次回更新は9月29日です。
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今週の新規紹介 「星期菜 白金 (セイケイツァイ シロガネ)」 吉雄君行状記吉雄君行状記

きゃりー写真集 吉雄君行状記
お店を作る際に、コンセプトと街の雰囲気がマッチしていることは非常に大きなポイントになると思います。下町的なところに高級レストランを出しても難しいでしょうし、高級住宅街に大衆食堂も今一つ苦戦するでしょう。静かな街に賑やかな居酒屋、山奥に寿司屋、海岸沿いに蕎麦屋……なにかしっくりこないですよね。立地条件はお店の一つの魅力となり得ますので、新たに作る場合は大いに考慮すべきです。その点において、このお店は完璧な調和を達成しています。福岡の中心部に近い位置にありながら、閑静で高級な雰囲気を持つ白金というエリアに、大人が静かに楽しめるような高級中華があるというのは実にいい感じです。しかも中華の内容が上海料理というのもいいですね。ここの料理は奇抜なアイディアや珍しい食材などで驚かすのではなく、一般的な上海料理を奥深く極めて、他の追随を許さない絶品に仕上げています。そのおいしさにはちょっと驚きますよ。人は本当においしいものを食べた時は無言になりますが、ここもそうでした。姫と二人黙ってしまいました。お店の雰囲気は重厚で落ち着いています。カウンターのみですがゆったりかけられる椅子で落ち着いて食事できます。後ろの壁には高い天井に達するまでずらりとお酒を陳列した棚があって壮観です。店内は大人の雰囲気でありながら、料理人さんや給仕さんはとても気さくで、リラックスして食事させてくれます。ハードもソフトも本当に行き届いたお店です。なお、お昼には絶品の麺類が楽しめますのでランチにも最高です。是非皆さんの中華の御用達にどうぞ。

(えしぇ蔵)

福岡市中央区白金1-11-7 IMD SQUARE 1F
092-534-1200

今週の作品 宮城谷昌光 「孟嘗君」
中国の戦国時代に「戦国四君」と呼ばれた人たちがいました。斉の孟嘗君、趙の平原君、魏の信陵君、楚の春申君の4人です。いずれも優れた政治家で、その所属した国に大いに貢献しました。孟嘗君は斉の人ですが、その才を買われて秦や魏にいたこともあります。この辺が面白いところです。日本の戦国時代もそうですが、敵の国に優れた人物がいるとヘッドハンティングして自分の国に呼ぶことはよく行われました。よく「二君にまみえず」と言って主を替えることは礼節を知らない人間がすることという認識が日本でも中国でもありました。ところが孟嘗君の場合は身の危険を感じてやむを得ず他の国へ移るということの繰り返しでした。あまりに優秀すぎること、真面目すぎることが禍していたのかもしれません。それでいくつかの国の間を移動しますがそれぞれにおいてその能力を発揮し、大いに活躍しました。孟嘗君のエピソードに必ず出てくる「食客3000人」という言葉があります。なんでもいいので一つでも人に優れた能力を持っている人を食客として迎えいれたそうで、その数が3000人はいたということです。その食客たちの能力をいろんな場面でうまく活用したことも孟嘗君の名前を高めた一つの要因です。戦場で敵をなぎ倒す勇猛果敢な武将ではなく、国のために巧みな政治手腕を発揮した宰相ですが、こういうタイプの人物は派手さがないのでなかなか歴史小説にするのは難しいところだと思うのですが、それが宮城谷昌光にかかれば見事な一大歴史ロマンになるわけです。心躍る壮大な物語に仕上がっています。孟嘗君の周囲の人々の活躍も見逃せません。史実の隙間に創作を流し込むのが歴史小説ですが、宮城谷昌光はそれを実に自然にやってのけます。荒唐無稽にもならず、また固くもならず。その辺の手腕は本当に優れていると思います。この作品を通じて是非それを感じて頂きたいです。
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