次回更新は12月7日の予定です。
パソコン出張修理 1回7,000円
福岡ESEグルメ えしぇ蔵日記 えしぇ蔵日記ブログ版 えしぇ姫日記 ぽごしっぽよ
えしぇ蔵小説集 蔵書 文学シマセウ 名文集 美しき日本語 きゃりー写真集
今週の新規紹介 「フロータン」
目立たない場所で小さなお店を構えて、近所の人やお得意さんだけ来てもらえればそれでいいというスタンスで営業されている飲食店というのは、かなり高い確率で料理のクオリティが高いと言えます。そういうお店ほどこのサイトでは紹介したいのですが、おそらくお店の人にとってはいらん世話かもしれません。でもやはりこういう姿勢のお店は多くの人に知って欲しいのでやはり紹介します。このお店は住所は平尾ですが、そこだけまるで発展から取り残されて昭和のかけらが残っているという感じの隠れた一角にあります。初めて行く時は”こんな狭い路地を入るの?”ときっと思うと思います。そんな狭い路地の先に数軒お店があってその中にあります。店内は古い家屋をセンスよく改装しています。メニューはカレーのみ。このカレーが絶品なわけです。この一品に賭けるという思いが味の中に凝縮されている感じがします。そんなカレー一つで多くのグルメたちを集めているわけですからその質の高さがわかると思います。ただ、残念ながらあまり大量に作られていないのです。すぐになくなりますから絶対に食べるためには開店時に行くことをお勧めします。カフェとしての利用ももちろんOKです。一つのメニューだけで、しかも少ない量となれば非常にそそられるものがありませんか?皆さんも是非この希少な一皿を味わって下さい。

福岡市中央区平尾2-14-21

今週の作品 宮本百合子 「貧しき人々の群」
プロレタリア文学において女性として最も大きな足跡を残した宮本百合子の記念すべきデビュー作です。日本女子大学に在学中に書かれ、父親の知り合いを通じて坪内逍遥にこの作品が渡ります。この大先生によって賞賛されたから大変なことになります。そこから滝田樗蔭の手に渡り、「中央公論」において広く世間に発表されます。大先生の太鼓判付ですからすぐに一世を風靡し、「新しい閨秀作家が生まれた」と当時の新聞にでかでかと書かれてあっさりと文壇の仲間入りです。彼女は大学を退学して早くも作家生活に入ります。この人の場合はこんな感じで最初からすごい人でした。そしてその後プロレタリア文学の大きな流れを作る一人になるわけですが、この作品で既にその目指すところが見えています。社会の一番下の層にいる貧しい人々の憐れな姿を見て、この不合理な社会を改善すべく自分は何かをしなければいけないと主人公の少女は一人決心して行動に移しますが、現実はそんな彼女の意気込みをあざ笑うかのようにその善意を跳ね返します。生活をよくしていこうという意志を貧しい人々の中に感じることができない彼女は、矛盾に苦しみつつ自分のなすべきことを探して悩みます。無駄にみえる小さな努力でもやめてはいけない、そのうちにきっと何かをつかむはず・・・そんな思いを支えに前進を続ける主人公の強い姿は、まさにその後の宮本百合子そのままです。彼女のデビュー作であると同時に、意思表明でもあるといってもいい名作です。
・えしぇ蔵にメールする ・ESEグルメール バックナンバー 
 メールマガジン「ESEグルメール」 登録フォーム 
メール
メール
エコステーション福岡ソワニエ 

Copyright (C) 2017 Fukuoka ESE Gourmet All Rights Reserved.