この日記は全てノンフィクションであり、登場する人物・団体名などは全て実在のものです。
6月
6月29日(火)雨
今週は月曜日からツイッターで現在地を随時発信中。お客さんのWEBアドレスをあわせて入れるので宣伝になるかなと。完全にワシの行動パターンがバレてしまうな。

住まいのイシダ」さんにいる時、帰る5分前くらいにアイスクリームを出されたのでそれを食べて帰ろうとしたら、食べ終わったところで女官のF井さんに「それ、残業代ですから」と言われ、10分延長させられた。恐るべしF井の罠。

今夜、「東部ハウジング」さんはみんなでイカ釣りに行くと言ってたが、この悪天候で本当に行ったのだろうか?船酔いは必至だが。

夜中まで起きて日本対パラグアイ戦を見た。惜しいかなPKで負けたが、素晴らしい戦いぶりだった。今回のワールドカップにおける日本代表の健闘は賞賛に値すると思う。今後の成長が楽しみになった。ワシが生きている間にもしかするとワールドカップ優勝が見れるかもしれない??

「誇れ」

侍よ 涙をふいて 上を向け
残した歴史に その胸をはれ
 
6月28日(月)雨

例によって今日も「中国鍼灸院」の呉先生に漢詩を頂いたが、今回はなんと英語訳と博多弁訳まで呉先生自ら作って下さった。ワシなにもすることないし。

「静心園」

呉炳宇

赤蟹横幽径、(赤蟹幽径を横にいき)
緑蛙枝上眠。(緑蛙枝上に眠る)
梅熟醸新酒、(梅熟して新酒を醸し)
竹動清風園。(竹動きて園に清風あり)

[The garden where the heart becomes peaceful]

The crab goes by the path,
The frog is sleeping on the branch.
Golden wine is distilled with a plum.
When the bamboo moved, the wind also came to the garden.

(以下、呉先生的博多弁訳)

赤か蟹が静かな小道ば横に行きよる
緑ん蛙は枝の上で眠っとる
梅がよう熟れたけん 新しか酒ば作ったばい
竹が動いて澄み切った風も園に来よるばい


実に素晴らしい。


「夢」
 
意にそわぬ ことどもあまた くりかへす
いつか果たさん 夢にすがりて
 

6月26日(土)雨
午前中は「不動産のトーカイ」さんにお邪魔して、午後から高速で八女へ移動したが大変な土砂降りで前が見えずヒヤヒヤものだった。前の車のテールランプを見失わないようにするのに必死だった。

今月は「江田建設」さんで打ち合わせ中に、しっかり専務の写真を撮ってきた。



専務の「専務日記」の更新頻度には脱帽だ。しかも専務は他にもいくつかブログを書いてるからさらに脱帽だ。

星野村の「星香園」さんでまたまた牛島さんと「牛島さんはワシにコンサル料を払う」「ワシはお茶を買う」「ならば差し引きどっちがどっちにいくら払えばよいのか?」で頭が混乱して、あやうくワシはかなりのぼったくりをして帰るところだった。二人とも暗算苦手なのであーでもない、こーでもないと毎回の大混乱。2週間分くらい大笑いして帰った。

今日は故郷(くに)のおっかさんの誕生日。いかがお過ごしですかおっかさん。愚息はなんとか糊口をしのいでおりやす。後顧の憂いは子に預け、どうぞ気を楽にお持ち下せぇぇぇ。 (よ!えしぇ蔵屋!)

