珈琲伊藤

えしぇ蔵 | 2018年8月4日

飲食業の形態はそれぞれの時代で栄枯盛衰がありましたが、もし遠い未来に今の時代を象徴する飲食店といえば、カフェということになるのでしょうね。これはまさに自分たちの時代に生まれて発展した飲食店の形ですね。まだまだその勢いは衰える気配はありません。こうして新しい食文化が生まれるのは大変すばらしいことですが、だからといってそれまでの形態を否定する必要はまったくありません。むしろ新しい力に押されがちな状況を憂えて応援してあげるべきだとえしぇ蔵は思います。それがいわゆる昭和に全盛期を誇った喫茶店です。あの時代には今のカフェのような勢いがありました。優れた喫茶店がたくさんあって、コーヒーの品質を競っていました。その喫茶店文化を今もしっかり守り続けるお店は、実は福岡に結構たくさんあります。その中で西新エリアとくればこのお店は外せません。学生街の風景の一部として多くの人の青春時代に関わってきた名店です。ここはサイフォンでいれるコーヒーは言うに及ばずですが、ワッフルとホットサンド(ホットプレートサンドウィッチ)が絶品なのです。コーヒーと一緒に是非このどちらかは食べてみて下さい。ただし結構なボリュームですので女性の方はご注意を。平成のカフェ時代にひたむきに頑張り続ける喫茶店をみんなで応援しましょう。
(えしぇ蔵)
福岡市早良区西新5-1-35
092-823-0325

トーストのバンビ

えしぇ蔵 | 2018年5月20日

姫が韓国が好きなので以前はよくソウルに遊びに行ってました。朝早くホテルを出て屋台で朝食を食べたことがありましたが、その時食べたのがホットサンドでした。特に珍しくもない物ですが、その時の味はちょっと忘れられません。何か独特の味とあのサクッとした食感が鮮明に記憶に残っています。これは是非行く度に食べようと思ったものですが、泊まるホテルが毎回違うのでなかなかそんな機会もなく、最近では韓国に行くこともなくなったので忘れていました。ところがなんと、薬院の街角にホットサンドのお店があるというではありませんか!しかも本場よりもおいしいという評判なので早速食べてみました。まさにあの時の感動の再現、いやそれ以上の感動でした。なんでもお店の方は本場で修行してから開店されたようですが、おそらく素材(レタスやハム、ベーコン、玉子などの具はもちろん、ジャムやごま油にいたるまで)を徹底して厳選されているせいでしょうか、本場の一枚上手であることは間違いありません。そして焼き加減も絶妙。これは絶対にはまります。チョコバナナとかジャムとかの甘いホットサンドもあります。お店は小さいですが中で食べることもできます。基本、持ち帰りの方が多いでしょうけど、ここはやはりできたてアツアツをその場で食べることをオススメします。朝食に、ランチに、おやつに是非どうぞ。
(えしぇ蔵)
福岡市中央区薬院2-2-18
092-753-7866

たらし屋吾助

えしぇ蔵 | 2018年4月7日

カフェブームも手伝って福岡には本当に多くのカフェが誕生しました。そのほとんどのお店でスィーツを楽しむことができますが、ここでちょっと贅沢をいわせてもらえば、和のスィーツを出してくれるお店がまだ少ないですね。やはり日本人ですから昔ながらの伝統的な甘味が恋しくなることはありますよね。持ち帰りのお店ならたくさんありますが、お店の中でお茶と一緒にゆっくり食べることができるお店がもっと欲しいところです。そこで紹介したいのがこのお店です。福岡の和のスィーツをじっくり楽しめるお店として光を放っています。主役はみたらしだんごです。これはもう絶品です。誰しも日本人なら一度はみたらしだんごを食べたことはあると思いますが、このお店ではその極みを体験できます。みたらしだんごは苦手という人は、しつこい甘さが原因ではないでしょうか?あまりに甘すぎて後口が悪い時がありますからね。このお店ではそのイメージを一度クリアにしてお楽しみ下さい。甘味の押し売りではなく、自然な甘みが楽しめます。他にぜんざいやあんみつもあります。飲み物は抹茶はもちろん、コーヒーもあります。本店は中央区舞鶴です。草香江にも店舗があります。もちろん、お土産にも最適です。素晴らしい和のスィーツの世界を是非体験して下さい。
(えしぇ蔵)
福岡市南区高宮1-2-25
092-521-5857

