恐らく再発は心配しないでいいでしょうとのことだった。今では痺れも知覚鈍麻もなくなり、全く問題ない状態になった。こんなにまで完全に回復するなんて手術前は思ってもみなかった。ありがたい話だ。ワシはたくさんの人に支えられて生きている。お世話になった皆さんに感謝。心配して頂いた皆さんに感謝。主なる神に感謝。全てに感謝。日々感謝。
 
「感謝」
 
災いは 去りて今こそ 静かなる
日々に重ねる 感謝のおもい
 
1月24日(日)晴れ
早朝に「マツノデザイン店舗建築」さんのヘルプに出動。その後、姫と1ヶ所物件を見に行った。3階建てのタウンハウスという面白い物件だったが生活していく上で多少無理がありそうだった。
ランチまで時間があったのでヨドバシカメラへ。先日、我が家のテレビは静かに昇天してしまったのでテレビを買いに。テレビ好きの姫はことのほか嬉しそうだった。ワシはそれよりもついでに買ったビートルズのボックスのほうに興奮してしまった。発売以来いつか買おうと思っていたが結構高価なので手が出なかったシロモノ。今日はテレビでポイントもついたことだし思い切って買ってしまった。今、これ書きながら1枚目から順に聞いてる。あぁいいもんだなやっぱ。中学生の頃はむさぼるように聞いたもんだった。ビートルズのすごさは普遍性と革新性が同居したことにある。これは他の誰もなしとげなかったこと。史上最高と言われる所以はそのへんにあるとワシは思う。
カフェでランチした後、家づくりの勉強会なるものに参加した。化学物質を極力使わない家を作ろうという非常に共鳴できる話だった。こういうノウハウを蓄積していつか形にするのだ。夢は果てしなく膨らむ・・・。
 
「ビートルズ」
 
聞き惚れた カセットテープが のびるまで
あの若き日々 我がビートルズ
 
1月22日(金)晴れ

今夜は姫がいないので一人で宴。さて何食おう?豚バラ肉があるからそれに塩してチャビーに入れて、冷蔵庫にあったキャベツとネギの切れ端を乗せて、「尾道屋」さんの「うすくち」をちょいとたらしてに蒸し焼き。他には冷奴とすじ子とイカ。酒は義兄に貰った故郷の芋焼酎「伊藤」。つまみと酒はこれでよしと。音楽は?ん〜っと悩んだ末、ちょっと中世ヨーロッパの修道院に旅立ってみようということで、グレゴリアン・チャントにした。こんなの聞きながら芋焼酎飲むなんておそらく新宮町でワシだけだろう。味覚と聴覚はそれでいいとして、あとは視覚。これは読みかけのトルストイの「アンナ・カレーニナ」でいいだろう。いいねぇ。文学的だねぇ。酩酊した脳髄は末端神経を麻痺させ、心理の扉を開放する。魂は中空を旅する。ん〜いい気分だ。肝機能に祝福を!消化器官に賛美を!
 
「酩酊」
 
酔ふて書く 日記明朝 恥ずかしく
 

1月21日(木)雨


http://www.youtube.com/watch?v=TxIjlo1ZPcQ

「With or without you」 U2

See the stone set in your eyes
See the thorn twist in your side
I wait for you

Sleight of hand and twist of fate
On a bed of nails she makes me wait
And I wait without you

With or without you
With or without you

Through the storm we reach the shore
You give it all but I want more
And I'm waiting for you

With or without you
With or without you
I can't live
With or without you

And you give yourself away
And you give yourself away
And you give
And you give
And you give yourself away

My hands are tied
My body bruised, she's got me with
Nothing to win and
Nothing left to lose

And you give yourself away
And you give yourself away
And you give
And you give
And you give yourself away

With or without you
With or without you
I can't live
With or without you

With or without you
With or without you
I can't live
With or without you
With or without you

 

(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)
 
