すいかぼんさんのとこにパソコンの指導に行った。すいかぼんさんの家は猫屋敷なのであっちにもこっちにも猫がいる。教えてる最中に画面の前を横切ったり、ワシがちょっと椅子から立ち上がったすきに椅子に座り込んだり、膝の上に飛び乗ってきたりとそれはそれはしゃあしい。でもまぁかわいいからいいけど。
ペットといえばうちで飼ってる猿2号が、（ちなみに1号は姫。3号はあんぱんまふ）「マック買って下さいよぉ〜。ホームページの動作確認ができませーん。」と顔見るたびに催促するので、今日ようやく思い切って買ってきた。しかも新品のマックG4。モニターは17インチ。どーだ！って感じ。でもトイレ掃除しないと使わせないようにしよう。じろー！トイレ掃除しろー！

今日は休み。姫の接待をした。朝からドライブ。いざ吉井町へ。そしてすっかりお気に入りになった「日月窯」で焼物をゲットした。もうここの焼物には二人ともはまりまくり。今度えせ会に誘ってみようかな。
その後は秋月方面へ向かって「とうふ屋」で豆腐膳を食べた。もう絶品！いろんな豆腐料理を堪能した。食べ終わってから大将に話し掛けてみた。
「あのー、オアシスコーヒーの石川社長ってご存知ですか？」
「えー知ってますよ。」
「石川社長の紹介で来たんですよ。」
「へー！そうですか！石川の知合いですか？」
「オアシスコーヒーのホームページをうちが作ったんですよ。」
「あー、あれはおたくが作ったんですか。あいつすごいですよね、もう電子メール自分からばんばんうったりして、使いこなしてますね。あいつはあんなふうで商売熱心なんですよね。」
「それにしても大将、こんなにおいしくて量も多い豆腐膳が1000円じゃ儲からんでしょう？」
「いや、ここはアンテナショップなんで儲からんでもいいんですよ。これからこういう店を増やすための実験をここでしてるんです。」
ランチが終わった頃だったのでいろいろと話ができた。今度会社の方にホームページのことで打ち合わせに行くことになった。食べ歩いてて営業になるなんて、考えてみたらおいしい商売だ。

その後「菓蔵屋」に寄って飴をゲット。いい感じの和菓子屋だった。全く甘木はいい店が多い。

福岡に戻ってきてルネサンスで汗を流す。そして再び腹を空かせて今度は「焼肉黄華園」へ。
「あ！助けに来てくれたんですか？ありがとうございます！」
大将が相変わらずの明るさに迎えてくれた。
「助けにきました。売上としては微微たるもんでしょうけど。」
「いえいえ、ありがとうございます。」
久しぶりにたっぷり肉を堪能した。やはりここの肉はうまい！うますぎる！接客も相変わらずいいし、至福の一時を過ごせた。

今日は非常にグルメな一日だった。

午後から一人で取材の旅にでた。最近一人で食べ歩くのに味をしめてる。その後ルネサンスに行った。ベンチプレス40キロを上げた。目標まではまだまだ。

こないだの逆えせ会でよれよれのゆるい靴下を「なんですかそのやる気のない靴下は！ソックタッチをして下さい！」とさんざんあんぱんまふに馬鹿にされたので、今日その靴下を捨てた。

今日は弁当がないので「リールジャム」にパンを買いに行くとあんぱんまふに言ったら、ワシの肩をポンとたたいて、「タノミマシタヨ。」と言った。まったくあつかましいにもほどがある。葛シュークリームを買って来いという意味なのだ。こやつは朝飯食って来てるのに朝9時半頃には「お腹すきましたねー。」と言い出す始末なので、なんか買って来る時は一人分では足らないのだ。学校には学院長と簿記の先生とワシとあんぱんまふしかいないのに、5個買ってこないといけない。どーゆーこと？

「リールジャム」に行ったら田中さんとつのださんがせっせと石窯作りに励んでいた。
「完成はいつですか？」
「いやーいつでしょう？はっはっは．．．」
当分かかりそうだ。