「憂いを背負う」

せめてなり 老いたる父母の 憂いをば
かはりて負える ものとなりたし

6月25日(金)雨

まさかこんなにきっちりと勝つとは思わなかった。うまくいって1対0か、もしくはドローと思っていたがいい意味で裏切られて本当によかった。今回のワールドカップの日本代表ほど評価が急変したチームも珍しいのではないか?下馬評ではボロクソに評価していたヨーロッパメディアが今日から掌を返したように褒めちぎっている。メディアってのは軽いなぁとつくづく思う。マラドーナが怒るのもわかる。
さぁ次はパラグアイか。勝てない相手ではないゾ。ワクワクするな。

それにしてもみんな夜中にちゃんと観戦したんだな。みんな眠そうにしていた。きっちり寝て早朝に結果だけチェックするワシは非国民かもしれない。パラグアイ戦は見るばい。

「青き侍」

大いなる 足跡となる 名試合
語りつがれん 青き侍
 

6月23日(水)晴れ

古今和歌集をじっくり読んでる。正岡子規が批判する理由がよくわかった。歌っていうのは技巧にこだわりすぎると本来の存在意義が薄れてくるよな。ワシもいいものを作ろうと思わず、まず心のうちをそのまま表現してみよう。

1945年6月23日は沖縄戦が終結した日だ。沖縄守備軍司令官牛島満が自決した日。そういえば「バンド・オブ・ブラザーズ」のチームが今度は太平洋戦争を舞台にした「パシフィック」というドラマを作ったらしい。アメリカではこの春に放映済みで日本でももうすぐ放映されるそうな。「プライベート・ライアン」にしろ「バンド・オブ・ブラザーズ」にしろ、徹底して時代考証にこだわっている点が非常に素晴らしいと思う。同じチームだから「パシフィック」も期待できそうだ。
(今でも覚えてるが「プライベート・ライアン」の冒頭20分のオマハビーチのシーンは壮絶だった。後で知ったがこのシーンは映画史に残る20分と言われているらしい。さもありなん。戦闘をかっこよく思わせる既存の戦争映画に鉄槌をくらわし、敢えて地獄を見せて戦争の悲惨さを訴えたことは評価に値すると思う。)

Saving Private Ryan - Omaha Beach Part 1

Saving Private Ryan - Omaha Beach Part 2


もうあと一週間で7月か。粕屋の花畑でひまわりがきれいだった。あの畑では季節ごとにきれいな花が大量に咲くが一体誰が植えているのだろうか?


粕屋の畑にてひまわりのあまた咲けるを見てよめる

「ひまわり」

さきそろふ いまだこぶりの ひまわりに いまそだちゆく 夏を知るかな

6月22日(火)曇り
ウイルホーム」さんでの会話。

社長:「じゃぁ、ワシは出かけるけん。携帯充電しよるけ、ここ置いとくけん。忘れとるんやないけん」
奥さん:「鳴ったらどうするんですか?」
社長:「鳴ったら出て」
奥さん:「私も出かけますよ」
社長:「じゃぁ、しんぐさん出て」
ワシ:「いいですよ。『ワシじゃよ』って言えばいいんですか?」
奥さん:「あはははは!」
社長:「”ワシ”っていうの変かね?」
ワシ:「いや、別にいいと思いますよ」
社長:「”ワシ”って言う前はね、”おいら”って言いよったと」
ワシ:「マジですか?(笑)」
社長:「そう。”僕”とか口が裂けても言えん」
奥さん:

「社長は家でですね、ものすごでかい声で話すんですよ。近所中にうちの状況が筒抜けなんです」

ワシ:「そうなんですか(笑)」
奥さん:「こないだ息子がテレビばっかり見るけん、『テレビ壊すぞー!』って社長が叫んだんです。そしたら次の日に近所の人から『テレビは健在ですか?』て訊かれました(笑)」


住まいのイシダ」さんではみんなセンチュリー21のパーティーに出かけてしまい、ワシと店長だけになった。そこでF井さんにどう言えば本気でダイエットするかを二人であれこれ考えたが、「痩せたらソフトバンクの川崎に会わせてやる」と言えば本気になるのではないかという結論に達した。さぁこれで果たして効果は出るだろうか?

なす3号さんが九大病院から古賀の病院に移られたので、夕方お見舞いに行った。思ったより元気そうでホッとした。順調に回復してるようで、古賀の病院を退院後もしばらく静養してから復帰されるとのこと。(どうぞお大事に!)