「おってん、おらんでん」

お前の目ん中の石ば見てん
お前のそばに絡んどる茨ば見てん
俺はお前ば待っとる

腕からすり抜けてくさ 運命がねじれとってんくさ
お前は俺ば釘のベッドん上で待たせるとばい
俺は待っとる お前はおらんばってん
 
お前がおってん、おらんでん
お前がおってん、おらんでん

しけばやりすごしてから俺たちゃよーやく岸にたどり着くばい
お前はなーんもかんも俺にくれたばってん 俺ははまだ欲しかばい
俺は待っとる

お前がおってん、おらんでん
お前がおってん、おらんでん
俺は生きとられん
お前がおってん、おらんでん

お前はなーんもかんもなげだっしもーた
お前はなーんもかんもなげだっしもーた
お前はなーんもかんも
お前はなーんもかんも
お前はなーんもかんもなげだっしもーた

腕は縛られてくさ 怪我しとってんくさ
勝ち取ったもんもなけりゃ
失うもんもなか

お前はなーんもかんもなげだっしもーた
お前はなーんもかんもなげだっしもーた
お前はなーんもかんも
お前はなーんもかんも
お前はなーんもかんもなげだっしもーた

お前がおってん、おらんでん
お前がおってん、おらんでん
俺は生きとられん
お前がおってん、おらんでん



・・・やっぱりボノの詩はすごい。深くて文学的だ。
 
「ボノ」

海のごとく 深きはボノの ラブソング
 
1月19日(火)晴れ
友人の訃報を聞いて、また”生きる”ってどういうことかいな?と自問自答しているここ数日。あんなに元気だったのに、自分に厳しく生きていたのに、大きな夢を持っていたのに、35歳の若さで永遠の旅に出るなんて・・・。
思い出を辿るのみで全くなす術がない。今はただ冥福を祈るのみ。せめてその大きな夢の一部でも引き継いで、ワシなりに少しづつ実現できたらと思う。
 
「友」
 
青空に 問ひたし友よ 今いづこ
 
1月17日(日)晴れ
天気も回復したことだしいっちょ軽い登山でもするかということになり、楽勝コースの基山に登った。登山というよりハイキングという感じで頂上まで楽勝。頂上は広く、非常に見晴らしがいいので気持ちいい。こんなに広い所なら・・・ということで毎年恒例の新春の飛翔。
 


今年は控えめに飛んでみた。今度こそいい一年になりますように・・・。
いやそれにしても気持ちのいい頂上だ。天気もいいし最高の気分。
 

 
それにしても頂上にあったたくさんの小さい国旗は一体何なんだろう?迎春とか書いてあるけど・・・?
 

 
下山してからはすぐ近くにある御用達アマンディで風呂に入った。今パソコンの前で「こいつらアマンディ好きやなぁ」と何人つぶやいたことだろう?結構お気に入り。会員にまでなってしまったし!
 
「アマンディ」
 
こぽこぽと 湯は湧きいでて アマンディ
今日は半額 行かんでどうする
 
1月15日(金)曇り時々雨
今日の最後のお客さんは「雷山千如寺」さん。毎年この時期になると千如寺への山道は凍結して、ノーマルタイヤでは危険になる。案の定、今日も和尚さんから電話で「下まで迎えに行きます」とのことだった。麓で待ち合わせして和尚さんのスタッドレスタイヤのRVに乗せてもらった。毎度のことだが雷山は下界とは違ってすっかり雪国状態。姫の田舎の金沢の雪景色を思い出した。空気もずっと冷たい。雪はただでさえ清らかな空気をさらに冴えたものにしているのか、胸に吸い込むと身体を洗われるような気がする。
仕事を終えた後、また麓まで送ってもらった。送り迎え付きで仕事をするようなあつかましい男もワシくらいなもんだろう。おまけにお土産までもらって。どういうこと?
 
ユイスマンスの「さかしま」を読み終わった。もう完全にノックアウトされた。こりゃすごい。すごすぎる。最近、文学が少し見えてきたかなと思い始めていたのにこれ読んでまた振り出しに戻ったような気がする。あぁやはりワシら日本人の文学はヨーロッパやロシアの文学にはとても太刀打ちできないのか?
 
