昭和の時代にはどこの街に行っても「喫茶店」がありました。子どもの頃、福岡に遊びに来て街の中を親と一緒に歩いている時に、あちこちにたくさん喫茶店を見かけたのを覚えています。そういう喫茶店に行くと、だいたいランチを食べることができました。カレー、ハンバーグ、スパゲティやオムライスなど、洋食寄りのメニューがあるのがお約束でした。今思えばそれらはまさに「昭和の味」でした。今ではイタリアン、フレンチ、カフェなどが増えていくに従って、いわゆる懐かしき「喫茶店」の数はめっきりと減りましたが、我らが新天町に行けばまだ健在です。新天町自体も長い歴史を持つ、福岡の人にとって親しみ深い商店街ですが、その中でも老舗のこのお店は一番存在感があります。ここに来ればあの昭和の味を楽しめます。中高年の方にとってはおいしさに懐かしさが加わって、さらに心に響くことだと思います。数年のうちに新天町周辺は大きなビルに変わり、今のような形ではなくなるということなので、皆さん是非今のうちに行って、懐かしい味を楽しんで下さい。そして新しいビルになっても、是非営業を続けてくれることを希望します。