今日学校に卒業生の人がケーキを持って遊びに来てくれた。ケーキと聞いて黙っていないのがあんぱんまふ。輝くような笑顔でたくさんあるケーキの中からどれを選ぶか迷っていた。
「何個でも食っていいって言ったら何個食う？」
「5個はいけますね。」
「マジで？」
「はい。楽勝です。」
それで今日の女子プロレスラーあんぱんまふがあるわけかと納得した。
そのあんぱんまふに夕方ちょっと勉強させた。
「FTPは何の略か言うてみぃ。」
「Pはプロトコルでしょ？Tはテキストかな？Fは．．．うーん、Fだけわかりません。」
「Tもあってないよ。ファイル・トランスファー・プロトコルよ。じゃSMTPは？」
「TPは一緒でしょ？トランスファー・プロトコル。SMは．．．．サドマゾ。あはははは！」
「あ〜そう言うと思った．．．．シンプルメールたいね。それじゃPOPは？」
「ポップコーン。あはははは！」
「あんたねぇ、変なこと言いよったら日記に書くよ！ポストオフィスプロトコルたい。」
うーん、まだまだ鍛えねば．．．。

「ホテルぱれっと」の松岡しゃちょーのとこに行った。しゃちょーがWORD2002で文書を作ってた。
「せんせー、紙の向きはどこで変えるんですか？」
「えーとですね、ページ設定の中の余白っていうとこに．．．」
「よはぁ〜くぅわぁ〜きぃ〜をきるぅ〜♪」
「しゃちょー、今の歌日記に書いていいですか？」
「ははははは！いーですよ別に。」
いいネタを頂いた。

夕方ムラオ商事に行ったら、鷹尾さんがせっせと資料作ってる横でりんたろうさんが他の社員さんと将棋の”竜王戦”をやってた。鷹尾さんはムラオ商事の社員だが、りんたろうさんはムラオ社長の友達でいつもムラオの仕事を手伝ってる人なのだ。この人は恐ろしいくらい頭がいい。話しててもよくわかるし、パソコンなんて最初何も知らなかったのに、今はすっかりワシを追い抜いてる。何でも勉強し始めたら究めないと気がすまない人なのだ。例えば車の運転を覚える時には車の構造から勉強する人なのだ。本当にすごい人なのだ。この人から質問が来るといつも構えてしまう。
「あ、あのー、せんせー、JAVAでプログラミングした時に□▲※★が◆◎▼になるようにするにはどーしたらいいですか？」
「え・・・・・・・（←質問の意味もわからない）」
もうりんたろうさんには先生と呼ぶのを辞めて欲しい．．．。

イノから電話があった。暇やったからつきあってやった。
「DVD買いました？」
「ん？うーん．．．DVDやろ？あると便利よねー。」
「便利すよー。最近のは皿洗ったりとかしますよ。」
「えー！まじでー！」
「それとか肩揉んでくれたりとか。」
「うっそー！」
「あと角のとこに耳かきついてますよ。左側に。」
「あらま！」
「右側にはあの白い毛のふさふさがついて。」
「あんたこの会話全部日記に書くけんね。」
「いやいやいやいやいやいやいや、ご主人、お待ちなされ、」
「そうや！これから日記のネタない時に電話するね。えーと今日何話したかいな。DVDの話やったね。」
「DVD？なんすかそれ？そんな話してないですよ。」
「えーと、耳かきがついたDVDの話やったね。」
「しんぐさん、今から僕がはー！！！って言ったら今の会話を全て忘れます。はー！！！」
「よし。電話切ったらすぐ日記書こう。ありがとね。」
「いやいやいやいやいやいやいや、ご主人．．．」