「雪の純白」
 
花も木も 穢れしものも 埋め尽くす
雪の純白 何をか言わん
 
蔵 
 
1月13日(水)雪
久しぶりの本格的な雪。飯塚方面の予定が全てキャンセルになった。最近は道路にライブカメラが設置してあって、ネットで道路の状況が確認できるから便利だ。八木山峠の様子がはっきりわかるので、「あぁこりゃリカちゃんじゃ無理だ」といながらにしてわかる。すごいやね。
一面真っ白の田を眺めていると頭の中で「北の国から」が流れていた。若い頃よく姫とスキーに行ったことを思い出した。
 
ユイスマンスにはまってる。この摩訶不思議な奇妙奇天烈な世界にはまってる。訳分からないながらもその中で逍遥するのは、前提知識を持たずにある画家の展覧会に行って、わからんなりに感動しているのと似ている。それはそれで面白い。でももうすぐ読み終わる。今度は何読もう?
 
「銀世界」
 
温暖化 今は見慣れぬ 銀世界
しばし車を 止めて眺める
 
1月12日(火)曇り


http://www.youtube.com/watch?v=qneh8eJTcas

「Wonderful Tonight」 Eric Clapton
 
It is late in the evening
she is wondering what clothes to wear
she puts on her makeup
and brushes her long blond hair
And than she asks me "Do I look alright?" and I said
"Yes, you look wonderful tonight"

We go to a party
and everyone turns to see
this beautiful lady
whoes walking arround with me
And than she asks me: "Do you feel alright?" and I said
"Yes, I feel wonderful tonight ...

...I feel wonderful because I see the lovelights in your eyes, and I wonder,
after all, that you just don't realized, how much I love you!"

It's time to go home now
and I've got an aching head
So I give her the carkeys
and she helps me in the bed
And than I tell her,
as I turn off the light, I said
"My darlin' you were wonderful tonight!"
 

(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)
 
「今夜はえらいよかじぇ」
 
夕方おそぉなってから
あいつは何ば着るか迷いよる
化粧ばしてから
髪ばときよる
そしてあいつは俺に訊く ”どげんやろか?”
そして俺は答える ”お前、今夜はえらいよかじぇ”
 
俺たちが寄り合いに行ったら
みんな俺と一緒に歩きよるあいつの方ば振り返って見よる
そしてあいつは俺に訊く ”気分はどげんね?”
”今夜はえらい気分よかじぇ

えらいよかじぇ なしか言うたらお前ん目ん中に愛の光があるけん
それにしてん不思議やのぉ
結局お前は俺がお前をどんだけ好いとぉかわかっとらんのやけんのぉ”

ぼちぼち帰らなのぉ 飲みすぎて頭痛かばい
だけん あいつに車ば運転してもろうたばい
あいつは俺ば寝かしてくれる
そして俺は電気ば消してあいつにこげん言う
”お前、今夜はえらいよかったじぇ”
 
 
「ギター」
 
雪の夜に しみるは泣きの ギターかな
 
1月11日(月)曇り
夕べ、姫と「This is it」を見に行った。マイケル ジャクソンの才能に浸ってみてつくづくその早すぎる死が惜しまれてならない。この人は本当に”エンターテイナー”だったんだなというのがよくわかった。
 
今日はまた筑紫方面へ新居探し。3件見たが2件はなかなか良かった。途中、ランチしたり買物したり、最後はお約束のアマンディで風呂入って帰ったりと極楽トンボな二人。
それいしても今時のマンションってなすごいもんだ。至れり尽くせりだな。ワシらが新婚当時に部屋探しをした時とはえらい違いだ。住環境というのは果てしなく改善されていくんやな。
 
「家探し」
 
家探し ここがよければ あれがだめ 
うまく揃わぬ 諸条件かな 
 
1月9日(土)晴れ
不動産のトーカイ」さんは社長とS田さんの女性二人だけの会社だが、二人とも素晴らしい経歴の持ち主ということを今日初めて知った。社長はずっと成績優秀で、特待生だったそうな!成績の特待生ってのもあるんやな。知らんかった。S田さんはアスリートで、けやき通りレディースロードレースで2位になったことがあるそうな!10kmは40分台で走るらしい!なんとまぁすごいお二人。「勉強と運動であたしたちはいいコンビやと」とS田さんが言ってたが、なるほどそうかもしれない。
 
