この日記は全てノンフィクションであり、登場する人物・団体名などは全て実在のものです。
4月
4月29日(水)晴れ
ゴールデンウィークに入った。暦通りのワシらも今日は休み。いつもゴールデンウィークには波佐見の陶器市に行くが未だに初日に行ったことはなかった。今年は思い切って初日にチャレンジということで、朝6時半に家を出た。

波佐見有田インターの手前で渋滞がきつかったが、他はそれほどひどくなくほぼ予定通りに波佐見に到着。このインターは有田の陶器市に行く人も使うのでいつも渋滞がすごい。インターを降りたところにある三叉路を左に行くと有田、右に行くと波佐見だが、9割の車は有田方面に行く。波佐見の人気が出てきたとはいえ、さすがの有田にはまだかなわないようだ。だがワシらはその方がいい。もうこれ以上波佐見に来る人が増えると駐車場の確保が難しくなりそうだ。

今回も一番のお目当ては福重久弥さんのお店。ここの手作りの質感にはいつも魅せられてしまう。買った後も立ち去り難いものがある。ずっと眺めていたい。





その後あっちこっち覗いて、お昼は恒例の五島うどんを食べて、午後はこれまた恒例の京千のお店に寄った。それと今年は最後にマルヒロにも寄ってみた。ここも大人気ですごい人だった。器を集めて作ったフロアが斬新でおもしろかった。
この窯もいい感じだったので来年からコースに入るかもしれない。



帰りは全くのノーストレスであっという間に福岡に戻った。
夜は早速買って来た器を使って酒盛り。対馬の雲丹をつまみに、福重久弥さんが作った御猪口で冷酒を飲む。たまらんわな。
その後、DVDでイタリア映画「Si puo fare」を見た。精神病患者たちの社会復帰を組合による労働という形で実現しようとする人たちの感動のストーリー。こういう映画は本当に多くの人が見るべきだろうな。実に素晴らしかった。これまた姫セレクト。

「初夏の酒」

初夏の酒 つまみは雲丹と 器かな

4月28日(火)曇り
新宮町に住んでた頃によく通った香椎の「あい書林」さん。新宮町を離れて以来、ずっとご無沙汰していたが、なんとこの4月から高宮に移転オープンされていた!それも自宅から歩いても行ける距離に!なんとも嬉しい偶然。これも縁かなぁと一人合点。
今日早速仕事帰りに寄ってみた。 嬉しいことにおばちゃんはワシを覚えていてくれた。ワシがどんな本を買うかをおばちゃんは把握してたので、
「あなたの本棚もそりゃぁ素晴らしいんでしょうね。見なくてもわかるわ」
と言ってくれたことがあった。あの時は本当に嬉しかった。
今日買ったのは木山捷平の短編集。これから散歩がてらに行くことが増えるだろう。高宮での楽しみがまた一つ増えた。

「あい書林」

文学の おもひ再び あい書林

4月26日(日)晴れ
あまりに天気がいいので自転車で街へ。
まず草香江の「黒文字や」でランチした。ワシはナポリタンの大盛りを頼んだが、出てきたのはどう見ても普通盛りだった。あれ?と思ったが、姫が「ここの大盛りはそんなもんよ」というから気にせずに食べてると、食べ終わる頃になってお店の人が「申し訳ありません・・・大盛りでしたね」と謝ってきた。「足らない分今から作ります」というのでお願いしたら、また普通盛りが一皿出て来た。足らなかった分だけでいいのにと言うと、少しだけ作るのは逆に作りにくいとのこと。でもおいしいので姫にも手伝ってもらって完食。お腹ぱんっぱん。おまけに会計の時に普通盛りの値段でいいですと言われ、お言葉に甘えた。めっちゃ得したランチだった。

腹ごなしに大濠公園を自転車でぐるぐると。
その後、何気に福岡城に行ってみようと言うことになり、登ってみるとあまりの景色の良さに感動。通算で既に25年以上福岡にいるのに、福岡城の展望台に登ったのは初めて。こんな気持ちのいい場所を今までずっと素通りしてたのかと思うとなんかもったいないことをしたような感じだ。

その後、あちこち寄りながら帰宅。結構いい運動になった。


「藤棚」

藤棚の 四角い空の 青さかな

4月22日(水)晴れ
気持ちのいい晴天。
昨日の夜12km走って、今月も100km達成で一安心。大濠公園のつつじがきれいだった。
今日は仕事が終わってから姫と「ロータス」で待ち合わせ。ピザを食べて帰った。まぁそのピザのうまいこと!ここは自宅から歩いて行けるので絶対御用達。今日はワインをデキャンターで飲んだが、次は絶対ボトルで飲もう。
こういう目立たないけど一流の仕事をするお店は大好き。また連休あたりに行きたいな。