昼休みに事務処理しながら横でモスバーガー食ってるえせじに尋ねた。
「10月からの固定給、なんぼ欲しい？」
「そうすねー、難しいすねー．．．」
「俺はこんなに働いてるんだからこれくらいは当然だ！っていうのを言うてん。正直に。」
「50万。」
「そーゆーこと言いよったらもう勝手に決めるけんね。」
「いやいやうそです、うーん．．．昼も夜もないしなぁ．．．たまに休みもない時あるしなぁ．．．結構こき使われてるしなぁ．．．」
「でもホームページ作るのは趣味でもあるわけやから、そのへんも考慮に入れてさ」
「いや、もう趣味じゃないすよ。」
「そうや。えせじの希望と俺の思惑のちょうど中間にしようか。えせじなんぼ欲しい？」
「80万。」
「提案した俺がバカやった。」

夕方「ブライダルミュージアムビッビ」に行った。例によって支配人がワシをからかいに来た。ワシがこの会社のシステムを作ってる最中に、横に座ってじーっと見てるので、「なんか要望ありますか？こうして欲しいとか。」と質問したら、「そうですねぇ、私が頭ん中で考えただけで画面に入力されるっていうふうにしてもらないですかねぇ。」と言うから、「それはあと50年ほど待って頂ければできるかと思います。」と言ったら笑ってた。

夕方から事務所で画像処理の仕事をした。横でえせじが「風邪薬飲んだら眠いっすー」とかヤングジャンプ読みながらブツブツ言っていた。印刷しようとしたら何回もエラーになるので「なんでやろ？」と悩んでたら、ただ単にプリンターの電源入れてないだけだった。すかさずえせじが攻撃してきた。
「それ絶対日記に書いて下さいよ！自分の失敗もちゃんと書いて下さいよ！」
「うるさい！自分の失敗は書かんと。あんたもいらんことばっか言いよったら日記に書くけんね。おれには日記という強い味方がいるんだ。ヌワッッハッハッハ！」
「おれもえせじ日記書きますもん。」
「リンクしてやらんもん。」
「勝手にはりますもん。」
「はずすもん。」
「わからんように隠しリンクはりますもん。」
「おれがわからんなら見る人もわからんめーもん！ケーッケッケッケッケ！猿やねー。」
「むかつくー。」
「そんないい年こいてヤングジャンプとか読みよるけんたい。本を読め本を！」
「おれ本読むの好きですよ。こ〜見えても昔は文学少年やったんすよ。」
「何読みよったん。例えば誰よ。藤子不二夫とか言うたらたたくけんね。」
「誰て．．．誰っちゅーわけでもないですけど．．．あ、そうそうしどにーしぇるだん。」
「まぁせいぜいそんなとこやろね。」
「なんすか！じゃぁ誰読めっつーんですか。」
「夏目漱石とか川端康成とか三島由紀夫とか太宰治とか．．．」
「マジすかー。いいですよ。何か持って来て下さい。読みますから。」
今度本与えて感想文書かせようと思った。
その後仕事がはかどらず、9時になってしまった。
「待っとかんでいいけ、先帰っていいよ。」
「待っとけ言われても先帰りますよ。」
えーい！いちいちむかつく！