ラ・ボンヌ・アドレス

えしぇ蔵 | 2018年2月25日

日本に海外の料理が入ってくると、ほとんどの場合日本独自のアレンジがなされて、オリジナルとは若干異なる方向へ進化していくというのはよくある話です。味覚にも国民性がありますから、どの国においても外国の味が徐々にその国の味に近いものになっていくというのはある程度仕方ないことだとは思いますが、日本の場合特にその進化のスピードが速く、幅が大きいように思います。そうやって進化を続けていく過程において、誰かがふと立ち止まって、原点に戻ってオリジナルを大事にしようではないかと考える人々が出てくるのもこれまたよくある話です。ケーキの世界もいつのまにやら日本のケーキは日本人の舌にあった独自のものとなっていますが、ヨーロッパ、特にフランスで長年育まれてきたあのオリジナルの味に戻ろうではないかという方針のお店もやはりあるわけです。これは個人的には大いに歓迎するところであります。こちらのお店の商品は「ケーキ」というより「フランス菓子」という表現の方がしっくりきます。甘味がしっかりとしているところにお店の主張を感じます。見た目も美しく、非常に細かい作業の結晶として出来上がった芸術品のようです。一品一品が完璧な仕事で生まれているという印象を受けます。食べる時の一口ごとの感動が全然違います。プロの仕事を味わってるという感じです。原点回帰の大切さを教えてくれます。えしぇ蔵個人的にもかなりお気に入りで、御用達ケーキ屋さんの一つにしています。皆さんも是非、本物の「フランス菓子」を味わって下さい。
(えしぇ蔵)
福岡市南区塩原4-10-13
092-555-5635

グリーンビーントゥバーチョコレート 福岡店

えしぇ蔵 | 2017年3月10日

「手作りチョコレート」という表現を軽々しく使ってはいけないなぁと最近思うようになりました。なぜなら本当の手作りというならカカオ豆を用意してそれをローストするところから始まる、かなり手間のかかる作業だからです。既にチョコレートになっているものを溶かして型に入れてまた固めたものを「手作りチョコレート」というのはちょっと違うと思うわけです。市販のチョコレートはメーカーが機械で大量に作るので大変な作業も一気にできるわけですが、チョコレートを販売しているお店がそこで手作りするというのは非常に大変なことです。ところが世の中には本当においしいチョコレートを多くの人に食べて欲しいという熱意から敢えてその大変さに取り組む人々もいるわけです。この「グリーンビーントゥバーチョコレート」というお店がその一つです。ここでは全ての工程を手作りで行っているため、チョコレートが一つできるのに45日もかかるそうです。品質にこだわり身体に悪いものは一切入れず、一つ一つ丁寧に作って販売しています。なんと素晴らしい取り組みでしょう!どうせ食べるならこういう心のこもったものを食べたいものです。東京に本社がありますが福岡店は今泉にありまして、絶品チョコレートをゲットできます。ケーキ等も販売しています。お店はカフェにもなっているのでそこでコーヒーを飲みながらチョコレートやケーキを楽しむこともできます。皆さんも是非、作り手の心のこもった本当の「手作りチョコレート」を食べてみて下さい。感動もののおいしさですよ。
(えしぇ蔵)
福岡市中央区今泉1-19-22
092-406-7880

マフィン焼けたよー!

えしぇ蔵 | 2016年6月25日

お店の名前だけで既にほっこりしているのはえしぇ蔵だけではないはずです。飲食店のかわいい名前選手権なんてあったら絶対に優勝間違いないですね。その名の通りここはマフィンの専門店。マフィン一筋、直球で勝負しています!って感じです。小さなお店ですが、ショーケースにはいろんな種類のマフィンが並んでいます。塩キャラメルやチョコバナナなどの定番のほかに、月替りのマフィンもあります。”今月のマフィン”はWEBサイトで確認できます。こういう一つのメニューを深く掘り下げていくという姿勢を貫くお店がおいしくないわけがないです。毎日研究して毎日作ってるわけですからね。その道において余人の見出せない何かにたどり着く確立は高いはずです。様々な素材から生まれてくるかわいいマフィンは今後、平尾の名物になるのではないでしょうか?お店に駐車場はないですが、西鉄平尾駅から歩いてすぐの場所にあります。今日のおやつにいかがですか?
(えしぇ蔵)
福岡市中央区平尾2-14-21
092-524-0116

林製菓

えしぇ蔵 | 2016年3月23日

本当の名前よりも通称の方が有名な商品ってたまにありますよね。あの麻紐を捩じったような形の固いお菓子のことを皆さんは何と呼んでますか?おそらく「よりより」だと思います。あれも本来は「麻花兒(まふぁーる)」という本名があります。えしぇ蔵がお店に買いに行った時に、「よりより下さい」と言うのもお店の人に失礼かなと思って、「これ2つ下さい」と言ったら、「よりより2つね」と言われて「え!」と言いそうになりました。「よりより」で全然いいんですね。このお菓子は中国の北京などで昔から食べられてるそうです。このお店の本社は長崎にあるので、長崎ならではの異国情緒のあるお菓子というイメージもあります。結構固いので最初食べた時はとまどいますが、この固さがまた癖になるんですね。実はえしぇ蔵の父親がこれの大ファンで、福岡に来るとよく買って帰ってました。「麻花兒(まふぁーる)」の他にもゴマクッキーのような「金銭餅(きんせんぴん)」やかぼちゃの種で作った「南瓜子(みなみうりこ)」、ピーナッツを使った「手作り豆平(まめひら)」など魅力的なお菓子がいろいろあります。手作りにこだわり、素朴な味を維持しようという努力がそれぞれの商品に見られます。皆さんもお茶の時間に是非どうぞ。
(えしぇ蔵)
福岡市南区警弥郷1-9-13
092-501-2559