「鯉のぼり」

蓮台寺 畦の向こうの 鯉のぼり

4月19日(日)雨
午前中は「マツノデザイン店舗建築」さんへ。そして午後は姫と久しぶりにジムへ。前回がなんと2014年7月なのでなんと9ヶ月ぶり!ずっと目標にしていたチェストプレス107kgにもチャレンジできずにいたので、今日はようやくこれまでのトレーニングの成果を試すことができた。そして結果は、見事クリア!楽勝とは言えないけどなんとか上げることができた。正直、かなり嬉しい。普段のトレーニングのウェイトが以前より少し上がっていたので、結構いけるかもしれないという期待感はあったが、実際に上げることができて本当に嬉しかった。
このジムのチェストプレスのウェイトのMAXは117.6kgなので最終目標まであと約10kgに迫った。やる気の炎は俄然燃え上がった。

「目標」

筋肉痛 目標クリアで 心地よし

4月18日(土)晴れ
今日は久留米の「スマイルホーム」さん、星野村の「星香園」さん、大牟田市の「古雅書店」さんをまわった。行きは全て下道。トータルするとかなりの距離を運転したことになる。こういう日が後で一番疲れが残ってたりする。だが天気がよくてドライブは快適そのもの。窓全開で風が心地よかった。
星香園」さんによれば今年の新茶も期待できそうだとのこと。もうすぐ収穫。この時期の一番の楽しみだ。

「里の午後」

里の午後 山うすみどり あげひばり

4月17日(金)晴れ
香椎のNさんが復活。山を散策中に斜面を滑り落ちて足を骨折し約80日間入院されていた。久しぶりにお会いしてすっかり元気になられてたので安心した。
Nさんは現役の時の職場でもそうだったらしいが、行く先々ですぐに人気者になるようだ。今回の入院先の病院でもその人柄で楽しい雰囲気を作っていたようだ。ワシはそういうことができないから本当にうらやましい。そうなりたいと思ってはいるんだが……。

足がかなり疲れてたので今日は走らずに筋トレ。ただしフルメニューこなした。今日は調子が今一つでかなり追い込まれた。最近体重がちょっと増えたので落とさないといけない。うーん、でももうこれ以上ストイックになれない。1週間に4日走って2日筋トレ。お酒は週末だけ。お昼はなるべく弁当にしておやつは最小限。あと何をどうしたら体重が減るのだ?

「春の日」

朝ひやり 昼汗ばんで 夜ひやり

4月16日(木)晴れ
なんだかよくわからないままに忙しくて、前回の日記から一週間たってるのに気付いてビックリ。
今日は仕事が早く終わったので食事前に10km走った。今月は出張ありの雨ありのでなかなか走れず、今日でやっと80km。いつもよりだいぶペースが遅い。今週もう10kmいきたいところだ。

パソコンの仕事で飛び回る間に不動産の仕事をするから頭の切り替えが難しい。頭の中がかなり散らかってる感じがする。片付けないと!
だが忙しいと自己嫌悪が襲ってこないからいい。だから精神的にも良い感じだ。疲労感も逆に心地いい。
このまま走り続けよう。

「仕事」

おもふほど 手元に残らぬ ものなれど
夢中になれる ありがたさかな

4月9日(木)晴れのち曇り
今朝、姫の実家の猫キャリーが永眠したとの報せがあった。 「キャリー写真集」で一躍人気者となり、いろんな人から「キャリーかわいいですね」と言われたものだが、さすがに時の流れには逆らえなかった。享年17歳。大往生だった。ワシと姫が結婚して間もない頃から姫の実家にいたので、ワシらの若い時代を楽しく彩る重要な存在だった。
姫の家族と、ワシらと、そして「キャリー写真集」を見てくれた人たちに微笑みを与え続けてくれたことに感謝しつつ、冥福を祈りたい。
キャリー、ありがとう。









「キャリー」

そこにいる ただそれだけで 笑みさそふ
愛しきものよ ただ安らかに

4月6日(月)晴れ
パソコン関連の仕事では出張はほとんどないが、不動産の方ではたまに出張するようになった。今回は昨日からの1泊2日で関東方面へ。久しぶりの羽田空港はもう全く記憶の中のものではなかった。そりゃそうだ、住んでたのはもう23年も前だ。
用事を済ませるだけですぐ帰らないといけなかったので、東京見物はおあずけ。だが羽田空港で少し遊んだ。時期的にちょうど桜が満開だったので、街を歩きながら少しだけ花見ができたのはラッキーだった。