午後から「ちぎり天の中尾」の中尾さんが出店してる「大地の家族」に行った。大将と奥さんが迎えてくれた。ちゃんと顔覚えてくれてた。
「載せて頂いて、ありがとうございます。」
奥さんは掲載されたことがすごく嬉しそうだった。こんなに喜ばれてホント載せてよかったと思った。
「あーえしぇ蔵さん、ようこそ。」
大将もワシのことを”えしぇ蔵”として把握してるようだった。飲食店にだいぶ顔が広がって来たけど、いつもみんな”えしぇ蔵さん”と呼ぶので半分くらいの人は本名は知らない。なんかキャラクターが一人歩きしてるような気がする。
「大地の家族」は1日にオープンしたばかりで、朝倉方面の農家が作った野菜や果物を、朝取れたてのやつを集めて持ってきて売るという、なかなか斬新な試みをしてるお店で、勿論商品は新鮮この上ない。おーこれはいいのが出来たなぁと思った。そのオープンイベントとして中尾さんの蒲鉾の実演販売や、豚汁のサービスなどがあったというわけで、しっかり豚汁も頂いて来た。
「大将の蒲鉾ホントうまいすよ。素晴らしいですよ。」
「いやぁー、私らこの商売やっててそれ言ってもらうのが一番嬉しいんですよ。もうそれ聞いたらもう一枚おまけ！とかしてしまうけん、なーんも儲からんです。」
「小さい頃からもう自分は店をつぐもんだと思ってました？」
「思ってましたね。若い頃はつぎたくなかったですけど、やっぱ親が苦労しながら一生懸命やってるの見とったらですねぇ。」
うーん、ここにもホンモノがいた！やっぱ大将はいわゆるホンモノ。そしてまた奥さんもいい人で、やっぱいいお店にはいいおかみさんがいるものなのだ。
「お客さんと話すのが楽しくてですねー。なんか昨日からずっと笑いどうしですよ。やっぱりこういうふれあいは楽しいですねぇ。」
奥さんはなんかいつもニコニコしてて、多分いろいろ苦労してあるのに、苦労を苦労と感じないでがんばってきたんやろなーと思った。そうじゃないとあんな笑顔にはなかなかなれんと思う。二人の笑顔の後ろに積み重ねてきた苦労を見たワシであった。
なんか奥さんが「大地の家族」の社長にワシを紹介してくれてたみたいで、わざわざ挨拶に出てこられた。
「なんかえらいこだわったホームページを作ってあるとかで。気に入らん店は消してしまうそうですね。いやぁうちもこだわった商品だけを売っていきたいんでですね、いろいろ相談にのって下さい。」
と言われた。光栄の至りだが、やはりえしぇ蔵はもう一人歩きして、飲食店のアドバイザーかなんかになってしまったのだろうか？ちょっと怖い気がする。
野菜や花をたくさん買って、勿論中尾さんの蒲鉾も買ったが、大将が「これがうまいとよ」と言っておまけしてくれた上に、奥さんまで別に包んで「これ食べて下さい。」とたくさんくれたので、その時点で夜の宴のメインは決まった。しかしあんなにたくさん貰って本当に恐縮の至り。大将、奥さん、ありがとうございます。夜はあれでビール飲みました。最高でした。

恐怖のゴミ分別収集の日。毎回きちんと分けてるつもりなのに必ずなんか注意される。でも今日は初めて一発ＯＫだった。
その後「マツノデザイン店舗建築」に行った。社長がドメインを取りたいというので、matsuno.tv を登録申請した。社長はえらい喜んでた。
「おー！これすごいやない！シンプルでかっこいいし。神宮さん来るようになって三大成果は、パソコンが組み立てれたことと、パワーポイントでプレゼンできたことと、3つめがこれよ。いやーよかったよかった。」
ドメインというものがどういうものか1時間半かけてじっくり説明して、しっかり理解したようなので感激も倍増だったらしい。
「神宮さん今からどこ行くと？」
「今からルネサンス行きます。」
「ジム？アスレチックジム？俺も行こうかな。一緒行っていい？」
「いいすよ。一緒行きますか。」
「よし、じゃどっかで飯食ってから行こうよ。俺体験チケット持っとるちゃ。これ使いたいちゃ。」
ということで2人で昼飯食ってから一緒にルネサンスに行った。社長は泳ぎたいということでプールに。ワシはいつものようにジムに行った。終わってからプールに様子見に行ったら、プールサイドですっかりくつろいでた。
「今ね、100メートルくらい泳いだらバテテね．．．休憩中。もちょっと休憩してからあと50メートル泳いで帰るけ。」
泳ぎに来たというより、すっかりリゾートに来てるような様子だった。
両親と映画に行く予定だったので、社長より先にルネサンスを後にした。両親を連れて「山の郵便配達」を見に行った。めちゃめちゃ感動した。久しぶりに映画らしい映画を見た。ひょっとすると今まで見た中で最高かもしれない。中国映画は素晴らしい。
その後姫と合流して4人で「HANABI」に行った。相変わらずここはうまい。大将梅酒をサービスしてくれた。いつもいつも恐縮の至り。両親が「こんなうまい焼鳥食ったら対馬の焼鳥屋には行けん。」と言ってた。ことのほかレバーに感動してた。
今日は運動もして、映画に感動して、うまいものも食えた。申し分ない1日。