江田建設」さんで専務の息子さんのパソコンをメンテナンスしたが、えらい大人しい息子さんだった。
 
ワシ:「息子さん、大人しいすね」
専務:「私に似らんで真面目なんですよ」
ワシ:「そうなんですか」
専務:「煙草も吸わんし、バイクとかにも興味ないて言いますもんね」
ワシ:「へー」
専務:「嫁に似たんですよ」
ワシ:「奥さんは真面目なんですね」
専務:「わたしとか、あんくらいん時は飲んでまわりよったですけどね」
ワシ:「もうですか!(笑)」
専務:「クラッチつきのバイク乗って練習したりしよったですけどね」
ワシ:「煙草はいつから吸いよったですか?」
専務:「小学校5年です」
ワシ:「あははは!お酒はいつから?」
専務:「酒は遅かったですよ。中学校かな?」
ワシ:「遅くない、遅くない(笑)」
専務:「うちの息子はですね、私がヤンマガとかをテーブルの上に置いとったら、『おとーさん、こんなエロいのこんなとこに置かんでよ。友達が見たら恥ずかしかろーもん』て言うんですよ。ヤンマガでですよ?どんだけ真面目?て言いたいです」
ワシ:「あははは!」

九州の男はワルソーして大人になるとばい。
 
星香園」さんではまた方言の話。

ワシ:「今日はちょっとお願いがあるんですよ」
牛島さん:「なんですか?」
ワシ:「私が日記でロックの名曲を博多弁に訳したりしよるんですけど・・・」
牛島さん:「見ましたよ。笑ったぁ。まぁたしんぐさん、こげなことしてて思いましたもん」
ワシ:「それでですね、ちょっと八女弁バージョンを作ってみようかなと思いまして、協力してもらえんでしょうか?」
牛島さん:「わはははは!」
ワシ:「私が文章を言いますんで、八女弁に訳して下さい」
牛島さん:「いいすよ」
ワシ:「『あたしの目をよぉーっと見らんね』っていうのは?」
牛島さん:「『あたしん目ばよぉーっと見てんの』」
ワシ:「おぉー!そうそう、そんな感じでお願いします」
牛島さん:「わはははは!」
ワシ:「『心を盗んだ』は?」
牛島さん:「『心ばおっとったばい』」
ワシ:「『愛してる』は?」
牛島さん:「『しぃとるばい』」

こんな感じでずっと翻訳につきあって頂いた。出来上がったのを見て牛島さんは、「江田建設さんならわかってもらえますよ」と言ってた。次回は江田さんにも協力して頂こうかな。
 

 
http://www.youtube.com/watch?v=fVsrr_2vDr8&feature=player_embedded#at=20
 
「You take my breath away」 Queen

Look into my eyes and you'll see I'm the only one
You've captured my love stolen my heart
Changed my life
Every time you make a move you destroy my mind
And the way you touch
I lose control and shiver deep inside
You take my breath away

You can reduce me to tears with a single sigh
Ev'ry breath that you take
Any sound that you make is a whisper in my ear
I could give up all my life for just one kiss
I would surely die if you dismiss me from your love
You take my breath away

So please don't go
Don't leave me here all by myself
I get ever so lonely from time to time
I will find you anywhere you go
I'll be right behind you
Right until the ends of the earth
Ill get no sleep until I find you
To tell you that you just take my breath away

I will find you anywhere you go
Right until the ends of the earth
I'll get no sleep until I find you
To tell you when Ive found you
I love you


(以下、牛島さん的八女弁訳)
 
「あんたあたしばはっ!とさするばい」
 
あたしん目ばよぉーっと見てんの。あたししかおらんちわかろーもん。
あんたはあたしん愛ばつかめたばい。心ばおっとったばい。人生ば変えたばい。
あんたが動くたびあたしゃよろよろばい。
あんたん扱い方は身体ん奥んほうまでびりびりさせてから
どんこんいかんばい。
あんたあたしばはっ!とさするばい
 
あんたが一ぺんため息すっだけであたしゃ泣くばい。
あんたん息は、あんたんおこす音は、あたしん耳へのこそこそ話たい。
たぁ〜だ いっぺんちゅうすっだけんために人生あきらめたっちゃよかばい
あんたん愛がねーならあたしゃほんなこつしまえっばい。
あんたあたしばはっ!とさするばい