久留米黒棒本舗

えしぇ蔵 | 2016年2月14日

黒棒もしくはそれに類するお菓子がいつぐらいから存在するのかはっきりしませんが、形や名前こそ変われど日本中にあるので、昔からそれぞれの地域で農家の人が工夫して作っていたのではないかと思います。それだけ日本人にとって親しみのあるお菓子ということでしょうね。九州で黒棒とくれば知らない人はいないほどのお菓子です。それを大正九年から手作りで伝え続けているお店がこの黒棒本舗です。新しいお店が出来ては消え、始まっては終わる今の時代に、長年同じ味を維持してついには九州の伝統の味とまで言える存在になるという、そのぶれない姿勢と強固な意志は他の模範となる素晴らしさだと思います。そして最近では新たな試みとして、黒砂糖を使ったスイーツのお店「黒棒茶寮Doch」を隣にオープンしています。こちらではフィナンシェやロールケーキなどの洋菓子において新たな展開をしています。黒棒買ったらついでに隣のカフェでお茶してくることをお勧めします。伝統をしっかり守りつつ、新たな可能性も追求する。企業としても学ぶべきものが多くあるように思います。懐かしい味。新しい味。皆さんも是非おためし下さい。(南区野間1丁目1-1に高宮店があります。)
(えしぇ蔵)
久留米市荒木町白口1290
0942-27-3096

レオニダス 福岡高宮店

えしぇ蔵 | 2015年11月29日

ベルギーという国はチョコレート王国の呼び名もあるとおり、魅惑のチョコレートメーカーが乱立しております。ノイハウス、ゴディバ、ガレー、ヴィタメール、メリー、ヴァンデンダー・・・などなど。中でもコディバやガレーは日本でも有名ですよね。多くの優れたメーカーが凌ぎを削る中で、チョコレートに関しては自国のものが一番だと自負するベルギーの人たちが人気投票で第1位に選んだのは、レオニダスでした。1913年創業のレオニダスは、高品質でありながら安価ということで、ベルギーでは庶民派のイメージがあります。レオニダスは日本でもたくさん店舗を出してますが、九州で初の店舗は南区野間にあります。え?九州初なのになぜ天神でも博多でもなく野間?と思われる人も多いと思いますが、近くに住んでるえしぇ蔵にすればありがたい話なのでそこはスルーです(笑)。ベルギーから空輸されたプラリネやトリュフなどの麗しのチョコレートたちはショーケースの中で誘惑の表情で並んでいます。量り売りになっていますが、他の高級チョコレートより比較的安いので気軽に買えます。コーヒータイムのお供には最高ですし、贈り物にすれば喜んでもらえることは間違いありません。技と知恵と歴史と気品が詰まった一粒を是非皆さんも味わって下さい。
(えしぇ蔵)
福岡市南区野間1-2-18
092-408-4540

野田眞木雄餅店

えしぇ蔵 | 2015年4月18日

広川町にある、創業以来100年を超える老舗で、現在四代目という堂々の貫録を誇る和菓子屋さんですが、和菓子屋というよりもまさに店名のとおり餅屋さんといったほうがしっくりきます。季節に合わせてよもぎ餅、かしわ餅、ぼた餅、大福餅、杵つき餅・・・と、いろんなお餅を楽しませてくれます。餅米は佐賀県神埼町の「ひよく餅米」、あずきは北海道産、よもぎは店主自ら山に出て摘んできた天然もの・・・などなど、素材は全て最高のものを使うというポリシーを持ってあります。そして代々受け継がれてきた伝統の匠の技。こうなるとおいしくないわけないじゃなですか。やはり違うなぁと思うのは食感です。あの強烈にもっちりとした歯ごたえにプロの技を感じます。しかもお値段がまた昔のままという印象を受ける安さなのでそこも嬉しいところ。お店を探す時は「杵つき餅」の文字を探すといいです。周辺で道を聞く時も店名より「杵つき餅の店」と言った方がすぐに通じます。誰しも遠い記憶にある、田舎のおばあちゃんが作ってくれたあの心のこもった優しい味をまた楽しみたいと思った時はどうぞお試し下さい。懐かしき日々を思い起こさせてくれる味です。餅専門で100年の時を刻んだお店の餅はやはり違います。まさに餅は餅屋です。
(えしぇ蔵)
八女郡広川町広川1516-3
0942-52-3839