次回更新は8月22日の予定です。
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今週の新規紹介 「珈琲伊藤」
飲食店の形態はそれぞれの時代で栄枯盛衰がありましたが、もし遠い未来に今の時代を象徴する飲食店といえば、カフェということになるのでしょうね。これはまさに自分たちの時代に生まれて発展した飲食店の形ですね。まだまだその勢いは衰える気配はありません。こうして新しい食文化が生まれるのは大変すばらしいことですが、だからといってそれまでの形態を否定する必要はまったくありません。むしろ新しい力に押されがちな状況を憂えて応援してあげるべきだとえしぇ蔵は思います。それがいわゆる昭和に全盛期を誇った喫茶店です。あの時代には今のカフェのような勢いがありました。優れた喫茶店がたくさんあって、コーヒーの品質を競っていました。その喫茶店文化を今もしっかり守り続けるお店は、実は福岡に結構たくさんあります。その中で西新エリアとくればこのお店は外せません。学生街の風景の一部として多くの人の青春時代に関わってきた名店です。店内は重厚感があって、昭和の空気を感じます。ここはサイフォンでいれるコーヒーは言うに及ばずですが、ワッフルとホットサンド(ホットプレートサンドウィッチ)が絶品なのです。コーヒーと一緒に是非このどちらかは食べてみて下さい。ただし結構なボリュームですので女性の方はご注意を。平成のカフェ時代にひたむきに頑張り続ける喫茶店をみんなで応援しましょう。

福岡市早良区西新5-1-35
092-823-0325

今週の作品 林房雄 「獄中記」
「獄中記」というタイトルからもわかるように、刑務所での日常を綴った手紙形式の作品なんですが、おそらくほぼ100%林房雄の実体験だと思います。1926年、学生だった彼は「京都学連事件」で検挙され、最初の刑務所生活を経験します。その後プロレタリア作家となり、1930年に治安維持法違反で再び刑務所生活です。一旦下獄し、1934年にまた入ってます。この物語は2回目と3回目の刑務所生活の時の手紙をもとにして書かれています。非常に主張が強く、頑固な一面のある人なので妥協することを良しとしなかったからこういう体験をすることになったのかどうか、そのへんの真相はよくわかりませんが、そういう強さが彼の内面にあったことは、刑務所生活を無事に乗り越えるための大きな支えになったことは間違いないと思います。それはこの作品を読み進んで行くとよくわかります。日々の心情が奥さんに出した手紙の文章の中に克明に表現されています。時に怒りや悲しみを記した部分もありますが、概ね前向きに、多少楽天的に書かれており、刑務所の中という絶望的環境にありながらそんなに荒れていたふうには感じられません。孤独や束縛からストレスが生じ、悲しみにうち沈んだり、怒りに荒れ狂うというのが普通の服役者によく見られるパターンですが、彼は実に落ち着いた印象を受けます。淡々とした語り口で綴られています。読みながらしみじみ「この人は強い人だ」と感じました。えしぇ蔵だったらおそらくこんなに前向きに強い意志を持ち続けることはできないだろうと思います。林房雄のそういう人間的な強さには敬服せずにはいられません。この強さが文章においても行動においても彼を抜きん出た存在にしたことは間違いないと思います。三島由紀夫があこがれたというのもわかるような気がします。
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