そいけん、行かさんな。
こけ ひとっでほたらかさんで。
たまーにゃそげなふうに思うたい。
あんたがどけ行ったっちゃ見つくるばい。
すぐ後ろにおるばい。
世界んはしっこまででん行くばい。
見つけでぇて「あんたあたしばはっ!とさするばい」て
あんたに言うまで寝らんばい。

あんたがどけ行ったっちゃ見つくるばい。
すぐ後ろにおるばい。
世界んはしっこまででん行くばい。
見つけでぇて「しぃとるばい」て
あんたに言うまで寝らんばい。
 
 
おぉ〜、さすがに八女弁は強烈だ。
 
「美味」
 
酔ふ今は 疲れも憂さも 忘れゆき
美味にしたがふ 浅き己か
 
1月8日(金)晴れ
Rプランニング」さんでワシの横で仕事してるツボさんのパソコンを見たら壁紙が例のハチャメチャ忘年会の写真だった。
 
ワシ:「強烈な壁紙ですね」
ツボさん:「これでしょ?(笑)」
ワシ:「このタイガーマスクは誰ですか?」
ツボさん:「これボクです」
ワシ:「これがトマさんで、F崎さんで・・・」
ツボさん:「M塚さんに、ウッチーとアサさんです」
ワシ:「なるほど(笑)」
ツボさん:「そしてこれがS田さん・・・」
ワシ:「あ、それはいいです(笑)。トリミングしませんか?」
ツボさん:「あはははは!」
ワシ:「この着物は?」
ツボさん:「これは二次会のF崎さんです」
ワシ:「わざわざ着替えたんですか?」
ツボさん:「そうです。ボクがなにげに浴衣がいいんじゃないですか?って言ったら本当に着替えたんです」
ワシ:「すごい・・・」
ツボさん:「もうF崎さん、最高ですよ。今年は特にはじけてましたね」
ワシ:「へー」
ツボさん:「すごい写真がありますよ。ほら」
ワシ:「うわー」
ツボさん:「それとか、こんなのも」
ワシ:「あらま」
 
”笑い”の中に小笠原グループのエネルギーの源泉があるのかもしれない。
 
 
ワシの今年の年賀状が見たいというリクエストがあったので今年も日記で一般公開といこう。

何にするかさんざん迷ったが、ハニーさんのアドバイスでこれにした。ドラマの方は1回も見たことないけど・・・。鳩山首相になろうかなとも思ったが、ただ背広着てるだけじゃ誰を真似してるのかわからないのでやめにした。やはり衣裳で誰かわかるようなキャラクターじゃないといかんな。
さすがに毎年こういうことやってるとみんなに「来年は何になると?」と期待されるので下手なものは作れない。フォトショの腕を磨くいい練習にはなるけど。
 
「笑い」
 
老えしぇ蔵 人笑わせて なんぼかな
 
1月7日(木)曇り

 
http://www.youtube.com/watch?v=GYKJuDxYr3I

「Bridge Over Troubled Water」 Simon & Garfunkel
 
When you're weary, feeling small,
When tears are in your eyes, I will dry them all;
I'm on your side. When times get rough
And friends just can't be found,
Like a bridge over troubled water
I will lay me down.
Like a bridge over troubled water
I will lay me down.

When you're down and out,
When you're on the street,
When evening falls so hard
I will comfort you.
I'll take your part.
When darkness comes
And pain is all around,
Like a bridge over troubled water
I will lay me down.

Sail on silvergirl,
Sail on by.
Your time has come to shine.
All your dreams are on their way.
See how they shine.
If you need a friend
I'm sailing right behind.
Like a bridge over troubled water
I will ease your mind.
 