「友」

透析の 日々に耐えぬく ともをみて
己があまえを かへりみるかな
 
6月21日(月)曇り
今日は忙しかった。忙しいほうがいい。一日があっという間に終わって、頑張ったという充実感も伴うから。明日も頑張るべ。

「古今和歌集」をじっくり読んでる。正岡子規はこれをひどくこきおろして、「万葉集」を褒め称えているが、ワシにはどっちもすごく思える。いづれにしろ有名な歌のいくつかは暗誦できるようになりたいもんだ。短歌・俳句は一切の無駄を省いた究極の文学だ。小説や詩を書く上で知らずにおけるものではない。いい小説を書く人はいい歌を作る。基本として勉強しとかんとな。

とはいえ・・・・・・何のために書くのか?書いて誰が読むのか?いいものが書けるのか?本当は基礎もできてないんじゃないのか?・・・・・・そんなことを考え始めると果てしなくへこむが、まぁそのへんはあまり追求しないようにしよう。書きたいから書くのだ。それでいいではないか。

しまったな。6月6日はD-DAYだった。ノルマンディー上陸作戦について書こうと思っていたのにうっかりして過ぎてしまった。まぁいい。来年書こう。
 
「待つ人」

一人とて 待つ人あらば 我が筆の
進みゆくさき 曠野にあらず
 
6月19日(土)曇り
テレビの前にかじりつくなんていつぶりだろうか?さすがに今日はそうせざるを得ない。ワールドカップの日本対オランダ。勝てる相手ではないがどこまで食い下がっていけるか?もしかしたら引き分けに持ち込めるかもと期待しながら姫と二人で観戦。惜しいところで負けたけど優勝候補相手によく善戦したと思う。次のデンマーク戦が正念場だな。

姫とテレビを見るとあの「なぜなぜぼうや」の攻撃を受ける。「あの黄色いカードなに?」「選手交代していいと?」「PK?」「退場した選手の補充していいと?」・・・・・・先日は「アルゼンチンて強いと?」という質問を3回された。そのたびにワシが「ここはかつてマラドーナが・・・」といろいろ説明してやったが、さすがに3回目は質問した後に「あ!訊いたね。あははは!」と一人でバカうけしていた。要するにワシの説明聞いてないのね。

「旗」

風はらむ 色様々な 国の旗
未だこの世に いくさありしか
 
6月18日(金)曇りのち雨
最近身体がたるんできたからプチ筋トレを再開した。ストレッチは1年以上続いたからこれも続けよう。体型の維持も気合だ!どこまでキープできるか?妥協した瞬間に負けだ。

ワシの部屋もついに扇風機登場。まだまだエアコンには手を出さない。鬱陶しい季節になったな。

ウイルホーム」さんにいる時、社長がESEグルメを読みながら、「やっぱしんぐさんは文章うまいなぁ・・・」とつぶやいてた。嬉しい言葉だ。でもその道の玄人さんたちには全く相手にもされんのだなこれが。悲しいかな。
だがまぁ書くしかない。ワシにはこれしかないからな。日々修行だ。「吉雄君行状記」を書き継いでノウハウを蓄積すべし。

「サッカー」

サッカーと あじさい 今が 旬なりき
 

6月16日(水)晴れ

「新郷商会」さんのご紹介で、今月から「おそうじエコママーズ」さんのWEB管理することになった。プッシュしていかないけん。(社長、ありがとうございます!)