イノから電話があった。
「もしもし、井上と申します。」
「あんた何で今日はひねらんと？何でひねらんと？」
「いや、いつもこうですよ。しんぐさん、姪浜にいい店見つけましたよ。豚足の唐揚がうまい店です。」
「おぉいいねぇ、行こうか。」
「そこですね、何でもうまいすよ。アジの刺身もうまいし．．．」
「豚足とアジてどんなつながりね。バラバラやない。」
「どんなつながりて．．．．．生き物つながり。」
「アホか。」
「大学の同期生とか」
「そうね。」
「でもですね、アジの刺身は豚足のことよく思ってないらしいですよ。」
「ふぅん。」
「でも問題が表面化するといけないんで、このことは豚足には内緒にしといて下さい。」
「あそう。内緒ね。わかった。」
「いろいろ難しいみたいすよ。」
「あそう。」
「それと大名にうまいスリランカ料理の店を見つけたんですよ。そこもいいですよ。」
「どのへんね。」
「モルティ天神の裏手をですね、左に行って．．．」
「モルティ天神てなんね。」
「モルティ天神て．．．二人が出会ったト・コ・ロ。」（←サラリーマンの時の会社が入ってたビルだから）
「あぁあのへんね。はいはい。よし行こう行こう。」
「ではスケジュールを調整して下さい。豚足の方に先行きましょう。」
夜8時頃に写真撮影のために「万太」に行った。大将と奥さんが働いてるとこを写真に撮った。忙しいのにさぞ邪魔くさかったろう。お盆はめっちゃ忙しかったらしい。繁盛して何より。

イスラエルに行ってた友人が無事に帰って来たので、そのお祝いということで姫と友人たちと5人で「リールジャム」の一日限定1組のバーベキューダイニングに行った。もう至福の2時間だった。
まずはサラダ。自家製の生ハム入り。オレンジのドレッシングが言わせん。
次にヒメサザエの溶岩焼きエスカルゴ風。うーん、フレンチ風！
そしてメイン。和牛と自家製ソーセージでバーベキュー。ホルモン付！肉質がどれもいい！ソーセージもうまい！
その間ずっとパンは食べ放題。どのパンもうまい。姫こっそり包んで持って帰ってた。
バーベキューの時点で既にもう動けないくらい食ってた。最後のパエリアを持ち帰りにしてもらおうかと思ったが、ちょっとだけ食べたかったので味見程度に食べて、残りは包んでもらった。
「神宮さん、今日時間あいてません？」
とベーカリーシェフの田中さんに聞かれたので、なんかいいことありそうな予感がしたので
「ありますあります。」
と言ったら、
「そこのＡＳＳＩＥＴにワイン飲みに行きませんか？」
と誘われたので、「行きます行きます！」と返事して、みんなを家まで送ってから自分だけまた店に戻って来た。「ＡＳＳＩＥＴ」という店は田中さんの後輩がやってる本格フレンチのお店で、今月オープンしたばかりのできたてのほやほや。田中さん曰くそこのシェフの腕はかなりなものということなので、いづれ掲載するかもしれない。
開店祝いということで田中さんが岡垣にある「ぶどうの樹」（これまたいい店なんだな。ここも候補店）から仕入れてきたワインを持って、田中さんの弟子のつのださんも一緒にＡＳＳＩＥＴに行った。お店は広いし、ワインセラーもあるし、トイレも広いし、休憩室なんてあるし、しかもバリアフリーになってるしで、それを見ただけでもうシェフの真剣さが伝わってきた。もうお客さんも帰った後だったので片付けを済ませたシェフも参加して、4人でワイン飲みながら語り合った。凄腕のベーカリーシェフ2人とこれまた凄腕のフレンチシェフに囲まれて一緒に酒を飲んでるワシは一体何者なのだろうかと思った。飛び交う会話のレベルが高い高い。専門用語が目白押し。業界の裏話もたくさん聞いた。どこがなぜ味が落ちたかとか、どこが今はやってるかとか．．．。めっちゃ勉強になった。ここのシェフはブルゴーニュで修行してきて、ジビエも扱える本格派。うーん、ホンモノの職人さんたちと話すのは楽しい！！もっと話したかったが、ワシ以外はみんな明日の朝が早いので10時に切り上げた。田中さんは毎朝3時起きだそうだ。ひぇぇぇ！！！！パン屋は辛い。ＡＳＳＩＥＴのシェフもワシらが帰った後に明日の仕込みをするそうな。あぁえらいなぁぁ、みんなえらいなぁぁ、おいしいお店の人たちはやっぱ常日頃の努力の量がしょせん違うんだなぁ、ワシなんてなんとなく生きてるけど、こういう人たちは毎日一生懸命なんだなぁ、おいしいもの作るのが生きがいなんだなぁ、あぁなんか感動した今夜は。