ワシが昔住んでたところはどうなったろう?職場はどうなったろう?いつか回顧ツアーをしようと姫とよく話してる。そうなると志岐、飯田橋、池袋、成増、石神井公園あたりをまわらないといかんな。もう変わってしまったろうなぁ。

「都の桜」

また一興 都の桜 はらはらと

4月2日(木)晴れ
もう長いこと髪を切ってなくてたいがい邪魔くさくなってたので、「ヘアーショップ・ムーヴ」さんでワカガシーラ坂本さんにバッサリと切ってもらった。

ワシ: 「風呂でシャンプーしてる時に後ろに気配を感じることあります?」
ワカガシーラ坂本さん: 「俺、それめっちゃ感じるんですよ」
ワシ: 「やっぱり感じますか。あれって何の気配だと思います?」
ワカガシーラ坂本さん: 「何ですか?」
ワシ: 「リンスです」
ワカガシーラ坂本さん: 「あははははは!」(←仕事の手を止めてまでの爆笑)
ワシ: 「後ろで出番待ってるんですよ」
ワカガシーラ坂本さん: 「『次は俺だ』って?」
ワシ: 「そう」
ワカガシーラ坂本さん: 「めっちゃウケる〜(笑)」
ワシ: 「これ、テレビでまっちゃんが言ってたんですけどね」
ワカガシーラ坂本さん: 「そうなんすか」
ワシ: 「こんなのを咄嗟のアドリブで言うんですからね。すごいですよね」
ワカガシーラ坂本さん: 「さすが天才ですね」
ワシ: 「でも、顔洗ってる時とかも感じますよね。怖いテレビ見た後とかにね」
ワカガシーラ坂本さん: 「感じますねー」
ワシ: 「顔上げたら鏡に何か写ってるんじゃないか?とか」
ワカガシーラ坂本さん: 「そうそう」
ワシ: 「そんなのいるわけがない、でも100%いないとは言い切れない、とかいらんこと考えたりしてね」
ワカガシーラ坂本さん: 「俺、こないだそうやって考えて顔上げたら嫁がいました(笑)」
ワシ: 「あははははは!」
ワカガシーラ坂本さん: 「めっちゃビックリしました」
ワシ: 「顔上げたらリンスがいたりして」
ワカガシーラ坂本さん: 「あははははは!」(←また爆笑)

「散髪」

白黒の 髪の切りくず 眺めをり

4月1日(水)晴れ
2015年のF1ももう2戦終わったが、また今年も面白くない1年になりそうな予感がする。F1はなんでこんなことになってしまったのか?一つのチームがずば抜けて速くなるという構図はもうたくさんだ。思えばセナ・プロのF1ブームの頃にはマクラーレン、その後ウィリアムズ、そしてフェラーリ、つい最近まではレッドブルの独り勝ちだった。それがやっと終わったと思ったら今度はメルセデス。同じチームばかりが勝つならそりゃ客も減ってドイツグランプリもなくなるわな。最近ではグランプリの翌日でもヤフーニュースに全くF1の話題が出ないという始末。これから先F1はどうなってしまうんだろう?

昔のF1は良かった。ワシは小学生の頃から興味を持っていたが、当時は日本では特別なレース以外はテレビ中継はなかった。だから雑誌や本で後から知ったことだが、1980年代の初めくらいまでは本当に面白かった(だろうと思う)。
例えば1982年はどんな結果だったのか?優勝回数で見ると、

アラン・プロスト 2回
ニキ・ラウダ 2回
ディディエ・ピローニ 2回
ジョン・ワトソン 2回
ルネ・アルヌー 2回
リカルド・パトレーゼ 1回
ネルソン・ピケ 1回
パトリック・タンベイ 1回
エリオ・デ・アンジェリス 1回
ケケ・ロズベルグ 1回
ミケーレ・アルボレート 1回

という結果だ。全16戦なのに優勝したドライバーがなんと11人もいる!めちゃめちゃ混戦だ。チャンピオンはケケ・ロズベルグ(ニコのお父さん)だが、2位のディディエ・ピローニとジョン・ワトソンとはわずか5ポイント差。最後の最後までチャンピオンがわからなかった。これぞF1だ。
ファステストラップまで考慮するなら、上のメンバーにさらに2人(デレック・ワーウィックとブライアン・ヘントン)が追加される。いずれ劣らぬ強者ばかり。あぁこういう時代のF1を見たかった・・・。

正直、今のF1は、速い車に乗れるという”運”を誰が掴むか?というだけの話だ。
マシンの性能よりドライバーの腕の競い合いが見たいが、もうそんな時代は来ないのだろうか?

「F1」

他を凌ぐ テクノロジーと 引き替えに
客失ひて レース虚しき