長崎阿蘭陀珈琲館

えしぇ蔵 | 2018年1月26日

平尾から霊園の方角に登っていく坂道の途中に、蔦がからんでいい感じの古さを醸し出した洋館がありますが、それがこのお店です。もう外観だけで入ってみたくなるような魅力ある佇まいです。ここは老舗で既に福岡においては名店として長く認識されていますので、本来はもっと早くご紹介すべきだったんですが、遅くなって恐縮の思いです。店内は昭和の喫茶店の雰囲気ですがこれまたいい感じに古びてノスタルジックです。そして窓からの見晴らしが更に居心地良くさせてくれます。そして肝心のお料理ですが、ジャンルが多岐に渡ります。普通、そういうジャンルをまたぐお店というのは全てのジャンルがおいしいというケースは少ないですが、ここは見事に全てがオススメです。最も有名なのは長崎ちゃんぽんです。これは本当にハマリます。普通に注文すると洗面器のようなでかい器に入ってくるのでちょっとビビりますが、あっさりしたお味なので気付けば完食しています(小さいサイズのものもあります)。皿うどんもそれに負けずおいしいです。個人的には皿うどんをかなり推します。そして洋食メニューもまたどれも美味です。カツカレー、レモンステーキ、ヒレカツなどなど人気メニューばかりです。そして珈琲館ですからもちろんコーヒーもクオリティ高いです。食後にお忘れなく。ランチでもディナーでもコーヒータイムでも、デートでもファミリーでも商談でも、あらゆるシチュエーションで気軽に使えるお店です。まだご存知ない方は是非行ってみて下さい。
(えしぇ蔵)
福岡市南区平和2-16-3
092-521-5829

ムッシュさかい

えしぇ蔵 | 2017年11月3日

例えばこういうふうに考えたことないですか?「2人か3人で入るお店ならおいしいところはたくさんあるけど、家族大勢で、しかもその中に子どもやお年寄りがいる場合にはあまりおいしいお店には行けないな・・・」なんてことを。お年寄りでも無理なく大人数でもゆったり座れるところ、ある程度賑やかで子どもがはしゃいでもそれほど迷惑にはならない雰囲気のところを探してしまいますよね?そうなるとどうしても味は二の次になってしまいます。まぁしょうがないか、なんてあきらめる必要はありません。探せばあります。例えばこのお店。店内はまるでファミレスです。賑やかな雰囲気で席もゆっくり座れます。駐車場も比較的広いです。それなのに嬉しいことに料理もしっかりおいしいんです。国産牛100%のお肉をオリジナルのジャポネソースでいただくわけですが、ハンバーグもステーキも文句なしの美味です。特にジャポネソースは本当に評価が高いです。メニューも豊富で、ファミレスのようにセットメニューもあります。ハンバーグやステーキはお肉の量を選ぶことができます。家族大勢でおいしい肉料理をゆっくり食べたいという時には絶対にオススメです。ただし、やはりそういう家族連れが多く週末は満席だったりしますのでご注意下さい。
(えしぇ蔵)
筑紫野市塔原東5-3-15
092-922-5955

カフェ マールツァイト

えしぇ蔵 | 2017年2月12日

飲食店という仕事を、儲かることだけ考えて始める人もいれば、お客様に喜んでもらうために始める人もいます。その違いは料理に作り手の心がこもっているかどうかにあります。思いがこもった料理というのは必ず食べる人には伝わるもので、そこに感動が生まれます。おいしいものとの出会いというのはちょっとしたドラマだなといつも思います。そんなドラマを体験したい方にお勧めしたいのがこのお店。浄水通りにひっそりと佇むカフェです。その料理はまさに感動を提供してくれます。大きな有頭海老を2匹もどーんとのせた「海老カレー」がまず看板メニューとして存在しますが、これはもう絶品中の絶品。どれだけの手間がかかったのか想像もつきません。そして既に有名になった「たまごサンド」。ふわふわのたまごが自家製のパンの中にあふれんばかりに入っています。これだけおいしいたまごサンドはおそらく福岡にもほとんどないのではないでしょうか?そしてカフェですからもちろんコーヒーも素晴らしいです。水出しなので雑味がないコーヒーは食事の後には欠かせません。リーフレットには”化学調味料に頼らず丁寧なお料理を心がけています。”とありますが、このさりげない一文がまたいいですね。かなりの努力をされているはずなのにそれを必要以上にアピールしないところもまた気にっています。おいしい料理でドラマを生む小さなカフェに皆さんも是非足を運んでみて下さい。
(えしぇ蔵)
福岡市中央区浄水通3-2
080-2987-2112