WEBの管理やら、システムの作成やら、パソコンのメンテやら、操作の指導やらやって、ITの世界にどっぷり浸かっているからワシ個人もデジタル人間だろうと周りの人に思われている。ところがこれがとんでもない話で、大のアナログ好きなんだな。
CDよりもレコード、DVDよりも映画館、デジタル時計よるアナログ時計、電子メールよりも手紙、シンセサイザーよりハモンドオルガン、電子書籍より古本、ネット通販より対面販売・・・・・・こんな調子。もし仕事がパソコンに関係しないものだったらおそらくかなり時代に取り残されていたことは間違いない。

今日は暑かったが青田を渡る風は爽やかだった。

「風」

涼風や 窓の向こうの 青田かな

6月14日(月)曇り
中国鍼灸院」さんで、呉先生に「陸羽」という人について教わった。陸羽という人は中国のお茶の世界において神様のような存在で、お茶の知識をまとめた「茶経」という書物はその世界の聖書とされているらしい。
その陸羽の誕生には一つの伝説がある。競陵龍盖寺の智積禅師がある日お経を読んでいると六羽の白鷺が飛んで来た。その六羽は智積禅師を誘うように飛び去ったので後を追いかけると川の渕に赤ちゃんが捨ててあった。それが陸羽だった。六羽の白鷺が教えたことから名前を陸羽(六羽)とつけた・・・という話。その後、智積禅師は陸羽を跡継ぎにしようと仏教の教えを授けるが、儒教に強くひかれていた陸羽はやがて寺を飛び出し、様々な経験をへてお茶のエキスパートとして名を馳せるにいたる・・・。

陸羽誕生の逸話をテーマに呉先生が詩を作られた。

「茶経」

呉炳宇

六羽白鷺鳴寺、(六羽の白鷺寺に鳴き、)
引僧低飛川旁。(僧を引きて低く飛ぶ川の旁。)
拾得神嬰陸羽、(新嬰陸羽を拾得し、)
茶経源遠流長。(茶経源は遠く流れは長し。)

(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)

六羽の白鷺が寺で鳴いてくさ
和尚さんば引っ張っていくごと川の近くまで低く飛んだげな
そこで神様の子どもの陸羽ば拾ったげな
茶経の教えは奥がふかーくてね、歴史はながーいと。


「茶」

源を たどれば長き 中国の
浪漫は香る 銘茶一服
 
6月13日(日)晴れ
本日のネタはこれ↓に限る。フタタの駐車場にとめられたブイちゃん。



姫にしてみればこれで駐車完了らしい。白線をまたいだ上に後ろは空きすぎ。
嗚呼、君に捧げる言葉は「学習能力」。

天気がいいから芝刈りだ!風も心地いいし、まだ蚊もいないし。みっちり2時間。いい運動になった。

「姫」
 
車止め 白線ルール 関係なし
 
6月12日(土)晴れ
気温が上がると伸びた髪がうるさくてしょうがない。今日は午後に少し時間が会ったので「ギャルソン」さんへ!

ワシ:「ワールドカップ始まりましたねー」
ワカガシーラ:「え?もう始まったんですか」
ワシ:「そうですよ。昨日からです」
ワカガシーラ:「そうなんですか。全然置いていかれてました」
ワシ:「日本はどうなりますかね?最近連敗してますからね」
ワカガシーラ:「よくニュースとかで、負けたのに『いい試合した』とか言うでしょ?」
ワシ:「そうそう。あれはいかんですよね。ヨーロッパとか南米じゃ負けて帰ってきたらボロクソに言われますもんね」
ワカガシーラ:「昔、城っていたじゃないですか」
ワシ:「あー!いましたね!空港で水かけられましたよね?」
ワカガシーラ:「あの頃、飯食いに行っても『お前に食わせるもんはねぇ!』て言われたそうですよ」
ワシ:「マジですか?へー!」
ワカガシーラ:「そのかわり勝った時には『なんでも食え』て言われたそうです(笑)」
ワシ:「じゃぁもしそれが床屋さんやったら、『お前の髪を切る鋏はねぇ!』とか言われるんですかね?」
ワカガシーラ:「あははははは!『出て行け!』って?」
ワシ:「そうそう」
ワカガシーラ:「それで目の前の別の店に行くんでしょ?(笑)」
ワシ:「そうそう。慌てて『うそうそー!』とか言って呼び戻したりして」
ワカガシーラ:「あははははは!」


髭剃りが壊れたのでヨドバシで買ってきたけど、なんかめちゃめちゃ快適に剃れるゾ。やっぱこれも科学の進歩か?