対馬からまたしても彼らがやってきた。今回は姉貴とその娘つき。姪の名前は萌子。ピアノのコンクールを受けるために来福したのだが、なぜかおやじとおふくろもついてきていた。総勢4人。姫の料理で宴をした。

絶対自分は特殊な才能があると思った。「閉まってるお店に行く」という才能。仕事が終わってから「博多濃麻呂」に行ったら閉まってた。しかも臨時休業らしい。これはもう才能と呼ぶ以外にない。
家に帰ってからシャワーを浴びてる時、シャンプーで頭洗った後に、「よし次はリンスだ」と押したポンプはまたシャンプーだった。もったいないからも1回シャンプーした。

午後から「オアシス珈琲」に行った。社員の池田さんが豆を袋に詰める作業をしてるのを横で見させてもらった。オアシスブレンドを作ってた。
「へー、やっぱ別々にローストしてから後で混ぜるんですね。」
「そうですね。うちはそうしてます。よそは混ぜてからローストするとこもありますけど、うちは別々にローストしないとそれぞれの特徴が出ないんじゃないかと思うんですけどね。」
うーん、やっぱこういうこだわりの積み重ねがああいう逸品を生むんだなぁと思った。
その後は一番古くからのお客さんの「マツノデザイン店舗建築」に行った。社長が自分の証明写真をスキャナーで取り込んでフォトショップで遊んでた。
「これさ、名刺に貼る写真なんやけどさ、ちょっとさ、髪が薄いけんさ、増やそうかね。」
と言いながらペンツールで髪を描いてた。
「顔の肉も少しとろう．．．．おー髪ふさふさで細い顔になった。」
「うひゃひゃひゃ、うまいすねー。わからんすよ加工したって。」
「ね？よかろう？男前すぎるかいな？あ、まゆげも少し薄くしょう。そして目もパッチリにして．．．．うふ、おもしろいね、うふ、うふうふうふうふ．．．でも俺もだいぶ覚えたろ？すごかろ？」
最後には本当にいい感じに仕上がってた。本当に名刺に貼るのだろうか？

午後から「料理人の店 味滋万」にホームページの打ち合せに行くつもりが大将風邪でダウンでキャンセル。空いた時間で姪浜のイタリアン「パッパーレ」に行った。手打ちパスタはやはりうまい。その後アポイント入れてた「ダム・ド・フランス」のウィヨー・アンドレさんに会いに行った。直接会うのは初めてだった。何とも光栄の至り。正直感激した。2時間近くいろいろ話したが、やはり本物の職人だった。一つ一つの言葉が重かった。なんとも感動の2時間だった。