アフターグロウ

えしぇ蔵 | 2016年12月5日

カレーのお店を紹介する頻度が増えましたが、それだけ福岡にカレーの名店が増えてるということで、これは嬉しい傾向です。こちらのお店はカレー専門ではなくカフェなんですが、主役はカレーです。ここは何と言ってもカレーのオリジナリティが目立ちます。まず分類が難しいです。インド風なんだけど、欧風の感じあって、そこに中華や和の要素が混在していたり、というふうに完全に独自の世界を作っています。最もオーソドックスな「アフターグローカレー」、煮干しを使ったという「煮干しカシミールカレー」、身体が喜びそうな「薬膳黒チョップカレー」、麻婆豆腐と合体した「マーボーカレー」など、独自の路線をひたすら進んでいることがおわかり頂けると思います。カレー意外のメニューもあなどれません。ナポリタンは絶品です。これはえしぇ蔵個人的にはまる味でした。簡単に作ってるようで実は手がこんでる逸品です。店名の「アフターグロウ」というのは、夕焼けとか過去の快い追想などを意味するそうです。何かがうまく行った後、それを思い返して満足感をかみしめる時の幸せな感覚っていいもんですよね。そういう時にここでカレーを食べながら思い出して微笑むのもいいかもしれませんよ?
(えしぇ蔵)
福岡市中央区草香江1-8-25
092-741-3080

黒文字や

えしぇ蔵 | 2016年2月8日

六本松や草香江周辺というのは表通りを通ってもそれほど良さげなお店が視界に入ることが少ないのでおいしいものにありつけないのかなと思われがちですがそうではありません。一つ裏の通りとか路地の奥とかに隠れているのです。だから車では駄目です。歩きかチャリでぶらぶらすることをお勧めします。例えばこのお店などはまるで見つけて欲しくないかのような場所にあるから初めて行った時はビックリしました。とりたてて目立つ看板もなく、入口もよくわからないほどです。でもそういうお店が営業を続けているということはそれは探し出しても行く価値があるということを意味しています。古民家をうまく改装した店内は居心地がよく、一見和カフェの印象を受けます。たしかにぜんざいや団子などもあって和カフェとも言えますが、メニューを見ると結構なバラエティです。基本的に飲み物は緑茶、抹茶、紅茶、コーヒーとあります。そしてパンケーキやフレンチトーストがあるかと思えば、ナポリタンやカルボナーラ、オムライス、カレー、メンチカツなどもあります。洋食屋的な面もあると言えます。だからお茶するもよし、ランチするもよしというお店です。ちなみに店名の由来ですが、和菓子を食べる時に木を削って作った小さなナイフみたいなものを使うでしょ?あれを「黒文字」というそうで、そこからきているそうです。
(えしぇ蔵)
福岡市中央区草香江1-7-41
092-726-6358

喫茶アザラシ

えしぇ蔵 | 2015年12月19日

ちょっと「え?」と思う店名ですよね。インパクトあるのでこれはある意味成功かもしれません。なぜこんな名前なのかというと、博多駅前に「ぺんぎん厨房」というお店があってその2号店だからこうなるわけですね。なるほど。3号店ができるとすれば「オットセイ」か?と思ったのはえしぇ蔵だけではないはず。このお店は分類にちょっと悩みます。喫茶とあるのでれっきとした喫茶店で、コーヒーのうまさは言うまでもありません。でも一方ではフードメニューが種類こそ少ないですがどれも絶品なのです。そういう意味では洋食屋さんとも言えます。でも落ち着いた店内の雰囲気からするとカフェではないとは言えません。それぞれの魅力を併せ持ったお店ということですね。メニューの中でも特筆すべきは厚焼きたまごサンド!これは本当に絶品です。名前のとおりパンに挟まっているのはそのまま単独で食べたくなるようなふわふわの大きな厚焼きたまご!これは必ずお試し下さい。それと喫茶店ですからもちろんコーヒーも。一杯だてで時間をかけて丁寧に淹れるコーヒーのうまさもそれはそれは賞賛ものです。車ではちょっと見つけにくい場所にありますのでご注意下さい。えしぇ蔵の自宅から近いので日曜の午後の御用達喫茶店にしています。
(えしぇ蔵)
福岡市中央区平尾2-15-3
092-522-3366

ダイニング ジャポネ

えしぇ蔵 | 2015年9月6日

洋食屋さんというジャンルが微妙な立場になりつつある昨今ですが、これはこれで大いに日本人の食文化の一部になっていると思うのはえしぇ蔵だけではないと思います。ハンバーグ、オムライス、グラタン、スパゲティ・・・中高年の人々には幼少の頃にあこがれの響きだったのではないでしょうか?これらは元は外国の料理とはいえ、長年日本において日本人に合うように変化をとげ、もはや日本独自の味になっていると言ってもいいかと思います。ですのでこのジャンルはこれからもしっかり成長していって欲しいと思います。久留米においてその代表的な存在がこのお店です。メディアにも何度も取り上げられている有名店ですからご存知の方も多いと思います。このお店を有名にしたのはオムライスです。あらゆる方面でとにかく絶賛されています。えしぇ蔵が食べた時に一番に思ったことは、完成されているということです。最終的な答えにたどり着いたのがこれ!っという印象を受けました。何も文句なし。これ以上必要なものもないし、省くべき不必要なものもない。一筆たりとも加える必要のない名画を見ているような感じでした。オムライス以外にもハンバーグやグラタン、パスタ、カレーライス、ハヤシライス、そして意外なところではちゃんぽんやかつ丼など、いずれも評価が高いです。こういうお店は洋食屋という食文化の維持繁栄に大いに貢献しているのではないかと思います。福岡県が誇る洋食の名店。是非これからもがんばって欲しいところです。
(えしぇ蔵)
久留米市中央町38-6
0942-33-6762