夕食時の記憶力の衰えた夫婦の会話。

姫:「ニューヨーク行こうよ」
ワシ:「いいねぇ。ニューヨークを見ずに死にたくないねぇ」
姫:「卒業旅行で行く予定やったんやろ?」
ワシ:

「そうそう。大学の頃、『ニューヨーク恋物語』とかありよって、憧れとったけんねぇ」

姫:「トレンディドラマ見よったったい」
ワシ:「見よったよ。『ニューヨーク恋物語』は面白かったよ」
姫:「ネットで見てみようかな」
ワシ:「うん。見たらいいよ」
姫:「あの頃よくトレンディドラマに出とった女優で、ほら、あの人誰やった?」
ワシ:「誰?」
姫:「ほら、髪がまっすぐで」
ワシ:「で?」
姫:「顔が丸くて」
ワシ:「で?」
姫:「あの人と結婚した・・・」
ワシ:「髪がまっすぐで、顔が丸くて、あの人と結婚したじゃ全然手がかりにならんめーもん!」
姫:「あはははは!」
ワシ:「あははじゃないよ」
姫:「思い出すまでここを動かんけん」
ワシ:「いいよ、別に」
姫:「こういうのはね、あきらめたらボケるとよ」
ワシ:「がんばれ」

答えは山口智子。結局ワシが先に思い出した。

「記憶力」

あの人よ ほらあの人よ あの人たい
ここまででとる ここまできとる
 
6月11日(金)晴れ
今日は「リバティ」さんに撮影でお邪魔したが、ついでにちょこっとだけ矢野選手にスカッシュを教えてもらった。昔、香椎のルネサンスでちょこっとだけかじって、なかなか面白いなと思ったがそれ以来やってない。久しぶりにやってみてやっぱり面白いなと思った。だがこれは運動量が半端じゃない。ほんのわずかの時間で思い切り身体を動かせるので、痩せたい人にはオススメかも。



ちなみにコーチの矢野選手↑はイケメンだから女性の人にもオススメ。

お客さんに頼まれたパソコンを買いにアプライドに行った。今時Windows7の結構いいノートパソコンが8万円であるんだな。安くなったもんだ。そのうちパソコンも新品が5万円を切るようになるだろうな。そして家電も”安いの買ってどんどん買い換える”っていうユニクロ的考え方の範疇に入っていくわけだ。うーん、どんなもんかねぇ。ワシはいいもの買って、修理しながら大事に大事にずーっと使うってのが好きだな。

「スカッシュ」

スカッシュや 立方体の 広野かな 

6月9日(水)晴れ



http://www.youtube.com/watch?v=nDvkOwmE2ZU

「Mad About You」 Sting

A stone's throw from Jerusalem
I walked a lonely mile in the moonlight
And though a million stars were shining
My heart was lost on a distant planet
That whirls around the April moon
Whirling in an arc of sadness
I'm lost without you
I'm lost without you
Though all my kingdoms turn to sand
And fall into the sea
I'm mad about you
I'm mad about you

And from the dark secluded valleys
I heard the ancient songs of sadness
But every step I thought of you
Every footstep only you

And every star a grain of sand
The leavings of a dried up ocean
Tell me, how much longer?
How much longer?