(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)
 
「しけとる海にかかっとる橋」
 
あんたがくたびれてからくさ やおいかんで
泣こうごとあるならくさ 俺が涙ば拭いてやるばい
やおいかん時でん 俺はあんたの味方ばい
友達がおらん時でん
しけとる海にかかっとる橋んごと
俺がごろって横になっちゃるけん (その上ば渡ってよかじぇ)
 
あんたがいよいよ落ち込んでからくさ
街におって
夜もやれんばいちゅう時は
俺が慰めちゃるけん
俺がかわっちゃるけん
くろぉなって
つろぉしてやれん時でん
しけとる海にかかっとる橋んごと
俺がごろって横になっちゃるけん (その上ば渡ってよかじぇ)
 
銀のおなご 船ば出さにゃ
はよ出さにゃ
あんたが輝く時が来たばい
あんたの夢は全部かなうばい
見てみないて 輝きよるけん
友達が欲しかとなら
俺もすぐ後ろで船こぐけん
しけとる海にかかっとる橋んごと
俺が癒しちゃるけん (なーんも心配せんでよかと)
 

ええ歌じゃのぉ・・・(涙)。
 
「橋」
 
しけの海 渡れる橋のありてこそ
われ今ここに つなぐ命か
 
1月6日(水)曇り時々雪
寒いなぁ。飯塚方面は今日は問題なかったが明日あたり峠は凍結するのではないだろうか?
「新郷商会」さん、「三開発」さん、「太田自動車鈑金」さん、「粕屋のお客さん」とまわった。飯塚はやはり福岡より心持ち余計に寒い気がする。三郡の山影は見えなかった。
 
お世話になってる人が家を新築したのでお祝いの品と一緒にオリジナルの漢詩をプレゼントしたらえらい喜ばれた。まぁオリジナルと言っても「中国鍼灸院」の呉先生との合作なわけだが。あぁワシに書の腕があれば自分で書いて額に入れてプレゼントできるんだがなぁ。悪筆とは幼少時からのつきあいだ。字がうまい人がうらやましい。
 
「うたのうつわ」
 
たくしたき おもひはあれど わがうたの
うつわつたなく こぼれゆくかな
 
1月5日(火)曇り

今日から仕事。2010年初仕事は「ウイルホーム」さん、「東部ハウジング」さん、「あおば不動産」さん。今年もよろしくお願いします!
3ヶ月の取材旅行を終えてパリから帰国した小説家の井本さんから電話があって、「おい、飲みに行こうや」とお誘いがあったので今夜は二人で香椎の焼き鳥屋で飲んだ。パリの話をたっぷり聞かせて頂いた。3ヶ月も創作や取材に費やして、帰国してからゆっくり作品に仕上げるなんて、夢のような生活だ。ウラヤマシー!

井本さん:「どう?最近はなんか書いてる?」
ワシ:「えぇまぁ。やっと自分でも少しは納得いくのが出来ましたけど・・・」
井本さん:「そうか!じゃぁ持って来いよ」
ワシ:「いえいえ、まだお見せするほどのレベルでは・・・」
井本さん:「だめだめ。どんどん発表せんと。『午前』で発表したらいいよ」
ワシ:「はぁ・・・」
井本さん:「活字にしないと駄目だよ。『午前』は新聞社とかも見てるから、いいの書いたら目に止まるぞ」
ワシ:「はい」
井本さん:「大丈夫。俺が持ってって載せとけって言っとくから。俺が言ったら載るから。来週俺のとこに持って来いよ」
ワシ:「ありがとうございます」
井本さん:「俺は今からどんどん書くぞ。もう頭の中では出来上がってるからな」
ワシ:「是非拝見させて頂きます」
井本さん:「絶対自信あるから、多分認めてもらえると思うぞ。まぁ批評家連中が俺の後輩だったりするからな。はははは!」

井本さんとの文学談義は実に愉快だ。三島由紀夫、森鴎外、小林多喜二、小川国夫、松本清張、埴谷雄高、大江健三郎、安部公房、遠藤周作、川端康成、横光利一、岡本かの子、ドストエフスキー、ツルゲーネフ、トルストイ、チェーホフ、ヘルマン・ブロッホ、ダンヌンツィオ、ユイスマンス、ランボー・・・などなど、どんどん広がっていく。とても語り尽くせない。なんとも楽しい夜になった。
かなり元気を分けてもらった。ワシも今年はとにかく書くゾ。良し悪し関係なく自分の書きたいものをどんどん書こう。とにかく悔いだけは残らないように、時間と能力を有効に使おう。
 