る・く~ぷる

えしぇ蔵 | 2015年8月8日

高級ホテルやハイレベルなレストランなどで腕をふるっていた料理人の方たちがそこをやめる日はいつか来るものです。そういう時はどこかでいいお店が生まれるチャンスでもあります。独立してどこかの街で小さなお店を開店するというのはよくあることですが、そういうお店ではかなりの高い確率で素晴らしい料理に出会えます。なにせしっかりとした組織の中できっちりと修行を積んでいますのでゆるぎない技術を習得しています。まずいわけがありません。だから「あのお店の料理人がどこそこでお店を持つらしい」という情報は見逃す手はありません。そんなお店を久留米の片隅で見つけました。久留米インターの近くではありますが、偶然見つけたということがまずあり得ないような場所なので、おいしいお店というのは本当にどこにあるかわからんもんだと思ってしまいます。こちらのお店のハンバーグはそれはそれは絶品。まさに高級ホテルや高級レストランの味を庶民的な価格で楽しめます。きちんとしたお店で長年仕事されてきたからでしょう、妥協がないというか、細かいところまできっちりとした仕事をされます。ハンバーグに職人芸を感じます。久留米の目立たない場所でこんな絶品が味わえるなんてまさに感動ものです。是非、より多くの人に知って欲しいです。
(えしぇ蔵)
久留米市東合川町4-9-30
0942-44-1139

カフェ アレグリア

えしぇ蔵 | 2015年7月10日

飲食店は長年の経験、努力、創意工夫によって自分の味を確立したら、それを武器に世の中に打って出るのが普通の流れですよね。だから店を開けば自分の料理のおいしさをアピールすべく、チラシを配ったり、メディアに出たりといろんな方法で訴えてきます。これもまぁ普通の流れですね。ところがですね、中にはグルメな人々を唸らせるほどの素晴らしい腕がありながら、あまりアピールしてこないお店もあるわけです。えしぇ蔵はこのお店の前を仕事で何十回、もしかすると100回以上通ったことがあるのに、ずっと素通りしていました。全然アピールしてくるものがありませんでした。その辺にある普通のカフェだと思ってました。特に噂も聞かないし推薦もないので普通なのだろうと。それがある日、ちょうど昼頃に近くに来たので何気に入ってみたんです。一切何も期待していない状態で。そしたらどうでしょう!驚愕に値するおいしさのオムライスに出会うことができたのです。ふわふわの玉子、コクのあるデミグラスソース、しつこくないケチャップライス、素晴らしいハーモニーでした。後味もすっきりです。それに料理そのものに品があるんです。ちょっと格が上の老舗の洋食屋さんで頂いているような感じです。上品といえば内装もヨーロッパ調で高級感すらあります。これだけのものがあるお店ならアピールの仕方ではかなりの可能性が開けるのではと思うのですが、それをやらないところがまた魅力の一つかもしれません。実にえしぇ蔵のツボをくすぐるお店です。皆さんも是非この絶品オムライスをお試し下さい。
(えしぇ蔵)
福岡市東区八田2-30-26
092-691-8814

ニュースマイル

えしぇ蔵 | 2014年8月2日

極めて数は減りつつありますが、絶対になくなって欲しくないジャンルが「洋食屋さん」です。フレンチでもない、イタリアンでもない、中華でもエスニックでもない、もうこれは一つの日本独自の料理のジャンルだと思います。こってこての洋食ってたまに食べたくなりませんか?ハンバーグ、オムライス、スパゲティナポリタン、カツレツ・・・たまりませんね。そしてこういう料理はなぜか昭和の時代を彷彿とさせます(このお店も昭和を連想するものが店内のあちこちにあります)ので、そういう意味でも洋食っていうのは日本人にとって一種特別な存在なのかもしれません。このお店の洋食は本当に丁寧に作ってあります。洋食って家で作ればやっつけ仕事的なものになりがちですが、そこはやはりプロです。きっちりいい仕事されてます。それに個人的に嬉しいのはボリューム!しっかり満腹になれるのは嬉しいです。店内の雰囲気は洋食屋というよりもちょっとしゃれたカフェのようで、そのせいか女性客も多いです。とはいえ一人でも入りやすいので仕事帰りに夕食済ませるなんて時には最適です。お値段も安いんですが、この質と量でこの値段で大丈夫かなとちょっと心配です。だってライス大盛り、おかわり自由ですからね。あんまりがんばりすぎて閉店っていうのは悲しいので無理しない範囲でがんばって欲しいです。なかなか貴重な存在ですからね。
(えしぇ蔵)
福岡市中央区薬院2-19-1
092-713-6058