They say a city in the desert lies
The vanity of an ancient king
But the city lies in broken pieces
Where the wind howls and the vultures sing
These are the works of man
This is the sum of our ambition
It would make a prison of my life
If you became another's wife
With every prison blown to dust
My enemies walk free
I'm mad about you
I'm mad about you

And I have never in my life
Felt more alone than I do now

Although I claim dominions over all I see
It means nothing to me
There are no victories
In all our histories, without love

A stone's throw from Jerusalem
I walked a lonely mile in the moonlight
And through a million stars were shining
My heart was lost on a distant planet
That whirls around the April moon
Whirling in an arc of sadness
I'm lost without you
I'm lost without you
And though you hold the keys to ruin
Of everything I see
With every prison blown to dust,
My enemies walk free
Though all my kingdoms turn to sand
And fall into the sea
I'm mad about you
I'm mad about you


(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)

「おまえが好きでどげんかなろうごてある」

エルサレムの近くでくさ
一人寂しゅう長いこと歩きよった
空に星がいっぱい光っとった
俺は心ばどっかの惑星で失くしてしもうた
その惑星は四月の月の周りば廻りよった
悲しみの弧ば描いて廻りよった
おまえがおらなどげんしていいかわからん
おまえがおらなどげんしていいかわからん
俺の王国の全部が砂になって
海ん中に崩れっしもうた
おまえが好きでどげんかなろうごてある
おまえが好きでどげんかなろうごてある

暗い人里離れた谷んほうから
えらい昔の悲しか歌が聞こえた
ばってん俺は一歩歩くごとにおまえんこつば考えた
一歩ごとじぇ おまんこつだけじぇ

星はどれも砂の粒ばい
海が干上がった時に残ったもんばい
教えれ どんだけ長いとか
どんだけ長いとかー

砂漠ん中の町にはえらい昔の王様の虚栄心があるて
みんな言いよるばい
ばってんそこはばらばらに壊れっしもうて
風がびゅーびゅー吹いて ハゲワシがなきよるげな
それは人間が作ったもんばい
俺らの野心の合計たい
おまえが誰かの嫁さんになったら
俺の人生は牢屋ばい
全部の牢屋が塵になって
俺の敵が自由に歩きまわるばい
おまえが好きでどげんかなろうごてある
おまえが好きでどげんかなろうごてある

今まででこげん寂しかったこつはなかばい

見るもん全部に支配権ば主張するばってん
それはなーんも意味はなか
俺らの全部の歴史の中で
愛がなけらな勝利はなかばい

エルサレムの近くでくさ
一人寂しゅう長いこと歩きよった
空に星がいっぱい光っとった
俺は心ばどっかの惑星で失くしてしもうた
その惑星は四月の月の周りば廻りよった
悲しみの弧ば描いて廻りよった
おまえがおらなどげんしていいかわからん
おまえがおらなどげんしていいかわからん
俺が見るもん全部を破壊する鍵は
おまえが持っとる
全部の牢屋が塵になって
俺の敵が自由に歩きまわるばい
俺の王国の全部が砂になって
海ん中に崩れっしもうた
おまえが好きでどげんかなろうごてある
おまえが好きでどげんかなろうごてある


「sting」

stingの 詩の奥深さ 底知れず
 

6月8日(火)晴れ
三島由紀夫の「豊穣の海」を読み終わった。なんともすごいものを残してくれたもんだ。しかもこれが最後だからな。三島由紀夫はこの作品の最後の回の原稿を編集者に渡した同じ日にクーデターを起こすために「盾の会」の4名を率いて陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地へと向う。そして自衛隊員に決起を促す演説をした後、切腹する。なんと凄まじい最後!日本文学が生んだ最後の天才は国を憂いつつ彼岸へ渡った。遺作を読むのに特別な感慨が湧かないわけがない。その瞬間に日本文学の栄光の時代も終焉を迎えたのだろうと思う。

命をかけてまでなにかを訴えたいというのは、もはや現代のワシらには想像すら追いつかない崇高な心理状態だ。

「血潮」

孫六の 流せる血潮は 文学と
憂国の士の 終(つい)のことのは
 
6月7日(月)晴れ
月曜日の朝は「中国鍼灸院」さん。
 
ワシ:「作家になれますかねぇ・・・」
呉先生:「絶対になれる。信じることが大事」
ワシ:「はい」
呉先生:「”大器晩成”って言うじゃない?大きな才能ほど実るのに時間かかるヨ」
ワシ:「はい」
呉先生:「70歳、80歳で成功してもいいじゃない」
ワシ:「はい」
呉先生:「慌てないでいいの。とにかくやめないこと。やめたら全て終わってしまうネ」
ワシ:「そうですね」