「才ある人」
 
酔眼に 浮かぶはパリの おもひでか
才ある人の 豊なる日々
 

1月3日(日)晴れ

ル・シュクル」さんの写真撮影があるからついでにうきは・田主丸方面に遊びに行こうということになった。高速に乗ったが太宰府インターにさしかかっても渋滞はゼロ。今年は参拝客も少ないのかなと軽く考えていたが帰りにそれが間違いだったことを知る。
 
まずは田主丸の「ストロベリー・フィールズ」のパンでランチ。なかなかにいいお味。古民家をそのまま利用した店内も味がある。食後はここに置かれていたチラシで知った近くの器屋さんを覗いた。こちらもいい感じ。姫のセンスにはまったらしく、えらく喜んでいた。次回からきっと立ち寄ることになりそう。お店の名前は「工房 正島」。
 
その後は、「ル・シュクル」さんで新商品の撮影。ワシは新商品の「マリエ」を、姫は「岩シュー」を食べた。姫は「岩シュー」の味にえらく感動していた。正月から盛況の「ル・シュクル」さんだが、2010年最初のお客様は「江田建設」の江田専務だったらしい。専務すっかりはまったみたいやな。
 
帰りに高速に乗ろうとしたが既に渋滞の表示を見たので下道で太宰府インターを目指すことにした。だが下道も結構渋滞。抜け道を利用しつつ太宰府インターから無事に乗れたが、福岡インターから先がかなりの渋滞との表示で慌てて福岡インターで下りた。目的の場所まで一度も停車せずに済む対馬とのギャップは甚だしい。さびれて寂しいのも嫌だが渋滞も嫌だな。
 
「三が日」
 
年の瀬の 気合は何処 三が日
 

1月2日(土)雨のち晴れ
対馬で過す最終日。といってもすることがないのは同じ。姉夫婦の家に行ったり買物に行ったりはしたが、それでもあまる時間はひたすら読書。対馬滞在だけで2冊読んでしまった。
夕方の便で対馬を後にした。退屈だったが家族の顔を見れて本当に良かった。やはり時々は見ないとどこか不安が蓄積していくような気がする。老いた両親を姉夫婦だけに面倒見させて本当に申し訳ないと思う。遠方でもせめて陸続きなら少しは何かの力になってやれるのだが、今更地歩を福岡に築いてしまった現状では如何ともし難い。せいぜいブログで日頃の活動を報告して安心させてあげるしかないのか。いつまでたっても非力な男だ。
今年は絶対にいい年にしよう。そして家族を安心させよう。
 
「一言」
 
また来んね その一言の あたたかさ
 
1月1日(金)晴れ
ついに始まった2010年。久しぶりに母の雑煮で元旦の朝は明けた。やはり育った味はいいもんだ。
元旦と言っても特にすることもない。昼食後、暇つぶしに姉夫婦の家に遊びに行った。もえちゃんにお年玉あげるふりしてバナナを一本あげたら、「うわぁ、こんなにいいと?」と返すところがさすがスーパーコメディアン。
正月元旦から姉夫婦の家のパソコンのメンテナンスとかして結局仕事してしまうワシ。調子の悪いパソコンがあるとうずうずとメンテしたくなるのは職業病か?
それにしても街には人がいない。過疎もいいところだ。誰か知った顔に会うかと思ったが、あちこちぶらぶらしても後輩に1人会ったぐらいで他は全く知らない顔ばかり。思えば同級生はみんなおっさん、おばさんになってるわけだからぱっと見ではわからんのかもしれない。思い出の中の友人たちは若いままだが、恐らく同窓会とかしたらおっさんおばさんがぞろぞろ集まるんだろうな(笑)。あぁワシらの時代は過ぎ行く・・・。
空はきれいに晴れて気温も昨日よりかなり上がったのでまた走った。今回は滞在中三回も走ったから正月といえど太らずに済んだかもしれない。
夜は金沢からの蟹と対馬のひらすでまた酔った。
 
「通学路」
 
ランドセルの 音も重さも よみがへる
今は短き 通学路かな