そうだ。下手くそでもやり続けること。あきらめないこと。


「霧」

呉炳宇

霧濃山羞色、(霧濃くして山は色羞しく)
水響川隠形。(水は響けど川形を隠す)
人生多迷路、(人生迷路多けれど)
疑散心自明。(疑いを散ずれば心自ずと明るし)

(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)

霧が濃くて山の色はよぉ見えん
水の音はしてん川はどこかわからん
そげな感じで人生は迷うことが多いばってん
疑わんとけば自然と心は明るうなると

「霧」
 
霧をかきわけ山目指す
水の響きで川探す
明らかならざる人の道
ただ疑わず歩むのみ
 
6月6日(日)晴れ
先日、某飲食店の盛大なレセプションでたらふくうまいものを食べさせてもらったばかりなのに、またしても今日は某社長の自宅新築祝いで昼から美酒美食の饗宴に呼ばれた。しかも今日は惜しくも閉店したあの名店、MISHIMA の大将自ら腕を振るうケータリングのフレンチだからまずいわけがない。みんなわいわい盛り上がってたがワシは一人で料理の一品一品に感動していた。もう店舗で味わうことはできないが、大将の腕に衰えはなかった。



最近は食べるラー油がはやってるが、MISHIMA の大将オリジナルはまた一味違う。今日のコースの締めでご飯にかけて食べさせてくれたがこれがまた癖になりそうなうまさ。味噌汁に落としたり、パスタに混ぜたり、いろんな使い方ができるそうな。テレビでも紹介されたらしいがこりゃヒットしそうだな。



それにしても今日の料理は絶品という言葉も足らないほどだった。おそらく大将は、様々な苦労を乗り越えてきた無二の親友が、家の新築という形で初めて自分と奥さんに褒美を与えたということを心の底から祝ってやりたいと思い、持てる力を最大限に使って用意したのだろうと思う。親友を労わるその熱い思いがしっかりと形になっていた。最初のオードブルでそれに気付いたワシは、全ての料理をあまさずじっくりと味わった。やはり商売の域を超えた思いのこもった料理には心を動かす風味までそなわっているもんだ。実に素晴らしかった。

「友」

友祝う こころ常なき 素材かな
 
蔵 
6月5日(土)晴れ

午後に少し時間があったので、ぶらりとホンダのお店に寄ってみた。そしてCR-Zの試乗をさせてもらった。いくら長生きのリカちゃんといえども217,000kmも走ればいつ”突然の別離”を迎えてもおかしくはない。今回のラジエーターまわりを最後の修理ということにし、次に高額な修理が必要になった時にさよならすることにした。そういうわけでポストリカちゃんを今のうちから探しておかないといけない。いろいろ候補はあるがとりあえず今日はCR-Zにした。
CR-Zの魅力はハイブリッドなのにスポーツカーであること。ノーストレスの快適な走りなのにリッター20kmはいく。今までハイオクでガンガン走ってたのでこれからはちょいとエコも意識すべきかなと。お値段も手頃だし非常に有力な候補になりうる。
他に気になるのはトヨタのFT86。早く発売にならんかな。
 
夜は姫と待ち合わせして「漢陽」でコプチャンを食べた。いつも姫が運転手なので今日はワシが運転手で姫にマッコリを飲ませた。いやー実に満足!また行くべし。
 
「リカちゃん」
 
リカちゃんや おもふもつらき 別離かな
 

6月4日(金)曇り
今日の最後のお客さんは「雷山千如寺」さん。そして仕事が終わるとそのまま和尚さんと「とんぼ」に食事に行った。だいたいワシらの御用達は「亀宝寿司」、「金助」、「とんぼ」がベスト3。たまに他の店に行くこともあるがだいたいこの3軒のどれかになる。「とんぼ」のおでんは相変わらずうまい。そして最後のぶっかけは必須。
和尚さんは、先代(和尚さんのお父さん)が京都で修行中に見たある光景を話して下さった。
先代が修行していたお寺で若い修行僧が傷害事件を起こした。その寺の住職は障害を起こした本人ではなく、監督する役目にあった先輩の僧侶を雪のふる庭に座らせて、豪快にも酒を飲みながら叱り飛ばした。その僧侶にしてみれば自分の監督不行届きとはいえ、真冬に雪の中で酒を飲みながら叱られるということに甚だ不服で、ついに憤慨してその場を立ち去ろうとした。そこに年配の僧侶が仲裁に入り、「君、本気で怒っちゃだめよ。これはね、歌舞伎なんだから。歌舞伎」と言ってなだめた。案の定、後から再び住職に呼ばれ「さっきは言いすぎた。お前もここで一緒に呑め」と言われ、叱られた僧侶は感涙にむせんだという話。先代はその一部始終をご覧になったとのこと。
「要するにこれは勧進帳の世界ですよ」と和尚さんは言われた。歌舞伎の世界でも「勧進帳」をうまく演じることができる人は特に高く評価されるらしい。言われるほうもつらいが、言わなければならないほうもつらい。伏せた思いの暗黙のやりとりのうちに、美しい師弟愛が含まれているわけだ。なんともいい話だなと思った。こんな師匠に巡り会える人は幸せだ。

「辛苦の衣」

次の世を 育む人の つらさかな
思いを包む 辛苦の衣
 
6月2日(水)晴れのち雨
三開発」さんでの会話

奥さん:「しんぐさん、これ今日のおやつです」
ワシ:「お!『博多の女』ですか。懐かしいですね」
奥さん:「しんぐさん、一つ訊いていいですか?『博多の女』の中身はなんですか?」
ワシ:「中身は・・・クリームでしょうもん」
奥さん:「ほらね!」
トシ子さん:「やっぱりそうですよねー」
ワシ:「え?どうしたんですか?」
奥さん:「それ開けてみて下さい」
ワシ:「あ!あんこだ」
奥さん:「『博多の女』の中身はあんこなんですよ」
ワシ:「え〜!クリームじゃなかったですか?やめたのかな?」
奥さん:「『博多の女』の中身はクリームっていうイメージありますよねー」
トシ子さん:「私もずーっとクリームと思ってました」
ワシ:「じゃぁ昔食べたあのクリームのはなんだったんですかね?」

そこからおもむろに奥さんはネットで調査を始めた。そして驚愕の事実を発見した!

中身があんこ → 二鶴堂 『博多の女』
中身がクリーム → はかたや本舗 『博多美人』

この二つ、大きさもパッケージの雰囲気もそっくり。そら間違えて記憶するわなという感じ。よく訴えられないもんだな。
思い起こせば確かこんなコマーシャルだった。学ラン来た学生が上京するためにホームで蒸気機関車を待っている。そこに着物を着た女学生が「博多の女」を手渡そうと走ってくるが間に合わないでそのまま汽車は行ってしまう。汽笛がポー!なんて鳴ったりして、「面影一人抱きしめて 心に残る優雅なお菓子」とナレーションが入って、最後に「は、か、たぁぁ〜のぉぉ〜♪ ひ、とぉぉ〜よぉぉ〜♪」って歌が入る。懐かしいやね。Youtube で検索したらあったあった!



http://www.youtube.com/watch?v=TajWnbRRs04


ついでに懐かしい福岡のCMシリーズ。



http://www.youtube.com/watch?v=i3wJf1iF81M&feature=related



http://www.youtube.com/watch?v=NTuWRw2fE1w&feature=related



http://www.youtube.com/watch?v=BhD5Q-oLPC4&feature=related

「博多の女」

博多の女(ひと) 面影一人 抱きしめて
心に残る 優雅なお菓子